性欲のスイッチ(10)
昨日の記事 「性欲のスイッチ(9)」 の続きです。
昨日の記事では、男性は心理的興奮と身体的興奮が連動するのに対して、女性の場合は、心理的興奮と身体的な興奮が必ずしも一致しないこと。
女性の場合は、身体的には興奮していても、心は冷めているという場合があるということを説明しました。
そうなると、女性を 「その気にする」 ためにはどうしたら良いのかということになります。どのようにして、女性を心理的に興奮させたら良いのか。
そして、ひとつの方法として 「正攻法」 ではありますが、女性に 「恋」 をさせて、ときめかせる方法をご紹介しました。
では、他にも、何か方法があるでしょうか。
もうひとつの方法は、もっと 「ストレート」 な方法です。それは、もっと直接的に 「セ/ックス」 をアピールするというもの。
(2) 女性に 「セ/ックス」 を意識させる
女性にも、「セ/ックスしたい」 という性欲は当然あります。
人によって個人差はありますが、生理前になると、性欲が強くなるという女性も少なくありません。
通常女性は、「好き」 という気持ちが先行しますが、状況によっては、「性欲」 が先行する場合もあります。そのような場合は、どのような条件のもと成り立つのでしょうか。
これは 「暗闇効果」 と呼ばれるかなり古い実験ですが、心理学者ケネス・J・ガーゲン(Kenneth J, Gergen)が1973年に、次のような実験を行いました。
お互いに会ったことのない男女6人のグループを二つ作り、一つ目のグループは明るい部屋に、二つ目のグループは真っ暗な部屋に入れ、行動を観察したというものです。
明るい方のグループは、同性同士で固まりやすく、ある程度の距離を保ちながら、自己紹介や当たり障りのない会話をしていたのに対して、真っ暗な部屋のグループは、会話が少なくなる一方で会話の内容はプライベートな内容が多く、また、異性同士でペアになりやすく、お互いの存在を確認するために近づきあい、中には抱き着いたり、キスをしたりといった行為が観察出来たそうです。
完全に 「真っ暗」 な部屋は少なからず不安を伴いますが、そのような状況下で、お互いが見ず知らずの関係にあり、顔も分からない同士の男女が、結び付きを深めてしまうわけです。
女性にとって、暗闇は 「不安」 を掻き立てる要素であり、「匿名性」 を作り出す要素になったわけです。
漠然とした 「不安」 によって、女性は無意識に、頼れる異性の存在を求めてしまい、また暗闇の 「匿名性」 が、男女の行動を大胆にしてしまったのでしょう。
実社会における実際の人間関係は、いろいろな 「しがらみ」 があります。しかし、そこで 「匿名性」 が確保されることによって、人は 「建て前」 ではなく、「本音」 による会話が出来るように、また 「大胆」 に行動出来るようになります。
勿論、この場合、「匿名性」 だけでなく、女性の 「安全」 が確保されるということが大前提になると思います。
この 「暗闇の実験」 では、お互いの顔が分からないという 「匿名性」 が、「あとで外でバッタリと出会ったら、付きまとわれるのではないか」 といった不安を払拭すると同時に、「きちんと社会的に振る舞わなければならない」 という思いを、緩めたのかも知れません。
少なくとも、相手の身体に振れ、身を寄せ合うだけでも、人は 「より近い関係」、「私的な関係」 と錯覚します。
自分の 「素性」 が一切知られることのない状況下において、不安がなければ、女性も大胆になり得るということ。
そしてもうひとつ、自分が昔良く、女性とのデートのときに使った手ですが、下ネタ話をしたり、あからさまなことをせず、女性に 「セ/ックス」 を意識させる方法。
それは、お互いに手を繋ぎ合う程度の関係であれば、女性と手を繋ぎ、繋いだ手の中で、女性の指と指の間を、女性の膣に見立てて、自分の指を出し入れしたり、あるいは、指の付け根の股の部分を女性の 「陰/核」 に見立てて、刺激したり。
但し、周囲には大勢の人がいて、会話は普通の日常的な会話をしながらするのが、ポイントです。(笑)
女性は、何か自分に触れる指の感覚に 「いやらしさ」 を感じるものの、「もしかしたら、自分の勘違いかも知れない」 と思って混乱するのです。混乱するけども、心の中では思わず 「セ/ックス」 を意識してしまうのです。
公園など人がたくさんいる場所でのデートで、会話は、何気ない良くある 「日常的な会話」 なのですが、繋いだ手の中では、指が卑猥に動いているのです。(笑)
その刺激に気が付いていれば、もう女性の心は十分に 「ドキドキ」 していますので、女性の耳元で、女性の耳に息が掛かるように、少し低めの声で 「少しエッチな言葉」 を 「囁(ささや)く」 のも、十分に効果があります。
「これからラブホに行こう!」 などといきなり女性に提案し、玉砕するよりは、ずっと効果的なアプローチです。
勿論、脈がない場合は、あきらめる方が無難です。
男の方が心理的にも興奮しまくっていては、女性を心理的に興奮させることは出来ません。
とある女性から聞いた話ですが、ネット上で知り合いになり、しばらくはチャットでメッセージ交換する関係になったとのこと。
そして、とある日、二人は実際に会ってみることに。初デートでは、女性は実際にその男性に会ってみて、ひとつひとつ、その男性の人柄を、自分が思った通りか確認していたりするものです。
女性は実際に男性に会ってみて、真面目そうだし、悪くはないかもと思って、その女性は、男性のカラオケへのお誘いに乗ったわけですが、カラオケルームに入った途端、いきなりその男性に襲われるように抱き着かれ、その女性はビックリし、慌ててその場から逃げ帰ってきたそうです。(^^;
せめて、カラオケに来る途中、女性と手を繋いでみたり、腕を組んでみたり、あるいは、女性の隣にピッタリと座り、女性の脚に自分の脚をくっつけて座ってみて、相手の反応を見るとか出来なかったのでしょうか。
密室に二人で入った時点で、また一段階、近しい関係が築けるものです。
そもそも、女性に好意すらなかったら、カラオケには行かなかったかも知れません。
男は、慌てずに、余裕を以って女性をいたわるように優しく接してあげてください。
いきなり、ガバッ と来られると、女性でなくてもビビります。(苦笑)
(つづく)
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