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2018/03/06

良い 「セ☆クス」 と、悪い 「セ☆クス」

 

久し振りに、「セ☆クス」 や 「エロ」 絡みで納得のいく、「対談記事」 を読みました。(笑)

 

「幸せなセ☆クスは 『与えあう』、不幸せなセ☆クスは 『要求する』」

 

まあ、社会学者の 「宮台真司」 氏なので、安心できます。

彼がデビューした20数年前は、正論を吐きつつも、論理の多用が多く、新進気鋭というよりは、それ以上に尖(とんが)がっていましたが、もう、還暦前ですから、当然といったところなのでしょうか。

 

この対談は、どうやら、宮台氏と AV監督の二村ヒトシ氏の、お二人の共著である 「どうすれば愛しあえるの 幸せな性愛のヒント」 の出版記念イベントを取材したもののようです。

 

 

 

根底にあるのは、ジョルジュ・バタイユの思想

 

この本の構成は、実際にまだ、本を読んでいないので分かりませんが、宮台氏が、この対談で述べている

 

「性愛は、社会の 『外』。法(決まり)の外に出て自由になるために性愛がある ・・・」

 

という部分は、この記事の中では言及していないものの、ジョルジュ・バタイユ による、「エロスの哲学」 とも言える 「普遍経済的」 思想のことを表しています。

これは、以前、自分の過去の記事 「いつかはセ☆クスでイケるようになる?(7)」 ほか、幾つかの記事のところでも触れましたが、どういうものかと言うと、”近代の合理的な資本主義的な 「社会システム」 から排除されている、「蕩尽(とうじん)」、「祝祭」、「宗教」、「エロス」 や 「芸術」 といった 「ハレ」 にこそ、人の 「享楽」 や 「悦び」 といった、人の人生の 「豊かさ」 が隠れている” というものです。

 

「蕩尽(とうじん)」 と言うのは、最近はあまり聞かない言葉ですが、日常生活の社会的活動で貯め込んだものを、一気に消費することを言います。

昔の会社で言えば、会社がお金を出して従業員が行ったりした 「慰安旅行」 のようなものであったり、家族全員で行く 「家族旅行」 みたいなもんでしょうか?

女性の好きな、「何とか記念日」 における贅沢もそうですし、以前、「自分に対するご褒美」 みたいなのも一時期流行りましたが、これも 「ハレ」 であり、自分に買い与えるのは、「蕩尽」 と言えます。

 

「日本の SM」 で特徴的なのが 「羞恥心」 ですが、これは 「社会」 において、「禁」 を犯したときに感じる感情です。

「性愛」 は 「エ☆ロス」 であるので、「恥ずかしい!」 と思う気持ちは決して悪いことではありませんが、しかし、「ハレ」 であるにも拘わらず、「セ☆クス」 のときに、恥ずかしがってばかりいては、いけないと言うこと。むしろ、「ハレ」 である以上は、「お祭り」 と同様、普段抑圧されているものが解放されなければいけないわけです。

 

「SM」 もそうですが、「エ☆ロ」 は、悪いことではないけれども、「タブー」 であり続けなければいけないということです。

 

 

 

 

社会の 「外」 に出ると生きやすくなる

 

そして、この宮台氏らの対談で、「目から鱗」 だったのが、

 

「結婚がゴールであるような恋愛は社会の中でして、でも情熱やセ☆クスの動機づけは社会の外にある ・・・」

 

としている部分です。そして今、多くのひとは、その辺の訳が、分からなくなっているんだろうと、宮台氏は述べています。

 

社会の中で恋愛をするには、人目を気にしないといけない。世間から祝福されるような恋愛や結婚の相手と、いやらしいセックスをするのは違和感がある。なんだか興奮しない。だからセックスレスになってしまう……。

 

確かに、世界的に見ても、日本人ほど 「他人の目」 を意識する人種は他にはいません。

また 「少子化」 は、どの国においても、経済や文化の発展に応じて進んでいるものの、日本人の 「セ☆クスレス」 の比率の高さは異常です。

宮台氏の仮説には、なかなかの説得力があります。

 

 

良いセ☆クスは 「贈与」、悪いセ☆クスは 「交換」

 

そして、もうひとつの 「目から鱗」 は、相手に与える(奉納する) 「贈与」 としての 「セ☆クス」 と、見返りを求める 「等価交換」 としての 「セ☆クス」 について、論理的に説明出来ているところです。

 

これは、女性に多いかも知れません。多くの女性は全く意識していない可能性がありますし、手玉に取っているつもりかも知れませんが、遊び半分の甘えからであったとしても、「セ☆クス」 に 「条件」 を付けたり、「対価」 を求める言動に、男性は冷めるのです。

頭の回転が鈍かったり、空気の読めない男性がどのように感じるかは知りません。

ちなみに、正確に言うと、「お金で買える女性」 にそのように言われたとしても、何も感じませんし、「お金で処理しよう」 と認識している女性に、そのように言われたとしても、何も感じません。(苦笑)

 

女性が甘えたい場合は、事後に甘えることをお薦め致します ♪

 

ここで重要なことは、やはり、「ジョルジュ・バタイユ」 に行き着くのですが、「対価を求める行為」 すなわち 「交換」 は、表の 「経済活動」 に帰着するものであり、「ハレ」 を代表する 「蕩尽」、「祝祭」、「宗教」 などは 「贈与」 で成り立っているということです。

