2ntブログ
2018/04/22

Sを従えるMの話

「攻防戦」 という記事のアップで、攻防疲れしたので、ちょっと一休み。

――――

誰とは言わないが、

最近現れた、面白い 「女の子」 の話。

 

その子は、「S(サディスト)」「M(マゾヒスト)」 を、分かっているのか、いないのか。

 

巷で、自分が周囲の人に、「S」 と認識されていることは、

どうやら理解は、してくれて、いるようなのだが、

しかし、彼女は、自分で自分のことを 「M」 と言うクセに、

 

平気で、自分に対して、

 

   「女を抱いた後でも、修行をする規則ですからね。

    違反したら、○○○のお仕置きルームにご招待♡♡♡
    Sのちょび様を、Mの私がいじめちゃう‼️あははー 」

 

などと、言ってくる(笑)

 

いろいろと考えあぐねた挙句、たどり着いた答えは、

 

この子は、「S(Slave:奴隷)」「M(Master/Mistress):(男/女)主人」 と認識してるんではないかな~と言うこと(苦笑)

 

だって、

 

   「お仕置きルームでは、チ☆ンチ☆ンにロウソク一本分、

    アツアツのロウを垂らしますよ❤️(*^o^*)

    やったねー‼️ 」

 

なんて、言うぐらいだからね♪(苦笑)

 

***

 

「あくまでも噂なの・・・」 という、保毛尾田保毛男は、既に時代錯誤だが、

しかし、もう、かなり古い類の会話になってきた、「オレ、ドSだから・・・」「わたし、ドMなの・・・」 みたいな、「エゴと気の強さ・弱さ」 を主張するためだけの会話に、飽き飽きしている人は、

 

   「ドSなら、わたしの靴を、お舐めなさい・・・」

 

とか、逆に、

 

   「ドMなら、舌で、全身に、ご奉仕させて下さい・・・」

 

とか、入れ替えてみるのも、面白いかも。(笑)

2018/04/22

【緊縛小説】 縄絡み (2-4)

§2の4 ちちくりあい

 

テレビに向かい合い

三人が並んだ形で

ソファーに座り直すと、

また、ビデオが 再生され始めた。

 

隣では、先程の続きなのか、

また二人で、キスをしあったり、

イチャイチャ、し始める。

 

奥さんの姿勢が 変わる度に、

奥さんと自分の 太腿同士が、

ぴったりと密着したり、

 

奥さんの、突き出す お尻が、

自分の腰に 当たったり、

 

奥さんのカラダの何処かが、

自分の身体に触れてくる。

 

   「あんっ・・・」

職人は、奥さんの胸でも、

いじっているのだろうか?

 

不意に、奥さんの手が、

自分の太腿の上に、

置かれたかと、思うと、

徐々に、手に力が篭り、

強く太腿を掴んでくる。

 

   「はいっ、もう終わり・・・、ふふふ」

 

奥さんは、体制を立て直し、

服を調えると、座り直すと、

職人から 見えないところで、

自分の太腿の上に 手をまた、

そっと添えた。

 

部屋の中には、

ビデオの音だけが、

こだまする。

 

少しずつ、奥さんの手が、

自分の太腿をさすりだし、

指が、太腿の内側の、

付け根の方へ向かう。

 

ズボンの中で、

今にもはち切れんばかりに、

膨張しているモノを、

まるで 確認しようとしている

か、のようだった。

 

しばらくすると、

 

   「んごごごごご・・・・」

 

という、職人の かすかなイビキが、

ビデオの 女性の喘ぎ声に

かぶさってくる。

 

奥さんは、ビデオを一旦止めて、

 

タオルケットを持ってくると、

ひとつを職人に掛け、

もうひとつを、自分と奥さんの

膝に掛けた。

 

―――――――――――――――――

 

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2018/04/22

【緊縛小説】 縄絡み (2-3)

§2の3 裏・ビデオ鑑賞会

 

宴もたけなわ。

 

話には、次第にエロスが加わってくる。

 

   「こいつ、もう童☆貞じゃないみたいだぞ?」

 

   「あらっ、隅に置けないのね・・・」

 

「そろそろ、続きを見るか?」 と、言うことになり、

最近、手に入れたばかりで、

職人もまだ、見てないという、

和モノの作品を、見ることになった。

 

   「『洗濯屋ケンちゃん』 って、

    随分と可笑しなタイトルですね・・・」

 

これが後に 「裏ビデオ」 の 「伝説」 ともなる、

作品になろうとは、このときは、

まだ誰も、知る由もなかった。

 

お酒は、ビールから、ウイスキーに代わっていた。

 

内容は、と言えば、

 

「洗濯屋」 のお得意さんである、ひとりの女性の、

「オ☆ナ」 のシーンから始まり、

続いて、「洗濯屋」 のケンちゃんが、その女性を、

河原に連れ込んで、「青☆姦」 し、

あとは、友人の彼女だったかを、ラブホに、

連れ込んで、無理やり 「手☆篭め」 にするという、

 

