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2018/04/12

【緊縛小説】 縄始め 4-2

§4の2 性教育(2)


 


彼女が、「蟹縛り」 を教えてくれたときの話。


 


「蟹縛り」 とは、「受け手」 が仰向けになって、


両脚を左右に開き、


右手で右足の踵(かかと)を、


左手で左足の踵を持って、


その状態で、それぞれ片方ずつ、手と足を一緒に縛る、


今で言うと、「M字開脚」 に近い縛り方。


 



 


パンティを履いた状態で、縛らせてもらったものの、


縛ったあとは、やり放題。


 


パンティをちょっと指で、ずらせば、


イヤらしいお尻の真ん中には、


ヌメヌメと潤っている、パックリと開いた○○○○が、


自分のすぐ目の前に、丸々晒されている状態。


 


そういうときの、女性のいじり方を学んだのも、彼女。


 


そういう恥ずかしい、シチュエーションでは、


むしろ、ゆっくりと、軽やかに触れた方が、


女性は、何十倍も感じるということ。


 



 


触れるか、触れないくらいのタッチで、


じれったいくらいに、遅く、ゆっくりと。


 


触る方が、触れる感覚を意識しながら、動かすと、


何故か、触られる方も、感じると言っていた。


 


あの体勢は、女性が堪(こら)える度に、


ア☆ナルが、ヒクヒクしたり、ギュッと閉まるのが、


丸見えなので、大変勉強になる。


 


たっぷりと、目と舌と、そして指とで、人妻の○○○○を堪能し、


ご要望に応えて、太くて堅い息子を、


ズブズブと、ゆっくり、打ち込むと、彼女は、


 


   「ああああぁぁぁぁぁぁぁ~っ・・・」


 


と、地の底から響くような、太い声を洩らした。


 


彼女の縄を解くと、自分の身体に、手と脚を廻して、


思いっきり、しがみ付いて来る。


 


彼女の身体が、振るえ始め、カクカクと、痙攣を起こしだすと、


自分も、身体の底から、何か熱いものが込み上げて来て、


耐え切れなくなり、


 


ヌメヌメと濡れそぼった、卑猥な貝の中に、


白くて粘つく、栗の花臭い液体を、


思いっきり 「ドク、ドクッ」 と、流し込んだ。


 


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2018/04/12

【緊縛小説】 縄始め 4-1


 


§4の1 性教育


 


彼女は、自分に、いろいろと良い意味での、「性教育」 もしてくれた。


 


   「女性の身体は、傷付きやすいから、


    乱暴に扱っちゃ、駄目・・・」


 


汚い盛りの男子高校生なので、


まずは、彼女の家に来たら、手洗いをしなければならず、


その後、ワンコのように、


手の甲を上向きにして、両手を並べさせられ、


毎回、爪の長さをチェックされた。


 


決して、お世辞にも 「美しい」 とは、言えないものだったが、


女性のアソコも、良く見せてもらったし、


女性が気持ち良くなるいじり方や、舐め方も教えてもらった。


 


そうしているうちに、彼女ともいろいろと、


自然に話が出来るようになり、


自分が後ろめたく思っていたことについても、


少しずつ話をすることが出来た。


 


やはり、セックスは、「好きな人」 以外とは、


してはいけないんではないか・・・ とか、


ご主人がいる身の女性とすることは、


やはり罪の意識を感じること。


そして、いつもゴムを付けずに、しているけど、


大丈夫か・・・みたいなこと。


 


彼女は、ひとつひとつ、丁寧に説明してくれた。


 


女性は、自分のことを、可愛く思うし、大好きだし、


好きだという感情は、抑えられないものだということ。


旦那は、外で女を作っては、遊んでるそうで、


家庭では、夫婦生活がないこと。


そして、ゴムを付けていないのは、


ゴムのサイズが自分に合わないこともあるけど、


そもそも、出来ない身体だから、問題ないとのこと。


 


今となれば、その意味も理解できるが、


そのときは、分かったような気はしていても、


所詮は、全く何も理解できていない、阿呆な高校生。


 


問題はない・・・ということだけは、ただ漠然と、なんとなく


理解していたような、そんな気がしている。


 


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2018/04/10

【緊縛小説】 縄始め (3-4)

§3の4 緊縛レッスン

 

それからというもの、女性の家に入り浸ることが、多くなってきた。

 

   「きちんと、学校に行かないと駄目じゃない・・・

    偉くなれないわよ?」

 

彼女は、洗濯機を廻しながら、あちこちと急がしそうに、走り廻っている。

高3の後半ともなると、選択制の授業も増えてくるため、結構、授業にも余裕が出て来る。

 

   「大丈夫だよ、家でも、受験勉強しているし・・・」

 