 

宮台氏らは、決して、見返りを求める 「セ☆クス」 の代表格とも言える 「売☆春」 が悪いと言っているわけではありません。

世の中に一番古くからある職業のトップが 「売☆春」 と言われています。二番目に古い職業は 「王」 だと言った人が居ましたが。ww

あくまでも、「セ☆クス」 には、「良いセ☆クス」 と 「悪いセ☆クス」 がある、という位置付けです。

 

「ジョルジュ・バタイユ」 風に言うと、「良いセ☆クス」 とは、「ハレ」 の行動であるのに対して、「悪いセ☆クス」 の方は、「ケ」 すなわち 日常的な活動、ということになりますが、そのココロは、やはり、「してくれたから、お返として 『する』 のではなく、お互い相手に対して奉仕(贈与)しなさい。」 と言うことなんだと思います。

 

***

 

自分は、複数の奴隷ちゃん相手に SM などに興じてる非道な 「はぐれクリスチャン(JWではない)」 ですが、こういう落とし所になると、主イエスが自ら弟子の足を洗い、言った言葉:

 

「主であり、師でもあるわたしがあなた方の足を洗ったのだから、あなた方も互いに足を洗い合わなければならない」(ヨハネによる福音書 13:14)

 

を引用したくなってしまうのですが、実際にキリスト教会に行って、今でもこの通りに 「主イエス」 の言いつけを守って、足を洗っている教会には、一度もお目にかかったことがありません。(苦笑)

 

***

 

宮台氏が、秀逸なのは、このあとに 「良いセ☆クス」 と 「悪いセ☆クス」 を説明するために、今、流行の 「セクハラ」 の話を持ち出してきているところです。

 

彼の解釈によると、「セクハラ」 とは、「日常社会の中での 『力関係』 を利用して、『社会の外』 の営みである 『性関係』 に利用しようとする行為だから、ダサい」 と 「一刀両断」 しているところです。

 

今まで、ここまで焦点がずれずに、「セクハラ」 の本質を言い表している説明に、出会ったことがありません。

 

ちなみに、彼らは、対談の中では、以下の映画について、論評しています。

 

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***

 

ちなみに、この記事の後半は、コチラです。(笑)

 

「自分の性体験を話してドン引きする男なら、すぐに切りなさい」

 

宮台氏お薦めの、男の選び方が書かれています。

 

女の心を自分の心に映し出せる力──G・H・ミードの「役割取得」──の有無を判別する簡単な方法。女が「複数プレイをしたことがある」とか「バイブを使ったことがある」と言うと引く男がいるから、それを切ればいい。まともな男なら、複数プレイやバイブで女が「何を」体験したのかに関心を寄せる。それで9割の男を切れる。簡単でしょ?

 

興味のある方は、是非、記事をまず読まれてみて下さい。

そして、宮台氏の論説に興味の沸いた方は、是非、この本を読まれてみて下さい。

まずは、近所の書店で探してみて、あったらお店で買う。

自分のご近所の小売店を大事にしてあげて下さい。

なかった場合だけで結構ですから、そのときは、下のリンクをクリックお願いします。(笑)

 

 

2018/02/14

射精障害の話

お相手の女性からしてみれば、早撃ちマックよりは、持久力?のある 「遅☆漏」 の方が良いと思われますが、姫のご指摘とおり、日本の将来を考えると、確かに憂うべきことかも知れません。


 

姫の彼氏が、”コントロールできる” のであれば、「さっさと彼氏に聞け!」 とツッコミを入れたくなりますが、そういう人は、単に 「オラオラ」 してれば 「S」 だと勘違いしている 「自称ドS」?

 

 

そもそも手当たり次第、身の回りの人に 「オラオラ」 と絡まずには居られない人は、手を出すのも早いかも知れませんが、もしかしたら、アチラの方も 「早撃ち」 なのかも知れません。(苦笑)

 

 

国難を乗り越えるためには、今は、別に採取したモノを、スポイト?で 「ぴゅぴゅっ」 とする技術も発達してきていますので、特に問題はないかと思われますが、それでは姫の質問に正面から対峙していないことになってしまいます。(苦笑)

 

「早☆漏」 と 「遅☆漏」 の違いは感度の問題?

 

「早☆漏」 と 「遅☆漏」 の違いは、単なる感度の問題なのか、それとも、回路の問題なのか?

原因は、良く分かりませんが、とにかく、「早☆漏」 の場合は、”如何なる” 刺激に対しても反応しやすいのに対して、「遅☆漏」 の場合は、”特定の” 刺激にのみ反応する、あるいは、総じて刺激に反応しづらいわけです。

 

「遅☆漏」 である場合も、「オ☆ナ」 ではきちんと 「射☆精」 出来る場合がほとんどだと思います。

「手☆淫」 では、「射☆精」 出来るけれども、「膣☆内」 では 「射☆精できない」 もしくは、しづらい人が 「遅☆漏」 なわけです。

しかし、これは、「オ☆ナ」 ではイケるのに、「セ☆クス」 ではイケない!という女性の悩みと似ているとは思いませんか?

