「くすぐり責め」 の話 (2)
前記事 「『くすぐり責め』 の話」 の続きです。
くすぐったい場所と性感帯の類似性
くすぐったい所は 「性感帯」
ちなみに、「エロ師」 の間では良く、「くすぐったい」 場所と、女性の 「性感帯」 の類似が話題になりますが、これは自分も実感していること。
「M男」 に足の指を舐められて感じる 「S女」 も居りますし、自分の愛奴の何人かは、指の股の部分や手の甲に触れるだけで 「イク」 場合もあるほどです。
但し、敏感なところだけに、「刺激」 が強すぎると嫌がられますので、一般には、十分に認識されていないのだと思います。
「性感帯」 として刺激を与える場合には、「足の裏」 や 「耳」 そして 「腋の下」 などの 「超敏感」 なポイントと、「うなじ」・「背中」・「腰」・「お尻」 などの 「背面」、そして、「膝(ひざ)」・「太もも」 は、それぞれ反応が異なるため、刺激の仕方も異なってきます。
「くすぐったい」 場所の傍(そば)には、動脈が皮膚の近くを通っており、「急所」 であることから、自律神経も集まっていて、外部の刺激には敏感に反応するそうですし、性感を感じる特別な受容体があるわけでもありません。一説によると、「性感」 も、「痒(かゆ)み」 や 「くすぐったさ」 と同様 「痛覚」 で感じると言われていますので、これの感覚が、「性行為」 時に 「性感センサー」 として働いたとしても、何も不思議はないわけです。
当初は、「鞭打ち」 や 「スパンキング」 などの 「痛い系」 のSM を否定していたはずの 「M女」 も、慣れるに従って、お尻を叩いて貰いたがる人も少なくありません。彼女曰(いわ)く、「興奮していると、痛いのも快感に感じてしまう」 とのこと。
「唐辛子」 のカプサイシンの 「辛味」 も、味覚よりも 「痛覚」 を刺激するそうです。唐辛子も、慣れていない人には、とても辛く感じますが、慣れてくると 「耐性」 が出来て来て、食べれるようになるのと、似ています。
極度に 「くすぐったがり」 の女性の話
この記事を書いていて、ふと、「かなり昔の女性」 のことを思い出しました。
若い頃の話ですので、もうその女性の顔も名前も忘れてしまいましたが、なんとか口説いて、ラブホにしけこむことには成功したものの、その女性は、極度の 「くすぐったがり」。ほんの少し身体に触れるだけでも、半端なく笑いだしてしまう始末。
「笑い」 が出ると言うことは、女性が自ら、緊張を緩和しているか、もしくは、性的な 「緊張」 が働かず、「くすぐったい」 という感覚に繋がってしまっているということになります。
こういう場合は、今思えば、「笑い」 が出ない程度に、もっと 「サディスティック」 な雰囲気を醸成するなど、もっと本格的に、女性を 「緊張状態」 に陥らせた方が良かったように思いますが、自分もまだ若く、女性経験も浅かったこともあり、確か最終的には行為は諦めたように記憶しています。
もしかしたら、若い人の方が、「くすぐったがり」 は多いのかも知れません。
愛撫のしかた
「くすぐったい」 部位に対する愛撫は、その女性が感じやすいタイプであればあるほど、また、センシティブなところであればあるほど、女性は反射的に、逃げようとしたり、避けようとします。
「防衛本能」 をくすぐるだけに、上手に使い分け出来るようになると、女性の本能に訴えることが出来る 「性感ポイント」 となりますが、しかし、「中途半端」 に手を出すのは禁物です。
動物の 「マウンティング」 ではありませんが、相手が自分に対して 「ひれ伏している」 ときや、愛情を十分に受け容れているときは 「効果」 があるのですが、相手の 「対等意識」 が強かったり、受け容れが不十分である場合は、相手を冷ましてしまう場合もありますので、事前に、十分に相手の反応を観察する必要があります。
まず、エロ目的であり、笑わすことが目的ではないので、刺激は 「弱めが基本」 です。
時間を掛ける場合は、触れるか触れないかぐらいの 「フェザータッチ」。また、指を押し込むような感じで、圧力強めで、「ピンポイント」 で触る場合もあります。
「撫(な)で上げ」 の場合は、触れる程度で、素早く指を動かし離します。
「触れる場所」 は勿論ですが、「触れる度合い」 と 「指を動かす速度」、そして、「タッチの時間」 を常に意識するようにします。
これは、「ク☆リ」 の愛撫でも同じことが言えます。男だって、いきなり息子を握られて、高速でしかも 「力任(ちからまか)せ」 に刺激されたら、痛いだけでしょう?(苦笑)
スローな 「フェザータッチ」 から始めて行き、全体の流れとしては、次第に頻度を増やし、刺激を強めにして行き、そして、「強い刺激」 を与えるのは最後の最後。「ラストスパート」 のときだけだと認識してくれれば、間違いありません。
女性が逃げられないように、押さえつけるよりは、女性にまずは観念させて、逃げれる状態であっても、逃げないくらいに調教しておくのが、ベストではありますが、そのような状態で、あちこちを愛撫してあげるのです。
やはり、女性は、優しく大事に、手玉に取ることが重要です。(笑)
そして、もうひとつ大事なことは、愛撫を休まないこと。
愛撫に使用するのは、「指先」、「手のひら」、「舌」 や 「唇」 を使いますが、これ以外にも、「言葉」 や 「息」 を使います。
「言葉責め」 は、「言葉」 による愛撫。「息」 を耳にワザと吹きつけながら、囁(ささや)いてみるのも悪くありませんし、ワザと低い声で喘(あえ)いでみるのも悪くありません。(^^;)
言葉で責められているときは、女性は無意識であれ、言葉を聞こうとしますし、身体に触れられると、一瞬、女性の意識は、その触れられたところに集中します。
女性を 「セ☆クス」 に集中させるためには、女性に余計なことを考える暇を与えないこと。すなわち、常に女性の意や予想に反して、刺激を与え続けることなのです。
くすぐったくて、お腹がムズムズするのは、一種のオーガズム?
