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2017/10/11

あなたには負けない

 

「ゲスの極み乙女」 の 「川谷絵音」 が、まさかの週間文春ネタでのリベンジ。

 

 

MVのショートバージョンも、フルバージョンのどちらも、サンダーバードを模したお家のシーンから始まります。

ちなみに、本家のサンダーバードの島のお家はこんな感じ。

 

 

若い子たちは、サンダーバードと言っても分からないでしょうから、参考のために、本家のサンダーバードの格好は、コチラ。

 

 

MVの途中では、雑誌が舞っているのが多少目に入るものの、良くは判りません。しかし、2:54あたりになってくるとだんだんはっきりしてきます。

 

「週間人春」(苦笑)

 

 

そして、最後に登場する会社は、「週刊文春」 を発行する株式会社 「文芸春秋」。
昔、「北野武(ビートたけし)」 が、写真週刊誌 「フライデー」 の編集部を襲撃した 「フライデー襲撃事件」 がありましたが、それと同じノリのつもり、なんでしょうか?

ちなみに、文芸春秋の社屋の前のリポーターやカメラマンは、週刊文春編集部のスタッフなのだそうです。

「ゲス極×『週刊文春』まさかのコラボ 川谷絵音『これくらいのジョークがなきゃ』」

 

いやいや、そのノリは、オトナの対応だと思いますし、アーティストとしては、ゲス不倫騒動をジョークにまで落とし込む、これ以上の ”返す刀” はないかも知れません。

しかし、本当に 「ゲスを極めん!」 とすべく、ゲスに邁進(まいしん)しているとしか言いようのない、ゲス極の川谷絵音。

 

これを見て、川谷のことを真剣に愛していたベッキーに、離婚した嘗(かつ)ての女房は何を思うのでしょう。

 

不倫は、犯罪ではありませんので、全く関係ない人達に、「なんでここまで叩かれないといけないの?」 という疑問が湧(わ)くのは理解できます。

しかし、お互いに事務所が異なるとはいえ、ウソをついてマスコミを誤魔化そうとしたベッキーに、一切会見を開くでもなく、ベッキーを庇(かば)おうとする姿勢さえ見せなかった川谷の姿勢には、正当性もへったくれも、何もありません。

 

音楽や、このMVのセンスは認めます。

まあ、この曲はそうでもないか・・・苦笑

 

しかし、これで、まるで禊(みそぎ)を済ませたかのような顔をして、傷付いた人達の心を踏みにじり、傷口に塩を塗るようなことをした上で、大手を振って大衆の面前に顔を出すなんてのは、「まさに、ゲスの極み!」 としか言いようがありません。

 

SM の世界にも、相手の気持ちに一切の配慮をせず、相手の女性の心をボロボロにしてしまい、相手から訴えられてしまうド阿呆を見かけたりします。

そういう輩(やから)に限って、訴訟までいった自分のことを 「ドSの極み」 と思っているみたいですが、周囲の人達は、ロウソクでラブホを火事にしてしまう阿呆と同様、女1人マトモに扱えない屑(くず)野郎としか見ていません。(苦笑)

まあ、とは言え、笑ってる方もゲスなので、大きな顔は出来ないのですが、川谷の場合は、やはりそんな 「ゲス中のゲス」 に極めて近い存在。

 

これに対して、北野の場合は、取材と称し、家族の盗撮写真を撮ったり、当時つきあいのあった女子の大学生に怪我を負わせたりなど、自分が守るべき家族そして身近な人達に対するマスコミの卑劣な行為。企業という看板に身を隠しながらも、報道の名のもとに、ペンで人を刺す卑劣な連中に、前科が付くのを覚悟で、実力行使に至ったわけで、川谷の場合とは、全くの正反対なわけです。

たけしは、「粋(いき)」 でしたが、川谷の場合は 「無粋(ぶすい)」。

 