 

自分の場合は、特にそのようなことをした記憶はないのですが、男性の 「遅☆漏」 は一説によると 「床」 にアソコを押し付けて気持ち良くなる、通称 「床オ☆ナ」 が元凶だと言われています。
「オ☆ナ」 で感じている刺激と、膣☆内で得られる刺激の強度が違うためか、あるいは、刺激の性格が違うために、気持ち良くないのです。異なる刺激として、認識されてしまうようです。

脚をピンと伸ばして 「オ☆ナ」 る通称 「脚ピンオ☆ナ」 の場合も、その体制でないと抜けなくなってしまうようですが、この場合は、まず脚を伸ばせる体位を選ぶという選択肢もありますし、要は、身体の力の入れ具合ですので、今度は脚を曲げ、肛門を締めるような感覚で 「括約筋(かつやくきん)」 に力を入れるように、集中することで、次第に回復していくと思います。
 

海外では、挿入の後1分以内に 「射☆精」 してしまう状態を 「早☆漏」 と定義しているそうですが、過去の報告によると、30%の男性が 「早☆漏」 であると言われています。

また、500名の日本人男性を対象とした、とある調査によると、42.5%が、「早☆漏」 もしくは 「早☆漏気味」 であると回答し、16.1%が、「遅☆漏」 もしくは 「遅☆漏気味」 であると回答したそうです。

 

自分で 「スイッチ」 を探す

 

「セ☆クス」 でイケない人に対するアドバイスで、良く見掛けることのひとつに、「自分で、イこうとしないと駄目」 というのがあります。

 

「早☆漏」 の人の場合は、特に自分で意識して 「イこう」 としなくても、イってしまうので、問題ありませんが、「遅☆漏」 の人の場合は、意識を集中して、自ら 「イこう」 とか、「感じよう」 と意識し、努力する必要があります。

 

言うなれば、「早☆漏」 の人は、このスイッチが壊れており、常に 「ON」 になっている状態であり、「遅☆漏」 の人は、このスイッチが常に 「OFF」 の状態にあると言えます。

 

「遅☆漏」 の男性の場合は、ただ 「まな板の鯉」 になって、寝転がってさえすれば、必要な刺激が与えられる・・・わけではないということです。

 

「遅☆漏」 の男性の場合は、「セ☆クス」 でイケない女性も同じですが、最初は、「イこう」 とするのではなく、最初はリラックスして、常に、気持ち良い状態を維持するようにして、膣内で気持ち良いという感覚を、意識的に感じるようにして、徐々に膣内の刺激に慣らしていく必要があります。

要は、目を瞑(つむ)って、アソコの触覚に神経を集中させ、「自分でイこう」 と意識することで、「スイッチ」 が入るように、練習を積むわけです。

 

あとは、やはり 「気持ち」 の問題も大きいかも知れません。

 

「集中できない」 と表現しても良いかも知れませんが、要は、女性に限らず、「気が乗らない状態」 だと、男性もイキづらいわけです。

そういう場合は、ネガティブな気持ちを無視するようにして、「イこう」 と努力して、集中するわけです。神経質な人の場合は、リラックスするのも重要だと思いますし、完璧主義な人には、遊び心も大切です。

二人で一緒にイこうなどと考えているようなら、十年早いです。(笑)

まずは、男性が女性を何回もイカせること。その後で専守交代して、男性もイクところを見せましょう。そうしないと、女性の中には、「もしかして、自分のアソコは、気持ち良くないのでは・・・」 と心配になったりする人も居るためです。

 

また、「オ☆ナ」 で、特徴あり過ぎる 「おかず」 を使っている人の場合は、まずは、現実に即した 「おかず」 に変えてみることも、必要かも知れません。(苦笑)

 

こういった練習を積んでいると、次第に自分で 「射☆精」 をコントロール出来るようになります。

 

***

 

自分の場合は、姫の彼氏と同じく 「コントロール」 出来る方です。

 

自分で 「早くイこう」 と思えば、早く 「イク」 ことも出来ますし、時間を持たせようと思えば、持たせることも出来ます。通常は、持続させたかったら、スイッチを 「OFF」 にしておき、イキたくなったら 「ON」 にします。

しかしそれでも、やる気のない 「嬢」 の 「手コ☆キ」 などは、こちらも当然冷めますので、どれだけの時間しころうが無理ですし、逆に一生懸命な 「嬢」 の場合もそうですが、奴隷ちゃんが、自分が予想だにしない反応を示したときなどは、急に勝手にスイッチが入ってしまい、暴発しそうになるときもあります。(^^;)

 

早くイクための方法

 

では、それ以外にどのような方法があるか?

 

まずは、行為前に、「射☆精」 が遅くなる可能性のあるコトは、しないことです。代表的なのが 「飲酒」。

自分の場合は、気持ち良いことは気持ち良いのですが、飲酒量が増えるに連れて、膜が張っているような感覚を覚え、最終的には、感じなくなります。(苦笑)

あとは、体調や精神状態も重要です。気が張っていたり、身体が疲れていると、当然、集中しづらくなります。

そのため、気持ちを切り替えて、リラックスすることも重要です。

 

そして、もうひとつは、前戯など、事前に出来るだけ、刺激を与えておくことです。

 

持続が長ければ良いものでもない

「早☆漏」 と比べれば、「遅☆漏」 の方がまだ良いと思われるかも知れませんが、それは二人に十分な時間と体力があって、男性が、気持ちの良い(=痛くない) 「セ☆クス」 が出来る場合で、かつ、女性が楽しみたい場合に限られます。
女性が集中出来ない環境であったり、「セ☆クス」 が痛くて、楽しめない場合、あるいは、女性が疲れていたり、調子が優れない場合は、やはり、ダラダラと 「セ☆クス」 するのではなく、さっさと終わって欲しいものです。

