2ntブログ
2019/07/12

性欲のスイッチ(9)

昨日の 「性欲のスイッチ(8)」 の続きです。

 

昨日の記事で言いたかったことは、人は視覚や触覚の他にも嗅覚や聴覚などの刺激により、「性欲のスイッチ」 が入りますが、それ以外にも人にはもっとパワフルな、「想像力」 という 「性欲のスイッチ」 があるということ。

 

女性の AV の人気検索ワードの第二位が 「痴/漢」 というのも、女性はあくまでも 「空想」 の延長として 「被虐感」 に興奮して楽しんでいるわけであって、実際に見知らぬ人であったり、知ってはいても好きではない人から痴漢されたいわけではないと言うことです。

 

まず、女性の 「性欲」 を理解するためには、男女の 「性欲」 の違いをしっかりと押さえておく必要があります。

 

男女による 「性欲」 の違い

 

男女では 「性欲」 の成り立ちが違うと言われています。

 

男性の場合は、「視覚的」 であり、男性が心理的に性的興奮を覚えるときは、頭と体が常に連動するので、身体的にも興奮を示すのに対して、女性の場合は、頭(心理的性欲)と体(本能的性欲)が分かれていることから、まず脳がまず心理的に興奮しないと火が付かないのだそうです。

 

男女にさまざまなポ/ルノ写真を見せ、「興奮しましたか?」という質問に答えてもらうことで心理的興奮度を調べるのと同時に、そのときの性/器の血流の変化を測定することで身体的興奮度を調べる実験を行ったところ、男性は身体的興奮と心理的興奮が一致しており、ペ/ニスが勃起していれば100%やりたいと思っていることが確認されたのに対して、女性の場合は、全てのポ/ルノ写真で身体的な興奮が確認されたにもかかわらず、動物の交尾の写真で心理的に興奮する人はおらず、身体的興奮と心理的な興奮は必ずしも一致しなかったとのこと。

 

女性では、動物の交尾写真でも身体的に興奮していたというのはある意味驚きですが、逆に言えば、女性が濡れているからと言って、必ずしも気持ちが伴っているわけではないようです。(苦笑)

男が、その気になるためには、一人のセクシーな美女がいれば事足りますが、女性の場合は、イケメンや割れた腹筋を見せられたからといって性欲に火が付くわけではありません。

女性は気分的にも、その気にならないとダメなのだそうです。

 

女性の 「性欲」

 

では、女性はどうしたら、その気になる(心理的に興奮する)のでしょうか。

太古の昔、まだヒトが猿であった頃は、ヒトの 「天敵」 もさぞ多かったことでしょう。

成人男性よりも力の劣る 「女性」 や 「子供」 は、そういった天敵からも狙われやすかったかも知れません。

また、女性は 「セ/ックス」 においても、妊娠、出産、育児という多くの 「リスク」 を抱えています。生まれてくる子供に罪はありませんが、妊娠出産によって女性の生活が大きく左右されることは事実です。

つまりは、女性は太古の昔から、常に 「リスク」 や 「危険」 を意識しながら生きて来ているわけです。

 

そういった女性が無意識に得ようとするものは、やはり 「安全」 と 「安心」 であり、自分を見捨てずに自分を助けてくれる 「男性」 の存在でしょう。

生存能力に長けている強い男を選び、また選ばれることは、自分の種を残すことばかりでなく、女性が生き延びる上でも重要なことだったわけです。

 

ですから、女性は本能的に男性に対して 「強さ」 と 「優しさ」 を求めるわけですし、男性に 「生活力」 を求めるわけです。

しかし一方では、女性には 「母性本能」 というものがあります。そしてどちらが強いかは、その女性のホルモン分泌によるわけです。

 

そして、常に男の本当の気持ちを見極めようとしたり、情報を集めようとするのも、常に自分の身に降りかかる 「リスク」 を最低限にしたいという思いが、無意識のうちに行動に現れているためかも知れません。 

 

女性をその気にさせる方法。

まず一つ目の方法は、くすぐるのは 「女心」 でも、「母性本能」 でも構いません。兎に角、女性を 「ときめかせる」 ことです。

 

(1) 女性をときめかせる

 

女性が男性に 「好き」 と好意を寄せる場合、女性の 「好み」 もあるでしょうが、その男性に対する何等かの思い、それは、「憧(あこが)れ」 の場合もあれば、「尊敬」 だったりする場合もありますし、「何か気になる」 としか表現出来ないような、一種の 「好奇心」 である場合もありますが、ひとつ言えることは、女性からは、「ときめきホルモン」 とも呼ばれる 「フェニルエチルアミン(PEA)」 が漏れ出ているということ。

このホルモンは、芸能人を追っかけていても出ますし、ドラマなどで自分の好きなスターを見ているときにも分泌されます。

そして恋愛の初期段階で 「PEA」 が分泌され濃度が上昇すると、「ドーパミン(快感ホルモン)」 や 「セロトニン(幸せホルモン)」、「エンドルフィン(陶酔感を感じるホルモン)」 といった、高揚感をもたらすホルモンが分泌されるようになります。

 

女性は、どのようにしたら、「その気になる(心理的に興奮する)」 のか。

それは、女性をときめかせ、「フェニルエチルアミン」 を分泌させることです。

単に仲が良かったりするだけでは、女性をときめかせることは出来ません。女性を安心させるだけでは、その女性の 「安全牌(あんぜんぱい)」 にはなれたとしても、「彼氏」 にはなれません。

お目当ての女性の 「憧れ」 になるのは難しいにしても、その女性に 「敬意」 を持たれたり、女性の気になる存在とならなければいけないわけです。 

 

女性に 「セ/ックス」 を意識させることでも構いませんが、大事なことは、相手の女性を 「ドキドキ」 とときめかせること。女性が昔から 「ちょい悪」 系を好むことが多いのは、恋愛において 「冒険」 したい気持ちがあるからです。 

もしかしたら、「ちょい悪」 ゆえに、少し怖い気持ちもあって 「ドキドキ」 しているのかも知れませんが、だからこそ、女性には誠意を以って、優しく接しなければいけないわけです。

誠意もなく優しくもない、怖いだけの 「ちょい悪」 なんて、「リスク」 ばかりで 「メリット」 がありませんから、誰も見向きもしません。(苦笑)

 

「恋」 で大事なことは、男も女も小さな 「冒険心」 を持つということ。

断られることを怖れている 「小心者の男子」 には、いつまでたっても 「春」 は訪れません。

男は 「喧嘩」 と同じで、「玉砕覚悟」 で飛び込んでナンボです。(笑)

女性を口説くときに、自分のことばかり、断られて自分が受ける傷のことばかりを気にしてはいけません。

女性を口説くのであれば、相手を無理強いするのではなく、しかし、「肉を切らせて骨を断つ」 くらいの余裕と 「男気」 が必要です。

 

(つづく)

 

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