ストーリーがあって、なさそうな、荒い作り。

 

「裏・ビデオ」 なので、ひとつひとつのシーンは、

局部アップが、多様されていて、どちらかと言うと、

そちらの方が、メイン。

 

沈黙して、画面を喰い入るように、見ていると、

 

奥さんが、

 

   「なんか、自分のを見られている、

    みたいで、恥ずかしい・・・」


と言い出して、

 

思わず目を移すと、手で股の辺りを、

覆い隠すようにして、モジモジしていたりする。

 

画面だけを見ていても、興奮するのに、

生での、そんなシーンを見てしまうと、

もう、たまらなくなる。

そっと、トイレに席を立ち、戻ってくると、

部屋は、幾分暗く、電気が落とされており、

二人が、ちちくりあっていたようだった。

 

   「どこに手を入れてるのよ・・・、

   んっ・・、だめ・・・」

 

みたいな声が聞こえてくる。
戻ってきた自分に気が付いたのか、

 

   「こちらに、いらっしゃい。

    テーブルは、もう、片付けておいたわ・・・」


ビデオは、自分が席を立ったときに、

止めておいてくれたようである。

 

奥さんに手招きされ、

ソファーに行くと、

奥さんを真ん中に、

職人とは反対側の、奥さんの隣に、座った。

 

―――――――――――――――――

 

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2018/04/22

【セクハラネタ】 福田財務省事務次官の件 ≪追記あり≫

「エロ師」 としては、「痴漢ネタ」 に 「不倫ネタ」 は、どうしても外せないところですが、もうひとつ外せなくなってきたのが 「セクハラネタ」。

 

しかし、今回の、財務省事務次官の福田氏の件は、ちょっと微妙で、困ってます。(苦笑)

 

「<次官辞任表明>テレ朝職員がセクハラ被害 報ステで報道」

 

 

法的には 「セクハラ」 ではない

 

「セクハラ」 は、いけないことであるのは、確かなのですが、しかし、これは、「強制性交等罪(旧強姦罪)」「強制わいせつ罪」 などの、刑事罰を伴う 「犯罪」 行為とは、一線を画されて、しかるべきものであるのがひとつ。

 

そして、一般に 「セクハラ」 が強く関係するのは、職場などの労働環境です。法的にも、「男女雇用平等均等法」 で定められています。それ以外は、従来の、「傷害罪」、「強要罪」、「名誉毀損罪」、「侮辱罪」 で対応するもの。

今回の記事の内容は、真実かどうかもはっきりしていませんが、まず、その 「セクハラ」 を受けたという職員の職場で起きたものではないということ。

 

お尻を触られたとか、ジャーナリストの山口敬之に強姦されたと、公の場で訴えた詩織さんのような場合なら、まだしもです。

 

 

「役人が弛んでる」 のは正しい

 

しかし、前回の元理財局局長の佐川氏と言い、財務省が、ガタガタであることは、否めません。

 

最近のニュース報道を聞いていると、これが何故か、内閣のせいにされていることに、疑念を感じてしまいます。

 

そして、今回の、財務省の福田事務次官のセクハラ問題も、そう。

セクハラが、もし事実であるのであれば、これは非難されても、致し方のないことです。

日頃の行いが、と言うのであれば、公職に就く身であれば、仕方ないかも知れませんが、もう少し、用心するべきだったのではないか、というのは、誰にでも言えることです。

 

   「役人は、弛んでる!」

 

という部分は、おっしゃるとおり。

 

しかし、今回の件については、「小沢一郎」 の 「陸山会事件」 と同じくらい、強い違和感を覚えます。

 

何故なら、

 

記者が、取材で録音した音源を、証拠として、提示していることです。

 

 

「ペンで、人の背中を刺す」 のが仕事の人達

 

そもそも、この女性記者は、事務次官のセクハラを暴く目的ではなく、何か別の取材行為の一貫として、録音したのでしょう。日本では、法令化されていませんが、通常、こういった報道取材においては、「取材源の秘匿義務」 という考え方があります。

本来であれば、どのような目的であろうとも、取材源は洩らしては、いけないし、その取材で得た、確証や証拠を、提供者の意思に反して開示したり、目的外に使用したりすることは、許されない行為なはずです。

 

そもそも、役人には、「守秘義務」 がつきまといます。

 

役人の 「リーク」 と呼ばれる行為も、内容にもよりますが、本来であれば、「不法行為」 であり、「背任行為」 です。役所の規定に、「報道関係者には、秘密を開示しても良い」、なんて記述は、一行もありません。記者会見などを除けば、「報道」 という大義のために、役人に対して、”本来は、してはならない” 「不法行為」 を唆しているのが、「取材行為」 の実態です。

 

にもかかわらず、多分、「モリカケ問題」 あたりの取材で得たデータに、例え、「セクハラ」 の事実があったにせよ、それを開示する行為は、果たして、「正当な行為」 、あるいは、ジャーナリズム的に 「正義」 と言えるのか、と言うことです。

 

「報道」 を使った、悪意ある嫌がらせは、何と呼んだら良いのでしょうか?