女性も、体調が良く、かつ、十分な時間と環境があれば、ゆっくりと 「セ☆クス」 を楽しみたいと思うものの、気分が優れない場合の、自分本位の 「セ☆クス」 は、気持ち良くありませんし、やはり、長いと疲れるのです。

「早☆漏」 は、持ち堪えるだけの 「踏ん張り」 が期待されますが、「遅☆漏」 には、女性を気遣うだけの余裕と、「デリカシー」 が求められるのです。
「遅☆漏」 の男性は、女性のノリが、「いまいちだな?」 と感じたら、「射☆精」 には拘らず、抱擁するだけでも十分ですし、「『ポリネシアン・セ☆クス』 のススメ」 にも書きましたが、あまり激しくない方法を試してみるのも良いかも知れません。
 

2018/02/10

においフェチの話

「におい」 とは不思議なものです。

 

「におい」 の好みは、お菓子にも近いものがあります。

まるで 「香水」 のように上品な 「高級菓子」 も良いのですが、そればかりだと、今度は昔懐かしい 「駄菓子」 みたいなものが欲しくなります。

健康に良い上品な食事も悪くはないのですが、無性に 「ジャンク」 を食べたくなるときがあるのと一緒です。

 

「嗅覚(きゅうかく)」 と 「味覚」 には密接な関係があります。

その証拠に、風邪をひいて鼻が詰まっていると、「味覚」 が格段に落ちます。

食事を味わっているときは、「舌」 で味を感じていると思われがちですが、舌だけではなく、上あごの部分でも感じていますし、嗅覚も関係しますが、それ以外にも、噛んだときの 「歯応(はごた)え」 や 「歯ざわり」、喉(のど)を通過するときの 「喉越し」 はもとより、目で見る 「見栄え」 など、さまざまな器官の感覚が寄せ集まって、食の 「美味しさ」 が出来上がってます。

 

副鼻腔(ふくびくう)で、口と鼻が繋がってるのは、もしかしたら、食べ物を噛み砕いて、食物の成分を検知するためなのかも知れません。

 

女性はにおいに敏感?

 

女性は、「におい」 に敏感な人が多い感じがします。

実際のところ、脳内で 「におい」 に関する情報を処理する 「嗅球」 と呼ばれる部位の細胞数は、女性の方が43%、神経細胞数では、女性の方が男性よりも 50%も多いそうです。

「Women really DO have a better sense of smell than men: Study finds female brain has almost 50% more olfactory cells」

 

しかし、女性だからと言って、特に 「味覚」 に優れているという人を見かけたことがないところをみると、女性は、どんな臭いに敏感なんでしょうか?

 

女性はフェロモンを嗅ぎわける?

 

女性がにおいに敏感なのは、異性のにおいを嗅いで、遺伝子の距離を測るから・・・と言うのを聞いたことがあります。

自分と遺伝子が遠いと、その臭いは快く、逆に自分と近いと、その臭いは不快に感じるそうです。

なので、お年頃になってきた女子が、お父さんのことを臭がるのは、遺伝子が近いから・・・という説を聞いたことがあります。一説によると 「HLA(Human Leukocyte Antigen)」 : ヒト白血球型抗原で区別していると言われていますが、本当でしょうか?

 

生物学的な系譜を辿(たど)ると、フェロモンの検知は、副鼻腔にある 「鋤鼻器(じょびき)」 別名 「ヤコブソン器官」 と呼ばれる部分で嗅ぎ分けているそうですが、ヒトの場合は、この器官が退化しているとのことです。

 

「HLA遺伝子」 説については、「なぜ、その人に惹かれてしまうのか?ヒトとしての恋愛学入門」 の中でいろいろと引用され、議論されています。

この手の話はルーツは、この本に帰着出来そうです。何故なら、この著作上の誤訳が、他の記事にも見られるためです。

この書籍では、幾つかの研究論文を参照していますが、研究の報告者は、ニューメキシコ大学の 「カーヴァー博士」 ではなくて、「ガーヴァー博士」 です。「C」 ではなくて、「G」 です。(笑)

「Major histocompatibility complex alleles, sexual responsivity, and unfaithfulness in romantic couples.」, Christine E. Garver-apgar, etc. 2006 Oct.

 

ヒトの汗にも、この 「HLA遺伝子」 が出ているとして、それは無味無臭なのでしょうか?

感応試験でもあれば、まだ説得力もありますし、白血球によって捕食分解されない常在菌が作り出す匂いに起因しているのであれば、まだ、信頼出来るのですが、統計的な有意性に基づく仮説ばかりなので、その内容については、疑問を感じてしまいます。

と言うのも、HLA の違いと因果関係のある他の要因の存在を否定できないからです。

仮説を証明するのであれば、やはり特定の 「におい」 を嗅いで、脳の何処が興奮するかを、最近流行りの fMRI的な手法で確認する意外、ないのではないでしょうか?

 

においフェチは、どんな 「におい」 に反応するのか?

 

では、性的にヒトは 「におい」 にどのような反応を示すのでしょうか?

