2ntブログ
2018/03/27

「複数プレイ」 の真骨頂

前記事 「『複数プレイ』 ふたたび」 の続きです。

 

運営さんっ、見て見てっ! 許して貰えるように、こんなに頑張りまスタ!笑

 

「複数プレイ」 とは?

 

「複数プレイ」 は、純粋な 「SM」 と言うよりは、「変態的行為」 の一種。

ですので、「ス☆ワッピング」 だとか、「乱☆交」 だとか、あるいは、「相互鑑賞」 だったり、「温泉の混浴」 だったり、それだけの 「マニア」 の人達がたくさんいる世界です。

 

これらは、両者が 「立ち会う」 場合ですが、「立ち会わない」 場合も入れると、古くからある、愛奴の 「貸し出し」 や、最近流行り?の 「NTR」 と略される、「寝取り」、「寝取られ」 あるいは 「寝取らせ」 系も、この派生形と言えます。

 

(1) ワイワイガヤガヤ - 喜びと性的嗜好の共有

 

これらの基本にあるのは、対外的には、友人や仲間などと 「性的嗜好」 を共有する、「ワイワイガヤガヤ」 的な交流です。

これは、ある意味、飲み屋で美味しい 「つまみ」 や 「酒」 を、仲の良い知り合いと共有する感覚です。「喜び」 や 「感覚」 の共有という感じでしょうか?

 

ただ、これだけでは、ありません。

 

(2) 愛と興味と嫉妬の増幅

 

もうひとつは、カップルで参加したり、あるいは、自分の相方を提供する、もしくは、提供される側の間の、「ふたりの世界」 の話です。

 

まず、「カップル」 に取っては、二人でお互いに愛することは 「日常」 であるのに対して、「複数プレイ」 は 「非日常」 であるということ。

 

そして、普段の 「セ☆クス」 は 「当事者のみ」 の関係にありますが、「複数プレイ」 の場合は、「第三者の視点」 が生じる点が、一番大きいように思われます。

 

ビジュアル的に 「見える」・「見えない」 は、「遊び方」 にもよりますが、第一人称としての 「自分」 が見る相方と、第三人称としての 「自分」 から見る相方は、当然、その見え方が異なります。

 

        「自分とのときは、いつもこうなのに、

         他の人とは、こんなことしてる・・・」

 

二人でしているときは、特に女性は、行為をビデオで録画でもしない限りは、自分のことを観察できません

自分の相方としている他の女性を見ることで、自分をイメージすることが出来るようになります。

また、第三者目線から見ることで、今まで気が付かなかった 「新たな相方の姿」 に気が付くこともあったりします。

そして、一番大きいポイントは、男性の視点であろうが、女性の視点であろうが、自分の相方の 「行為」「反応」 に対して、否応(いやおう)なく、注意が注(そそ)がれる、ということです。

そして、そこに生まれる感情は、人によって異なりはしますが、相方に対する 「新たな興味」 であったり、「嫉妬」 であったりします。

 

 

SM の観点からみた 「複数プレイ」

 

SM の場合は、この 「嫉妬心」 を調教するために、愛奴と同性の人を招いて 「複数プレイ」 を用いる場合もありますし、異性を招く場合は、「恐怖心」 を克服させるためであったり、あるいは、主に対する 「忠誠心」 を深める意味があったりします。

女性が 「M」 の場合、男性二人女性一人の 「複数プレイ」 である 「MMF(Male Male Female)」 と、男性一人女性二人の 「複数プレイ」 である 「FFM(Female Female Male)」 とでは、「精神的な意味合い」 が異なってくるということです。

 

 

性的願望としての 「複数プレイ」

 

(1) 女性に隠された願望

 

女性は、「相方の男性には、まず絶対に言ったりはしない」 ものの、一生のうち一度くらいは 「二人(複数)の男性にされてみたい・・・」 という 「性的な願望(ファンタジー)」 を持っていたりするものです。

ただし、女性は 「怖がる動物」 ですので、怖い思いは絶対にしたくありませんし、キライな男には触れられるのも、絶対に嫌な動物なので、実際は、「複数の男性」 とは言っても、自分が惚れていたり、あるいは、自分が認めた男性に限定されるところが、現実問題として、難しいところです。

 

(2) 男性の願望

 

そして、男性の願望と言えば、やはり、複数の女性による奉仕ではないでしょうか?