実際、一通りは、既に勉強を済ませており、あとは自分の不得意な部分を見つけては、補うの繰り返し。この時期に、慌てて勉強し始めたところで、後の祭りだ。

 

彼女の家では、あれから、ちょくちょく、縄を縛る練習をさせてもらっていた。

 

当時、ルービックキューブが流行り始めていたが、

キューブを戻せなくなって、イライラするよりは、縄の方が、ずっといい。

 

   「そこのところは、そこから次に、左肩の方に縄を送るから、

    そこで、しっかりと留めを入れて・・・、そうそう!」

   「そこは、緩みやすいから、しっかりとテンションを掛けて・・・」

 

洗濯物を干しては、また、洗濯物を取りに行ったり、主婦はいろいろと忙しいながらも、

合間を見て、厳しく指導される。

 

   「お待ちどうさま・・・

    どう、今度は人で縛ってみる?」

 

言うや否や、もう、腕を背後に廻して、背中をキリッと反らしている。

せりあがる肩甲骨と、頭を垂れて覗くうなじのコントラストが、

すごくなまめかしい。

縛られ慣れているのも、あるのだろうが、その姿は実に美しかった。

 

腕の上の方から縄股を通し、後ろ手で縛った後、そこから、胸縄を通して行く。

 

   「胸縄は、緩みやすいから、もっときつくてもいいわ・・・」

 

***

 

彼女からは、いろいろな縛り方を教わった。

そして、実際に、何度も何度も繰り返し、縛りを覚えていった。

 

きっと、彼女は、結婚した後も、ずっと自分の思い通りに、

自分を縛ってくれる 「主」 を探していたのだろう。

しかし、本気で探していたのか、それは誰にも分からない。

 

彼女の理性は、それを否定し、

彼女の身体と心は、探して求めていたに違いない。

 

そして、辿り着いた現実。 それは、自分の 「主」 を自分の手で育てること。

 

こうして、彼女は、自分のセックスの師匠になり、

そして、縄の師匠となった。

 

 

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2018/04/10

【緊縛小説】 縄始め (3-3)

§3の3 企(たくら)み

 

彼女は昔、独身のとき、「主」 と呼んでいた、その初老の男性に、SMを仕込まれたと言う。

結婚と同時に、足を洗い、もう二度と、近付かないと、決めていたそうであるが、

一度味わってしまった、「甘露」 な味は、食べ物でも何でも、

人は生涯、忘れられないのかも知れない。

 

彼女が、自分のことを、初めて見掛けたのは、自分達家族が、ここに引っ越してきた日。

たまたま、自分がゴミ集積場に、こっそりと本を捨てるところを、見ていたらしく、

自分は全く記憶に残ってないのだが、どうやら、それが 「SM本」 だったらしい。

 

   「だからね、君といつかは、お話したいなって、思ってたの・・・」

 

そう言って、布団の中で、脚を絡めて来る。

 

   「若いんだから、まだ、出来るでしょ?」

 

 

あの白くほっそりとした、白魚のような彼女の手が、自分の息子を弄(もてあそ)び始めると、愚息は、また、ムクムクと元気を取り戻す。

 

   「ほらっ、ねっ!」

 

彼女が、口と手を使って、息子を大きくすると、

 

   「今度は、わたしを楽しませてね・・・」

 

と言って、自分にまたがり、大きくなった自分の息子を、アソコに咥え込むと、

腰をモゾモゾと動かし、一番奥まで咥え込んで、「ふ~っ」 と深く、息を付いた。

 

 

お友達の、漫画家の デビコ さんが、挿絵を書いてくれることになりました。

デビコさん、そして、自分が小説を書くキッカケとなった、小説家の ラナ さんや、

応援して下さる多くの友たちに、

ここに、感謝の気持ちを表します。

 

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2018/04/09

【緊縛小説】 縄始め (3-2)

§3の2 初縛り

 

逢瀬の度に、紅茶を飲むのと、縛られるのが恒例となった。

 

そして、あるとき、古ぼけた 「奇譚(きたん)クラブ」 という名前の

「S☆M雑誌」 を読まされた。

そこに書かれていた記事は、彼女が独身時代に

調☆教を受けていた 「主」 が、投稿したものだと言う。

 

そこには、彼女の手記と一緒に、吊るされた写真や、

胸に食い込むほどにガッツリと何重にも縛られた写真が、

何枚か掲載されていた。

 

顔は、はっきりとは写っていないが、今とは若干違うものの、

身体の特徴は、確かにそのままである。

 

そして、そのとき、彼女に言われたことは、

 

   「このくらいに、女を縛れる ”男” になりなさい・・・」

 

ということ。

 

何故、”主” と呼ばれる、その男性と別れたのかは、

何度聞いても、最後まで、教えてくれなかった。

 

