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2016/10/23

踊るセックス - キゾンバ(2) : 盆踊り風キゾンバ?

ひとつ前の 「踊るセックス - キゾンバ(Kizomba)」 の記事を読んだ某女性読者の方が、早速(さっそく) 「『盆踊りキゾンバ』 映像見つけた!」 と言って、見せてくれました。

 

そのペアの方達は、踊りをお仕事とされているようなので、生憎(あいにく)ちょっとここではご紹介できませんが、踊り自体は、「社交ダンス」 的な、「社交ダンス風キゾンバ」。(^^;)

しかし、よくよく見てみると、4~5組の男女ペアが同じ振り付けで、社交ダンス風のキゾンバを踊っている様子は、何となく 「盆踊り」 を彷彿(ほうふつ)とさせます。(苦笑)

 

何故か?

 

こんなことを書くと、現在キゾンバのレッスンを受けている方々から 「総スカン」 を喰ってしまいそうですが、自分は ドS ですので、踊りは ド素人ですが、思いっきりディスらせていただくと

 

オリジナルを尊重すべし

キゾンバの発祥は90年前後。それこそ米国ではボビー・ブラウンやホイットニーを始め R&B 全盛の時代です。一方のタンゴは19世紀、ラテンは20世紀前半です。

いくら発祥が、ポルトガル語圏だからと言って、タンゴやラテンと一緒の括(くく)りにされたら、いくらなんでも、あかんやろと。

まずは、形からでもいいですし、格好を真似るところから入ってもいいように思います。

崩(くず)すのは、その後でも十分間に合います。

 

本当に恐縮ではあるのですが、正直に感想を述べさせて戴くと、その格好もですが、アレンジ全て、キゾンバの良さを全部ぶち壊しているんです!

 

( 嗚呼(ああ)ついに言ってしまった ((((;゚Д゚))))))) )

 

アピールするのは、女性の尻

キゾンバの発祥地は、アフリカのアンゴラ。旧ポルトガル領です。同じく旧ポルトガル領であるブラジルの男性も、何故か 「お尻」 好きです。(笑)

ブラジル美人の第一条件は、キュッとしまった 「お尻」 です。しかし、大きければ良いわけではありません。ウエストが締まっていて、ヒップの大きい女性です。

 

その映像に映っていた女性パートが着ていた衣装は、背中が大きく開いていて、横にスリットが入って、ひらひらとしたフリルがお尻の部分に入っているミニのワンピースでした。

そのペアの別の動画を見てみると、その動画も女性がお尻の先に何かを付けています。

同じようなものは見つからないのですが、雰囲気的にはこんな感じ。

 

 

お尻にヒラヒラするものなんか付けてしまっては、ギャラリーは、そのチョロチョロと動く方が気になってしまい、キゾンバの、あのたまらない絶妙な腰フリが全然見えません。それに背中が開いているので、お尻よりも背中に目が行ってしまいます。

最悪なのは、お尻の動きをリードする際に触れる腰の部分です。ここが開いてない。背中はどうでもいいんです。重要なのは、腰上の部分から腰そしてお尻に掛けてのラインです。ここのシルエットが強調されないと、キゾンバの良さが何も感じられません。

 

衣装には、それぞれ意味がある

ダンスの衣装は、その踊りの時代考証や、踊りの特性を意識して作られています。

アルゼンチンタンゴのように大きく脚を動かす踊りでは、スリットの入っている衣装の方が踊り易いでしょうし、脚が強調されます。また、ラテンのようにテンポの早く延び延びとしたステップを強調する場合は、短めで太腿の露出する衣装が合います。

また、フリルのあるミニは、ラテンのようにスピンを多様する踊りで見映えがします。

ルンバなどは、腰の動きが特徴的ですが、しかし、それはどちらかというと男性パートの方。

 

 

キゾンバの場合、腰や尻にピッタリとフィットしているジーンズだからこそ、背中から腰そしてお尻にかけてのラインが強調され、腰の体重移動による左右微妙な動きから、お尻をグラインドするような動き、そして、波打つような前後の動きがはっきり見えるんです。

そして、タンクトップのように腰の部分が露出する服を多様するのは、まずは、露出した部分から下の部分を強くアピールしたいとビジュアル的な効果を狙っているということ。あともうひとつは、直接、腰の肌に触れることで、男性のリードをしっかりとキャッチするためです。

 

キゾンバで見せるのは、脚でもなければ背中でもない。ましてや、不自然ににこやかな踊り手の表情でもありません。見せつけるメインは、あくまでも 「エロ尻」 です。

 

ですので、海外のキゾンバのビデオを見てみると、まずスカートは登場しません。

一番多いのは、「デニム」。続いて 「ショートパンツ」 系です。もし、どうしてもスカートというのであれば、それこそ90年代くらいに流行ったボデコンシャスで、ピッタリとヒップや腰のラインが見えるものが良いかも知れません。

 

  

 

探してみると、サラちゃんがそれに近い格好をして踊っているではありませんか。(^^)

 

 

