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2018/03/28

「食」 と 「セ☆クス」 の話 (2)

食欲と性欲

 

以前、「『食』 と 『セ☆クス』 の話」 のところで、

男性は、空腹時の方が、性欲を感じるのに対して

女性は、食欲が満たされているときの方が、性欲を感じやすい

という、研究報告があることを、ご紹介しましたが、何故、そのような差異が見られるのか迄は、きちんと認識出来ていませんでしたが、どうやら、それは、男女の 「脳の構造」 に違いが見られるようなのです。

 

食欲と性欲は、どこで感じているか?

 

「食欲」 も 「性欲」 のどちらも、「脳」 の 「視床下部」 と呼ばれる、人の本能を司(つかさど)る器官で、処理されています。

 

「視床下部」 は、 「体温調節」、「下垂体ホルモンの調節」、「浸透圧受容器」 などの 「自律機能」 の調節を行うだけでなく、「摂食行動」 や 「飲水行動」、「性行動」、「睡眠」 などの 「本能」 に基づく行動や、さらには 「怒り」 や 「不安」 などの 「情動」 を司っている器官です。

 

 

この 「視床下部」 の部分に、「性欲」 と 「食欲」 を司(つかさど)る 「性欲中枢」 と 「満腹中枢」 があるのですが、これらの中枢は近接していることから、相互が影響を受けやすいと言われています。

 

「性欲中枢」 は、二種類ある


「性欲中枢」 は、実際は二ヶ所に分かれており、それぞれ、「第1性欲中枢」、「第2性欲中枢」 と呼ばれています。

「第1性欲中枢」 とは、性交したいと異性を求める中枢、「第2性欲中枢」 とは、実際の性行動を司る中枢と言われています。「したい!」 と思い、ムラムラと盛(さか)るのが 「第1性欲中枢」 で、堪(こら)えきれず、スイッチが入ってしまうのが、どうも 「第2性欲中枢」 のようです。

 

「第1性欲中枢」 は、 男女共 「視床下部」 の 「内側視索前野」 と呼ばれる部分に存在しますが、「第2性欲中枢」 は、同じ 「視床内側核群」 に位置するものの、男女で異なり、男性の場合は 「背内側核」 の 「摂食中枢」 の傍(そば)に、女性の場合は 「腹内側核」 の 「満腹中枢」 の傍に存在しています。

 

 

 

この男女差があるため、 男性は、「摂食中枢」 が活性化している 「空腹時」 に 「性欲」 や 「性的衝動」 が高まるのに対して、女性の場合は、「満腹中枢」 が活性化している 「満腹時」 に 「性欲」 「性衝動」 が高まる と考えられているようです。


 

なるほど・・・。

 

自分は、空腹時の方が 「性欲」 がシャープになる気がしていましたので、女性もてっきり 「同じ」 かと思っていましたが、性差によって、こんな違いがあるなどとは、この歳になるまで全く知りませんでした。(^^;)

 

人はつい、「自分もそうだから、他人もそうだろう・・・」 という発想を、してしまいがちですが、反省しなければなりません。

 

 

脳科学から見た、異性の 「口説き方」

 

では、口説きたい異性とデートをする場合、どうしたら良いのでしょう?

基本は、「女性は行為前にガッツリと食べ、男性は行為後にガッツリと食べる」 ということになります。逆に言うと、

 

        「 女性は、食べた後に口説け!

         男性は、食べる前に口説け!」

 

と言うことになります。

 

男性が女性にアプローチする場合

 

女性には、兎に角、行為前に食べさせる・・・以外にありません。(苦笑)

そのためには、「彼女の好み」 を十分に知り、「楽しい雰囲気」 を醸成すること。

デートは、女性に取っては 「前☆戯」 のようなもの。女性との 「セ☆クス」 は、デートのときから、始まっているのです。

 

高級レストランなどは、男性が格好を付けて、自分を売り込む所ではなく、彼女を楽しい気分にさせて、たくさん食べさせて、性欲を高めて貰う所と認識しましょう。(笑)

 

(1) エスコートは大事

 

「フレンチ」 などの洋食の場合は、男性は女性を、きちんと 「エスコート」 してあげること。

 

男性は下座に座り、女性は上座 に座ります。

ドアを開けるのは、ドアマンがいない場合は男性。入るのは女性が先 です。

執事のような格好をしたウェイターが、女性の椅子を引いてくれる場合には、彼女が座ってから着席し、ウェイターがいない場合には、男性が椅子を引きます

 

男性は、恥ずかしがっていては、いけませんし、こんなときに、「女は男の背後を付いて来るもんや~」 などと言うのは、野暮なだけです。

女性に 「自分が大切にされている」 と思って貰えるように振舞いましょう。

こういうのは、卒なくこなして一人前 です。

 

女性ばかりに食べさせてばかりでは、女性も口を付けづらいでしょうから、一緒には食べるものの、男性は食べ過ぎない ようにしないといけません。
食事には、女性から手をつけるようにします。

 

中華や和食の場合は、ここまでは求められませんので、男性がリードする形でも良いと思いますが、しかし、女性優先のエスコートがあってもおかしくはありませんし、それはそれで女性は嬉しいものです。

 

(2) 話題は楽しい話を

 

とにかく、女性を楽しくさせて、かつ、食べさせることが目的ですから、説教や自分の自慢話はほどほどに。彼女の話を聞いてあげるくらいのつもりでいて下さい。

彼女が話したいときには、彼女の話の腰を折らず、全部話させてあげるくらいのつもりで丁度良いわけです。

 