このときは、まだ、自分も小学生のときに、書店で 「S☆M雑誌」

を発見して、半ズボンがはちきれそうなほどに、興☆奮していたことを

告白出来ずにいた。

 

彼女は、しばらく、その本に興奮して、見入っている自分を眺め、

そして、それから、自分にこう言った。

 

   「わたしを、そういう風に縛って・・・」

 

彼女の言葉は、普段の、緩やかな口調ではなく、

少し苛立っているような、キツイ口調であったにもかかわらず、

しかし、心の底から湧き出るような、あでやかな声色で、

そして、あくまでも、真剣な面持ちで、

自分に全てを委ねているような・・・。

まるで、自分の思いは、全て実現すると信じていて、

「NO」 と言うことを微塵にも許さない、とでも言っているような、

そんな、張り詰めた空気が、漂っていた。

 

   「こっちに来て・・・」

 

そこは夫婦のベッドルームだった。

今まで、自分がタブーに感じて、誘われても、

どうしても、入らなかった部屋。

 

しかし、そのときは、拒めなかった。

 

そして、真剣な面持ちで言われた言葉。

 

   「あなたは、これから、私の ”主” になるの・・・」

 

目は潤み、今までの彼女とは、全く違う表情を見せていた。

その一瞬で、今まで自分が感じていた、後ろめたさも、何もかも、

全てが、まるで ”ちゃぶ台” のように、ひっくり返るのを感じた。

 

自分は、その瞬間に ”ケダ☆モノ” になって、

手元にある縄で、彼女をぐるぐる巻きにして、

そして、思いっきり彼女をお菓子しまくった。

 

今まで、自分を悩ませてきた、いやらしい脚に尻(ケ☆ツ)。

見た目は、イヤらしいくせに、しかし、全てに柔らかく、

挿れれば、気持ちが飛ぶほど、気持ちのいい、愛しい存在。

 

そんな初めての経験に、理性が全て飛んでしまって、

 

彼女の中に、全ての聖を流し込んだ。

 

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2018/04/09

【緊縛小説】 縄始め (3-1)

§3の1 忘れ物

 

そのあくる日。バイクの鍵が、何処を探しても見つからない。

 

   <もしかして、あの女性の家か?>

 

当時は、洒落たキーケースなんかは持っておらず、

鍵にキーホルダーなんかを付けて、裸のまま、持ち歩いていた。

 

気持ち良かったけれども、不潔感いっぱいで、

昨日は、もう、金輪際、「近付くのは、やめよう・・・」 と思っていたものの、

一日過ぎてみると、また、もう一回、あの気持ち良さに浸りたくなる。

 

とりあえず、鍵を忘れなかったか、確認したくて、

女性の家の、ベルを鳴らす。

インターフォンから、彼女の声が聞こえた。

 

   「どちらさまですか?」

 

   「○○○号室の、緒尾です。」

 

ガチャっと、ドアが開く。

 

女性は、自分の顔を見るや否や、微笑みを返す。

口には出さないまでも、顔が、

 

   「あらまあ、もう早速? 若いっていいわねー」

 

と言っているようだった。

 

   「昨日忘れ物しなかったか、確認したくて・・・」

 

   「まあ、立ち話も何ですから、どうぞ中へ、お入りください。」

 

近所の目もあるのか、手招きされ、

そそくさと、玄関の中に入れてもらった。

 

バイクの鍵を忘れていなかったかを確認すると、

話も余所に、彼女は居間に戻ると、

「これよね?」 と言って、鍵を持って駆け戻って来た。

 

居間のソファーの下に落ちていたので、

あとで郵便受けにでも、戻しに行こうと思っていたらしい。

ご主人は、帰りは夜になるとのこと。

 

忘れ物の場合もそうだけど、お互いの連絡方法を、きちんと決めておこう、

ということになり、そのまま、また、女性のお家にお邪魔することになった。

 

当時は、今のように携帯電話などなく、

電話と言えば、家の固定電話だけ。

しかも、会話は、家の人に筒抜けなので、

電話で連絡を取るなんて言うのは、まず不可能。

 

結局、「郵便受け」 と言うのがキーワードになり、

用事があるときは、文房具屋で売ってる 「ステッカー」 を、

相手の 「郵便受け」 の隅に張ることになった。

 

   「ちょっと待ってね、お湯を沸かすわ・・・」

 

キッチンから戻ってくると、自分に抱きついて来て、唇を重ねてくる。

 

   「イイ、お○ん○ん、持ってるんだし、

    これから、”凄い男” になれるように、仕込んであげるからね・・・」

 

と言いながら、股間を掴んでくる。

 

   「もう、こんなになっているわよ?」

 

忘れ物を取りに来ただけなのに、また、組(く)んず解(ほぐ)れつの状態に

なって、お互いを貪り合った。

 