ちなみに、川谷は、

『週刊文春』コラボスペシャルMV「あなたには負けない(full spring ver.)」の公開にあたり「窮屈な世の中で表現まで窮屈になりたくないなと思いこの作品を作りました。表現にはこれくらいのジョークがなきゃ。文春さん、協力ありがとうございます笑」とコメントしている。

らしいです。

オヤジ的には、「貴様がそれを言っちゃ、おしめーよ」 ってな感じですが、時代が違うのか 「ゲスの極み乙女」 は、ゲスを極めるべく、どんどんゲス化していきます。

プロダクションにしてみれば、これで禊が済ませるなら、それでいいし、炎上したら炎上で稼(かせ)ごうという算段なのでしょうか。

 

こういうものに対してこそ、本来なら豊田真由子議員には、「ちーがーうーだーろーっ!」 と言って貰いたいし、”浪速のエリカ様” こと上西小百合議員には、「キノコ頭のくせに、むかつく」 とか言って貰いたいもんです。(^^)/

 

追伸

 

この似顔絵そっくりです♪

おあとが、よろしいようで・・・

 

2017/10/10

セックスの楽しみ方を広げる(2)

「セックスレスの対処法」 の続編 「セックスの楽しみ方を広げる」 の続きです。

 

今回は、レスの夫婦の奥さんが、ご主人を誘うアプローチをご紹介します。

 

疲れてるご主人の誘い方

 

男性の性欲のピークは、10代後半で、そこから徐々に揺(ゆる)やかではありますが、下降線を辿(たど)ります。一方の女性はと言えば、当然人によって異なりますが、経験上、30代後半から40代前半に掛けて、不調を訴える女性が多く見られるものの、ピークは40代。

男性であれば、女性を見て 「やりて~っ!」 となるのは、10代後半ですが、女性の場合は、それが30代後半から40代後半に掛けて、やってくるのです。(笑)

 

30代から40代は、今は男性ばかりではありませんが、それこそ男性も働き盛り。仕事においても責任を持たされる時期です。疲労もあればストレスもあります。

一方の家庭はと言えば、子供が出来、子供中心の生活になっている家庭も多いでしょうし、結婚して年月も経ち、常に同じことの繰り返しになってしまい、慢性的にマンネリ化している家庭も少なくありません。

 

では、女性からお誘いする場合、どんなアプローチが有効でしょうか?

 

家では、常に家族の本音がオープンの世界です。そこで奥さんが 「したい感」 をアピールしても逆効果。そういう場合は、外行きの顔でご主人に接することが大事ですし、普段から本音が言えない奥さんの場合は、本性剥(む)き出しにセックスアピールするのが重要なのです。

前者で言えば、揚げ物を食べ過ぎて 「胸焼け」 しているのに、それにも増して、「とんかつ」 を食べさせようとしているようなもの。逆にそういう男性は、あっさり、スッキリ感のある 「清楚(せいそ)さ」 を望んでいたりするものです。

大事なことは、家で見せる自分とは違う自分になることです。
そこで 「恥ずかしい!」 なんて甘えているようでは、目的は達成できません!キッパリ

お子さんもいるようでは、声も出せないし、集中できないという女性も少なくないでしょう。
疲れているご主人は、体力を温存しようと、さっさとイッてしまい、女性はいつでも 「置いてけぼり」 だとしたら、当然ストレスも溜(た)まります。
 

ただでさえ、ホルモンの分泌が不安定で、不調が続いていたりして、イライラしているのです。

ご主人には、いろいろと家庭の不満を言ったりするものの、それは聞いて貰いたいのが半分、あとは、スキンシップを求めているのが半分なのです。

ご主人が真面目に奥さんに向き合おうとすればするほど、奥さんの問題点が分からない。

奥さんは奥さんで、女性は常にホルモンに支配されている生き物ですから、自分のことが分かりません。結果、問題解決型の男性脳と、共感を求める女性脳が正面激突を起こしたりしますが、どちらもここで被害者意識をもってはいけません。

 

(1)休日のラブホを利用する

 

お薦めするのは、お二人での、「休日のラブホの利用」 です。

 