いずれにしても、お尻にボンボリとか、ヒラヒラしたフリルとか、そういった盛りや飾りは不要です。

お尻の先にボンボリを着けてキゾンバを踊ったとします。そうすると、ギャラリーはお尻を見ているようで、実はその先に付いているボンボリを見てしまうのです。

踊りが上手ければ上手いほど、期待していればいるほど、残念感が強くなってしまうのです。

ギャラリーは純粋に、女性のボディラインを眺めたいし、キゾンバの腰の動きを楽しみたいのです。

 

人形は人形に、黒子は黒子に徹しよ

あと気になったのは、社交ダンスの 「ラテン」 のような 「手の振り」 を入れてみたり、女性が顔をチラチラと見せたり、仕舞いには、男女が顔を並べてこちらを見てみたり。

露骨というほどではないものの、まるで 「カメラ目線」 的なアピールは、競技ダンスでは知りませんが、キゾンバにおいては、とても違和感を感じるというか、はっきり言って、気に触(さわ)ります。

 

キゾンバは、競技ダンスではありません。ですので、審査員に媚(こび)を売る必要はありません。そもそも、誰かに評価されるために、二人が存在するわけではありません。

キゾンバの基本は、男性が女性をリードし、女性は恍惚(こうこつ)とした解放に浸る、二人だけの世界。そして、それをギャラリーに見せて楽しむ踊りです。

 

女性パートの主(ぬし)は、男性パートだけです。男性パートのリードに応えることだけが、女性パートの役割。男性パートは男性パートで、女性をどれだけエロく優雅に舞(ま)わせてナンボの踊りです。

ギャラリーを意識するのは、男性パートの役割です。しかし、ギャラリーの視点を集める先は自分ではなく、「女性の尻」 なのです。

ギャラリーに対するサービスの類(たぐい)は一切要(い)りません。「女性の尻」 に皆の視点が喰い付いて離れないことが、キゾンバダンサーのギャラリーに対する 「最大のもてなし」 であり、評価なわけです。

女性は、実際にギャラリーの人達がそこに大勢居たとしても、まるで居ることに気がつかなかったくらいに、他人の視線も、我をも忘れて、男性パートに全てを委ねることが出来てナンボの踊りです。

 

日本のキゾンバのパフォーマンスビデオなどを見ると、女性が自分で踊(おど)っちゃっているものなども、見かけます。

 

「どう?わたしキレイでしょ?イケテル?」

 

とばかりに、髪をかき上げ、スピンをし、「ドヤ顔」 の表情を見せられる度(たび)に、違和感を感じてしまいます。

ましてや衣装は、ビキニに腰巻をつけたような格好。しかも、お尻の先にはヒラヒラしたものがついてたりする。(><)

「それじゃ、音楽はキゾンバだけど、尻振りバージョンのラテンやん。」 と言いたくなります。

尻振りがイケてただけに 「本当に残念」 というのが、正直な感想です。

 

***

 

キゾンバは、踊り手の二人の世界が基本にあるからこそ、これだけ、女性が虜(とりこ)になるんです。

権威のある人達に評価されたくて、踊っているわけでもありません。

リードする男性は、ギャラリーに女性を 「見せつける」 ことで楽しんで、女性は自分が 「見られて」 楽しんで、最後に、ギャラリーは 「見て」 楽しんでいるのです。

SM と、かなり世界観が近いわけです。(笑)

 

キゾンバは、どちらかと言うと、ヒップホップに近い、クラブやストリート的なダンスです。

ビジネス的に 「社交ダンス業界」 が取り込みたい気持ちは解ります。しかし、それならば、キゾンバの本質を掴(つか)んで、きちんと取り入れて下さい。

キゾンバは、スタイルやテイストをいじりやすい、フレキシブルな踊りです。

であるからこそ、しっかりと決めるところは決めないと、単にキゾンバ音楽にあわせて踊っている訳の分からないダンスになってしまうように思います。

 

そういう意味で、自分は、失礼であることを半ば承知で、「盆踊り風キゾンバ」 とか 「社交ダンス風キゾンバ」 という表現を使わせてもらいました。

キゾンバ音楽で踊り、あとはちょこっと腰を振って、あとは、定式化したステップを踏んでだけでは、ちょっと寂しすぎます。

 

日本の寿司が、その国の食文化や好みに応じて、海外でいろいろとアレンジされるのは致し方ないことです。それと同じように、キゾンバもその国々によって独特の歩みがあること自体は否定しません。

しかし、まるっきり TPO をわきまえもせず、寿司には全く見えないものを 「寿司」 と言い張られると、「コレジャナイ!」 と言いたくもなるのと同じことです。

 

今後の日本のキゾンバの発展を切に願っています。

 

***

 

では最後に、

 

① ブルマーパフォーマンス

まるで、昔の小中学校のブルマみたいなので踊るサラちゃんが、堪(たま)りませぬ (^^)