 

ちなみに、「香水のにおい」 とか 「石鹸のにおい」 を好むと言うのは、「においフェチ」 の範疇から外しておきます。

自分などは、雨の日などの電車のレールや、今も銀座線などに漂う 「鉄臭い」 においや、土埃(つちぼこり)のにおい、あるいは、人気のない神社などの、苔が蒸したようなにおい。あとはマッチが消えたあとの硫黄臭いにおいなどには、今も哀愁を感じたりしますが、こういった、「郷愁的」 なにおいや香りも除外しておきます。

 

純粋に、性欲が絡むにおいということで、軽くネットで調べてみると、「匂いフェチ男性が、クンカクンカしたくてたまらない女性のアソコ5選」 では、① 耳の周辺や首筋の匂い、② 脇の匂い、③ 足の匂い、④ やっぱりアソコでしょ!、⑤ お尻の匂い・・・ という順番になっています。(笑)

 

いろいろとキーワードを探してみると、「汗くさいにおい」 や、「脇」、「首」、「足」 そして 「おへそ」。あと多いのは、着替えた服のにおい。服は、シャツとか、下着、靴下なんかが多いようです。

やはり、女性の場合は 「衣類」 や 「洗い物」 に対する関心が高いからでしょうか?

自分のものも、嗅いで気を付けたりしているのかも知れませんが、その延長なのか、人の使ったタオルなどのにおいを嗅ぐのに始まって、シャツの襟(えり)口や、汗のにおい、そして、パンツなどの下着や靴下のにおいにエスカレート(発展?)している人は、少なくないような気がします。

 

「においを嗅ぐ」 という行為は、動物的であり、そして何よりもダイレクトに、脳を直撃します。

女性が 「異性」 の汚れた下着のにおいを嗅ぐ行為は、「異性」 を意識して、自ら 「性」 の 「タブー」 を冒(おか)した 「はじめての性的類似行為」 として記憶されているのかも知れません。

 

下着に染み付いた、オシッコのアンモニアによる 「ツン」 とした刺激臭と、どこか酸っぱいにおい。

そして、皮脂が混じって蒸れたような発酵臭と、汗が混じった塩味。

男性の 「精☆液」 というものも、女子にとってみれば、自分を妊娠させる可能性のある 「危険」 ではあるけれども、しかし自分にはない、何処か神秘的で不思議な存在です。

 

澁沢龍彦の著書である 「夢のある部屋」 によると、「アダムとイヴの匂い」 という章で、「男の生殖器」 の匂いについて言及しています。

男の生殖器のにおいには三種類あって、まず一つ目は、包皮と 「亀☆頭」 の間、つまり「恥☆垢(ちこう)」 のにおい、二つ目は、「陰☆嚢(いんのう)」 のにおい、そして三つ目は、「精☆液」 そのものの匂いなんだそうです。

そして、「精☆液」 のにおいも、良く、栗の花のにおいに例えられたりしますが、これ以外にも、アブサン酒に入れられるニガヨモギのにおいや、漂白剤として用いられるジャヴェル水(次亜塩素酸塩の水溶液)の 「におい」 に例えられる場合もあるんだとか。

 

 

「ハシタナイことはイケナイ!」 という、女性の中にある社会的な対面的な 「良識」 と、身体の中から湧きたってくる 「性欲」。その二つに挟(はさ)まれて身動きが取れなくなりがちな女性にとっては、「におい」 は、自分の 「性」 を解放するために一番効果のある 「気付け薬」 なのかも知れません。

 

においフェチ専用の風俗もある?

 

どうやら、「においフェチ」 専用の風俗もあるようです。「M性感」 と呼ばれる風俗の一種のようです。(笑)

蒸れたパンスト、脚フェチ、ツバ責め、聖水、黄金、顔面騎乗、湿った股間、おなら、咀嚼、口臭、鼻フェラ、脇フェチなどなど、何かかなり特殊な専門用語が羅列されてます。w

聖水に黄金。「黄金」 などと言われると、イカの切り身に黄色いししゃもの卵を和えた、回転寿司の 「イカ黄金」 をイメージしてしまいますが、そうではなくて、「ウ☆コ」 のこと。((((;゚Д゚)))))))
てっきり、お小水の色で、ランクが分かれているのか、と思ってました。(^^;)

 

芸能人もかなり凄い?

 

嘘かホントか、「あの臭いが好きな桐谷美玲…『匂いフェチ』 の美人芸能人たち」 の内容が凄いです♪

しかし、においフェチ女性の実態は、本当に凄いので、ここに書いてある程度の内容ならば、リアルかも知れません。(笑)

 

桐谷美玲 ・・・・ ラグビー部の部室の臭い。酸っぱい系の臭いや、臭い足の臭いが好き。

石川恋 ・・・・・・ 脇の臭い。

橋本マナミ ・・・ 男性(異性)のオナラの臭い。

杉原杏璃 ・・・・ 着古したTシャツの臭い。持ち帰って次に会うまでにその臭いを嗅ぎ続ける。

安めぐみ ・・・・ お父さんの靴下の臭い。オヤジ臭フェチ。

 

しかし、「におい」 で性格を言い当てることが出来るとか、「におい」 を嗅ぐためだけに当時の彼氏の家の周囲をぐるぐる回ってたとかは、かなりマニアックです。(笑)

 

カミングアウトの是非

 

自分の 「性癖」 は、SM であれ、フェチであれ、きちんと自分のパートナーにカミングアウトして、それを受け入れて貰えるのが一番望ましいのですが、真面目で真剣なお付き合いであればあるほど、相手の拒絶を怖れるためか、特に女性からの告白は、現実的に難しいようです。