 

自分は、福田氏が 「名誉毀損罪」 による告発に言及したのは、至極当然に思います。

陸山会事件では、ありませんが、「報道」 が、完全に、「政局」 目的で、なされている、ということです。

 

そして、麻生氏が、言っていることも、至極真っ当だと思っています。

 

テープに記録されている内容や状況すら、明らかでなく、事実かどうかすらも、分からないのに、どうやって、一公務員を処分出来るのでしょうか?

 

セクハラ、モラハラ、パワハラは、問題ではありますが、それ以上に、犯罪行為の方が、大きな問題であるし、社会問題の方が、ずっと大きな問題なわけです。

 

   「お姉ちゃん、お乳、揉ませてよ~」

 

なんてくらいは、ココの 「某SNS」 などでも、日常です。(笑)

 

職場での 「セクハラ」 行為であれば、確かに毎日のことですから、ノイローゼになったり、心身障害が出たりしても、おかしくありませんが、相手は、人の背後から、「ペン」 で刺すことなど、何とも思わない、ツワモノ揃いの 「マスコミ連中」 です。

 

本当に、これしきのことを、「イヤだ」 と、思ったのでしょうか?

隣りの国お得意の、「言い掛かり」 としか、思えないんですが。

 

と言うか、コレを許したら、多分、「マスコミ」 は、「ハニートラップ」 で引っ掛けて、何でも、やりたい放題になってしまいます。(苦笑)

 

普通、出版社や新聞社も、本来は、こういう記事は、好んでは載せませんし、ましてや、「報道記者」 としての 「魂」 を、売り飛ばすような行為を、好んでする、はずがありません。

 

民主党なんて、重箱の隅しか、突付けない 「負け犬」 同然の組織ですから、吠えるだけが命。

そんな党に、社運を賭ける企業なんて、ありません。

 

と、信じたいんですけど、

しかし、そうすると、「何故、こんなの報道するの?」 という疑問が沸いてきます。


画策は、元財務官僚の増税派?自民反安倍派?

 

多分ですけど、裏で画策に動いているのは、元財務官僚の 「増税派」 あたりでしょうか。

安倍氏を総理の座から下ろしたい、自民の 「増税派」 あたりも、怪しいかも知れません。

 

現役の財務官僚は、もう、それどころではありませんので、官僚OBであることは、間違いありません。

ここあたりで、「安倍内閣」 を倒閣しないと、消費税増税は、凍結されたままになってしまう、とばかりに、自民党の反安倍派あたりを巻き込んで、内閣総理大臣の首を、挿げ替えようとしているとしか、思えません。

 

いずれにしても、「財務省解体を受け容れてでも、消費税増税をしようとしている人達」 の影が、見え隠れします。

 

 

もう、いい加減にしてくれ!

 

しかし、そんなことをしたら、折角、景気が回復基調に乗って来ているのに、また、日本の景気は循環しなくなって、また、「デフレ経済」 に逆戻りです。

安倍氏の政策が、100点でないのは確かです。しかし、当時、自民も民主も、「増税派」 が大半を締める中で、唯一、「リフレ派」 の主張を取り入れ、目標にはまだ届いていないものの、一番国民が望んでいた 「経済回復」 に着手し、日本経済を回復基調に導いたのは、彼の最大の功績と言っても過言ではありません。

 

きちんとその政策を見極めず、人気投票感覚で、人の足の引っ張り合いをしていると、お隣の韓国を見ても分かるように、日本も本当に、おかしくなります。

 

単なる、「猜疑心」 で、モリカケを突付いても、

「不倫」 で、有名人を叩き、「セクハラ」 で、役人を叩いても、

何の 「国益」 にもなりません。

 

 

   「桃栗三年柿八年」

   

   モリカケ ナンネン ヤルツモリ デツカ

 

おあとがよろしいようで。

 

【追伸】

「エロ師」 がこんな 「マトモ」 な記事書いた日には、何が降るかも、分かりませんので、皆さん、「天変地異」 にはくれぐれも、お気をつけください。

 

 

 

***

 

【追記1】

 

「テレ朝女性社員、週刊新潮へのリーク理由は 『セクハラが黙認される危機感』」

 

これが事実であるとして、女性は、心理的にショックを受けたことを、上司に報告しているんですかね?

少なくとも、継続的に数回は、会っているわけですし、元事務次官は、個人的にお会いしているわけですよね?

