【緊縛小説】 縄始め 4-1
§4の1 性教育
彼女は、自分に、いろいろと良い意味での、「性教育」 もしてくれた。
「女性の身体は、傷付きやすいから、
乱暴に扱っちゃ、駄目・・・」
汚い盛りの男子高校生なので、
まずは、彼女の家に来たら、手洗いをしなければならず、
その後、ワンコのように、
手の甲を上向きにして、両手を並べさせられ、
毎回、爪の長さをチェックされた。
決して、お世辞にも 「美しい」 とは、言えないものだったが、
女性のアソコも、良く見せてもらったし、
女性が気持ち良くなるいじり方や、舐め方も教えてもらった。
そうしているうちに、彼女ともいろいろと、
自然に話が出来るようになり、
自分が後ろめたく思っていたことについても、
少しずつ話をすることが出来た。
やはり、セックスは、「好きな人」 以外とは、
してはいけないんではないか・・・ とか、
ご主人がいる身の女性とすることは、
やはり罪の意識を感じること。
そして、いつもゴムを付けずに、しているけど、
大丈夫か・・・みたいなこと。
彼女は、ひとつひとつ、丁寧に説明してくれた。
女性は、自分のことを、可愛く思うし、大好きだし、
好きだという感情は、抑えられないものだということ。
旦那は、外で女を作っては、遊んでるそうで、
家庭では、夫婦生活がないこと。
そして、ゴムを付けていないのは、
ゴムのサイズが自分に合わないこともあるけど、
そもそも、出来ない身体だから、問題ないとのこと。
今となれば、その意味も理解できるが、
そのときは、分かったような気はしていても、
所詮は、全く何も理解できていない、阿呆な高校生。
問題はない・・・ということだけは、ただ漠然と、なんとなく
理解していたような、そんな気がしている。
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