そもそも、今回の 「くすぐり」 記事を書こうと思ったのは、「くすぐられた」 ときのお腹のムズムズと、女性が 「オーガズム」 のときに示す 「痙攣(けいれん)」 が似てると思ったから。
正確に時間を測ったわけではありませんが、とある愛奴の場合は、5秒間に2~3回の深い 「収斂(しゅうれん)」 を繰り返した後、その4倍律くらい。だいたい1秒間に4回くらいの感覚で、ピクピクピクと 「痙攣(けいれん)」 し出します。
笑ってるときの、お腹はどんな感じなのでしょう。(苦笑)
「笑う」 ときは、横隔膜が痙攣を起こしますが、笑いの場合も、だいたい1秒間に4~5回のようです。
「オーガズム」 とは、極度の性的緊張から解放されて起こる痙攣を伴う弛緩です。
くすぐられて、くすぐったく感じて 「笑う」 行為の場合は、「性的刺激による緊張」 ではないものの、極度の緊張から解放されて起こる痙攣を伴う筋肉(横隔膜)の弛緩ですので、「オーガズム」 と極めて似通っています。
オーガズムは、迷走神経を介して横隔膜を通る
「オーガズム」 も、最近の研究では、「ク☆リト☆リス」、「膣」、「子宮頸部」 および 「子宮」 から走る 「迷走神経」 が横隔膜を経由して胸腔を通り、脊髄の外側を介して、脳に伝わっていることが確認されています。
「笑い」 との関連性は、不明ですが、「迷走神経」 は、横隔膜にも関連しているということ。
女性が、「オーガズム」 の前段で、「水面が徐々に波打って来て、大波になる感じ」 とか、「腰の辺りに熱いものが集まってきて、それが込み上げて来る感じ」 とか、「波」 に例える女性が多いように思いますが、それが徐々に高じて行くと、女性は、「もう、これ以上は無理!嫌っ嫌っ!」 と言って、首を横に振ったり、顔を両手で覆(おお)ったり、泣いたりします。
これを乗り越えると、「オーガズム」 を経験できるのですが、その 「波」 の恐怖に捉われてしまうと、なかなかその最後の壁を越えることが出来ません。
このとき、「オーガズム」 を経験する女性は、理性の大部分は停止していますし、理性が残っている女性は、身体の痙攣は自覚出来ても、エクスタシーを感じません。
では男性は・・・と言うと、男性はこの感覚を自ら体験することが出来ませんので(ドライオーガズムを除く)、ある意味 「未知の領域」 なのですが、もし、くすぐられたときの、お腹の 「ムズムズ感」 の強いのが来るのだとすると、確かに、女性が 「嫌がる」 気持ちは、分からなくもありません。(^^;)
その後、大量のワサビを食べたときみたいに、頭に 「ツーン」 とした刺激が立ち昇るのでしょうか?(苦笑)
とある別の愛奴の子は、「中イキ」 の気持ち良さを 「ク☆リの気持ち良さなんか比べ物にならない」 と言っていました。
「オーガズム」 のときは、「ドーパミン」 やら 「エンドルフィン」 に、「オキシトシン」 やら 「プロラクチン」 など、「脳内麻薬」 がダダ漏れ状態になるそうですから、きっと 「ワサビ」 の比ではないでしょう。(笑)
「くすぐり笑い」 では、さすがに 「脳内麻薬」 のカクテルは、味わえないでしょうけど。(^^;)
何故か、現象の類似性がとても気になります。