 

そして、性癖と同じく、実に多いのが、過去に自分が遭遇した 「性的なトラブル」 を封印している女性の多さです。

既に 「過去」 と言えば、「過去」 なのかも知れません。今更蒸し返したところで、どうにでもなるものでもありません。しかし、身内にも他人にも話すことが難しい話を、話せた相手というのは、心に感じる安心感も大きく異なります。

 

自分を受け容れてくれるパートナーというものは、自分の過去も現在も、汚い部分も醜い部分も性癖も全てを含めた、ありのままの 「自分」 を受け容れてくれるのが理想なのです。

そして、本来であれば、それが 「夫婦関係」 であるのが一番望ましいのですが、人生はなかなか上手くいきません。(苦笑)

 

始めは、SM にしろ、フェチにしろ、そういった些細(ささい)?な 「性的嗜好」 は、なくても問題なく 「やって行ける」 と思うのですが、しかし、断てば断つほど、何故かその願望は次第に大きくなって来たりするものです。

 

カミングアウトする場合は、やはり、相手がそれを受け容れてくれる人であるかどうかを見極めてから、するべきです。

何故なら、受け容れられなかった相手が悪いわけでもないのと同じように、その性癖を持つことが、悪いわけでもないためです。

しかし、理解してくれるだけの包容力があると感じたら、相手を傷付けず、そして、自分も傷付かないように、少しずつ、話していくのも手かも知れません。

 

***

 

女性から多くを語ることは、まずありませんが、「においフェチ」 の女性は、自分が想像する以上に、自分の身の回りに居たりします。

そういった 「変態女子」 を嫌いでない方は、自分が 「においフェチ」 女性を許容できますアピールをしてみるのも一興かも知れません。

2018/01/24

膣の締め方

「膣の締まりを良くする方法」 と称して、入り口の 「括約筋」 を締める方法であったり、「骨盤低筋」 を鍛えるいろいろな 「筋トレ」 や 「膣トレ」 を書いてある記事は見かけたりしますが、具体的に女性のどの筋肉が締まると、男性がどう感じるかを具体的に書いてある記事は少なくないと思います。

 

なので、簡単に覚書きしておきます。

 

1.肛門を締める

 

 

括約筋には、尿道括約筋と肛門括約筋があります。尿道や肛門は、人が意識して動かすことの出来ない平滑筋(インナーマッスル)で覆われており、その外側に、人が意識して動かすことの出来る 「横紋筋」 で覆われています。

人が意識的に動かせない筋肉は、それぞれ、内尿道括約筋・内肛門括約筋、人が意識的に動かせる筋肉は、それぞれ、外尿道括約筋・外肛門括約筋と呼ばれます。

そして、この中の外肛門括約筋は、別名 「8の字筋」 とも呼ばれ、それぞれ、腸管と膣および尿管を、八の字形に囲んでいます。

 

このため、「お尻の穴」 を締めるようにすると、自然と膣も締め付けられるようになりますが、これで締まるのは、「膣口」 の部分です。

 

意識的であろうが無意識であろうが、男性自身が挿入されているときに 「コレ」 が出来るようになると、男性自身の根元が締め付けられますので、男性自身の血流が根元で阻害されて、アソコは(充血して)大きくなります。(笑)

 

女性のアソコの入り口を締めるために、肛門を締めるように力を込めます。そして、そのときに自分の女性自身に入っている男性自身の大きさ(=充血の度合い)を確認しよう・・・と思うことが、ある意味、 「膣の感覚」 を頭に伝えるのひとつの フィードバックになり、「性を楽しむ」 ための入り口となります。♪

 

このときに締まっているのは、あくまでも、膣の入り口です。

江戸時代の名器で言えば、「巾着(きんちゃく)」 です。

 

ちなみに、男性が膣内で 「射☆精」 した後、「抜かず○発」 をする場合は、「射☆精」 した後も、男性自身を抜かずに、そのままの状態に置きますが、女性の括約筋が締まっていると、男性自身の血流が阻害されるので、そこから、回復しやすくなるわけです。(^^)

 

但し、ゴムを装着している場合は、男性自身の収縮によって、「精☆液」 が漏れる場合もありますし、最悪、「中にゴムを置き忘れ」 みたいなこともありますので、注意が必要です。

ゴムを装着している場合は、ゴムの根元の部分を掴(つか)んでおくと、良いと思います。

 

***

 

しかし、ここまでは意外と簡単。

「膣の入り口」 の締め方は、気付きさえすれば、ほぼ全ての人が出来るようになります。

括約筋を締めることが出来て、「巾着」 にはなれたとしても、「俵締(たわらじ)め」 にはなれません。

 

「俵締め」 とは、どういう状態なのかというと、当然、膣の入り口も締まってはいますが、奥も締まっている状態です。

別名 「二段締め」 とか 「三段締め」 と呼ばれます。

 

そして、「俵締め」 と言うからには、本当なのであれば 「三段締め」 であって欲しいと思いますが、なかなか、「これこそが俵締め(三段締め)!」 という人には正直、なかなか、巡り合いません。

 

自分が経験した範囲で言えば、根元が 「括約筋」 で締まり、奥も締まり、そして、亀の頭に圧力が掛かった拍子(ひょうし)に、亀の頭にまるで 「孫悟空の輪っか」 のようなものが挟(はさ)まり圧迫されて 「三段」 に感じたのが、まさしく自分の感じた 「俵締め」 状態でした。

 

2.膣から吸い上げる
 

では、どうやったら、膣の中が締まるのか?