しかし、ご主人は、「家があるのに、外でなんてもったいない・・・」 と言うか、あるいは、疲れてることを理由に面倒臭がるでしょう。

 

(2)マッサージを施(ほどこ)す

 

ここで重要なことは、「夫婦の営み」 をメインにせず、のんびりと二人だけの時間を確保すること。そして、もうひとつは、奥さんがご主人するマッサージを売りにすることです。

 

「わたしが、マッサージして貰いたいくらいだわ!」

 

という女性の声が聞こえてきそうですが、まず大切なことは、① 「二人だけの時間の確保」 と、もうひとつは、② 「二人のスキンシップの確立」 なのです。

 

(3)ローションプレイに挑戦する

 

そして、最後のメインイベントがコレ!・・・ ローションを使った 「ローションプレイ(泡踊り)」 です。(^^)/

女性でも、一度ローションを使ったことのある女性は、好きな人が多いです。

まだ、ご存知ない方に、簡単にご説明しますと、化粧品のローションではなく、性的な目的で使用される、海草の滑(ぬめ)りみたいな、ヌルヌルとしたゲル状の 「ローション」 がありまして、

 

 

 

これを、お湯などで適度な粘度に薄めて、これを女性が自分の身体に塗ったり、あるいは、男性の身体に掛けたりして、お互いの身体を擦(こす)りつけあうものです。

浴室にマットを敷いて、その上でプレイすることから、「マットプレイ」 と呼ばれたりもします。

元はと言えば、「ソープランド(旧トルコ風呂)」 が発祥ですが、そこから次第に、ラブホなどに設置されるようになったものです。

どのラブホでも設置されているわけではありませんので、もし、ご利用される場合は、事前にチェックしてから、行かれることをお薦め致します。
また、マットを設置されているところは、1回分程度のローションが備えられている所もありますが、品質の点から言うと、やはり、ペペローションが一番優れていますので、まずは、ご購入されて、ご家庭で使われてみるのも良いかも知れません(但し、そのまま風呂場等に放置されると、他のご家族に見つかりますので、その点はご注意下さい)。

 

(4)二人でリラックスする

 

ラブホでは、比較的安価で食事が注文できたりするところもありますし、コンビニなどで買い物して持ち込むのでも構いません。

時間があれば、映画などの鑑賞も出来ます。AV(アダルトビデオ)などもありますし、カラオケセットなど、遊び道具が充実しているところも少なくありません。

 

***

 

初回から、レスを復活出来なかったとしても、二人だけの時間が確保出来て、二人でスキンシップがとれることは、小さいようで大きな一歩だと思います。

大切なことは、ご主人に襲われない限りは、しっかりとマッサージをしてあげることと、ローションプレイでは、「素股(すまた)プレイ」 でもいいので、二人で気持ち良くなること。

そして、二人で二人の時間を楽しむこと(リラックスすること)です。

 

子供をどなたかに預けられるなど、いろいろと大変なこともあるかも知れませんが、たまには、夫婦水入らずの時間も必要ですし、「友人の結婚式」 など、二人で後ろめたい嘘を付くのも、二人で秘密が共有して 「ドキドキ感」 が出てきますので、良いかも知れません。(^^)/

 

在(あ)り来たりのシナリオかも知れませんが、いろいろ、自分達用にアレンジして、楽しんでみて下さい♪

2017/10/09

男の 「短小」 について

前記事の 「男の早☆漏について」 に引き続き、男性自身の 「短小」 について書いてみたいと思います。

 

「セ☆クス」 において、男性自身のサイズと耐久時間は、とても重要な要素であることには違いありません。しかし、「セ☆クス」 は、そういった各種要素の総合得点で判断されます。

そして、「セ☆クス」 は、夫婦生活においても重要な要素のひとつではありますが、しかし、「結婚」 に際しては、「セ☆クス」 自体が単なる評価項目のひとつに過ぎないのです。

 

結婚相手を 「セ☆クスの相性」 だけで決めないように、人は最終的に 「心の繋がり」 であったり、雰囲気であったり、信頼感であったり、いろいろな要素を勘案して、自分のパートナーを決めているのです。