しかし、しっかりと 「お尻」 がアピールされています♪

このビデオを見てもお分かりになるように、髪の毛は、ウエストには掛からないようにするのが基本です。また、タンクトップとブルマーのラインで、背中と腰そしてお尻がはっきりと目視できるので、安心して見れます。

 

 

② 目隠しキゾンバ

キゾンバ版目隠しプレイ(笑)

目が見えなくなる分、触覚などのそれ以外の感覚は高まります。しかし、この状態で踊るのは、女性の恐怖感を払拭するだけの、男性への信頼が求められます。

 

 

③ 緊縛キゾンバ

江戸時代にも、縄や帯などを使ったセックスの体位がありますが、踊りでスカーフ?をこのように使ったりするのは、なかなか斬新です。(笑)

スカーフを使うことで、よりシャープで密着感のある呼び込みをしています。

男物のシャツを着込んだ女性は物語り性があります。そして、そのシャツの裾(すそ)がヒップを際立たせていて粋です。

恋人同士という設定ですから、二人が見つめ合うことこそが重要。見てる方の気持ちも、自然にそこに入り込めます。

 

2016/10/22

踊るセックス - キゾンバ(Kizomba)

知り合いの女性達が、「キゾンバ(Kizomba)」 に熱をあげ始めています。

「SM は、社交ダンス?」 の記事で、某女性読者の方から教えていただいた 「キゾンバ」 のプロモーション動画を紹介したところ、それを見て 「キゾンバ」 にはまる女性が増えてきています。

踊り好きのジュネちゃんは、もう、さっそく六本木のスタジオまで習いに行ってきちゃったようですし、名古屋のゆかちゃんは、教えてくれるところを現在調査中とのこと。

 

***

 

キゾンバは、1990年前後にアンゴラで生まれたダンス。また、ダンスで用いられるポルトガル語の歌曲など、音楽ジャンルとしてもキゾンバと呼ばれているそうです。

音楽的には、ズークという音楽の影響を強く受けているらしい。

まあ、音楽やダンスの細かいことは、専門外なので、このくらいにしておきます。(苦笑)

 

基本となるステップは、ごく単純なもの。きちんと体重移動をして、腰を動かす程度。バリエーションが増えるにつれて、複雑にはなってくるものの、それは踊りとしてのバリエーションをパターン化したようなもの。テクニック的なものと言えます。

 

でも外形ばかりを真似て、本質を見落としてしまっていては、踊りも単なる猿真似に過ぎません。

 

「多くの女性が何故キゾンバに陶酔するのだろう?」

 

素朴な疑問です。そのような女性達は決まって、「男性のリード」 を強調します。「見せる踊り」 の場合には 「振り付け」 のようにステップの進行を決める場合もあるでしょう。

しかしそれでも基本は 「男性のリード」。男性は指揮者なわけです。

 

基本では、腕は、社交ダンスのようなホールドをしています。しかし、「MUST」 ではなさそう。

キゾンバにも、「見せる踊り」 はありますが、しかし基本は、「楽しむ踊り」 です。

社交ダンスも本来は、「楽しむ踊り」 でした。ただ大勢の中で多くのカップルが踊っていれば、当然のことながら、「あの人達上手いね」 という話になります。

昔の DISCO の踊りもそうなら、現在のクラブでの踊りもそうでしょう。踊りは、まず自分が踊って楽しむのが基本です。

 

キゾンバも、いろいろなバリエーションや、趣向があるのかも知れません。

そこに載せていくものは、カップルの好みでいいわけです。極論してしまえば、「二人が気持ちいいなら、それでいいじゃん」 的な感覚です。

 

***

 

自分は、キゾンバの踊りの師匠でもなければ、ダンスに精通する輩でもない 「ド素人」 です。が、しかしそんな 「一介の素人」 が彦摩呂風にキゾンバを例えるならば、

 

「キゾンバは、女性の尻おどりや~」

 

みたいな感じです。(笑)

ギャラリーの目が釘付けになるのは、女性の 「シルエット」 と女性の 「お尻」。特に背中から腰そしてヒップに掛けてのラインは重要です。

 

そして男性は・・・と言うと、男性はまるで目立ってはいけない黒子のような存在。まさしく、日本の人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)の 「黒子」 そのものです。

 

キゾンバの女性パートは、しなやかな動きをする 「人形」 もっと言えば 「お尻人形」 であり、男性パートはと言えば、振付師(ふりつけし)兼人形遣い(にんぎょうづかい)です。

 

キゾンバで男性が目立つことは、セックスで男性がイクようなもの。しかし、男がイってしまえば、セックスはゲームオーバーです。

男性は、どんなに気持ち良くなっても、イきそうになるのをじっと堪(こら)えて、女性を操(あやつ)る。女性はと言うと、頭の中を真っ白にして、我をも忘れて、腰を振る。

男性は、女性を何回でもいかせ続けてナンボです。

男は、キゾンバで腰は振っても、イっちゃいけないわけです。(苦笑)

キゾンバで、女性にタッチしてヨダレタラタラ状態のヘタレ男がいるとしたら、素人が言うのもなんですが、もう、黒子失格です。(苦笑)