当然、女性に食べさせるのが目的ですから、女性の食が進まなくなるような、「体重」 の話とか、「ダイエット」 の話はタブー。(苦笑)

 

(3) デザートは忘れるな

 

あと大抵の女性は、「デザート」 は別腹ですので、自分は食べなくても、女性のデザートは省(はぶ)かないことです。

 

(4) アルコールは軽く飲ませる

 

また、「アルコール」 を嗜(たしな)む女性の場合は、軽く飲むと良いと思います。

女性は、アルコールが入った方が 「したく」 なるからです。(笑)

ちなみに、男の飲み過ぎは、勃ちも悪くなりますし、最低です。

 

***

 

食事の後で、夜景を見ながら散歩でも良いですし、もっと二人の距離を縮めたいようであれば、お酒が飲める場合は、「バー」 のように、二人が並んで座れるような所に、場所を変えても良いかも知れません。

外を歩いている場合は、背後から車が来たら、女性の手を引いて、路肩に寄せてあげたり、上着がある場合は、店から出る際には、上着を取って着せてあげたり。そういうときに、さりげなく、身体接触を試みて、相手が拒むか拒まないか。相手の女性が困惑したり、不愉快な表情をしていないか計ってみるのも良いですし、かなり、雰囲気が和(なご)んでいる場合は、思い切って、手を繋いでしまうのも良いかも知れません。

 

大事なのは、如何に二人の雰囲気を、そちら方向に盛り上げていくかということです。

そのためには、相手をきちんと見計(みはか)らうということと、大丈夫だと思ったら、失敗を恐れず勇気を出して、時には大胆に行動するということです。

 

女性が男性にアプローチする場合

 

逆に、女性が男性にアプローチを掛ける場合は、食事をした後よりも、「男性の空腹時」 を狙うということです。

「お腹空いたね~っ、何か食べようか~」 みたいなときに、「どぉ、私を食べてみる?」 なんて言うのは無理にしても、例えば軽く喫茶店などでお茶する際に、脚を組み替えて、チラ見せしたり、あるいは、鞄の中を探す振りをして、胸元を強調したり。あとは、昔良く使われた手だと、二人で歩くときに、男性と腕を組むような振りをして、女性が自分の胸を男性の腕に押し付けるなんていう、「テクニック」 なんかもありました。(笑)

 

如何に、男性にガッツリ食べさせない状態で、我慢出来ない状況に持ち込むかです。

 

        「今は、あんまりお腹空いてないから、

         後で何処かに一緒に食べに行こう?」

 

とか言って、「いきなりステーキ」 ではありませんが、いきなり、「メインディッシュ」 に誘い込んでしまうなんて方法もあるわけです。(笑)

「デート」 と称して、あちこち連れ回されて、ヘトヘトになり、お腹もいっぱいになったら、誰でも眠くなるもんです。(^^;)

男は、パワーが漲(みなぎ)っていて、空腹で飢えているときが、一番ワイルドになるのです。(笑)

 

既に親密な関係にある場合

 

既に親密な関係にある場合は、既にどちらも 「性欲全開」 の状況になるわけですから、余程空腹で倒れそうな場合を除いては、まずは、いっぱい愛しあって、そのあとでゆっくり 「お食事」 というパターンが多いと思います。

とは言っても、「腹が減っては戦は出来ません」 ので、女性は、事前に出来るだけ、しっかりと食べることです。

食べれていないときや、ラブホなどに直行するような場合には、やはり、事前の食事の買い込みは欠かせません。好きな男性の前では、女性も食べることを渋りがちになったりしますが、その場合でも、「甘味」 や 「お菓子」、あるいは、「スイーツ」 などで 「糖分補給」 するだけでもかなり違います。
 

いっぱい汗だくになって、愛し合った後、身体が欲するのは、やはり昔から 「肉系」 です。♪

昔は、「『焼肉屋』 で一緒に焼肉を突付くカップルは、出来てる・・・」 などと言われたものです。(笑)

 

***

 

ガッツリ性欲を満たした後で、ガッツリと食欲を満たすのは、やはり至福の時間と言えます。(笑)

2018/03/16

性について相談できる人はいますか?

「性の問題」 は、なかなか相談が難しい

 

女性は、主婦の場合、旦那の転勤などで地元を離れたりすることもありますし、また、昔からの友人であっても、今日までそういう話を全くしないで来ているため、イザ大人になっても、相談できない人は多いようです。

考えてみると、男性でも、性について相談出来る人というのは、友人だったり、身近な同僚だったり、数は決して多くはありません。

 

「セックスやオナニーの相談、8割が友達に出来ない!!『女性たるもの性を語るべからず』 規範、もう捨てちゃいましょう」

 

ちなみに、株式会社サイゾーが運営する 「messy」 の、この記事によると、「友達に相談しづらい性の悩みがありますか?」 という問いには、83.3% の人が 「はい」 と答えています。

 

相談したい内容は多岐に

 

このアンケートの内容を見ても、生理やオリモノなどの話から、性器の外観上の話、「オ☆ナ」 や 「セ☆クス」 の仕方から、「オーガ☆ズム」 の話など、自らの性に関するだけでも、多種多様です。

これに 「異性」 に関する同様の話の他にも、恋人の話や、結婚生活および離婚に関する話、「セ☆クスレス」 の話、そして、不倫や婚外恋愛などの 「恋愛形態」 に関する話が加わりますし、また、通常の 「セ☆クス」 だけではなく、「ア☆ナルセ☆クス」 や 「3P」、「スワッ☆ピング」、あるいは、「SM」 といった 「性癖」 や 「性向」 が絡む話題まで、異性間の性の話は、多岐に渡ります。

