【緊縛小説】 縄始め (2-番外)
§2の番外 ミセス・ロビンソン
今から思えば、
「童☆貞の高校生を、イキナリ縛って、跨(またが)るか?」
と言いたくなるものの、あの時代は、まだ、今と比べれば、緩やかな時代。
「ダスティン・ホフマン」 と 「キャサリン・ロス」 演じる、「卒業」 という映画が、何度も 「名画座」 で再上映され、ラジオからは、「サイモンとガーファンクル」 の歌う、映画の主題曲が流れる。
そんな時代だった。
その 「卒業」 の映画の中で、「アン・バンクロフト」 演じる、「ミセス・ロビンソン」 は、祝賀パーティーの席で出会った、大学を卒業したての主人公 「ベンジャミン」 を誘惑する役。
緊縛はないものの、今、思えば、この構図 「そのまんま」 で、やられたっぽい。
自分が緊縛の世界に入るキッカケを作ったのも彼女だし、今でこそ、彼女には感謝しているものの、当時はいろいろと悩んだ気がしている。
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ちなみに、主人公の 「ベンジャミン」 は、設定では、大学卒業後だけど、
自分の場合は、と言えば、高校卒業前。
そんな、「ミセス・ロビンソン」 張りの主婦に喰われた、男子高校生も、
今では、「ミスター・ロビンソン」 張りの、ゲスなエロオヤジだから、笑える。(笑)
時は流れるからこそ、喰ったもの勝ち。
それが人生。
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