 

「女性」 だから、あるいは、「情報源の好み」 だからと、当該女性従業員に取材させることを、上司もしくは会社が強要もしくは容認していたのであれば、それは、事務次官の問題ではなくて、「会社の問題(管理責任が問われるわけ)」 です。

 

韓国の 「従軍慰安婦」 問題と、構図は同じ。

本人に、自らの意思や意識がないまま、そういう状況に、置かれたということで、被害を訴える人達が、責任は日本国にある、と言っているのと同じ。

 

シナリオが、あまりにも、韓国・朝鮮的です。

 

もし、その女性従業員が、会社に、その旨を伝えていなかったとするならば、それは、あくまでも、女性従業員 「個人」 の思惑であって、個人的に、元事務次官を好きだったか、嫌いだったかという、個人の 「心象」 は別として、それは、女性の 「功名心」 から出たものであるなら、元事務次官が、個人的に好意を抱いていると勘違いしても、致し方ないでしょう。

 

自身は、「潜入捜査官」 にでも、なったつもりなんでしょうか?

自分的には、「破壊工作員」 としか、受け取れません。

 

しかも、女性従業員が、業務で取得した 「ネタ」 を、他社に 「リーク」 しているにも、かかわらずです。

普通は、「自社」 で使えなかった 「ネタ」 なのであれば、もし、「リーク」 が許されるとしても、それは、会社としてではなく、「個人的な行為」 と見なされるべきなのに、それを会社が組織的にサポートするということは、組織的に関わっていることの、ある意味、証左。

組織に関わる人間であれば、訴訟に関わる人件費や訴訟費用など、経済的な事由を考えても、通常では、有り得ません。

 

逆に言うと、そこまでしても、ある意味、下らない 「セクハラ」 で、言い掛かりをつけて、「ことを荒立てたい」 という、狙いが見え見え。

 

しかし、出版社であれ、報道機関であれ、放送局であれ、新聞社であれ、一社一社のパワーは、「弱い存在」 なので、本来は、こういう行動は、取らないのです。

 

もう、全くと言っていいほど、「小沢一郎」 の 「陸山会事件」 のときの構図と、一致します。

 

 

「<次官セクハラ疑惑>テレ朝が緊急会見 『当社社員が被害』」

 

「テレ朝」 というと、「朝日新聞」 系列ですが、「被害」 を全面的にアピールする手法といい、もう、隣国の 「慰安婦問題」 さながらです。

 

何回も言うように、実際に、元次官が、

 

   「乳、揉ませろよ~~、えっへっへっへっへ~」

 

みたいな男だったとしても、何回も、個人的に会っていたのでしょうし、元次官が、襲ったわけでもないので、それで 「心が病んだ・・・」 などと言ったら、

 

毎日、お尻や胸を触られている、心ある 「ディサービス」 の人達や、本当の 「セクハラ」 に会って、苦しんでいる人達、そして、「心」 に傷を抱えている人達は、本気で怒りますよ?

 

政界における 「政局」 なら、ともかく、「朝日新聞」 傘下が、悪意を以って、動いているのだとしたなら、「公安」 は、「中朝韓」 に係わる 「国家安全保障」 事案として、本件における 「情報工作」 の可能性を意識したほうが、良いのかも知れません。

 

「ゲス」 が知る、人の 「行動心理」 や、組織の 「行動原理」 からすると、”有り得ないパターン”、かつ、”詰めが荒い”、ということです。

 

「浪速のエリカ様」 風に言うと、

 

   「可愛い子ブリっ子して、ムカつく~」

 

自分は、「財務省」 大嫌いだけど、「プロファイリング」 してあげるから、某女性従業員は、早く ”顔” を出しなさいwww

 

 

【追記2】

 

「財務次官セクハラ疑惑、被害女性はテレビ朝日の女性記者 自社で報道拒否され、週刊新潮に提供」

 

この 「産経新聞」 に書かれている、記事の視点は、”マトモ” です。

福田淳一財務事務次官のセクハラ疑惑に絡み、テレビ朝日は18日夜、・・・ 略 ・・・ 自社で対応できなかったことや、女性が会話の録音データを週刊新潮側に提供したことは「不適切」「遺憾」とした。 

 

と、取材が不適切であったことを、テレビ朝日が認めていると、きちんと報道しています。

また、同じ 「報道」 を生業とする者として、取材が不適切であることの 「見解」 や、

一般的に「隠し録り」という取材手法や、他媒体に情報を提供する行為は通常の報道活動とは異なる ・・・

 

過去の報道機関における、不適切な取材方法と、その 「顛末」 の 「事例」 を、きちんと、読者に解説してくれています。

19年には毎日新聞社会部記者が、衆院議員脅迫事件に絡み、無断で録音した議員への取材データが入ったICレコーダーを社外の人物に渡していたことが発覚。

記者は ・・・ 略 ・・・ 諭旨解雇処分とされた。いずれも報道姿勢が問われる事態になった。

 

テレビ朝日が、不適切な取材であったことを認めているのであれば、話は簡単。この女性記者が、いくつなのか、報道畑で、どの程度のキャリアがある人なのか、分かりませんが、

 

上司から、「お前(女性)なら、次官は会ってくれるから、取材してこい」 と言われて行って、「セクハラ」 的なことを言われても、何回も、行ってるわけです。

次官が、「こいつは、嫌がってないな?」 と勘違いしても、おかしくない状況にあるわけです。

 