そして、それは多分、「学歴」 や 「社会的地位」 や 「財産」 などを得点化して男性を評価する 「玉の輿」 系女子にしても同じ。そういう女性は、男性を測る 「判断基準」 が分からない。だからこそ、目に見える 「証(あか)し」 が欲しいだけです。

 

しかし、人生難しいのは、そうやってベストを選んだつもりなのに、「満たされていない部分」 が、目につくことです。
それでも、「金銭欲」 や 「名誉欲」 とかそういった 「欲」 は、無限でキリがないので、「足るを知る」 べきものであり、諦(あきら)めもつくのですが、「食欲」 や 「性欲」 そして 「睡眠欲」 といった「人の生理的欲求」 は、どうにも止りません。

 

 

では、「短小」 をどう克服したら良いのか?

 

まず、開き直って下さい。人並みのサイズであっても、もしくは恵まれたサイズであるからといって、その道具を生かしきれているわけではありませんし、「セ☆クスが上手い!」 という評価を貰えるわけではありません。

 

しかし、だからと言って、調子に乗ってはいけません。(苦笑)

 

自分の強みを生かすこと。そして、自分の欠点を補うことです。

 

何よりも重要なのは、他人が楽しめて、自分も心地よい 「自分の流れ」 を発見することです。

 

参考になるのがこの記事です。

 

「私が出会ったダサいチ☆コ !! 親指ドヤ男・靴下クン・真珠野郎に連続12時間挿入男も」

 

この記事では、散々ディスられてはいますが、しかし、知っていて開き直ってるのか、はたまた、自己中なのか、それとも、今までに関わった全ての女性が、彼に気を遣ったのかは分かりませんが、いずれにしてもこれは、本人は自覚がないということです。


この話を聞くと、思わず、「マイケル富岡」 を連想してしまいます。

 

彼自身がどうなのかは知りませんが、要は、家に女性を招いては、料理を振る舞い、甘い言葉のひとつやふたつでも囁(ささや)いて、時間がきたらバイバイを繰り返し、何人の女性とデート出来るかを競ったとか。

確かに、甘いマスクのイケメンなら、「短小でもいいわ」 という女性はいるそうですし、ましてや、彼の場合は紳士的でもありますから、そういった人をディスる人は、そうそういないでしょう。
 

こういう振る舞いの出来る男子で、なおかつ、前戯が誰よりも上手い!なんてことにでもなれば、それはそれで、下手にサイズだけある連中は、簡単に追い越すことが出来ます。

 

***

 

女性は気にしてないフリをしていますが、実際のところは、結構気にしていたりします。

 

「『こんな小さい人っているの?』 残念ながら実在する”短小チ●コ”と向き合おう」

「男の沽券に関わるチ○コの大小問題を、バイブに置き換えて考えました!」

 

しかし、そんなネガティブな考えを覆(くつがえ)すだけのものがあれば、男性を 「セ☆クス」 の対象としてではなく、「愛」 の対象として捉える女性にとっては、取るに足らない欠点としか、写らないと思います。

何よりも、女性は、自分のために努力してくれる男性に弱いのです。

2017/10/08

男の 「早☆漏」 について

何故か、表示出来なくなってしまいます。

大した内容ではないので、大変恐縮ではありますが、お読み戴ける方は、

誠に申し訳ありませんが、コチラ まで、よろしくお願い致します。

 

また、記事非表示等により、イイねやコメントが無効になられた読者の方には、ここに重ねてお詫び申し上げます。

2017/10/07

「わたしを離さないで」 カズオ・イシグロ

ノーベル文学賞を受賞した、カズオ・イシグロの作品 「Never Let Me Go」 の邦訳版。

 

臓器提供のために生み出された 「クローン人間」 という空想の世界で、人の 「生」 に対する思いと、それに背反する 「愛」 を描く作品です。

 

まるで人間が 「ブロイラー」 になったような 「怖さ」 もありますが、しかし、そんな環境の中においても、人として美しいものがあるということ。

 