 

それだけに、男性パートのセックス感が踊りに出て来そうです。

勃ったら、すぐに入れて、腰を振ってフィニッシュみたいなセックスをしている人は、そういう踊りをするでしょうし、早漏は早漏なりの踊りをしそうです。

また、人形化した女性を操(あやつ)りながら、じっくりと女性を焦(じ)らしまくる。そして、その後は即ラブホに直行みたいなひとは、絶妙にエロい踊りをするに相違ありません。(笑)

 

キゾンバは、特にステップに特徴があるわけではないだけに、かたちだけの踊りでは、「盆踊り風キゾンバ」 や、ひと昔前の小学校の運動会にあったような 「フォークダンス風キゾンバ」、あるいは、「チークダンス風キゾンバ」 や 「社交ダンス風キゾンバ」、「フラダンス風キゾンバ」 になってしまいそうです。

その自由さゆえに、踊りに、その踊り手の素養や個性が出て来そうです。それもまた面白さなのかも知れませんが、逆に何がキゾンバなのか解らなくなってしまいそうなところが、案外難しいところになのかも知れません。

 

そうやって考えてみると、やはり、キゾンバのエッセンスは、やはり 「エロ」 と 「尻」 です。

 

女性パートは、理性や感情を捨て去ったエロ人形。男性パートは、そのエロ人形を操る人形遣いであり、エロ振付師。

振り付け次第で、女性パートが男性パートを誘惑するが如(ごと)く迫(せま)っているように見せたりも出来るし、ポールダンサーのように女性に赤裸々な踊りをさせることも出来る。

これはもう、ギャラリー相手に露出プレイをしているようなもんです。

そして男性パートは、女性パートを気持ち良くはさせるけど、けっしてイかせない。このあたりはもう、「前戯」 そのものと言えそうです。

 

結構やばいオトナの踊りです。(^^;)

 

 

これなんかは、もうたまりません。

 

ホールドはもうチークダンスですが、男性の右手のリードがすごいです。終わりの方は、動きが複雑になってきてるためか、左手もアシストのために腰に移動して動きを伝えています。

すごいのは、頭を使って野球のサイン交換みたいなことをしているわけではないということ。

男性パートの右手の小指側側面全体が押されたら、それに併せるように腰を前に出したり、左右の手の揺れで腰の横振りを伝えたり、みたいに、まるでジョイスティックを扱っているような感じなのでしょうか。

 

男性は、振付師であり、人形遣いなので、あくまでも、視点の先は女性。女性の尻です。

女性はお人形です。自分の意思や感情はありませんので、自分から目立ったり、アピールしたり、そういう自己主張は一切ありません。媚(こび)ひとつ売っても踊りが台無しです。

踊っている間は、M のスイッチが入り人形化している感覚。男性パートの命令に忠実に従う言わば 「完全なる奴隷」 です。完全に 「尻人形」 に成り切っています。

 

観た後に、女性の尻以外の記憶が残りません。ある意味ギャラリーの視点をどれだけ女性のお尻に留めさせることが出来るかが、この踊りのポイントであるかのような、そんな気にさせる踊りです。

 

セックスや SM のエッセンスに近い要素が含まれている踊りです。

 

女性は女性で努力して、身体をしなやかに動かす鍛錬(たんれん)をし、男性は男性で、その女性の魅力を最大限活かす。

男性は、女性が出来ないことを諦(あきら)めるのではなく、かと言って、無理強(むりじ)いをするのでもなく、根気よく女性と向かい合い、寄り添ってあげる。

そして、踊っている最中は、セックスと同じで、女性は一切の理性を捨て去り、自分の身体を男性パートに委(ゆだ)ねる。男性は男性で、じっと堪(こら)え、女性が最大限感じるように自分を抑える。

二人の動きが、曲にあうように、そして曲にあわせてフィニッシュを迎えるように指揮するのは、男性リードの役目です。

 

SM にも、自分達が楽しむ SM と、見せる SM というのが、あります。

キゾンバも、基本として、ある程度定型化したステップはあるでしょうし、見せる場合には、やはり、流行のステップや最新のホットな動きといったトレンドを意識するのも重要かも知れません。

しかし、その二人がリアルのカップルであり、二人がノリに乗って楽しんでいるならば、傍目(はため)から見て、踊りの上手い下手はどうでもいいことです。

まず共通して言えそうなことは、男性パートは、女性の操縦感を楽しみ、女性パートは、自分を委ねることの悦びを感じるということでしょうか。

 

いろいろと踊り手を変えるよりも、一人の相手に対する理解を深めながら、より呼吸が合うようにしたいという思いもあれば、「もっと上手いひとを経験してみたい」 といった欲も沸きそうです。

ある意味、自分のセックスが踊りに出てきそうで怖くもある。(苦笑)

 

キゾンバは、そんな印象を受ける踊りです。

2016/10/20

「女性の名器」の話(2)を読まれた方へ

本ブログに掲載の題記記事が、第三者によって削除されてしまいました。

 