相談するにしても、多種多様過ぎて、全ての話をカバー出来る人は、限られていますし、誰にでも気安く聞けるものではありません。

相談を受ける人に求められること

守秘義務をきちんと遵守できることは、必須ではありますが、少なくとも、性の多様性をきちんと認識しており、出来るだけ、相談者を傷つけたり、否定したりしないことが求められます。
そして、何よりも、相談を受けるだけの知見と経験が求められます。
一番良くないのは、ネットで得た情報の受け売りする連中です。ネットには、正しい情報もありますが、不確かだったり、間違った情報も少なくありません。

相手の価値観を尊重する

相談を受ける人は、相手に、自分の価値観を押し付けないことも重要です。
自分のパートナー以外の相手を模索している相談者に対し、「不倫は、不法行為ですから、絶対にいけません!」 という姿勢を示してしまっては、そもそも相談になりません。
確かに 「不倫」 は 「良くないこと」 ですので、しないに越したことはありません。
しかし、「セ☆クスレス」 などの理由により、家庭内で性を満たすことが出来ず、自分の身体を持て余しているような相談者にとっては、自分の性を満足させることが最優先であるわけです。
そういった方に、「セックスレス」 の解消が、ひとつの選択肢となり得るかどうかを、確認すること自体は問題ありません。
少なくとも、「犯罪」 に抵触するような内容の範囲であれば、出来るだけ、相談者の価値観を尊重する必要があります。

しかし、無理な期待もある

しかし、全てが相談者の思い通り、期待通りに行くものでもありません。

「自分の愛する人と一緒に 「オーガズム」 を迎えたい!」 という願望は、どなたにもあるでしょう。
しかし、それは残念ながら、世の中の人全てが味わえるものではありません。
何故なら、全ての人が、同じ条件ではないからです。

「早☆漏」 の男性に対しては、同じく 「早☆漏」 の女性、もしくは、開発済みの女性が求められますし、昨年 「夫のちんぽが入らない」 という出版本が話題になりましたが、夫の 「男性自身」 が大き過ぎる場合には、それだけの伸縮性を兼ね備えた女性が求められるわけです。
細身で 「雁☆細」 の 「男性自身」 は、「ア☆ナル」 向きと言えますが、逆に 「雁☆太」 の 「男性自身」 は、「ア☆ナル」 には向きません。
肉体的、物理的な相性と言うものは、どんなに相談者が望もうとも、如何ともし難いものがあります。
しかし、トレーニングなどで改善出来る場合や、テクニックを身に付けることで改善が可能な場合もありますし、また、補助の道具や薬を使用して改善可能な場合もあります。

ある意味、「婚活」 と一緒なわけです。

自分がどんなに 「美人」 で、優しくて、「スタイル」 も良くて、頭も賢く、「セ☆クス」 も官能的で、話も楽しいけれども、質素でワガママを言わない 「若い女性」 を求めても、そんな女性には滅多にお目に掛かれるものではありませんし、もし、そんな女性が居たとしても、その女性が自分を生涯の伴侶として選んでくれるかは別問題なわけです。

要はいくら、自分に都合の良い相手を選ぼうとしても、「解」 は存在しないか、あるいは、ビットコインのマイニングで行われている 「素因数分解」 はありませんが、恐るべき計算量が求められたりする・・・ということです。

        「非力なパソコン1台で、マイニングしたい・・・けど
         いつまで経っても、ビットコインが、マイニング出来ません。
         どうしたらいいですか?」

と問われたら、「そんな環境では、やるだけ無駄ですから、おやめなさい。」 としか言いようがありません。(苦笑)

身近の同性に聞く場合

自分の身体に関することは、まず身近な同性に聞いてみるのも悪くありませんが、その場合は、「自分はこうだけど、相手はどうか(どうしているか)」 を確認してみるのは悪くないかも知れません。
相手の方が、きちんと相談者のことを受け止めていてくれる方であれば、恥ずかしい内容にも、正直に誠意を持って答えてくれるかも知れません。

自分の周囲に実在する人には、どうしても相談出来ないという場合は、SNS など、匿名(とくめい)で繋がっている仲の良い人に聞いてみるのも良いかも知れません。

確かに実在する顔見知りの場合は、そのときは仲が良かったりしても、いつ、どのような理由で 「仲違(なかたが)い」 し、相談内容を漏らされるか分かりません。
そのようなリスクを冒(おか)すよりは、まだ、相談する方も、される方も、匿名の場合の方が逆に誠意を持って答えられるかも知れません。

ここで注意することは、やはり、現実でも、ネット上でも同じですが、秘密をきちんと守ってくれる、信頼のおける人であるかどうか、話をきちんと聞いてくれて、価値観の押し付けのない人かどうか、そして、きちんした知見を持つ人かどうかということです。
しかし、ネット上には、自分が優位な立場に立ちたいがために、ネットで得た知識を我が物顔に吹聴しては、優越感に浸ろうとする 「承認欲求」 の塊のような 「輩(やから)」 も居ますし、「自分は出来る!」 と真顔で信じている 「痛い輩」 も普通に居ますので、ネットに限った話ではありませんが、注意が必要です。

おわりに

女性の 「クリ」 ひとつを取ってみても、大きい人もいれば、小さい人もいるし、敏感な人もいれば、そうでない人もいます。男性の 「アソコ」 も、太いの、細いの、長いの、短いの、早いの、遅いのと、いろいろあるのと同じです。
身体的なものは、それぞれが、生まれ持ったものであり、幅があるものです。どれが正常で、どれが異常と簡単に区切れるものでもありません。心理的な問題が隠れているなら、それを浮き彫りにして対処し、テクニックや認識に問題があるなら、それを正すだけです。