自分の置かれた環境というものは、その人では、どうすることも出来ません。

しかし、大切なのは、その中で精一杯生きるということ。

 

そして、自分が精一杯生きるということは、自分が今、置かれた環境から逃げようとするのではなく、自分で選べる範囲で選んで、精一杯苦しんで、思いっきりズタズタになること。

しかし、その行動の中核に 「愛」 と 「希望」 があるなら、どんな人生であれ美しいということです。

 

中核に 「金」 と 「名誉」 を置いて、どんなに贅沢で、楽な暮らしをしたところで、それは空しい人生。

大切なのは、自分の人生に 「楽」 を求めるのではなく、自分の人生を受け入れ、そして、とことん、自分の目標に向かって、突き進むことによって得られる、99%の苦しみによる緊張と、その合間にある、平凡な日常。つかの間の 「喜び」 による 「充実」 です。

 

「生きることって何だろう?」

 

そう考えさせられる 「ノベル」 です。

 

***

 

この本を、読書好きで、背後を振り返っては、立ち止まってばかりいる、北国の 「ドMちゃん」 に捧げます。

皆、自分の人生は、他の人と違うかも知れないけど、しかし、そんなことは考えず、思いっきり突っ込んで、それで痺(しび)れなさい。

 

 

Never Let Me Go Never Let Me Go
1,356円
Amazon

 

2017/10/07

連れない女と吊れない宿-東京編 ②

万上旅館 @鶯谷

 

ここも、ずっと梁(はり)が気になっていた和風旅館。

「鶯谷(うぐいすだに)」 は、駅前に 「ラブホ」 が連なる珍しい駅。

時間帯によっては、京浜東北線にも通過され、唯一停車する山手線でも、あまり乗り降りする客が少ない・・・という、慣れないとちょっと、小恥ずかしい駅ですが、そんなホテル街の中に、一軒佇(ただず)む一見怪しい ”和風旅館” がココ、「万上旅館(まんじょうりょかん)」 です。

 



 

鶯谷北口を出て、駅から通りに出る道の、交番よりも手前を、ちょっと左に入った路地沿い。
駅から、普通に1分で来れてしまう距離です。
そのためか、意外と人通りは多く、表に面した部屋だと、結構、外の道の喧騒(けんそう)が聞こえたりします。
最新(2017年10月現在)の料金表の看板がコチラ!


 

入り口は二ヶ所。こちらは、通路から建物に向かって右側にある、駅側の入り口。
フロントは、こちら側にありますが、もう一方の入り口は、玄関から、そのまま土足で廊下に上がる必要があるので、なんとなく違和感を覚えます。(TT)

 

駅側の入り口から入るとすぐ、廊下の先右手に見えるのが、受付カウンターです。こちらの入り口手前右には、待合場所があります。

 



今回は、梁のある 「藤の間」 が狙い。
インしたときは、まだ 「清掃待ち」 状態だったため、清掃を待ってインすることに。

 

「藤の間」 の外観(万上旅館提供)は、こんな感じ・・・。

 

 

これはこれは、立派な梁♪笑

しかも縦の幅もあるので、強度は十分ありそう♪

 

夜ならば、薄暗くて急と不評な階段も、真昼間だと、こんな感じ。(笑)

 



「藤の間」 は、受付脇にある階段をのぼって、突き当たり正面。

 


部屋も、外から見る分には、1952年(昭和27年)開業という古さを感じさせません。

中に入ると、左手には、洗面所兼用のトイレと、正面にはお風呂が。

トイレは、元は、和式の便器のようですが、便器に洋式のウォシュレットカバーを被せた形でリニューアルされています。

お風呂場は、タイル張りで、当時に作られたであろう、職人自家製の深くて狭いタイプの湯船です。

湯量の勢いが、凄いのにはびっくり(笑)

 

 

部屋のドアを開けて、右手が居間。

畳は日に焼けてしまっていますが、部屋が明るめであるので、致し方ないところ。

空気清浄機なんかは、アンティークと化した置き台には、ちょっとアンマッチではありますが、まあ、宿の心配りといったところでしょうか。

 

