【引用】 シングルマザー支援をうたう悪質セミナー商法の手口
「引用」 と言いつつ、ほぼ 「無断転載」 w
垢を消されていながらも、肩を持つわけではありませんが、アメーバのピグは、「出会い系」 ではありません。ピグに、「出会いたい利用者」 がいるのは事実ですが、業者が狩りをするには、あまりにも非効率過ぎるのです。
ですので、出会いたい人を探す業者は、「出会い系」 に行きます。
ピグには、現役の風俗の人もいます。
しかし、ピグに来る目的は、お客探しみたいな営業目的ではなくて、息を抜くため。
営利狙いの人、あるいは、営利狙いのセミナーみたいのに上手く乗せられている人は、とりあえずブログをやります。(笑)
オレは、ワタシは・・・・
こんなにポンコツだったけど、こんなになったのーーーーー
今は、すごいのーーーーー
ふうん。
アメーバのビジネス系だと、関西の弁護士さんとか、あと、ダンスヘアさんとは、結構長いこと繋がっていますが、地道に頑張ってますね。
こういう人たちが、マトモなひと。
スピリチュアルやら、わざわざ毒をすんごく薄めて飲む人たちの生き方を、否定するわけではありません。何故なら、これらも、量子力学で言う 「シュレディンガーの猫」 だからです。
閑話休題。
えっと、引用と言いつつ、ほぼ無断転載の 「女性セブン」 の記事です。
最近の記事に書いた高校教師もそうですが、オレオレ・・・を含めて、こういう 「鬼畜」 には、ご注意ください。
「素晴らしい人生を送るために!」といった呼びかけに応じてイベントスペースなどの指定の場所を訪れると、愛想のよい講師が登場して、セミナーが始まる。こういったセミナー商法のいかがわしさについて、その危うさを知らせる情報が様々に発信されてきたが、主催者たちは扱う品目やターゲットを変えながら、いまも商売繁盛らしい。ライターの森鷹久氏が、危ういビジネスに巻き込まれてゆくシングルマザーたちについてレポートする。
* * *
都内某所にある貸会議室の入った雑居ビル。吸い込まれるように入っていくのは20代から50代と思しき女性、総勢十数人だ。それぞれが美しく着飾り、メイクやヘアスタイルもいかにも「よそ行き」の雰囲気で、首都圏から来た人もいれば、奈良や兵庫、四国から駆け付けたという女性もいるようだ。二時間が経過した午後6時ごろ、件のビルからまた女性たちがぞろぞろと出てきたかと思うと、一部の集団が近くのダイニングバーに入る。
「今日はね…勉強会だったの。これから打ち上げで、いろいろな情報交換をするの」
参加者の一人30代のAさんは、この会合のためにはるばる新潟からやってきた。「お金がないので高速バスで来た」という割には、10万円はくだらない流行のハンドバッグにドレッシーなブルーのノースリーブワンピース、足元はピンクベージュのパンプスといういで立ちで、どう見てもゆとりたっぷりのオシャレな奥様だが…。
「実は私、シングル(マザー)なんです。地元(新潟)にいてもお金は稼げないし、東京に来て同じような境遇の人たちと"先生"からいろんなことを学んで、いい生き方をしないとと感じてね」
漠然としていてよくわからないが、要はシングルマザーという境遇の女性たちが、一人でも子育てをし、豊かな生活をするためのセミナーに参加している、ということらしいのだ。すると、冒頭のよそ行き姿の女性たちも全員がシングルマザーで、ひよりさんと同じ志を持った人々ということだろう。
一体全体、どのような講義が行われており、女性たちは何を学んでいるのか。
「シングルマザーが輝けるライフスタイルのご提案です。シングルマザーがメインのファッションショーの開催や、ビジネスマッチング、資産形成のご案内なんかもやっております」
こう話すのは、セミナー運営側の女性だ。連絡先の電話番号に筆者が問い合わせると、質問に淀みなく答えてくれたのだが、やはり今一つ“何が行われているのか”見当がつかない。打ち上げを終え、居酒屋から出てきた女性二人組に話を聞くと、意外なセミナーの“実態”が浮かび上がってきた。
「Facebookでメッセージが来て、それで参加したんですが…。なんというか、株の投資をしないかという怪しい勧誘でした。シングルマザーで稼いでいるという女性講師が出てきて、いろいろお話を伺ったんですがよくわからなくて…」(セミナー参加者Bさん)
もうひとりの女性も憤りを隠さない。
「私もSNSがきっかけできたのですが…。最初は運気とかスピリチュアルとか、私が興味のある話をしてきて、そういう仲間が集まる会合、ということでしたが、来てみると全然違っていました。というか、有名な占い師さんとかアーティストが集って、シングルマザーのファッションショー出演者の顔合わせもやる、と言われていたんですよ。
そしたら仮想通貨とか株との話になって…もう、わけが分からないので二人で出ようかといって…」(セミナー参加者Cさん)
二人とも首都圏在住の女性で、いずれもシングルマザーだった。面識はなかったものの、会合に違和感を感じたもの同士でこっそり出てきたというのだ。
後日、上京してセミナーに参加した前出のAさんに話を聞くと、このセミナーが「シングルマザー」を狙ったプロジェクトである実態が浮かび上がってきた。