個別に診ていくと、悩みは同じでも、「百聞は一見にしかず」 の世界ですし、個人が置かれている状況は、それぞれ違いますので、

        「みんなそうだよ!」

と安心させることは簡単ですけど、対処については、細かいところでそれぞれ異なるのが 「性の悩み」 です。

 

特に、「セ☆クスレス」 などは、どちらかが何らかの理由により 「セ☆クス」 を拒否していたりすることが多く、また、その理由も 「生理的」 な感覚だったりと、夫婦だけでは、なかなか解決が難しかったりする場合もあります。

 

もし、本当に真剣に 「性の悩み」 でお困りのことがあるようであれば、必ずしも、解決を保証するものではありませんが、老若男女を問わず、性癖の問題、オーガズムの問題、夫婦間の問題も含め、ご相談に応じますので、「ご相談依頼」 の内容をご確認の上、ご一報下さい。

2018/03/11

近親相姦

とあるブロ友さんの記事から。


 

近親相☆姦責め?

 

主さんから、「近親相☆姦」 もしくは、それに類似の課題でも与えられたのでしょうか?

この方の主さんが、どのような意図で、このような課題を与えたのかについては、知る由(よし)もありませんが、自分も、この方の主さんも、SM をやってる 「ゲス」 であるものの、近親者同士での ”そういった行為” は、同意の有無を問わず、遊び半分、あるいは、いたずら程度の軽い気持ちであったとしても、心に深い傷跡を残す行為であることくらいは知っています。

ですので、主さんもこの方が、実際に家族を巻き込み、家族を傷付けるような意図は、まったくないはずです。

 

言葉責め?

 

奴隷にとって、主の 「命令」 は ”絶対” であるのにもかかわらず、奴隷が絶対に出来ない 「命令」 を出すのは、言葉で 「心理的」 に追い込むためです。(笑)

その場合の正しい 「対応」 は、口だけで、「ごめんなさい、ごめんなさい」 ばかりでは面白くないので、やはり、きちんと主の赦しを得るために、何らかの行動に移したり、発想を変えてみることです。

        「代わりに、こんなことなら、出来ますので、勘弁して下さい・・・」

 

みたいに、「代替案」 を提示するのも面白いかも知れませんし、

 

        「○○ みたいなことを、してみたい願望はあるかも知れません・・・」

 

みたいに、「告白」 ではありませんが、主に新たに与えられた世界に 「妄想」 レベルで、入り込んでみるのも良いかも知れません。(笑)

そして、そんなことを考えていたら、無性に興奮してきて、

 

        「こんなことしちゃいました・・・」

 

みたいなのがあったら、最高かも知れません。(笑)

 

***

 

「SM」 で大事なのは、「心」 と 「身体」 と 「言葉」 による 「コミュニケーション」。

「SM」 とは、「責め手」 の 「責め」 を 「受け手」 が 「身体」 と 「心」 で受け止めて、そして、「身体」 や 「言葉」 で返す 「愛のキャッチボール」 なのです。♪

 

「近親相☆姦」 は臭い?

 

「ニオイ」 に関連して以前に書いた、「旦那を 『気持ち悪い』 と思う感覚の謎」 の記事のところで、年頃の娘が、父親の 「ニオイ」 を臭がるのは、MHC(LHA) の遺伝子が近いから?・・・ というような話をしましたが、「ニオイ」 の場合は特に、「好き」 という感情に対してよりも、「嫌い」 という感情に強く現れるようです。

 

 

「近親相☆姦」 は、法律的には禁止されていない?

 

ちなみに、「近親相☆姦」 を 「タブー」 とする根拠は、「メンデルの法則」 に基づくものと思われますが、しかし、法律的には、米国には、「近親相☆姦罪」 を定める 「州法」 があったりしますが、日本には 「近親相☆姦」 を禁止する 「法律」 がありません。

ですので、現在 「法制審議会」 などでは、議論がなされているようですが、今のところ、現代の日本の法律では、あくまでも、”「結婚」 出来ないだけ” になっています。

 

旧約聖書の話

「旧約聖書」 には、「創世記」 のところに、こんな話があります。

ロトは、「ソドムとゴモラ」 に住んでいましたが、神の使徒に救われて、その忌(い)まわしい地から、脱出に成功します。途中、ロトの奥さんは、神さまの言い付けを破って、背後を振り向いてしまったため、「塩の像」 になってしまいますが、ロトと二人の娘は、無事逃げ遂(おお)します。

ロトの奥さんは、もしかしたら、「ソドム」 か 「ゴモラ」 のどちらかに、「好きな男」 でも居たのでしょうか?(>< ;)

 

ロトと二人の娘は、無事逃げ延びることには、逃げ延びましたが、その途中、ロトはもう、歳を取り、種族が滅びることを憂いた姉妹は、子孫を残すために、お父さんである 「ロト」 にお酒を飲ませて、寝てるときに、まぐわって、子孫を残そうとします。

 

「娘たちはその夜、父親にぶどう酒を飲ませ、姉がまず、父親のところへ入って寝た。父親は、娘が寝に来たのも立ち去ったのも気が付かなかった。

あくる日、姉は妹に言った。『わたしは夕べ父と寝ました。今晩も父にぶどう酒を飲ませて、あなたが行って、父と床を共にし、父から子種をいただきましょう。』」 (創世記 19:33-34)

 