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2018/04/08

【緊縛小説】 縄始め (2-番外)

§2の番外 ミセス・ロビンソン

 

今から思えば、

 

   「童☆貞の高校生を、イキナリ縛って、跨(またが)るか?」

 

と言いたくなるものの、あの時代は、まだ、今と比べれば、緩やかな時代。

 

「ダスティン・ホフマン」 と 「キャサリン・ロス」 演じる、「卒業」 という映画が、何度も 「名画座」 で再上映され、ラジオからは、「サイモンとガーファンクル」 の歌う、映画の主題曲が流れる。

そんな時代だった。

 

その 「卒業」 の映画の中で、「アン・バンクロフト」 演じる、「ミセス・ロビンソン」 は、祝賀パーティーの席で出会った、大学を卒業したての主人公 「ベンジャミン」 を誘惑する役。

 

 

緊縛はないものの、今、思えば、この構図 「そのまんま」 で、やられたっぽい。

自分が緊縛の世界に入るキッカケを作ったのも彼女だし、今でこそ、彼女には感謝しているものの、当時はいろいろと悩んだ気がしている。

 

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***

ちなみに、主人公の 「ベンジャミン」 は、設定では、大学卒業後だけど、
自分の場合は、と言えば、高校卒業前。

そんな、「ミセス・ロビンソン」 張りの主婦に喰われた、男子高校生も、
今では、「ミスター・ロビンソン」 張りの、ゲスなエロオヤジだから、笑える。(笑)

時は流れるからこそ、喰ったもの勝ち。

それが人生。

 

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2018/04/07

【緊縛小説】 縄始め (2-4)

§2の4 弄(もてあそ)ばれる

 

続けて、Tシャツも脱ぐと、

ブラとお揃(そろ)いのパン☆ティを履いていた。

今まで見たこともないような、

しかし、紅茶のカップに何処か似ている、

上品なレースの下着だ。

 

彼女は、くるっと廻って、下着姿を自分に見せ付けると、

すぐさま、ソファーに戻ってきて、

身体を自分にすり寄せて来る。

 

   「好きなだけ、見てもいいのよ・・・」

 

彼女の手が、自分のバックルに伸び、ズボンが脱がされる。

 

   「格好いい脚ね・・・」

 

彼女は、脚を自分の脚に絡めたり、身体を脚に押し付けて来る。

 

   「こういうこと、してみたかったんじゃないの?」

 

   「は、はい・・・」

 

彼女が、自分の脚に舌を這(は)わせたときには、

身体に鋭い電流が流れたように記憶している。

 

もう、自分の息子は、ブリ☆ーフの上から、

頭を覗かせるほど、硬直していた。

 

   「いままで、こういうことは、したことないの?」

 

   「あっ、ありません・・・」

 

   「ふふっ」

 

彼女は、ブリ☆ーフを脱がせると、自分の腰にまたがると、

パン☆ティの横から息子を潜(くぐ)らせ、腰をゆっくりと沈めてきた。

 

 

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2018/04/07

【緊縛小説】 縄始め (2-3)

§2の3 縛られる

 

しばらくして、女性は手に、古めかしい

縄の束のようなものを持って、居間に戻って来た。

 

腕を背後で組むように言われので、

意味が分からないものの、背中に手を廻し、手を組むと、

まず、手首のところを縛られ、

続いて、胸をぐるぐる巻きにされ、思わず、「うわっ」 と声が出た。

 

自分は、決して悪いことはしませんし、
すぐに、帰りますのでと、女性にそう告げると、

女性は、

 

   「この前、私の足を、イヤらしそうな目で、

    じろじろと見てたでしょ?」

 

と問い質(ただ)して来た。

 

   「なんで、見てたの?」

 

   「見てて、どんな気分になったの?」

 

一転して、前回のような、質問責めになった。

 

口調は、至って緩(おだ)やかでは、あるものの、

早く帰らさせて貰いたくて、謝ってみても、

追求の手は、一向に止まらない。

 

脂汗のような、変な汗が出る。

 

彼女は、自分の隣に座り、自分の太腿に手を置くと、

耳元に、息を吹きかけるように、囁いた。

 

   「今日のことは誰にも言わないって、約束できる?」

 

ようやく、家に帰して貰えるのかと思い、

「はい」 と答えた途端、

彼女に、唇を重ねられ、それと同時に、

自分のアソコを強く握ってきた。

 

 

身体に、今まで経験したことのない、電流が走る。

 

   「こんなに堅くして、何を考えてるの?」

 

   「ううう・・・」

 

返事のしようが、あるわけもなく、

混乱して、うな垂れていると、

 

   「君が黙っていてくれるなら、

    わたしも誰にも言わないから、安心して・・・」
 

そう言いながら、女性は、自分でジーンズを脱ぎ出した。

 

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