2ntブログ
2018/03/29

「食」 と 「セ☆クス」 の話 (3)

前回の記事 「『食』 と 『セ☆クス』 の話(2)」 の続き。

 

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「食」 と 「セ☆クス」 の官能

 

「食」 と 「セ☆クス」 の 「官能」 を、どうやって表現すれば良いのでしょうか?(笑)

 

本当に美味しいものを食べたとき、身体全体が痺れるような 「快感」 を感じます。

確かに 「見た目」 でも、「食欲」 はそそられますが、やはり、そこは、「見た目」 だけではなく、

 

「鼻」 で感じる、「匂い」 と 「香り」。

これらが、口の中に広がる 「味」 と合わさり、

そこに、噛んでいるときの 「歯応(はごた)え」 や 「歯触(はざわ)り」、

そして、「喉(のど)」 を通過していくときの 「喉越(のどご)し」 と呼ばれる感覚が

集まった、ひとつの 「ハーモニー」。

 

「味」 ひとつを取ってみても、「甘味」、「辛味」、「酸味」、「塩味(えんみ)」、「苦味」 と多様ですが、これにいろいろな 「蛋白質(アミノ酸)」 などの 「旨味」 や 「脂質(脂肪酸)」 のコクなどが加わります。

 

これを噛んで、消化しつつ、その 「振動」 と 「音 」 を味わい、「鼻」 で、「匂い」 や 「香り」 を味わい、そして 「舌」 と 「口」 そして 「喉」 で味わうのが 「食事」 です。

 

美味しい 「食」 は、まさしく、「快感」 であり、「官能」 です。

 

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そして、「セ☆クス」 もそう・・・。

 

食事を作るのが面倒で、在り合わせで済ませるのは、「セ☆クス」 するのが面倒だからと、自分で 「チャチャッ」 とする、「オ☆ナ」 と一緒。

「空腹感」 を満たすためだけの 「行為」 と言えます。

 

「美味い」 食事もありますが、世の中には 「不味い」 食事もあるように、上手い 「セ☆クス」 もあれば、下手な 「セ☆クス」 もあります。

「味」 に 「五月蝿い」 ヤツも居れば、「味」 には全く固執しない人も居ます。

 

そして、常に、「贅沢三昧」 している人は、「美味しい」 食事であっても、その 「感動」 や 「有り難味」 は薄れます。

どんなに美味しいものでも、連続すれば、「飽(あ)き」 が来ます。

むしろ、なかなか食べれないからこそ、「食べれた」 ことに対して 「感謝」 の気持ちと 「歓喜」 の気持ちが湧(わ)いたりするのです。

 

「上品」 なものばかりでは、人は満たされません。

 

たまには、「ジャンク」 も食べたくなりますし、「ノスタルジー」 をそそる食べ物も必要です。

 

そして、「もう、食べれない!」 と思うと無性に食べたくなるのが、人間です。

 

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昔、公園に自転車で来る 「紙芝居屋」 のおっちゃんから買っていた、あの懐かしい フワフワの 「煎餅」 に付ける、あの 「梅ジャム」 も、高齢化で、「製造元」 が仕事をたたんでしまったようです。

 

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10代の若い子も、良ければ、20代の子の良さもあります。

三十路、四十路、五十路の良さも当然あります。

それぞれに良さがあるのです。

 

美味しい 「懐石料理」や 「フレンチ」 に、「舌鼓(したつづみ)」 を打ちつつも、

下町の情緒溢れるところで、「大衆料理」 を皆で喰らうのも楽しいし、

「ジャンク」 な食べ物や、「駄菓子」 を食べたくなるのが 「人間」 なのです。

 

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自分は、お客さんに 「『毎日』 食べに来て下さい・・・」 とは、決して言いません。

 

一週間に何度も、足しげく通ってくれる 「お客さん」 も居れば、月に1回でも、通ってくれるお客さんも居ます。

自分の店を、愛しているお客さんに、感謝において、隔たりはありません。

何故なら、そうやって、足しげく通ってくれるお客さんの 「存在そのもの」 が、嬉しいのです。

 

人の関係も 「一期一会」 なら、「レストラン」 や 「飲み屋」 といった、

「店」 と 「客」 の関係も、「一期一会」 なのです。

 

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「お店」 と言うものは、「朴訥(ぼくとつ)」 かも知れませんが、常に 「ベスト」 を尽くして、「お客」 を受け入れ、そして、「お客」 に ”美味しいもの” を味わって戴きたい。

 

「お店」 も、「ビジネス」 や 「生活の糧」 としての側面もある以上、「経営の連続性」 は重要です。

しかし、その 「味」 を提供することが、その 「お店」 の 「価値」 であり、そして 「存在意義」 であったりするわけです。

 

「飲食店」 は、「商品」 の対価として、「おじぇじぇ」 だの 「銭っこ」 を戴き、そして、

「サービス」 の対価として、「美味しかったよ♪」、「ご馳走さま♪」 という、お客さんの 「言葉」 と、満足気な 「笑顔」 を戴いて、なりわっているのです。

 

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どうしても、「職人」 としての、「プライド」 が邪魔してしまって、いけませんが・・・ (^^;)

 

「カウンター」 を隔(へだ)てた、「店」 と 「客」。

お互いに仲は良くでも、しかし、お互いに分かり合っているようで、分かり合えていない 「存在」 なのかも知れません。(苦笑)

 

 

「S」 と 「M」、「男」 と 「女」 も、そんなもんかも知れません。wwww

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