これが、「旧約聖書」 に残っている、記録に残る、一番古い 「近親相☆姦」 話です。

しかし、娘たちから 「歳老いた・・・」 と心配され、かつ、記憶に残らないほど酔わされても、アチラの方は、二晩連続して 「勃つ」 んですから、ロト恐るべしです。(笑)

 

ウェスターマーク効果

 

ちなみに、血縁関係のある・なしによらず、「幼少の頃から親密に育った人々の間には、『性☆交』 に対する生得的な 『嫌悪』 が存在する」 という 「学説」 があるようです。
これは、1891年に人類学者のエドワード・ウェスターマークによって提唱され、「ウェスターマーク効果Westermarck effect)」 と呼ばれています。

これは、あくまでも 「仮説」 であるため、当時も フロイトなども巻き込み、いろいろと議論されたようですが、最近になって、統計的に 「ウェスターマーク効果」 が見られるなど、あらためて、この説が脚光を浴びているのだそうです。

「近親相☆姦の嫌悪は文化か、それとも本能か!? 最新研究が紐解く 『インセ☆スト・タブー』 の謎」
「"The architecture of human kin detection", Debra Lieberman, John Tooby, Leda Cosmides, Vol.445, Feb 2007 Nature」

「インセ☆ストの回避が作る社会関係」 山極寿一

 

***

 

旦那との 「セ☆クス」 を、いみじくも、「近親相☆姦 してるみたいで気持ち悪い・・・」 といった主婦の感覚は、まさしくこの 「ウェスターマーク効果」 なのでしょうか?

 

長く一緒に過ごしていることで、当初は異性として認識していた筈の 「旦那のニオイ」 も、「家族」 として擦り込まれ、「旦那のニオイ」 を嗅ぐ度に、年頃の娘が父親の 「ニオイ」 を臭がるのと同じような反応を示しているのだとすれば、夫婦間の 「セ☆クスレス」 も、この 「ウェスターマーク効果」 によるものなのかも知れません。

 

もし、この 「仮説」 が正しいのだとしたら、日本に何故 「セ☆クスレス」 が多いのか?

それは、家の狭さと、関係があるのかも知れませんし、もしかしたら、女性の 「MHC」 のニオイに対する感度が高いのかも知れません。

2018/03/09

旦那:を 「気持ち悪い」 と思う感覚の謎 (2)

前記事 「旦那:を 『気持ち悪い』 と思う感覚の謎」 の続きです。

 

 

株式会社マンダムの 「男のにおい総研」 には、「調査研究」 以外にも、いろいろな男性の 「ニオイ」 に関する 「科学的知識」 の解説があります。

 

 

男の体臭

 

男性の 「体臭」 は、年代ごとに異なるそうで、若い男性の 「汗臭(ワキ臭)」 や、老年の 「カレー臭」 ではなく、「加齢臭」 は有名ですが、その間の30代半ばから50代半ばに掛けては、「ミドル臭」 とも呼べそうな 「脂臭」 があるそうです。

 

 

そして、これらの 「ニオイ」 は、それぞれ発生場所が異なるようです。

「体臭」 とは、そもそも、表皮に常在する菌が、「たんぱく質」 や 「脂質」 などの 「分泌物」 を分解する際に発生するガスの臭い。

ですので、身体の部位により、分泌物も、菌も異なることから、自ずとその 「ニオイ」 も変わってくるようです。

 

 

 

「油のようなニオイ」 や 「草のようなニオイ」 から始まって、「お酢」、「スパイス」 に 「納豆」 とは、驚きです。(笑)

ちなみに、マンダムが行った調査の中の、「ズバリ 夫のニオイは 『○○のニオイ』」 という設問の回答の中には、

 

        「インスタント焼きそばが腐ったようなニオイ」

 

というユニークな回答もあったようなのですが、これなどは、この図をもとに考えてみると、「インスタント焼きそば」 = 「酸化した」 と、「ソース(お酢スパイス)」 が 「腐ったニオイ」 ということで、上図で言う 「体幹」 の 「草のようなニオイ」 を除いた、「頭」 と 「ワキ」 そして 「足」 のニオイが全部織り成したような 「ニオイ」 と言うことなのでしょうか? (^^;)

 

こんな 「ニオイ」 を嗅いでみたいとも思いませんが、突拍子もないこの答えのつじつまが理屈と合ってしまうところが、逆に 「秀逸」 過ぎます。(苦笑)

 

 

気になるのは、一緒に生活してるから?

 

しかし、男性に発生する、こういった 「ニオイ」 については、女性に限らず、誰しも好きなはずがありません。(苦笑)

料理屋や居酒屋等で、座敷に上がるような場合の 「臭い靴下」 には誰しも閉口します。(><)

 

「夫が臭い!」 のは、結婚する前には、しなかった 「ニオイ」 が、結婚して一緒に住むようになってから、気になり出したと考える方が自然です。

要は、デートのときなどは当然、ニオイには気を付けるでしょう。一緒に旅行したり外出していたら、相手も自分も臭いますので、お互いさま的な感覚があるかも知れませんし、一緒にホテルにインすれば、一緒にお風呂に入ったりもします。

 

一緒に住んで、生活を共にしていれば、当然ですが、それぞれの行動は必ずしも一致しません。

 

既に晩ご飯を準備し、シャワーも浴びてる妻からしてみれば、外から帰ってきたばかりの旦那は、煙草臭かったり、お酒臭かったり、汗臭かったりすることを、気付きやすいのでしょう。

その証拠に、「旦那ばかりでなく、子供も臭い!」 という主婦の方もいます。(笑)

 

子供の場合は、汗臭さもあるかも知れませんし、外で土やホコリにもまみれます。

自分が子供のときを思い出してみると、確かに、汗やホコリにまみれているようなときは、母親に怪訝な顔をされて、すぐにシャワーを浴びさせられたような記憶があります。

 

とある主婦は、子供が小学生か中学生のときに、いつもではないのですが、たまに子供が、頭を生臭くさせて、家に帰ってくることがあったと言っていました。

何で生臭かったのかは、未だに理由が解らないのですが、その日の給食のメニューに関連しているのではないかと、今も思っているようです。(笑)

 

 

女性はニオイに敏感?

