「食」 と 「セ☆クス」 の話 (2)
食欲と性欲
以前、「『食』 と 『セ☆クス』 の話」 のところで、
男性は、空腹時の方が、性欲を感じるのに対して
女性は、食欲が満たされているときの方が、性欲を感じやすい
という、研究報告があることを、ご紹介しましたが、何故、そのような差異が見られるのか迄は、きちんと認識出来ていませんでしたが、どうやら、それは、男女の 「脳の構造」 に違いが見られるようなのです。
食欲と性欲は、どこで感じているか?
「食欲」 も 「性欲」 のどちらも、「脳」 の 「視床下部」 と呼ばれる、人の本能を司(つかさど)る器官で、処理されています。
「視床下部」 は、 「体温調節」、「下垂体ホルモンの調節」、「浸透圧受容器」 などの 「自律機能」 の調節を行うだけでなく、「摂食行動」 や 「飲水行動」、「性行動」、「睡眠」 などの 「本能」 に基づく行動や、さらには 「怒り」 や 「不安」 などの 「情動」 を司っている器官です。
この 「視床下部」 の部分に、「性欲」 と 「食欲」 を司(つかさど)る 「性欲中枢」 と 「満腹中枢」 があるのですが、これらの中枢は近接していることから、相互が影響を受けやすいと言われています。
「性欲中枢」 は、二種類ある
「性欲中枢」 は、実際は二ヶ所に分かれており、それぞれ、「第1性欲中枢」、「第2性欲中枢」 と呼ばれています。
「第1性欲中枢」 とは、性交したいと異性を求める中枢、「第2性欲中枢」 とは、実際の性行動を司る中枢と言われています。「したい!」 と思い、ムラムラと盛(さか)るのが 「第1性欲中枢」 で、堪(こら)えきれず、スイッチが入ってしまうのが、どうも 「第2性欲中枢」 のようです。
「第1性欲中枢」 は、 男女共 「視床下部」 の 「内側視索前野」 と呼ばれる部分に存在しますが、「第2性欲中枢」 は、同じ 「視床内側核群」 に位置するものの、男女で異なり、男性の場合は 「背内側核」 の 「摂食中枢」 の傍(そば)に、女性の場合は 「腹内側核」 の 「満腹中枢」 の傍に存在しています。
この男女差があるため、 男性は、「摂食中枢」 が活性化している 「空腹時」 に 「性欲」 や 「性的衝動」 が高まるのに対して、女性の場合は、「満腹中枢」 が活性化している 「満腹時」 に 「性欲」 「性衝動」 が高まる と考えられているようです。
なるほど・・・。
自分は、空腹時の方が 「性欲」 がシャープになる気がしていましたので、女性もてっきり 「同じ」 かと思っていましたが、性差によって、こんな違いがあるなどとは、この歳になるまで全く知りませんでした。(^^;)
人はつい、「自分もそうだから、他人もそうだろう・・・」 という発想を、してしまいがちですが、反省しなければなりません。
脳科学から見た、異性の 「口説き方」
では、口説きたい異性とデートをする場合、どうしたら良いのでしょう?
基本は、「女性は行為前にガッツリと食べ、男性は行為後にガッツリと食べる」 ということになります。逆に言うと、
「 女性は、食べた後に口説け!
男性は、食べる前に口説け!」
と言うことになります。
男性が女性にアプローチする場合
女性には、兎に角、行為前に食べさせる・・・以外にありません。(苦笑)
そのためには、「彼女の好み」 を十分に知り、「楽しい雰囲気」 を醸成すること。
デートは、女性に取っては 「前☆戯」 のようなもの。女性との 「セ☆クス」 は、デートのときから、始まっているのです。
高級レストランなどは、男性が格好を付けて、自分を売り込む所ではなく、彼女を楽しい気分にさせて、たくさん食べさせて、性欲を高めて貰う所と認識しましょう。(笑)
(1) エスコートは大事
「フレンチ」 などの洋食の場合は、男性は女性を、きちんと 「エスコート」 してあげること。
男性は下座に座り、女性は上座 に座ります。
ドアを開けるのは、ドアマンがいない場合は男性。入るのは女性が先 です。
執事のような格好をしたウェイターが、女性の椅子を引いてくれる場合には、彼女が座ってから着席し、ウェイターがいない場合には、男性が椅子を引きます。
男性は、恥ずかしがっていては、いけませんし、こんなときに、「女は男の背後を付いて来るもんや~」 などと言うのは、野暮なだけです。
女性に 「自分が大切にされている」 と思って貰えるように振舞いましょう。
こういうのは、卒なくこなして一人前 です。
女性ばかりに食べさせてばかりでは、女性も口を付けづらいでしょうから、一緒には食べるものの、男性は食べ過ぎない ようにしないといけません。
食事には、女性から手をつけるようにします。