もし、この女性記者が、心身的に耐えられなかったのであれば、次官に文句を言うのではなくて、言うべきは上司に対して、「もう、これ以上、耐え切れません・・・」 と言うべきでしょう。

 

次官が、勘違いして、「逢いたい・・・」 と言ったにせよ、勘違いさせたのは、この女性記者の行動ですし、次官が、「ボディタッチ」 すら、していないのであれば、この女性記者に対して、「個人的にお付き合いしますか?」 と、暗に誘っているのかも知れませんし、「嫌やなら、来るな!」 という、牽制の意味であったかも、知れません。

 

この程度の 「ゲス野郎」 なんて、世の中、掃いて捨てるほど、います。

 

バブル期であれば、女性から、ピンタが飛んでくるか、コップの水を掛けられます。

本当に不快であったのであれば、怒鳴ってでも抗議して、立ち去れば良いだけの話です。

そもそも、次官は、この女性記者、あるいは、テレビ朝日の取材に対して、応じる義務は何もないのです。

 

この会話の内容が、役所の中で、勤務時間中であれば、たいへん 「ハレンチ」 で、不届きです。

 

しかし、そうでなく、私的な時間であったのであれば、それは個人としての行動であり、ある意味、記者と情報源の間の、信頼に基づく時間なわけです。

 

ある意味、「テレビ朝日」 が、自社での報道を拒否するのは、ジャーナリスト精神としては、当たり前のこと。

「ウチでは、報道できない」 と言われたとしたら、そういう、ジャーナリスト精神に反する行為には、加担できないという意味で、却下されているわけで、「他所に廻せ・・・」 と、暗にほのめかしているわけではありません。

 

「記者の、筋の通らない、幼稚な逆恨み」 のようなもんです。

 

 

【追記3】

 

似たような記事があります。

 

「警察幹部のセクハラ、女性記者の葛藤 『泣き寝入りするしかなかった』 会社に不振感も」

 

これも、今回のケースと同じ構図です。

 

しかし、こういう 「立場」 を利用した 「ゲス行為」 なんかは、民間でも、良くある話です。

小売業では、販社などからの応援やキックバックを、求めますし、製造業では、原価を抑えようとします。

 

「ゲス」 は、そういう 「立場」 の有意性を、自己の目的達成のために、利用しますが、それは、取引です。

 

   「コレしてくれないの?なら、いいよ。オタクとは取引しないから・・・」

 

一般的には、コレは、「値引き」 だったりしますが、こんなのは、ザラです。

 

報道機関の場合、女性記者の 「女」 を利用しているのは、そもそもは、報道機関側なわけです。

そんなのは、「水」 でも、ぶっ掛けてやれば、いいわけです。

逆に、「水」 をぶっ掛けてやることで、「俺の人生で、俺に水をぶっ掛けたやつは、お前だけだ・・」 みたいに、付き纏われるかも知れませんが、そしたら、また掛けてやれば、いいわけです。

 

要は、取材源に、「記者」 として、信頼されているわけではなく、単に 「女」 としてしか認識されていない、ということです。

 

最近の 「#MeToo」 ムーブメントは、契約取引において、性的な見返りを求めるもので、合法的な取引の優位性を利用した 「セクハラ」 と言えるかも知れませんが、逆に、「色仕掛け」 で営業する 「枕営業」 なども、世の中には、あるわけで、

今回の、福田事務次官のケースにしても、「女以外には会わない」 とする人から、何か 「ネタ」 を仕入れるために、報道機関は、組織的に 「女性」 を送り込んでいるわけです。

言うなれば、「魚心」 ある次官に対して、会社は、「水心」 で応えているわけで、あとは、どのように 「ネタ」 を取ってくるかは、「女性記者」 次第なわけです。


福田氏の言動を見ていると、確かに、同期の佐川氏とは、やはり、格が違います。優秀な人です。
文科省の元事務次官であった前川氏なんか、全然比べ物になりません。
事務次官ともなれば、官僚(キャリア)のトップです。しかし、「公人」 である以上は、もっと謙虚に、そして、人の上に立つ場合は、もっと脇を締めて、と言うことなのでしょう。

 

 

【追記4】

 

どうやら、この女性記者による録音は、取材行為としてではなく、「セクハラ」 の証拠を残すために録音したものだそうです。

この録音を元に、訴訟を起こすのであれば、何も問題ありません。正当な権利です。

 

しかし、この女性は、個人的なトラブルの追求手段として、「報道」 という公器を利用しようとした、ことになります。

 

まさしく、「ペン」 による 「攻撃」 であり、「仕返し」 です。

 

しかし、こうなると、事件そのものが、真実であるのか、それとも、この女性記者の作意が入っているのか、分からなくなってしまいます。

こういう、「怖い記者」 を擁護しようとする報道機関には、誰も怖くて、お付き合いしようとは、思わなくなるでしょう。

何故なら、「いつ、背後から、『ペン』 で刺して来るか」 分からないからです。

 