 

ブラジルのリオデジャネイロ連邦大学生物医科学研究所のロバート・レント教授らが、ヒトの脳の中で、「におい」 などの情報を司(つかさど)る 「嗅球(きゅうきゅう)」 と呼ばれる部位の細胞数を、男女間で比較したところ、女性の方が男性に比べて、43%多かったことが報告されています。

 

女性は、生理周期で感じ方の変わるニオイがある

 

月経周期によって、女性の嗅覚の感受性が変わることが報告されていますが、この報告によると、月経周期によって感受性が変わるもの(アンドロステノン)と、感受性が変わらないもの(バニリン・フェニルエチルアルコール)が確認されています。

 

「月経周期における嗅覚感受性の変化」 末田香里ほか,名古屋女子大学,2003 [pdf]

 

アンドロステノン

 

この 「アンドロステノン」 という物質は、ヒトに限らず、また男女を問わず、汗などに含まれているステロイドのようで、豚の場合は唾液に多く含まれるようです。この臭いは、ヒトの場合、OR7D4 と呼ばれる嗅覚受容体遺伝子の配列と相関関係にあることが確認されており、一般的な配列をもつ人には不快臭と感じられるのに対して、遺伝子の2ヶ所に SNPs が存在する人には、あまり不快ではなかったり、甘い臭いに感じられる場合があるそうです。

 

「体臭を感じてしまう遺伝子 ・・・ アンドロステノンのお話」 体臭と遺伝に関するヒント

 

夫に対する意識と洗濯物のニオイに関する意識調査

 

株式会社ライオンが実施した、「夫に対する意識と洗濯物のニオイに関する意識・実態調査」 によると、「夫の洗濯物のニオイを ”不快” に感じる」 妻の割合は、夫とのコミュニケーションが良好な場合は、5.6% であるのに対し、夫婦間のコミュニケーションが取れておらず、夫に魅力を感じなくなり、夫との会話や一緒の外出も疲れると感じる 「結婚生活ネガティブ型」 の妻の場合は、60.6%と6割にも達しているそうです。

この実験では、同じニオイであっても、好きな人のニオイである場合と、そうではない人のニオイである場合で、ニオイに対する意識や行動に大きな違いが現れていることが分かります。

 

この実験とは別に、株式会社ライオンは、「揮発性ステロイド」 の中で、「アンドロステノン」 に対してのみ、女性は 「明らかに不快」 という反応を示すことを確認しているそうです。

 

「女性を不快にする男性の体臭の原因物質」 五味クリニック によると、「アンドロステノン」 を嗅ぐと、脳波上、女性は 「覚醒」 的な波形を描き、男性は 「鎮静」 的な波形を描くそうです。また、名前が実に似通ってますが、「アンドロステロン」 という別の 「揮発性ステロイド」 の場合は、女性に 「鎮静」 作用があり、男性に対しては 「覚醒」 作用のあることが、既に知られているそうです。

この 「アンドロステロン」 は、ヒトの腋(わき)の下や皮膚、尿中に含まれているようです。

 

ちなみに、「揮発性ステロイド」 のフェロモン作用には、動物のメスがオスを発情させて、求愛行動を誘発させるような、「リリーサー効果」 と呼ばれる、直接的な効果と、そのニオイで意識や行動にまでは変化を与えないものの、体の中のホルモン系や神経系に無意識に働く、「プライマー効果」 と呼ばれる、間接的な効果があるのだそうで、五味院長は、女性が直接的に 「アンドロステノン」 をネガティブに感じるからと言って、ブロックするというアプローチには疑問を感じているそうです。

 

「夫に対する意識と洗濯物のニオイに関する意識・実態調査」 の結果は、もしかしたら、この女性の 「好き」 という感情の有無が、「アンデロステノン」 その他を含む 「ニオイを不快」 に感じる要素になっている可能性があります。

 

「アンデロステノン」 が女性に対して 「覚醒」 に働いているのだとすれば、「アンデロステノン」 がトリガーとなって、無意識に、MHC の遺伝子タイプの違いなど、別のニオイを嗅ぎ分けている可能性も否定出来ません。この場合、「アンデロステノン」 に対して、女性が一様に 「不快感」 を感じるのは、もしかしたら、「アンドロステノン」 により覚醒され、無意識に異性のニオイを嗅ごうとしたにも拘わらず、相手の MHC に関わるニオイが検出されないことに対する 「違和感」 なのかも知れません。
 

 

好きなものは好き?

