「ポリネシアン・セ☆クス」 のススメ
「ポリネシアン・セ☆クス」 は、南太平洋諸島(ポリネシア)に古くより伝わる 「セ☆クススタイル」。「Polynesian Se☆xual Customs」
2002年に発行された五木寛之の小説 「サイレント・ラブ」 や 「愛に関する十二章」 などで紹介され、一躍話題になりました。
「ポリネシアン・セ☆クス」 とは?
「ポリネシアン・セ☆クス」 は、いったいどんな 「セ☆クス」 かと言うと、簡単に言ってしまえば、AV の対極にあるような、ゆっくりとした 「セ☆クス」。
「射☆精」 や結合することに捉われず、精神的な繋がりを重視するのが特徴で、次のようなものです。
① 「性☆行為」 は、5日に1回程度とし、残りの4日は性☆器を刺激しない 「愛☆撫」 だけに留めて気分を高める
② 「前☆戯」 に最低でも1時間かけ、また 「陰☆茎」 を膣に挿入後30分はピストン運動を行わず、「愛☆撫」 や抱擁に留める(但し、男性に 「勃☆起力」 がなくなりそうなとき、女性に 「性☆感」 がなくなるときは動きが必要)
③ 「オーガ☆ズム」 後も性☆器を結合させたまま抱き合う
④ 「セ☆クス」 前に食事を多くは摂らない
⑤ ゆっくり行為に集中できる日の午前中とかが良い
⑥ 固定電話機の受話器を外す、携帯電話機の電源を切るなど、行為に集中できる環境を作る
⑦ 最適体位は、互いの骨盤をつけるものとなる
○ 女が仰向けになり、男は右をベッドに付け、半身を起こす
○ 男の左脚を女の両脚の間に挟み、女の右足は男の腰の左に乗せて、互いの脚を絡ませる
Wikipedia 「ポリネシアン・セ☆クス」 より引用
お薦めの理由
「ポリネシアン・セ☆クス」 を何故、皆さんにお薦めするかと言うと、理に適っていること。そして、ここに書かれている全ての内容を、この通りに実践しているわけではありませんが、自分のスタイルが、この 「ポリネシアン・セ☆クス」 にかなり近いためです。
ちなみに自分の場合、上記のうち、ほぼ合致しているのは、②③④⑤⑥ です。
意義と意味
(1) 「性☆行為」 は、5日に1回程度とし、残りの4日は性☆器を刺激しない 「愛☆撫」 だけに留めて気分を高める ・・・①
① は、まさしく夫婦関係において必要とされるもの。目的は、「スキンシップの習慣化」 と 「マンネリの防止」、つまり、「セ☆クスレス」 に陥らないための 「継続性の確保」 にあります。
性☆交をセーブするのは、男性にとっての 「性☆欲」 の持続になりますし、継続的な 「愛☆撫」 と抱擁は、女性にとっての 「性☆欲」 の持続に欠かせません。
最近の 「セ☆クスレス」 に関する調査を見ると、その理由として、「疲れていて、その気にならない」 という回答を多く見掛けます。また、そこには 「マンネリ」 も加わっているかも知れません。
男女共に、「セ☆クス」 を ”義務” と認識した途端、それは楽しいものから一転して、”ストレス” に変わってしまいます。
「セ☆クス」 とは、必ずしも 「射☆精」 や 「挿☆入」 を伴うものではないという 「緩(ゆる)さ」 もありますが、本来は、男女がリラックスをして 「寄り添う場」 であり、「寄り添う時間」 の延長にあるものであり、「スキンシップ」 の大切さを、習慣として身に付けさせる 「ルール」 が、ここに隠されているように思います。
ちなみに、ここで気を付けることは、ここでの 「愛☆撫」 は、男性から女性への一方的な行為ではなく、相互であることです。
(2) 「前☆戯」 に最低でも1時間かけ、また 「陰☆茎」 を膣に挿入後30分はピストン運動を行わず、「愛☆撫」 や抱擁に留める ・・・②
そして、もうひとつ重要なポイントは、出せば終わりという 「男性型セ☆クス」 すなわち 「ピストン神話」 からの脱却です。
現代の日本では、男性型の 「セ☆クス」 の典型とも言える、挿れて、腰を振って、出して、終わりみたいな、男性ばかりが気持ち良くなる 「性☆処理」 型の 「セ☆クス」 に辟易(へきえき)している女性も少なくないことでしょう。
また、単に視覚効果を高めるための 「男性向けAV」 の 「演出」 を真に受けて、乱暴に 「手マ☆ン」 をガシガシやって、激しいピストン運動をパンパンするような 「セ☆クス」 も、多くの女性にとっては痛いだけですし、それで逆に持続出来ず、果ててしまうようでは、本末転倒なわけです。
ちょっと動かして、「あっ!」 と言う間に出してしまうくらいなら、余計なことはせず、じっとしていなさいということです。
そして、最低でも、30分は持続させなさい・・・と言っているわけです。(笑)
「ピストン運動」 が気持ち良く感じるのは、多分、男性のみです。
女性も気持ち良いという人がいるかも知れませんが、それは、あの身体がトロケルような、時間が止まったような 「エクス☆タシー」 の状態での、ゆっくりとした 「ピストン運動」 である筈です。
何故なら、女性のアソコの 「触覚」 は、入り口部分だけだからです。
ピストン運動の出し入れを感じているのは、この入り口の触覚部分なので、どちらかというとスピードは遅い方が刺激は強いのです。
そして 「中」 の方は、「Gス☆ポット」 にしても、「ポル☆チオ」 にしても、感じているのは、触れる感覚よりも、押されたり、揺さ振られたりする、「圧迫感」 がメインです。
では、動かさない状態で、男性は気持ち良いのか?