報道記者の取材は、取材源と記者との信頼関係の上に、成り立っています。

彼女の行為は、協力者の不正を見つけ、それを記事にするようなもの。「不正行為」 ではなく、「裏切り行為」 です。

自分が、被害を受けた当事者だったのであれば、それをきちんと会社に伝え、そして、訴訟というアプローチを使うべきでした。

 

結局のところ、福田氏は立場を利用し、この女性記者は、自分の職権を乱用しようとしたわけです。

しかも、その内容は、刑事罰を問えるほどの内容ではなく、むしろ、報道という公器を乱用したことで、確実に、名誉毀損罪が成立する状況と、言えそうです。

となれば、法的に、どちらに正当性があるかは、明らかです。

 

いずれにせよ、名前は裁判で明らかになりますし、ジャーナリストを名乗れる器の人間ではありませんので、記者としての復帰は、無理でしょう。

どんな理由であれ、取材源との信用を平気で毀損する記者なんか、怖くて、誰も何も話せません。

2018/04/22

【緊縛小説】 縄絡み (2-2)

§2の2 お邪魔する

 

その声は、

職人の家に、初めて、電話したときに、

電話に出た、声の女性だった。

 

職人が、慌てて、ビデオを止めると、

奥さんは、買い物で、買って来たものを、

冷蔵庫にしまいながら、

 

   「別に、何見てたか、分かってるんだから、

    慌てて消さなくても、いいわよw」

と、笑った。

 

自分が、

 

   「どうも、お邪魔しています・・・」

 

と、半分、気が動転しながら、あいさつをすると、

奥さんは、

 

   「この前の、学生さんね?

    晩ご飯を食べて、ゆっくりしていってね・・・^^」

 

と言うと、さっそく、台所で、支度を始めた。

 

職人は、小柄な体格で、

どちらかと言うと、飄々(ひょうひょう)としていて、

何処か憎めない、ひょうきんなタイプ。

 

一方、職人の奥さんは、

グラマーで、胸もお尻も、大きくて、

品を感じさせる、結構美形の女性。

 

まさしく、「月とすっぽん」 という言葉が、

ピッタリの、夫婦だった。

 

奥さんは、手際良く、準備をしながらも、

二人に、話し掛けてくる。

 

今日は、どうやら、昼過ぎから、

美容室に行って来たらしい。

職人も、やたらと、女房のことを褒めて、

自分に自慢してくる。

 

奥さんから、

 

   「お酒、飲めます?」

 

と聞かれたので、

 

   「はい・・・」

 

と答えると、二人分の、コップと小鉢が、

用意される。

 

職人が、2つのグラスに、ビールを注ぎ、

2人で、軽く、乾杯をすると、

職人は、あとは、手酌で飲み始めた。

 

どうやら、この家庭は、

亭主関白のようだった。

 

しばらくして、一通り、支度を終えると、

奥さんが、追加の小鉢とグラスを、

持って来ると、

 

   「わたしも、頂戴します」

 

と言って、職人と自分の間に、座り、

両手で、グラスを差し出すと、

職人が、奥さんのグラスに、ビールを注ぐ。

 

最初は、緊張していて、

生きた心地が、しなかったが、

陽気で、きれいな奥さんと、

一緒に飲むのは、

まんざらでもなかった。

 

奥さんが、職人と自分の共通の話として、

アルバイトのときの話を、持ち出し、

奥さんが、自分の肩を持って、

 

   「主人に、扱(こ)き使われなかった?」

 

と、自分に気遣いを見せると、

職人は、まるで聞き捨てならない、とばかりに、

真剣な面持ちで、

 

   「おいおい、そんなこと、ないよな?」

 

と、必死に否定し、弁明する。

 

   「こいつが、やってみたいって言うから、

    鏝均(こてなら)しも、やらせてやったんだよな?」

 

奥さんは、冗談だと思ったのか、あるいは、
話を真に受けているのが、面白かったのか、
笑い飛ばしていると、

職人は、そわそわし出して、目配せをして、

自分に、同意を求めてくる。

 

   「ホントの話ですw」

 

職人は、「ほらっ」 と言うと、

ビールを飲み干して、

 

   「こいつが、チンタラやってるから、

    ”そんなんじゃ、乾いちまうっ!” て言って、

    直ぐに鏝を、取り上げたんだもんな?」

 

そう言って、自慢げに笑う。

 

奥さんは、そんな職人が突き出した、

空っぽのグラスに、ビールを注ぐ。

 

この二人は、実に、

仲の良い夫婦なんだな、と思った。

 

そして、二人が、お付き合いを始めた当時、
どちらが、最初に惚れたのか、という話になると、

奥さんは、はじめは、

しつこかった職人のことが、
好きではなかったけれど、

職人の、一本気なところに、惚れたので、

最初に、口説いて来たのは、職人だと言い、

職人の方は、俺は酔い越しの金は持たず、

こいつが、最初に、俺に惚れた、と言って聞かない。

 

二人の会話の回転が早いので、

どうしても、アルコールのピッチも速くなる。

 