 

仮説

 

幾つかの研究報告を読んでいると、「アンデロステノン」 という 「汗」 に含まれる物質は、その物質単体では女性に 「不快感」 を感じさせるようですが、しかし、その一方で、女性の身体の方は、生理周期によって排卵時には、この 「アンデロステノン」 の感受性が高まっているわけです。

女性はあまり、口には出しませんが、生理前になると性欲が高まり、「セ☆クス」 したくなる女性も少なくありません。

女性自身の認識は兎も角、女性の身体は、「男」 の 「汗のニオイ」 に覚醒され、男のニオイを嗅ぎ、無意識のうちに、好きな男と嫌いな男を、あるいは、遺伝子の遠い男と近い男を判別し、「セ☆クス」 の対象としての可否を判断している可能性は高い、と言えそうです。

 

無理なものは無理! ニオイによる排除

 

そして、まずニオイにより、近親あるいは自分に近い遺伝子を排除している可能性があります。

これは、思春期にある娘が、父親にニオイを臭がることに起因します。

 

 

母親が 「父親のことを臭い!」 と感じるのは、夫婦関係に危機が訪れているからかも知れませんが、お年頃の娘が 「父親のことを臭い!」 と感じるのは、前回の記事にも書きましたが、女性が MHC(LHA)の遺伝子タイプの違いをニオイで感知出来ることからも、説明が付きます。

 

娘が、父親のことを 「望ましい父親像」 と認識しているかどうかは兎も角、父親のことを 「臭い!」 と感じる場合、もし、これが遺伝子の違いを認識しているとするならば、兄や弟がいる場合、父親までとは言わないまでも、その娘は、やはり父親と同様に、兄や弟に対しても 「臭い!」 と感じるのでしょうか?(^^;)

 

女性は、思春期を迎えると、相手を男性(あるいは異性)として意識しなくても、汗などのニオイによって、相手が自分の恋愛あるいは 「セ☆クス」 の対象となり得るかどうかを、無意識に判別しているのかも知れません。

 

ニオイが先か?好きが先か?

 

しかし、ニオイが原因で 「生理的に無理」 というのはあり得ても、このニオイだから好きとなるかは微妙です。

人間の感覚は、嗅覚以外にも視覚や聴覚がありますので、「昔好きだった元彼と同じニオイだ・・・」 みたいなケースを除けば、やはり女性が好意を持っているかどうかの方が大きいように思います。

 

「夫に対する意識と洗濯物のニオイに関する意識・実態調査」 の結果を見ても、夫に対する意識の違いによって、ニオイを臭く感じるかどうかは大きく変わっています。

 

女性は、自分の好きな 「男」 のことを、ニオイでも記憶しているのでしょう。

太古の昔は、女性は、動物と同じように、風に漂うニオイや道端の排泄物などで、危険を察知するのと同時に、「好きな男」 の現在位置を知り、「好きな男」 を追いかけていたのかも知れません。(笑)

 

(つづく)

2018/03/07

旦那:を 「気持ち悪い」 と思う感覚の謎

男性も、結婚して月日が経つと、

 

        「もう、女房には、ぴくりとも勃たねぇ・・・」

 

なんて酷いことを言う、デリカシーのないヤツも居たりしますが・・・。

 

あっ、それは自分かっ。(^^;)

 

女性にも、似たような現象はあるようで、いろいろな女性とお話していると、たまに自身の 「旦那」 との 「セ☆クス」 を 「気持ち悪い!」 と感じる女性に出会います。

 

 

旦那とは、したくない?

 

「旦那」 に対する否定的な評価は、いろいろです。

 

① 気持ち悪い!

 

よくよく話を聞いてみると、「旦那」 に対して 「嫌悪感」 を抱(いだ)いているわけでも、特に関係がギスギスしているわけでもなさそうなのです。そして、突き詰めてみると、そういう女性からは、

 

        「だって家族だよ? 気持ち悪くない??」

 

といった反応が返ってくることが、ちょくちょくあります。

これらの女性にとっては、もう 「旦那」 は、「家族の一員」 であり、「性の対象」 としては、見れないのだそうです。その女性が言うには、「近親相☆姦」 的な感覚なのだそうです。

 

② トキメかない!

 

また、30代から40代の多くの女性からは、実際に最後の一線を越えて 「不倫関係」 になるかどうかは別として、次のようなセリフを良く耳にします。

 

        「旦那のことは、家族としては愛しているし、

         仕事も頑張ってくれているので、とても感謝してるけど・・・

         でも、もう、トキメキはない。」

 

③ 臭い!

 

 

敏感な女性と、そうでない女性がいると思いますが、「父親」 に 「ベタベタ」 していた 「娘」 が、年頃になった途端、急に 「父親」 の 「洗い物」 を臭がるようになったりすることがあります。

「女房」 の場合は、頻繁に 「洗濯」 をするようになります。特に、「枕(まくら)カバー」 は頻繁に交換されます。(苦笑)

 

とある女性は、「遺伝子」 が近いため、「近親相姦」 を避けようとして起こる 「生理的」 な現象・・・ みたいなことを言っていましたが、でも、「 『父娘』 は兎も角、女房と自分は、『遺伝子』 近くねーし・・・」 (^^;)

 

 

女も勃たない?

 

男性の場合は、基本 「論理指向」 ですので、これらの現象を別個のものとして理解していましたが、ちょっと視点を変えてみると、これらは全て、感覚の違いや度合いを無視すれば、女性による男性の ”排除表現” であるわけです。

 

感覚的な鋭さからすると、「臭い!」 というのは嗅覚における ”感覚” であり、「トキメかない!」 のは ”情動” であり、そして、「気持ち悪い!」 と言うのは ”感情” レベルの話ですので、

 

        「臭い!」 > 「トキメかない!」 > 「気持ち悪い!」

 

という感じもしますが、「認知」 の度合いとしてみると、やはり

 

        「気持ち悪い!」 > 「トキメかない!」 > 「臭い!」

 

 

となりそうです。

下手をすると、「トキメかない!」 レベルの女性は、旦那のニオイを 「臭い!」 と認識しているかも知れませんし、「気持ち悪い!」 レベルの女性は、「トキメかない!」 のは当たり前であり、やはり、旦那のニオイを 「臭い!」 と認識しているかも知れません。(><)

 

何(いず)れにしても、女性に 「家族」 として認識されてしまうと、女性は、その 「男性」 との 「性的な行為」 に対して 「抵抗感」 を感じるようになることだけは、確かなようです。

 

男性的に言うと、所謂(いわゆる)、「萎(な)える」、もしくは、「勃(た)たない」 ってやつかも知れません。(苦笑)

 

 

やはり、原因はにおい?