 

 

居間に入って手前奥が、寝室になっています。

どうしても普段から、ラブホは上ばかりを眺(なが)める癖がついてしまっています。(苦笑)

これが待望の梁。

 

 

なんか、梁の上部に修復テープのような修繕跡が見えます。誰かが吊ろうとして、壊したのでしょうか?ちょっと不安が・・・

 

 

良く見てみると、実際には、木の引き戸の鴨居の上に、板が垂直に取り付けられている様子。

板を叩いてみると、中空の実に軽い音がします。(--;)

 

   

  
大分不安になって、上から、覗いてみると、二枚の板を張り合わせてあるだけ。
 

 

「ガーーン!」 ((((;゚Д゚)))))))

 

***

 

万上旅館を利用したのは、確か前回は、去年の11月頃。

そのとき使った部屋は、梁はなかったのですが、そのときに、この 「藤の間」 を見つけて、以来、楽しみにしていたのですが、そんな希望は、無残(むざん)にも、物の見事に、打ち砕かれたのでした・・・。

 

ちなみに、この万上旅館。

 

建て付けが悪いというよりか、そもそも壁が薄いのか、「あえぎ声」 が他の部屋にも漏れ聞こえるというので、他人の 「睦言(むつごと)」 を聞いて楽しむ連中が好む 「ギシアン」 として知られている旅館。

 

他の部屋の声が筒抜けになるためか、部屋が古めかしいためか、それとも、無駄に広いためか、「デリヘル」 等の風俗嬢には好まれない、評判の悪いラブホだったように記憶しています。(笑)

とは言え、こういうタイル張りの湯船とか、古い造りのラブホに旅館は現在、どんどん駆逐されていますので、都内でレトロな感覚を味わうには、数少ない穴場のひとつと言えるでしょう。

***
 

【料金】

休憩 5時~17時     90分       2,980円(税込)

    10時~14時     3時間      3,800円(税別) 12時~24時

サービスタイム        5時~15時   3,800円(税別)

                 5時~正午   土日祝   4,100円

宿泊 22時~正午     月~木      5,300円(税別)

    21時~正午     日・祝日     5,300円(税別)

    22時~正午     金・土・祝前日  6,600円(税別)

延長 30分700円(税込)

 

名称 万上旅館(まんじょうりょかん)

 

住所 〒110-0003 東京都台東区根岸 1-9-2

連絡先 03-3872-7411

アクセス  JR 山手線・京浜東北線鶯谷駅北口徒歩1分

H/P http://manjo-ryokan.com/index.html

 

地図

2017/10/06

連れない女と吊れない宿-東京編 ①

ホテルブルーシャトー五反田 @五反田

 

ずっと梁(はり)が気になっていた五反田ホテル、「ホテルブルーシャトー五反田」。

ラブホ探しの最中にも、”例のメロディ” が頭の中に浮かんできてしまいます・・・苦笑

 

「森とんかつ、泉にんにく、かーこーまれ、てんぷら♪」

 

女性の前で、かっこ悪い鼻歌が出そうになるのを抑えつつ・・・

 

なんとか、ホテルブルーシャトーに到着。

 

部屋の感じから、老舗の和風旅館をイメージしておりましたが、外観は、もうマンションをホテル化したビルのような佇(たたず)まい。

 

 

入り口には、目隠しと、料金案内が。

 

 

駅から、徒歩で10分は掛からない駅前の商業エリアのはずれにあり、立地も良く、値段もリーズナブルであることから、お仕事でのお泊り拠点にされている方も結構いるご様子。

こちらは、カップルならぬ、女性2人に男1人という異様な組み合せトリオ。

フロントでは、延泊交渉?する30代の結構イケメン?単独男性とかち合うものの、それしきのことでは一切動じない、海千山千三人組。(笑)

 

このホテルには、洋室と和室がありますが、そもそもが梁(はり)狙いなので、男は黙って和室を選択。501号室へ。

 