二人の男が、

清楚な、サマーセーターを着た、艶やかな女性を囲み、

美味しい肴をアテに、話に花を咲かせた。

 

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2018/04/22

【緊縛小説】 縄絡み (2-1)

§2の1 訪問する


次の週の土曜日。

友人でもない、年上の人のお宅に、お邪魔するので、

迷った挙句、手土産に、折り箱に入った、

安いナボナを、買って行くことにした。

職人の家は、自分の家からは、

さほど、遠くもなかったのだが、

あまり行き付けのない、場所にあったので、

一度、最寄りの駅まで、バイクで行き、

そこから、徒歩で向かうことにした。

駅から、教わった通り、街道に沿って歩き、

三つ目の信号を、左に曲がって、しばらく歩くと、

言われた通り、ブロック塀に囲まれた、

古い平屋の、一軒家があった。

予定の時間より、まだ、早かったが、

その場所は、住宅街で、

時間を潰せるような場所は、何処にもないので

表札を確認し、呼び鈴を押すと、

しばらくして、玄関から、職人が出てきた。

   「おうっ、早かったな・・・
    良く来たな。まあ、上がって・・・」

   「すみません。お邪魔します・・・」

居間に通されて、しばらく、待っていると、

職人が居間に入ってきた。

子供は居らず、奥さんと二人暮らし。

奥さんは、お昼から出掛けている、

と職人は言った。

早速、コレクションを見るか?

ということになり、

 

職人が、押入れから、ダンボール箱を、持ってくると、

そこには、丁寧に、レタリングシールで、

タイトルが入れられた、ビデオカセットテープが、

ぎっしりと、入れられていた。

 

職人が、自分で、ダビングしているのか、

それとも、誰かにダビングを、頼んでいたのかは、

聞かなかったが、


当時は、まだ、ビデオデッキも高価であり、

テレビ番組の録画用に、ビデオテープレコーダーを、

買う家庭はあっても、1台だけでは、テープを、

ダビング(複製)することは、出来ない。

 

テープを、ダビングするためには、

最低、2台必要で、

誰かから、ビデオデッキも借りる、必要があった。


職人は、洋モノから、和モノまで、幅広く、

「裏ビデオ」 を、集めているらしく、

タイトルは忘れたが、

「まずは、これを見てみろ」 と、

洋モノの中で、薦められたのが、

この、「トレーシーローズ」 の出ている、作品だった。



初めて見た、ノーカットの、

「裏ビデオ」 は、衝撃的なものだった。

 

当時は、まだ、「モザイク」 を施した、

ビデオすら、存在しない時代。

映画では、その部分が薄く、

ぼやかされていた、時代だ。

 

字幕も、吹き替えもないので、

何を言っているかは、分からないし、

細かいストーリーは分からないが、

男も女も、「モロ出し」 で、

組んず解れつの状態なので、

その興奮だけは、伝わる。

 

興奮するなっ、と言う方が、

無理と言うもの。

 

一人で見ていたら、思わず、自分で、

いじりたくなる衝動に、駆られたとしても、

不思議でも、何でもない。

 

食い入るように、画面を眺めていると、

玄関の開く音がして、

「ただいま~」 という声がすると、すぐ、

 

職人の奥さんが部屋に入ってきた。

 

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2018/04/22

【緊縛小説】 縄絡み (1-5)

§1の5 電話を掛ける

 

トゥルルルル・・・、トゥルルルル・・・   カチャッ

 

   「はいっ、柴崎(仮名)で、ございます・・・」

 

電話に出たのは、職人ではなく、

声に、深い響きと、艶のある、女性だった。

 

   「すみません、親方、いらっしゃいますか?」

 

   「どちらさまですか?」

 

   「アルバイトでお世話になっている、緒尾と申します。」

 

   「少々、お待ち下さい・・・、(アナターー、バイトさん!)」

 

しばらくして、電話が変わる。

 

   「おうっ、あの学生だな・・・

   仕事、探してるのか?」

 

   「例のビデオの件で、お電話しました。」

 

   「そうか、相談ごとか。それは面倒だな。

    それなら、部屋を移るから、ちょっと待ってな・・・」

 

まだ、ワイヤレスとか、親機子機といった電話機がない時代だった。

 

ガサゴソと、職人が、電話機ごと、部屋を移動する音がする。

男の話に、四方山話(よもやまばなし)はない。会話は、用件のみ。

 

しかし、職人のことを、勝手に 「男やもめ」 と、決め付けていただけに、

女性が電話に出るとは、思いも寄らなかった。

 

結局、話は、一回の電話では、纏まらず、

何回か、連絡を取り合い、

翌週の土曜日の夕方に、お邪魔することになった。

 

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2018/04/22

【緊縛小説】 縄絡み (1-4)

§1の4 電話を待つ

 

短期のアルバイトは、予定通り、

その2日間だけで終了した。

 

ところが、それから幾ら、待てど暮らせど、

職人からは、一向に連絡が入らない。

あんだけ、「思わせぶり」 に、

誘いを掛けて来たにも、かかわらず、

である。

今、思えば、確かに電話は、一家に一台、

「家の電話」 しかない時代。

 