しかし、いろいろと調べてみると、「汗」 や 「尿」 には、「HLA(Human Leukocyte Antibody): ヒト白血球抗原」 が含まれており、これは無臭らしいのですが、明らかに体臭としては認識されるそうです。

 

女性は、男性との遺伝子の違いをニオイで感知できる?

 

これは、1976年に、オスのネズミがメスを選ぶ際に、一番異なる MHC を持つ相手を選ぶことが発見されたことを受けて、1995年に、スイスの動物学者である、ベルン大学のクラウス・ヴェーデキント博士(Claus Wedekind)が行った 「Tシャツ実験」 による結果によるものなのだそうです。

「MHC-dependent mate preferences in humans」, Claus Wedekind et al, June 1995


ちなみに、人間の場合は、女性が男性の MHC の遺伝子タイプの違いを臭いで感知できることは、2005年のブラジルでの研究その他で明らかになっているようです。

「New evidence that the MHC influences odor perception in humans: a study with 58 Southern Brazilian students」, April 2005

 

これらの研究では、そのような現象が確認できるというだけで、それがどのようなメカニズムによるのかが解明されたわけではありませんし、遺伝子的に遠いだけであれば、他の地域や人種との方が、乖離幅が大きいので、そちらを選択するはずなのですが、必ずしも、そのような傾向が見られるわけではありませんので、あくまでも 「仮説」 に過ぎません。

しかし、これらを覆(くつがえ)すのは、生易しくありません。^^;


年頃の娘が、父親の 「ニオイ」 を嫌う現象は、まあ、この説から説明できるので良いとしても、なぜ、女房も嫌うのでしょう?

 

生理的に受け付けない。駄目なものは駄目は 「ニオイ」

 

いろいろと探していると、こんな記事に出会いました。

 

「『生理的に無理・・・』 男の体臭が気になるのは、私の遺伝子のせい? 愛は匂いを越えられないのか?」

 

内容を読んでみると、「彼のことが嫌いではないけど、匂いを思い出すと萎える・・・」 とか、「外での食事やデートのときは気にならなかったのに、車や家の匂いに気持ち悪くなった・・・」 とか。

仕舞いには、

いくらそれまで好ましいと思っていた相手でもその人の匂いがダメなら、相手を見る目は“いい人から不快な人”に変わってしまう。結婚の条件がいいとか自分の理想に見合っている相手であったとしてもその人特有の匂い、香りの好き嫌いは理屈じゃない。

とか

悲しいことに相手の体臭が気になると、一緒に居続けるのも一緒に寝るのも苦痛となる。相手の体はもとより、相手の体臭が染み付いた部屋やシーツ、ベットの匂いすべてに馴染むことはできない。

とか、結構 「熾烈(しれつ)」 です。(><;)

 

何故、旦那のニオイは臭いのか?

 

初対面で、匂いが駄目なら、この記事にあるように、まだ 「相性が悪かった・・・」 で済むかも知れません。

しかし、紛いなりにも、お互いに好きあって 「結婚」 している夫婦であれば、最初からニオイが駄目だったという可能性は、あまり考えられません。

 

とすると、体質が変化して、ニオイに敏感になったのか、ニオイに飽きたのか。あるいは、自分が気になるニオイを、無意識に 「ばら撒いている」 ことに対して、何か嫉妬心ではありませんが、不愉快に感じるのでしょうか?

 

女性のホルモンとニオイの話

 

ちなみに、「Tシャツ実験」 で、ひとつの例外が指摘されていますが、それは、自分に近い遺伝子タイプを持つ相手を 「好ましい」 として選んだ人たちが居たようなのですが、その女性たちは全員、ピルを服用していたそうなのです。

ピルに含まれるのは、女性ホルモンの 「エストロゲン」 と、黄体ホルモンの 「プロゲステロン」 です。

女性は、妊娠すると 「ニオイ」 に敏感になると共に、食べ物や飲み物、香りの好みが変化しますが、妊娠期には、「エストロゲン」 や 「プロゲステロン」、そして、「プロラクチン」 が大量に分泌されます。

 

夫婦間のニオイ調査

 

ちなみに、「旦那のニオイ」 に関するこんな記事がありました。

 

「夫への愛情が低いほど 『臭い』 と感じる? 傾向と対策」

 

「どんなときに 『ニオイ』 を感じるか?」 という 「問い」 には、60.9%の女性が、「夫の近くにいるとき」 と回答。「いつから 『ニオイ』 が気になるようになる?」 との 「問い」 には、「結婚後」 と回答した女性が75.6% なんだそうです。

この調査について調べてみると、アンケートを実施したのは、あの男性化粧品の 「株式会社マンダム」 でした。 「マンダム男と女のニオイ白書 Vol.1」

 

「においの調査と実態 家庭/男女編 夫婦の関係とニオイ問題」 を見てみると、「結婚何年目から気になりだしたか?」 という 「問い」 には、早いひとで結婚すぐ、長いひとでは、20年とばらつきがあるものの、平均して 「6年」 という結果が出ているそうです。

 

(つづく)