 

実は、ずっとイケなくて悩んでいた女性が、その 「俵締め」 の女性だったのですが、中でイケるようになった途端、「俵締め」 が消えてしまったのです。(--;)

 

それからというもの、あの気持ちの良い 「お○んこ」 を取り戻すために研鑽(けんさん)に研鑽を重ね、たどり着いたのが、良くダンス系にある

 

        「自分の身体を持ち上げなさい!」

 

というやつです。♪

 

まず、肛門とアソコに力を入れて、締めます。

そして、アソコから、そうめんをすいあげるように・・・と言うダンスの先生もいますがwww

アソコに力を入れたら、しばらく呼吸を整えて、息を止めて、胸を膨らませて息を吸うような感覚で、膨らませると、横隔膜があがり、腹筋の奥の方に力が入って、内臓が上に上がるような感じがします。

 

あくまでも、下っ腹を締めようとする気持ちで、吸い上げるような気持ちで♪

 

そうすると、男性自身の根元ではなく、中央部から上の部分が締め上げられているように感じます。

 

是非、大切な人と、試して見て下さい。^^

2018/01/22

「ポリネシアン・セ☆クス」 のススメ

「ポリネシアン・セ☆クス」 は、南太平洋諸島(ポリネシア)に古くより伝わる 「セ☆クススタイル」。「Polynesian Se☆xual Customs」

2002年に発行された五木寛之の小説 「サイレント・ラブ」 や 「愛に関する十二章」 などで紹介され、一躍話題になりました。


「ポリネシアン・セ☆クス」 とは?
 

「ポリネシアン・セ☆クス」 は、いったいどんな 「セ☆クス」 かと言うと、簡単に言ってしまえば、AV の対極にあるような、ゆっくりとした 「セ☆クス」。
「射☆精」 や結合することに捉われず、精神的な繋がりを重視するのが特徴で、次のようなものです。

 

① 「性☆行為」 は、5日に1回程度とし、残りの4日は性☆器を刺激しない 「愛☆撫」 だけに留めて気分を高める

② 「前☆戯」 に最低でも1時間かけ、また 「陰☆茎」 を膣に挿入後30分はピストン運動を行わず、「愛☆撫」 や抱擁に留める(但し、男性に 「勃☆起力」 がなくなりそうなとき、女性に 「性☆感」 がなくなるときは動きが必要)
③ 「オーガ☆ズム」 後も性☆器を結合させたまま抱き合う
④ 「セ☆クス」 前に食事を多くは摂らない
⑤ ゆっくり行為に集中できる日の午前中とかが良い
⑥ 固定電話機の受話器を外す、携帯電話機の電源を切るなど、行為に集中できる環境を作る
⑦ 最適体位は、互いの骨盤をつけるものとなる
 ○ 女が仰向けになり、男は右をベッドに付け、半身を起こす
 ○ 男の左脚を女の両脚の間に挟み、女の右足は男の腰の左に乗せて、互いの脚を絡ませる
Wikipedia 「ポリネシアン・セ☆クス」 より引用

 

お薦めの理由

 

「ポリネシアン・セ☆クス」 を何故、皆さんにお薦めするかと言うと、理に適っていること。そして、ここに書かれている全ての内容を、この通りに実践しているわけではありませんが、自分のスタイルが、この 「ポリネシアン・セ☆クス」 にかなり近いためです。

ちなみに自分の場合、上記のうち、ほぼ合致しているのは、②③④⑤⑥ です。

意義と意味

 

(1) 「性☆行為」 は、5日に1回程度とし、残りの4日は性☆器を刺激しない 「愛☆撫」 だけに留めて気分を高める ・・・①

 

① は、まさしく夫婦関係において必要とされるもの。目的は、「スキンシップの習慣化」 と 「マンネリの防止」、つまり、「セ☆クスレス」 に陥らないための 「継続性の確保」 にあります。

性☆交をセーブするのは、男性にとっての 「性☆欲」 の持続になりますし、継続的な 「愛☆撫」 と抱擁は、女性にとっての 「性☆欲」 の持続に欠かせません。

 

最近の 「セ☆クスレス」 に関する調査を見ると、その理由として、「疲れていて、その気にならない」 という回答を多く見掛けます。また、そこには 「マンネリ」 も加わっているかも知れません。

男女共に、「セ☆クス」 を ”義務” と認識した途端、それは楽しいものから一転して、”ストレス” に変わってしまいます。

 

「セ☆クス」 とは、必ずしも 「射☆精」 や 「挿☆入」 を伴うものではないという 「緩(ゆる)さ」 もありますが、本来は、男女がリラックスをして 「寄り添う場」 であり、「寄り添う時間」 の延長にあるものであり、「スキンシップ」 の大切さを、習慣として身に付けさせる 「ルール」 が、ここに隠されているように思います。

 

ちなみに、ここで気を付けることは、ここでの 「愛☆撫」 は、男性から女性への一方的な行為ではなく、相互であることです。

 

(2) 「前☆戯」 に最低でも1時間かけ、また 「陰☆茎」 を膣に挿入後30分はピストン運動を行わず、「愛☆撫」 や抱擁に留める ・・・②

 

そして、もうひとつ重要なポイントは、出せば終わりという 「男性型セ☆クス」 すなわち 「ピストン神話」 からの脱却です。

 