「男性自身」 は、基本1本しかありませんので、どのように複数人で絡んでも、女性のアソコに挿れる場合は、同時に複数の女性に挿れることは出来ませんので、他の女性は待つ以外にありません。

しかし唯一、複数の女性同士が対等になるのが、この奉仕のときな訳です。

男性が 「S」 の場合は、「支配欲」 が満足されますし、男性が 「M」 の場合は、「被虐意識」 が満足されるフォーメーションと言えます。

 

但し、この場合、前者の場合の女性、そして、後者の場合の男性は、「他者目線」 は味わうことが出来ません。

両方味わうことが出来るのは、4名以上の 「乱☆交」 のみと言うことになります。

 

 

「ス☆ワッピング(夫婦交換)」 にみる 「複数プレイ」

 

「嫉妬心」 から、「自分の相方が、他の異性としてるのを見るなんて、無理!」 という人は多いと思います。

正直な人は、自分が 「浮気」 するのは ”許される” けど、自分の相方、もしくは、自分の好きな人が 「浮気」 するのは ”許せない” と言ったりしますが、人間はそもそも、そういう 「自分勝手」 な存在なのです。

 

しかし、「嫉妬心」 に駆られてしまう人は、「プロバイダ(提供者)」 として 「複数プレイ」 に参加することは出来ません。


SM に興じている 「S」 であっても、「嫉妬深い人」 は居ますので、「複数プレイ」 が出来る、出来ないは、基本、「嫉妬心」 をコントロール出来るかどうか。そして、「嫉妬」 をしてでも、「複数プレイ」 をしてみたいと思うかどうかにポイントになって来ます。

 

では、「ス☆ワッピング」 に参加している 「カップル」 や 「ご夫婦」 は、どのような意識でいるのでしょうか?

それは、「複数プレイ」 に参加する同性を、単なる 「道具」 として見れるかどうかに掛かっています。
「複数プレイ」 の 「参加者」 に対しては、かなり失礼な 「表現」 ではあるのですが、「ス☆ワッピング」 に参加する 「ご夫婦」 であれば、中心は、あくまでも 「自分達」 であり、そこに如何なる人が入り込んで来たとしても、「自分達の関係は一切揺(ゆ)るがない」 と確信しているのです。
むしろ、その確信を得るための 「余興」 もしくは 「プロセス」 として、「複数プレイ」 を認識している方達もいらっしゃるかも知れません。

あくまでも、「自分達二人が、燃え上がるための ”スパイス”」 として、「複数プレイ」 を利用されているのです。
ですので、パートナーを交換したとしても、自分の相方のお相手は、「肉体としての ”おもちゃ”」 くらいにしか認識していないのです。
そして、二人の間に芽生えた 「嫉妬心」 は逆に、お互いの関心を高めると同時に、肉体的な関係にも、常に 「新しい刺激」 を与えているのです。
「ス☆ワッピング」 の真骨頂は、むしろ、「複数プレイ」 にあるのではなく、「複数プレイ」 で得られた刺激を、二人の世界で利用することにあるわけです。
 

 

「複数プレイ」 の心理学

 

こういう学問があるわけではありません。自分で勝手に付けた名前ですが、「複数プレイ」 には大きく二つの法則があります。ひとつ目は、「吊り橋(つりばし)効果」。これは実際にありそうな名前ですが(笑)、ふたつ目は、「青い芝生(しばふ)効果」 です。

 

(1) 吊り橋効果

 

これは、二人で 「吊り橋を渡る」 という体験を共有することによって、吊り橋を渡るときの 「ドキドキ感」 を、二人が 「恋愛」 しているときの 「ドキドキ感」 と、錯覚してしまう、という 「現象」 ですが、「複数プレイ」 における 「ドキドキ感」 も、これと近いものがあります。

 

夫婦で参加される場合、特に大事な原則は、二人の間で 「隠し事」 をせず、常に二人で参加されるということです。

そして、自分のパートナーが気持ち良くなることは、伴侶たる自分としても望ましいと思えるようになること。

とは言え、皆さん人間ですから、「嫉妬」 がなくなるわけではありません。

しかし、その 「嫉妬心」 とは、自分の パートナーに対する 「愛情」 の裏返しであり、「執着」 なのです。そして、その 「嫉妬心」 を 「二人の関係」 にプラスに活用していくのが、「ス☆ワッピング」 なのです。

 

旦那や奥さんの 「浮気」 などの場合、浮気相手の名前を聞けば、相方の人は、「嫉妬心」 から 「不愉快」 な感情しか出てこなくて当たり前です。

しかし、「ス☆ワッピング」 の場合は、双方とも、参加した当事者であり、そして、相方は、お互いに 「第三者」 に位置付けられるわけです。

当然、「ス☆ワッピング」 の後は、多くの場合、二人の中に芽生えた 「嫉妬心」 から、「痴話喧嘩」 に発展するわけですが、「ス☆ワッピング」 という 「吊り橋」 的な 「臨場感」 も相(あい)まって、

 

        「アナタったら・・・

        あのときは、アソコをあんなに大きくしちゃって、

         そんなにあの奥さんの ○○ が、○○ だったの?」

 

        「そういうお前こそ、『あんっ、あんっ』 あんなに声を出しまくって、

        あんなにイヤらしく、腰を振っていたじゃないか?