当初は、アメーバの運営により削除されたのかと思っておりましたが、一応、最新の運営規約でも削除行為自体は担保されているものの、アメブロは現在、システム内に、ブログ記事毎に表示をブロックする手段を有しており、利用者が著作権を保有する情報資産を、あえて権利者に無断で削除する必要性がなくなっています。

 

これは即ち、健全なシステム運営という目的のために、あえて利用者が保有する著作物を 「削除」 するという、運営者側の過剰な権利行使をしてまで、利用者の権利を侵害する正当性を主張できない状態にあることを意味します。

このため、組織的なSNS 運営として、このような稚拙な対応を取るはずもないことから、当該削除行為は、個人的あるいは私的な 「いやがらせ行為」 と認識しており、目下サイバーエージェント社に確認している最中です。

 

このような状況下において、一番の問題は、削除されたデータの復旧でありますが、残念なことに題記の記事は、サーチエンジンのキャッシュにも、自分のブラウザのキャッシュにも残っておらず、大変困窮しております。

 

つきましては、以前、本ブログの記事 『「女性の名器」 の話(2)』 を過去に読まれたことがある方で、ブラウザのキャッシュ情報をご自身で復旧もしくは参照できる方がおりましたら、大変申し訳ありませんが、キャッシュに当該データが残っていないかご確認いただけませんでしょうか?

本記事のバックアップを所持しておらず、復元できずに大変困っております。

ご協力のほど、よろしくお願い致します。

 

尚、連絡いただける場合は、ピグのメッセージ機能もしくは本ブログの最新記事のコメント欄にでも、連絡いただけると大変助かります。

 

ちょびわるオヤジ

2016/10/05

ムダ毛の話(1)- 業者に騙されないで

ムダ毛のお手入れ

女性の 「ムダ毛のお手入れ」 と言えば、ひと昔前までは、カミソリ等でせいぜいワキ毛処理。 「スネ毛」 を剃(そ)る女性もおりましたが、どちらかと言えば、スネ毛処理をするのが多いのは 「ミセス」 というイメージでした。通常であれば後は、水着を着るシーズンであれば、アンダーヘアのビキニライン、通称 「V ライン」 のお手入れくらいだったように思います。

 

最近はというと、全体的にはツルツルが好まれる傾向にあるように思います。

「ツルツル志向」 の裏には、美容業界やエステ業界の戦略も隠れていそうですが、「髪型には、あそこまで拘(こだわ)るのに、何故、アンダーヘアには拘らないのか」 と言われると、「他人に見せるものではないから」 としか、反論出来ません。(苦笑)

確かに、これまで、あまりにもケアをする習慣が無さ過ぎたという点については、反省の余地があると思っています。

 

「毛」 にまつわる話は、男女両方に言えますが、頭髪はもとより体毛からアンダーヘアに至るまで、本人のコンプレックスが絡むだけに、いろいろと難しいものです。

そんなに気にするほどのムダ毛ではなかったとしても、ムダ毛の存在を友人から指摘されただけで、言った本人自身はそこまで意図して言ったわけでないのにもかかわらず、コンプレックスに感じてしまったりするものです。

また、そこまでいかないまでも、多少気になる女性の場合は、「カレシが好むから」 といった受身の理由で処理している人も、少なくありません。

 

いずれにしても、本人のコンプレックスが払拭(ふっしょく)出来たり、自分に自信が持てるようになるのであれば、それは、大きな効果だと思いますので、脱毛自体を否定をするつもりはありません。

 

最近は、実際にアンダーヘアをつるつるの 「パイパン」 にしたり、あるいは、かなり細く 「フレンチスタイル」 に仕上げている女性は、20 代くらいの若い女性に多く見掛けます。しかし、どちらかと言うと、ファッション感覚的なノリで剃っている女性が多いようです。

 

最近のファッション的な流行と言ってしまえば、それまでです。自分が 「好き」 でやってるファッションなのであれば、誰に文句を言われる筋合いもありません。

しかし所詮(しょせん)は、日本の美容業界やエステ業界が仕組んだものに過ぎません。

 

そういう意味においては、何から何までツルツルにしてしまうのも、如何(いかが)なものかと思う今日この頃。個人的には 「やりすぎ」 だと思っています。

「ムダ毛のお手入れ」 関連の記事。第1回目は、まず、洗脳にも近い、これらの業界の虚構(きょこう)とも言える 「イメージ戦略」 を斬ります。

 

ネットの脱毛記事の大半は、業者のステルス広告

しかし、ネットを見ても、最近の日本の美容業界あるいはエステ業界のステルス広告的なものは、どれもこれも同じ脈絡の記述を林立させている感じで、かなり、「イメージ戦略」 も露骨。

アフィリエイト的な手段を使ったり、あるいは、ネットワークビジネスを駆使(くし)して、いろいろと 「ばら撒き記事」 を書かせたのでしょうか?