何もしないで二人で黙っていたら、寝てしまうでしょう。(苦笑)
重要なことは、ピストン運動は行わず、「愛☆撫」 したり、抱擁したり、話をすることです。
愛☆撫をし抱きしめて女性が気持ち良くなれば、女性の身体は当然反応します。
挿入時も焦らすようにゆっくりと馴染ませながら抜き差しし、動かす場合は、女性が自分のアソコに神経を集中するように仕向けた後、間にワザと静止する時間を設けたりして、基本ゆっくり目で動かす方が効果的です。
強く刺激を与えるのは、主に奥の 「ポル☆チオ」 の部分に対してですが、しかし、この場合も、「ピストン運動」 というよりは、圧迫感を与えるため、接している部分を押す(突き上げる?)ような感覚ですし、それこそ 「ピストン運動」 を伴う激しい動作は、イヤイヤを何回も繰り返した最後の最後で良いわけです。
(3) 「オーガ☆ズム」 後も性☆器を結合させたまま抱き合う ・・・③
これも言わずもがな。女性に、「オーガ☆ズム」 の余韻を楽しませるためにはとても重要なことです。
また、日本語では、「抜かず○発」 などと言いますが、これもさほど難しいことではなく、「射☆精」 した後、そのままの状態にしておき、回復した後に、また続けるというだけのことです。
自分も三十路の頃は、「抜かず七発」 まで数えましたが、最後の方の数発は 「空撃ち」 だったかも。(^^;)
今は、もう五十路なんで、「大相撲」 ではありませんが、女性の締め付けに押し出されたり、寄り切られたりして終わります。(苦笑)
(4) 「セ☆クス」 前に食事を多くは摂らない ・・・④
最新のアメリカでの性科学の研究によると、女性の場合は、食欲が満たされていた方が、性的に興奮しやすいと言われています。
しかし、自分の経験則では、空腹でもいけませんが、お腹が満腹の場合、睡魔に襲われそうになったりするのと、間に 「しっかりとしたご飯」 を食べると、食欲が満たされてしまうためか、「マッタリ」 としてしまって、シャープさに欠けたりしてしまいます。(苦笑)
このため、合間に小腹が空(す)いたら、ハイカロリーなものや糖分を摂って、エネルギーをチャージしたりしますが、どちらかと言えば、終わってから 「食を楽しむ」 というのが習慣化しています。
空腹過ぎると 「ヘトヘト」 になりますが、性欲が高まっているときは、あまり 「空腹感」 を感じないということもあります。
(5) その他
⑤⑥は、いかに集中できる環境を用意するか、また、二人がリラックスしてできる環境を用意するかということです。
また、⑦については、女性の性は、基本は 「受け身」 なので、やはり、仰向けの方が安心しますし、気を遣りやすいわけです。では、「正常☆位」 かと言うと、これはこれで、男性の体重が女性に掛かりますので、長時間には適しません。
この体☆位を再現してみた訳ではありませんが、多分、脚を絡めたり、腰をくっつけあったり、密着性に優れていて、かつ、お互いが楽なのでしょう。
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時間に追われている生活をしていると大変かも知れませんが、重要なのは、継続的に 「スキンシップ」 の時間を確保することと、お互いにリラックスして楽しめる、男性的な 「セ☆クス」 に偏(かたよ)らない環境作りだと思います。
特に、「セ☆クスレス」 からの復帰を模索している夫婦の方達や、「ピストン神話」 を信奉している男性は、騙(だま)されたと思って、まずは、お二人で 「ポリネシアン・セ☆クス」 について理解を深めてみて、そして、最初からあまり勝手にアレンジをせず、試されてみることをお薦めします。
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