家に電話すれば、

家族が出るのは分かっているし、

自分が家に居る保証もない。

当時は、「携帯電話」 などは、存在しない時代。
喫茶店などで、待ち合わせすれば、

まだ、連絡の取りようは、あるものの、
「ハチ公前」 なんかで、待ち合わせした日には、

逢えないと、

駅に設置されていた、伝言板を除けば、

お互いに連絡を取る手段が、

何もない、そんな時代であった。

思い返してみれば、

アルバイトなどの仕事の場合は、

用事があるときは、

こちらから掛けるのが一般的で、

職場から家に連絡が入るのは、

緊急の場合を除き、

全くと言って良いほど、なかった。

 

職人からは、全く音沙汰もない。

しかし、そこには、

何かを 「期待」 している自分がいる。

 

勇気を出して、

平日の仕事が終わって、

職人が、家に居そうな時間を、

見計らって、

電話を掛けてみることにした。

 

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2018/04/22

【緊縛小説】 縄絡み (1-3)

§1の3 お誘い

 

職人は、どんどん饒舌になって、話し掛けてくる。

 

   「おいっ、学生。

    『裏・ビデオ』 って、見たことあるか?」

 

当時はまだ、「ビデオカセットテープレコーダー」 が、出始めの頃。

一般の家庭に普及する、少し前の時期である。

 

 

それまでは、「カセットテープ」 と言えば、音楽専用。

当時は、「ウォークマン」 が出て、暫くした頃で、

「カセットテープ」 全盛のときだった。

 

 

映像は、オープンリールの磁気記録式のものが、学校にはあったが、

そんな高価なものは、個人で買えるはずもなく、それまでは、

一般の家庭では、「8mmフィルム」 を、高価な 「映写機」 に掛けて見るしかない、

そんな、一部のマニアにのみ、限定されていた時代だった。

 

 

   「話には聞いたことがありますが、

    まだ、見たことありません・・・」

 

「ビデオカセットテープレコーダー」 が巷(ちまた)に出回るようになると、

「ビニ☆本」 あるいは 「裏☆本」 と呼ばれた、「密造写真集」 全盛の時代から、

 

 

徐々に、

 

「8mmフィルム」 の時代に、裏で出回っていた、「ブルー☆フィルム」 と呼ばれていた、海外から不法に持ち込まれた 「アダルトフィルム」 や、日本で秘密裏に製作された 「ノー☆カット」 と呼ばれる、不法な ”丸見え映像” が、「8mm」 から 「ビデオ」 にシフトし始めた、そんな時代だった。

 

   「コレクションたくさん持ってるけど、

    ウチに見に来るか?」

 

話の展開に、”脳” が着いて行けず、即答出来なかった。

 

今考えると、その間も、多分、左官鏝の音だけが、聞こえていたはずであるが、

混乱していたためか、何の音も聞こえていない。

 

それまでは、「イヤらしい」 ものと言えば、

 

高校時代に、当時の友人の親が秘蔵していた、北欧の毛むくじゃらの 「ノー☆カット本」 を、友人が学校に持ってきたときに、学校の便所で見せてもらったやつと、

それこそ 「映像」 では、「高☆3」 のときに、学校の授業を抜け出して、悪友と二人で見に行ったのは、「いちご白書」 ならぬ、「日活ロマンポ☆ルノ」 を上映していた 「成☆人映画館」。

そこで見た 「”原悦子” の三本立て」 くらいのものである。

 

 

   「は、はぁ ・・・」

 

と答えるのが、精一杯だった。

 

***

 

作業も終了し、最後に給料を貰うとき、連絡先を交換した。

このときに、若手がチラッと、こちらを振り向き、

何故か気まずそうな顔をして、顔を横に振る素振りをしたが、

そのときは、その意味を知る由もなかった。

 

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2018/04/22

【緊縛小説】 縄絡み (1-2)

§1の2 尋問

 

お昼休み。

 

皆が集まり、適当な輪になって、

用意されていた弁当を食べる。

しかし、このときも、若手は寡黙である。

皆が笑っているときに、一緒に笑う程度である。

職人は、また、新たなアルバイトに、同じ話をし出すが、

大勢いるだけに、また話に花が咲く。

 

多分、若手は、新しいアルバイトが来る度に、

毎回、この話を聞かされているのであろう。

 

休憩時間が終わって、また、仕事場に戻ろうとするとき、

若手が自分に電話番号を聞きに来た。

また、仕事があるときに、連絡するとのことだった。

 

仕事場に戻ると、昼食時間の会話で打ち解けたのか、

職人は、陽気だった。

 

   「おいっ、学生。彼女はいるのか?」

 

   「いません・・・」

 

   「まだ、童☆貞か?」

 

   「いえっ、済ませました・・・」

 

何故か分からないが、食うもの喰って、元気が出たのか、

それとも、気を良くしたのか、また、尋問が始まった。

 

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