脱毛関連を検索してみると、何処(どこ)も彼処(かしこ)も、「デリケートゾーン」 のお手入れは 「ハイジニーナ」 です。(苦笑)

 

幾つかのパターンがありますが、国際結婚あるいは海外留学に絡めて、外国人との恋愛に夢見る女性をターゲットにする場合は、「ドイツ人の男性に、ボーボーのアンダーヘアを見られて、引かれた」 というもの。その後は、「ドイツ人はみんな剃ってる」 という帰結です。(笑)

ついこの間まで、手足毛むくじゃらで体臭のきつかったドイツ人は、いつから変わったのでしょうか?(笑)

清潔を売りにするものもありますが、菌の繁殖など病理学的な解説をあげるところは皆無です。多くは、生理中のアンダーヘアの汚れがないことをあげる程度。あとは 「つるつるだから、きれいになったでしょ?」 みたいに 「感性に訴える」 アプローチです。

 

「全部アンダーヘアを無くすと、スベスベで清潔でしょ?」

「モジャモジャは不潔でしょ?生理のときは、アンダーヘアもすごく汚れるし。アンダーヘアがあると余計に匂ったりするでしょ。」

「ハイジニーナって言うのよ。」

「海外では、それが当たり前なのよ?女性だけではなくて、男性もワキ毛やアンダーヘアをツルツルにするのが先進的なの。」

「海外のセレブや、日本の女性芸能人もやってるの知ってる?」

「古代エジプトの王朝や古代ローマでは、高貴なひとだけが、ツルツルにしてたのよ。」

 

完全なるイメージ戦略と言うよりは、洗脳まではいきませんが、言葉巧(たく)みな誘引です。(苦笑)

内容についても、そのまま鵜呑(うの)みにされても適切でない部分が多いので、まずは誤解のないように、そこら辺をちょっと掘り下げます。

 

「ハイジニーナ」 なんて英語は存在しない

代表的な例が 「ハイジニーナ(hygienina)」 という用語。「パイパン」 もしくは 「つるまん」 の意味らしいんですが、英語風ではあるものの、完全なる ”日本の美容エステ業界” 謹製(きんせい)の和製造語です。ちなみに、「デリケートゾーン」 なんてのと同じ。こんな英語は存在しません、(苦笑)

まあ、「パイパン」 では、ターゲットとなる若い女性消費者のウケもあまり宜(よろ)しくありませんので、何かしら、「アンダーヘアの全毛脱毛」 に良いイメージを持って貰(もら)わないといけないことは理解できます。

そこで 「衛生的」 であることを謳(うた)い文句にしようとなったことは、推測に難くありませんが、衛生的というのも、「毛がなければ、生理のときに毛に汚れが付着することもない」 というだけの、単なるマーケティング上のイメージ戦略に過ぎません。

 

説明の多くには、「hygiene(衛生・健康法)」 をベースにした造語であることは書かれています。しかし、文脈的には、海外で由緒あるいは権威ある・・・的なニュアンスを暗喩しています。暗喩を使っているのは、ライター自身かも知れません。しかし、そういう人の利用の仕方をしつつも、そのイメージを広げようとするところが匂うだけに、違和感を覚えます。

 

脱毛ブームは、ブラジリアンワックスが発祥

これらのステルス広告を見ると、欧米から入ってきた 「先端文化」 とでも言いたげですが、言ってしまえば、アメリカで流行った 「脱毛ブーム」 が、欧州に流れて、それが日本に入って来ただけのことです。

 

「ブラジリアンワックス」 は、1980年代にブラジル人のパジーリャ(Padilha)さんが姉妹と共にアメリカのニューヨークに移り住み、そこで、「Jシスターズ(J Sisters International)」 というサロンを開業し、ブラジルの脱毛処理を紹介したのが、米国における 「ブラジリアンワックス」 の先駆けです。

「This Salon is the Ground Zero of the Brazilian Waxing」

 

アメリカの場合、それまでは、アンダーヘアのお手入れは、カミソリが主流でしたが、2008年に放送された海外ドラマ 「SEX AND THE CITY(セックス・アンド・ザ・シティ)」 の中で、「ブラジリアンワックス(Brazilian Waxing)」 が番組の中で取り上げられて、ちょっとしたセンセーションを巻き起こしたことから、ブームが起こりました。

「ブラジリアンワックス」 は、ニューヨークタイムズなどでも紹介され、米国では脱毛論争が起こったほどです。

ニューヨークタイムズの記事の中で、「キャメロン・ディアズ(Cameron Diaz)」 が、「アンダーヘアは残す派」 宣言したことなどは、日本の芸能ニュースなどでも伝えられたりしましたが、ご存知の方は、まだ記憶に新しいと思います。

Jan 30, 2014, "Below the Bikini Line, a Growing Trend", New York Times

 

ちなみに、「ブラジリアンワックス」 とは、「ワックス脱毛」 において、アンダーヘアを全部取ってしまうことを言います。「アメリカンワックス」 は、ビキニラインに隠れるゾーンをそのまま、「フレンチワックス」 は、女性器の上に I の字になるように細くアンダーヘアを整えるようです。

 