中華や和食の場合は、ここまでは求められませんので、男性がリードする形でも良いと思いますが、しかし、女性優先のエスコートがあってもおかしくはありませんし、それはそれで女性は嬉しいものです。
(2) 話題は楽しい話を
とにかく、女性を楽しくさせて、かつ、食べさせることが目的ですから、説教や自分の自慢話はほどほどに。彼女の話を聞いてあげるくらいのつもりでいて下さい。
彼女が話したいときには、彼女の話の腰を折らず、全部話させてあげるくらいのつもりで丁度良いわけです。
当然、女性に食べさせるのが目的ですから、女性の食が進まなくなるような、「体重」 の話とか、「ダイエット」 の話はタブー。(苦笑)
(3) デザートは忘れるな
あと大抵の女性は、「デザート」 は別腹ですので、自分は食べなくても、女性のデザートは省(はぶ)かないことです。
(4) アルコールは軽く飲ませる
また、「アルコール」 を嗜(たしな)む女性の場合は、軽く飲むと良いと思います。
女性は、アルコールが入った方が 「したく」 なるからです。(笑)
ちなみに、男の飲み過ぎは、勃ちも悪くなりますし、最低です。
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食事の後で、夜景を見ながら散歩でも良いですし、もっと二人の距離を縮めたいようであれば、お酒が飲める場合は、「バー」 のように、二人が並んで座れるような所に、場所を変えても良いかも知れません。
外を歩いている場合は、背後から車が来たら、女性の手を引いて、路肩に寄せてあげたり、上着がある場合は、店から出る際には、上着を取って着せてあげたり。そういうときに、さりげなく、身体接触を試みて、相手が拒むか拒まないか。相手の女性が困惑したり、不愉快な表情をしていないか計ってみるのも良いですし、かなり、雰囲気が和(なご)んでいる場合は、思い切って、手を繋いでしまうのも良いかも知れません。
大事なのは、如何に二人の雰囲気を、そちら方向に盛り上げていくかということです。
そのためには、相手をきちんと見計(みはか)らうということと、大丈夫だと思ったら、失敗を恐れず勇気を出して、時には大胆に行動するということです。
女性が男性にアプローチする場合
逆に、女性が男性にアプローチを掛ける場合は、食事をした後よりも、「男性の空腹時」 を狙うということです。
「お腹空いたね~っ、何か食べようか~」 みたいなときに、「どぉ、私を食べてみる?」 なんて言うのは無理にしても、例えば軽く喫茶店などでお茶する際に、脚を組み替えて、チラ見せしたり、あるいは、鞄の中を探す振りをして、胸元を強調したり。あとは、昔良く使われた手だと、二人で歩くときに、男性と腕を組むような振りをして、女性が自分の胸を男性の腕に押し付けるなんていう、「テクニック」 なんかもありました。(笑)
如何に、男性にガッツリ食べさせない状態で、我慢出来ない状況に持ち込むかです。
「今は、あんまりお腹空いてないから、
後で何処かに一緒に食べに行こう?」
とか言って、「いきなりステーキ」 ではありませんが、いきなり、「メインディッシュ」 に誘い込んでしまうなんて方法もあるわけです。(笑)
「デート」 と称して、あちこち連れ回されて、ヘトヘトになり、お腹もいっぱいになったら、誰でも眠くなるもんです。(^^;)
男は、パワーが漲(みなぎ)っていて、空腹で飢えているときが、一番ワイルドになるのです。(笑)
既に親密な関係にある場合
既に親密な関係にある場合は、既にどちらも 「性欲全開」 の状況になるわけですから、余程空腹で倒れそうな場合を除いては、まずは、いっぱい愛しあって、そのあとでゆっくり 「お食事」 というパターンが多いと思います。
とは言っても、「腹が減っては戦は出来ません」 ので、女性は、事前に出来るだけ、しっかりと食べることです。
食べれていないときや、ラブホなどに直行するような場合には、やはり、事前の食事の買い込みは欠かせません。好きな男性の前では、女性も食べることを渋りがちになったりしますが、その場合でも、「甘味」 や 「お菓子」、あるいは、「スイーツ」 などで 「糖分補給」 するだけでもかなり違います。
いっぱい汗だくになって、愛し合った後、身体が欲するのは、やはり昔から 「肉系」 です。♪
昔は、「『焼肉屋』 で一緒に焼肉を突付くカップルは、出来てる・・・」 などと言われたものです。(笑)
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ガッツリ性欲を満たした後で、ガッツリと食欲を満たすのは、やはり至福の時間と言えます。(笑)
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