「セミナーの後、四次会くらいまであったのかな? 三次会は株や投資に興味のあると答えた女性だけが呼ばれて、運営者の一人の自宅という南麻布のマンションでお酒を飲むの。そこには経営者の中年男性なんかも来てて、投資するお金がないなら“お金を貸してあげる”もしくは“水(商売)でもなんでも稼ごうと思えば仕事はある”などと誘ってくるのね。四次会はその男性たちと女性がカップルになって部屋を出てく。
実は…そこには懇意の男性がいて、その方は会うたびに援助してくれるのね。私は投資とかヤだし、割り切った関係作りに来ているだけ。中には投資にハマって風俗してるママもいる。SNS経由で知り合った新規のママ友が風俗や水商売で働いてくれたら、紹介者にお金が入ってくることもあるから、結構ギスギスしてるんだけど、最初はそういうの気が付かないからね…」(Aさん)
彼女たちが出演するという「ファッションショー」もこれまでに実際に数回は行われたことがあるというが、ショーでカメラマンとして動いた経験がある男性(四十代)もまた「シングルマザーにつけ込んだひどいイベント」と切り捨てる。
「シングルマザーが輝ける、などと言って、女性たちからウォーキング代とか衣装代、ヘアメイク代と金を徴収し、どうしようもないショーをしているだけです。中小企業の男性社長なんかがたくさんやってきて、女性の品定めみたいなこともしており、バックヤードでは"あれは俺のオンナ"などといって酒を飲み盛り上がっています。
容姿に自信がない女性でもショーに出られるのは、言われるがままに風俗で働きながらセミナーが勧める投資案件に金を預けているから。この投資では多くの女性が損をしたとかなりのクレームが出ているのに放置されています。みんな借金抱えて風俗で働く羽目になり、余裕もないからか訴え出ることもできないと。僕のギャラだってほとんど踏み倒されたようなもので、文句を言うと着信拒否され、まともに取り合ってくれない。ひどい連中です」(カメラマンの男性)
筆者も以前、ファッションショーと銘打ち、出演者の若い女性達からカネを集めるだけのグループについて取材し、取り上げてきた。社会について無知な若い女性、ようするに"弱者"を狙い撃ちにした許されざる所業だったが、今回のターゲットは「シングルマザー」。
どちらが「かわいそう」などと比較はできないが、事情がありシングルになり、一人で頑張って子育てそしている女性につけ入って騙し、カネだけでなく性まで搾取しようとする卑劣さには、言葉も出ない。同様の事件を取材する週刊誌記者が解説する。
「SNSが使いやすくなって普及したことで、こうした形で犯罪に巻き込まれてしまう、被害を受けてしまう人々が増えました。そういった人たちの多くが、若者やシングルマザー、お年寄りといった弱者です。SNSはプロフィールや生活ぶりが見えるので、ターゲットが弱者であるかどうかの判別がしやすい。つらい立場に置かれた人にアプローチして、幸せとかカネとか聞こえのいいことを言って誘い出すんです。
ここで先行投資して仲間に広めれば、あなたは利益を得られると言って誘う仕組みはマルチまがい商法そのものです。扱うのが商品なのかインチキなファッションショーなのか、あるいは投資商品なのか性なのか、とい違いしかありません。被害者が被害者を呼ぶ仕組みもそのままです。手を変え品を変え、よくやるもんだと思いますよ」
類似の事案はほかにも数ある(週刊誌記者)というが、いずれも被害者たちの多くが泣き寝入りしている。というのも、彼女たちには対抗できる「知識」が無く、日々を生きるのに精いっぱいで、自分たちから搾取するグループを相手に戦ったり、訴訟に費やすパワーも残っていないからだという。
そして「騙された自分が悪い」と逆にふさぎ込んでしまい、その事実を記憶から消し去ろうとする。最悪なのは、そうやって追い込まれた女性をターゲットにする詐欺師も存在し、彼女たちはさらにボロボロになるまで「利用」されるのだ。
騙される方が悪い──本稿を読んでそう感じる方も少なからずいるだろうが、決してそうではない。それは、DV被害者に対して「加害者は一見まじめに生活を送っているようだから、殴られる側にも理由があるのでは?」と邪推するのと同じだ。自分からは見えていなかった一面を否定したいために加害者の過失を認めず、起きた出来事をどうとらえるかという事実の認知をゆがませ、被害者に過ちがあるとしてしまう。
おかしいのはどちらなのか、落ち着いて考えればわかることだ。常識がどうあれ、暴力を振るったり、金銭やひいては人生を搾取する側に過失があることは明らかであるし、それらは決して正当化されるべきものではない。
計画性がないからシングルマザーになった、彼女たちは精神的に不安定な人が多いから仕方ないという無意識の思いこみをもとにした、被害者に過失があるという考え方もまた危険であると指摘したい。それは、裏返せば加害者に対する責任追及の声が弱まることを示しており、悪がのさばっても世間は知らん顔、見て見ぬふりをする。その結果、卑劣な連中が開き直る。そうして開き直っている人たちが、本稿で取り上げた、シングルマザーを狙う狡猾な者たちだ。
このまま同じような感覚が蔓延し続ければ、誰であっても、卑怯者の餌食になったとき「騙された方も悪い」と言われる日が来る。自分たちはそんな目に遭わないと油断してはならない。彼らは、人の弱みにつけ込んで搾取するという点において、非凡な能力と努力をするからだ。騙されて追い込まれないよう常に緊張する、そんな殺伐とした社会で生きていくことを望んでいる人は、いないのが普通だと信じたい。
2018.09.17 16:00
ニュースポストセブン より