ちょっと前までの海外脱毛事情

日本の美容エステ業界は、このファッションを何とか日本にも定着させたいと考えているのでしょう。

「生やしっぱなしで、お手入れなしなんて、遅れてる!信じられない!」 みたいな煽(あお)りを植えつけようとしています。

「海外の先進国は違うよ!」 みたいなノリです。こういう記事を書いているのは、未だに発展途上国である日本に住んでいるようです。(苦笑)

しかし、そんな海外の脱毛事情は、ごくごく最近のことです。

 

***

 

70年代のヒッピー世代の文化では、自然に生やすのを良しとしていましたし、当時、全部剃っているのは、売春婦かホモくらいのもの、と言われていました。欧州にしても南欧は別にして、ドイツ・デンマーク・オランダや北欧モノなどは、ポルノも生やし放題のけむくじゃら。

ドイツにしても、90年代の半ばくらいまでは、アンダーヘアやワキ毛を剃毛(ていもう)していると売春婦のような 「ふしだらな女性」 として見られましたし、スネ毛を剃らないのが 「ドイツ女性」 と言われていました。

 

「ロックバルーンは99」 でヒットした、ドイツ人シンガーのネーナ(Nena)は、ワキ毛そのままで有名でしたが、あの曲のヒットは 1983年。

 

 

80年代のフランスの女優 「ソフィー・マルソー(Sophie Marceau)」 は、フランスの女性の大半はワキ毛を剃らないと公言していたぐらいです。

 

海外を見渡してみても、当時ツルツル系はアメリカのポルノぐらいのものでした。

しかし、アメリカにおいても、70年代と言えば、「ハリー・リームス(Harry Reems)」 の 「ディープスロート」 なんて映画は、かなりセンセーショナルで有名でしたが、もうこれなんか、胸毛もアンダーヘアも、もじゃもじゃ。

 

 

年齢を詐称(さしょう)し、15歳でポルノ女優になったポルノクイーン 「トレイシー・ローズ(Traci Lords)」 も有名ですが、これは80年代半ば。しかし、彼女にしても、まだアンダーヘアはあります。(笑)

アメリカン・ポルノグラフィにしても、剃るようになったのは、90年代以降でしょうか。

 

ということで、欧米にしても、せいぜいこの10~20年で、この辺の意識が変わってきたということでしょう。

 

ムダ毛処理にしても、そうです。

 

スペインやポルトガルの方は、剃ります。フランスの女性も、パリジェンヌは腕やすね毛を剃る女性が多いです。しかし、一方のドイツはと言うと、どちらかと言うと、腕もすねも伸ばし放題。

こういった国民性の違いは、その国や地域の気候風土や文化にもよると思います。

ファッション的に素足を好むか、ストッキングを好むかという違いもあります。素足を見せるのを好む文化圏や、そもそもストッキングを履くこと自体が 「暑い」 と感じる文化圏では、生足を露出させることが多いため、本人も気になるでしょうし、お手入れする機会も増えるかも知れません。

 

日本も以前は、ムダ毛の余程濃い人ではない限りは、すね毛の処理はあまりしませんでした。これは、人前に出る場合は、パンストを履くのが習慣化していたためと思われますが、最近は、ストッキングを履かない 「生足」 という選択も出来るようになってきたため、その分、すね毛などのお手入れが気になる女性が増えた可能性があります。

 

と言うことで、そもそもの認識や考え方が違うだけです。

 

「パイパン」 は衛生的ではない

では、本人は、つるつるになって、清潔感いっぱいに感じているようですが、しかし本当のところはどうなんでしょう。

実際は、その逆で、米国の医療関係者によると、アンダーヘアをワックス脱毛したり、カミソリで剃ってる女性には、年々、毛嚢炎(もうのうえん)や毛包周辺の感染症になる女性が増加しているそうです。

毛嚢炎の原因は 「黄色ぶどう球菌」 で、重症ともなると、腫(は)れている患部をメスで切開し、廃液した後、抗生物質の投与が必要になったりするそうです。

また、伝染性軟属種ウイルスによる 「水いぼ」 が、伝染しやすいという調査もあり、子宮頸癌の発生リスクを高める HPV (ヒトパピローマウイルス)や性感染症の感染リスクが増大するという報告もあるそうです。 

「Dangers of Shaving your Public Hair?」

 

ホームレスなど、非衛生的な環境で暮らしており 「毛ジラミ」 が居るというのなら、話は別ですが、カミソリで剃るにしても、ワックスや毛抜きで抜くにしても、毛包を痛めることになり、そこから、病原菌やウイルスが侵入するリスクが高まるということです。

 

外科手術のときなんかには、わざわざ体毛を剃ったりすると言われる方もいるかも知れません。しかし、日本手術医学会が 2013年発行の 「手術医療の実践ガイドライン(改訂版)」にも、「手術部位や周辺の体毛について、手術の支障にならない限り、除毛は行わないのが原則」 とあるように、手術部位の感染を防ぐ目的からは、むしろ、剃毛はしないほうがいいとされています。