現代の日本では、男性型の 「セ☆クス」 の典型とも言える、挿れて、腰を振って、出して、終わりみたいな、男性ばかりが気持ち良くなる 「性☆処理」 型の 「セ☆クス」 に辟易(へきえき)している女性も少なくないことでしょう。

また、単に視覚効果を高めるための 「男性向けAV」 の 「演出」 を真に受けて、乱暴に 「手マ☆ン」 をガシガシやって、激しいピストン運動をパンパンするような 「セ☆クス」 も、多くの女性にとっては痛いだけですし、それで逆に持続出来ず、果ててしまうようでは、本末転倒なわけです。

 

ちょっと動かして、「あっ!」 と言う間に出してしまうくらいなら、余計なことはせず、じっとしていなさいということです。

そして、最低でも、30分は持続させなさい・・・と言っているわけです。(笑)

 

「ピストン運動」 が気持ち良く感じるのは、多分、男性のみです。

女性も気持ち良いという人がいるかも知れませんが、それは、あの身体がトロケルような、時間が止まったような 「エクス☆タシー」 の状態での、ゆっくりとした 「ピストン運動」 である筈です。

 

何故なら、女性のアソコの 「触覚」 は、入り口部分だけだからです。

ピストン運動の出し入れを感じているのは、この入り口の触覚部分なので、どちらかというとスピードは遅い方が刺激は強いのです。

そして 「中」 の方は、「Gス☆ポット」 にしても、「ポル☆チオ」 にしても、感じているのは、触れる感覚よりも、押されたり、揺さ振られたりする、「圧迫感」 がメインです。

 

では、動かさない状態で、男性は気持ち良いのか?

 

何もしないで二人で黙っていたら、寝てしまうでしょう。(苦笑)

重要なことは、ピストン運動は行わず、「愛☆撫」 したり、抱擁したり、話をすることです。

愛☆撫をし抱きしめて女性が気持ち良くなれば、女性の身体は当然反応します。

 

挿入時も焦らすようにゆっくりと馴染ませながら抜き差しし、動かす場合は、女性が自分のアソコに神経を集中するように仕向けた後、間にワザと静止する時間を設けたりして、基本ゆっくり目で動かす方が効果的です。

強く刺激を与えるのは、主に奥の 「ポル☆チオ」 の部分に対してですが、しかし、この場合も、「ピストン運動」 というよりは、圧迫感を与えるため、接している部分を押す(突き上げる?)ような感覚ですし、それこそ 「ピストン運動」 を伴う激しい動作は、イヤイヤを何回も繰り返した最後の最後で良いわけです。

 

(3) 「オーガ☆ズム」 後も性☆器を結合させたまま抱き合う ・・・③

 

これも言わずもがな。女性に、「オーガ☆ズム」 の余韻を楽しませるためにはとても重要なことです。

また、日本語では、「抜かず○発」 などと言いますが、これもさほど難しいことではなく、「射☆精」 した後、そのままの状態にしておき、回復した後に、また続けるというだけのことです。

自分も三十路の頃は、「抜かず七発」 まで数えましたが、最後の方の数発は 「空撃ち」 だったかも。(^^;)

今は、もう五十路なんで、「大相撲」 ではありませんが、女性の締め付けに押し出されたり、寄り切られたりして終わります。(苦笑)

 

(4) 「セ☆クス」 前に食事を多くは摂らない ・・・

 

最新のアメリカでの性科学の研究によると、女性の場合は、食欲が満たされていた方が、性的に興奮しやすいと言われています。

しかし、自分の経験則では、空腹でもいけませんが、お腹が満腹の場合、睡魔に襲われそうになったりするのと、間に 「しっかりとしたご飯」 を食べると、食欲が満たされてしまうためか、「マッタリ」 としてしまって、シャープさに欠けたりしてしまいます。(苦笑)

このため、合間に小腹が空(す)いたら、ハイカロリーなものや糖分を摂って、エネルギーをチャージしたりしますが、どちらかと言えば、終わってから 「食を楽しむ」 というのが習慣化しています。

空腹過ぎると 「ヘトヘト」 になりますが、性欲が高まっているときは、あまり 「空腹感」 を感じないということもあります。

 

(5) その他

 

⑤⑥は、いかに集中できる環境を用意するか、また、二人がリラックスしてできる環境を用意するかということです。

また、⑦については、女性の性は、基本は 「受け身」 なので、やはり、仰向けの方が安心しますし、気を遣りやすいわけです。では、「正常☆位」 かと言うと、これはこれで、男性の体重が女性に掛かりますので、長時間には適しません。

この体☆位を再現してみた訳ではありませんが、多分、脚を絡めたり、腰をくっつけあったり、密着性に優れていて、かつ、お互いが楽なのでしょう。


***

時間に追われている生活をしていると大変かも知れませんが、重要なのは、継続的に 「スキンシップ」 の時間を確保することと、お互いにリラックスして楽しめる、男性的な 「セ☆クス」 に偏(かたよ)らない環境作りだと思います。

特に、「セ☆クスレス」 からの復帰を模索している夫婦の方達や、「ピストン神話」 を信奉している男性は、騙(だま)されたと思って、まずは、お二人で 「ポリネシアン・セ☆クス」 について理解を深めてみて、そして、最初からあまり勝手にアレンジをせず、試されてみることをお薦めします。