         そんなに、あのくそ旦那の ○○ が良かったのか?」

 

ではありませんが、第三者目線での相方に対する 「挑発」 が 「スパイス」 となって、お互いの 「性欲」 を、刺激し合うことになるわけです。(笑)

 

(2) 青い芝生効果

 

人は兎角、他人の芝生は、青く見えるものです。

 

確かに、常に四六時中、生活を共にしているわけでもないので、実際に、隣の家の芝生は、余程のことがない限りは、青かったりします。余所の家の 「良い所」 しか見えなくて当たり前なのです。
 

理性では、自分の相方こそが 「ベスト」 と思って皆、結婚するわけですが、しかし、自分の欲しいものが全て、手に入るわけではありません。

世の中に 「完璧」 な人はいません。自分のパートナーが、結婚するのには 「ベスト」 であったかも知れませんが、全てにおいて 「ベスト」 ではありません。

 

「性欲」 も、「食欲」 や 「睡眠欲」 と同じく、人の基本的な生理的欲求です。

「性」 に飢えていたら、満たしたいのが人間です。

他人の意思に反して、無理強いしたり、相手の自由を奪ったりすることはいけませんが、誰にだって、”気持ち良くなる” 「権利」 はあるわけです。

 

理性では、自分の庭こそ、一番青いと思っていても、人は弱い存在なので、それを確信したくなるのです。

「青い芝生」 は、お腹が空いてるときの、鰻(うなぎ)屋や焼き鳥屋から立ち上る煙のようなもの。あるいは、中華料理屋に漂うスープの匂いだったり、蕎麦屋に漂う出汁の香りのようなものです。

 

人は弱い存在であるから、男であれ、女であれ、「浮気心」 は必ずあるのです。

どんなに聖人ぶっても、理性があっても、人の恋心は、止められないものです。

人間に最も近いと言われる、類人猿の 「ボノボ」 は、「ゴリラ」 みたいに一夫多妻制でもなく、「チンパンジー」 のように一夫一婦制でもなく、「乱婚」 と言われています。

 

ある意味、二人の関係を 「毀損(きそん)」 することなく、それぞれの 「浮気心」 を満たすのが、「ス☆ワッピング」 とも言えるのです。

その証拠に、「ス☆ワッピング」 に参加される 「ご夫婦」 は、いつもラブラブ です。(笑)

お互いに隠すことなく、「青い芝生」 かどうかを確認することによって、「ス☆ワッピング」 に参加される 「ご夫婦」 は、常に二人の間に 「オープンな関係」 を築き、悪魔の囁(ささや)きとも言える 「浮気心」 を封じ込めているわけです。

 

 

「複数プレイ」 のススメ

 

未経験の人から見ると、「変態の極地」 とも思える 「複数プレイ」 ではありますが、実際にやってみると、単に 「裸の関係者」 が増えるだけで、それこそ、「混浴の温泉」 の延長線上にあるような感覚。実に何てことない感覚を覚えるはずです。

 

ご夫婦で、興味がある方達の場合は、「ス☆ワッピング」 であれ、「乱☆交」 であれ、まずは、「相互鑑賞」 から入られるのが、良いように思いますし、一般的です。

「ス☆ワッピング」 マニアの人に言わせると、「相互鑑賞」 なんて、交換してないんだから、

 

        「そんなの、ス☆ワッピングじゃねーっ!」

 

とか言う人もいますが、誰にでも 「はじめて」 はあるものです。

心細さや心配は、誰にでもあるというもの。女性の、そういう気持ちに寄り添ってあげるのも、男性の努めです。

自分達の秘め事に、他人という第三者の視点が入るだけで、「非日常」 を味わうことが出来ますし、まずは、「混浴の温泉」 の延長線上にある 「何てことない感覚」 を理解して貰えると思います。
 

未経験者の方にとっては、かなりの 「変態行為」 に映るかも知れませんが、「複数プレイ」 は、「夫婦仲」 を保ち、「セ☆クスレス」 に陥(おちい)らないための、「エッセンス」 とも言えます。

 

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ハプバーなど不特定多数の場に出入りされている方は、ご遠慮願いますが、男女を問わず、「複数プレイ」 に興味のある単独さんやカップルさんが居たら、仲良くなりたいもんです。♪

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