では何故、今でも、手術に際して剃毛が行われるのか。それは衛生的な理由ではなく、手術の支障になる、すなわち、手術しやすいからに他なりません。

 

仕掛け人は、大手エステと苫米地氏

こういった出所の分らないイメージ戦略的なものは、オウムではありませんが、かなり、得体が知れないという違和感を覚えます。

いろいろと調べていくと、この 「ハイジニーナ」 という用語は、登録商標になっていることが分りました。

まだ本当か嘘かまでは、きちんと確認出来ていませんが、苫米地英人氏が、某大手エステの顧問をしていたときに、ビジネスを提案し、その際に本人が登録商標を取得したという話があります。

某大手のエステが、レーザー脱毛機器の売り込みに苦労していて、そのときに苫米地氏が助言したという噂もあります。

 

勝手に作り上げあげた造語を、インターネット上でいろいろと記事化させることで、一般的な言葉であるかのように人々に錯覚を起こさせ、Wikipedia の 「パイパン」 のところにまで説明文を書かせるまでやるなんてのは、能力はあるのでしょう。しかし、実に巧妙ではあるものの、かなり姑息と言えます。

「登録商標『ハイジニーナ』は、苫米地博士がもっている?それってどういうこと?」

 

切実な思いをしている人にとっては、問題解決のための、ひとつの手段になり得ると思います。本来であれば、そういう悩みを抱える消費者に対して訴求(そきゅう)するのが正攻法なはずです。

しかし、そういう良識といったものや誠意といったものは、ここでは全く感じられません。

美容業界そしてエステ業界が狙っているもの、それは、「鴨」 であり 「金」 です。

この言葉に乗るということは、美容エステ業界のビジネスに乗ることであることを十分理解しておいて下さい。

 

女性が剃毛しない自由

最後に。

 

ちなみに最近のことですが、2016年7月12日に、16歳のフランスの女子 「アデル・ラボ(Adèle Labo)」 ちゃんが発信したツイート(#LesPrincessesOntDesPoils 「お嬢様には毛がおあり」) というハッシュタグが話題になっています。

 

 

「女性が剃毛しない自由」 について活発に議論するタグ。 彼女は、「体毛をそのままにしておくことは、アブノーマルなことなんかじゃない」というメッセージと共に、自らの腋の毛の写メをアップして、“剃らない” 写真のシェアを呼びかけたそうです。

ガーディアン紙の取材によると、このタグを立てたのは、学校でムダ毛を剃るのを拒んだところ、学校で嘲笑されたり、いじめにあったりしたからなのだそう。

 

女性の体毛はそらなくてもいい──。フランスで女性たちが脇や脚の毛をそっていない写真をツイッター投稿し、話題を呼んでいる。体毛を残すことに根強く残るマイナスのイメージに戦いを挑む試みだ。

出典 「そらない」のも女性の自由 仏で体毛未処理の写真投稿相次ぐ (AFP=時事)

「『体毛は個人の自由!』 ムダ毛を剃らない写真を Twitterに次々投稿するフランス女性達」

 

自分の感性を大事にすることの重要性

ニューヨークでサロンを開業し、こつこつと努力を積み重ね、「ブラジリアンワックス」 をここまで世界に広めるキッカケとなった、J シスターズサロンのバジーリャさんの話も、ある意味アメリカンドリームを地でいく美談ですし、学校の友達のいじめにも負けず、「女性が剃毛しない自由」 なんて言葉を作り出したラボちゃんも、天晴れ(あっぱれ)です。

どちらも、今現在の自分が持てるものを、精一杯出している。どちらも、実に 「粋」 です。

 

それに引き換え、おかしな造語を作り出し、女性の弱みに付け込むような、眉唾(まゆつば)的な論理で、ティーンに訴求(そきゅう)しようとする 「大手エステ」 や苫米地氏には、なんの格好良さも美談もありません。むしろ醜悪です。(苦笑)

 

日本の美容エステ業界も、何とか世界の脱毛のトレンドに乗りたかったのでしょう。しかし、某大手エステが目論(もくろ)んでいたのは、消費者単価の高い 「レーザー脱毛」 だったので、「世界の脱毛ブーム」 の発端となった 「ブラジリアンワックス」 を神格化するわけにはいかなかったわけです。

 

***

 

16歳のラボちゃんが、いみじくも言ったように、「自分の体毛をどうするか。それは自分自身が決めれば良いこと」 です。

体毛が他人より濃くて、コンプレックスを感じるのであれば、剃毛やワックスも、ひとつの手段ですし、毎回の手入れにうんざりしている人であれば、レーザー脱毛もひとつの選択肢ではあります。

 

ネットでの 「脱毛」 関連の記事は、ステレオタイプの記事で既に埋め尽くされている感がありますので、今更こんな記事を書いたところで 「焼け石に水」 かも知れませんが、多少であれ、目に付いた方の、アンダーヘアやムダ毛のお手入れの参考にでもなれば幸いです。

 

これから、何回かに分けて、「ムダ毛ネタ」 で書いてみるつもりです。