 

部屋の入り口から見ると、こんな感じ・・・(ホテルブルーシャトー提供)

 

 

寝室とは別に居間もあり、電気湯沸し器に、冷蔵庫は普通のお泊り客にも便利な大きめの冷蔵庫。お風呂もシャワーも使えるので、下手なビジネスホテルよりはゆったりと出来ます。

 

   

 

   

 

天井は、結構凝(こ)った造りになってますw (けど太い梁がないのが残念・・・TT)

 

   


居間と寝室の間の部分の梁は、結構、細めです。
鴨居(かもい)中央の 「吊り束」 と呼ばれる縦の支柱も、あまりしっかりと組まれているわけではなさそう。(^^;)
実際は、鴨居に襖(ふすま)がはまっていますが、その状態でも、力を掛けてみると、「吊り束」 から外れて、鴨居がしなります。

完全な 「吊り」 は難しそうだな・・・などと、ちょっと残念がっているところに、愛奴が来て、鴨居につかまって、足をあげて体重を乗せたとたん・・・

   

 

 

 

「バキッ!」 という、かなり大きな音が・・・

 

あわてて、もうひとりの女性が、「だいじょうぶ、だいじょうぶ・・・」 と、大丈夫そうではない表情で、声を掛けます。(^^;)

 

***

 

あまり 「かわいい~♪」 わけでもないので、若い男女のるんるんカップルには、不向きかも知れませんが、ここのホテルの良さは、五反田という立地の良さと、そのお値段の割りには、広々としているところ。

 

夜22時以降のチェックインとなってしまいますし、部屋に荷物を置きっぱなしという訳にもいきませんので、連泊の場合は多少の不自由さは、ありますが、平日月曜日~土曜日で、宿泊が定価6,500円、日曜祭日は定価5,100円!

 

しかし、「ちょっと待った~!」

 

今なら、キャンペーンで、平日なら5,600円。しかも、WEB限定のクーポンを使えば、そこから500円引きです。(^^)/

 

では、不埒(ふらち)な、昼間のサービスタイムは・・・と言うと、月曜日~金曜日の間は、5時以降のチェックイン、17時前までのチェックアウトで、なんと、4,100円!

 

しかし、このホテルが良心的なのは、これだけではありません。

 

(1) 3人の利用可

3人での利用が可能です。しかも、サービスタイムの場合は、プラス1,000円の追加料金で、アメニティも追加の場合は、プラス300円の追加で、利用が可能です。

 

また、これ以外にも、いろいろとプランが豊富。

 

始発待ち仮眠プラン   朝2時以降イン、朝6時までにアウト  3,200円(日~木)

早朝チェックインプラン  朝4時以降イン 正午までにアウト   3,200円(月~金)

土日祝サービスタイム  朝5時以降イン 正午までにアウト   4,100円

 

などなど。

 

不埒な目的以上に、終電で帰れなくなったときのために、覚えておきたい宿・・・と言えそうです。(^^;)

 

***

 

【料金】

休憩 5時~17時     2時間       月~金   3,000円

    10時~14時     3時間       月~金  3,300円

サービスタイム        5時~17時   月~金  4,100円

                 5時~正午   土日祝   4,100円

宿泊 22時~10時              月~土  6,500円(キャンペーン5,600円)

    24時~                       6,100円(キャンペーン5,100円)

    26時~                       (キャンペーン4,100円)

    22時~10時              日祝祭日5,100円(キャンペーン4,100円)

 

名称 ホテルブルーシャトー五反田

 

住所 〒141--0022 東京都品川区東五反田 1-20-9

連絡先 03-3441-0333

アクセス  JR 山手線五反田駅東口徒歩3分 東急池上線五反田駅徒歩5分

H/P http://www.bluechateau-gotanda.com/

地図

2017/10/05

いつかはセ☆クスでイケるようになる?(6)

前記事 「いつかはセ☆クスでイケるようになる?(5)」 の続きです。

 

前回の記事では、女性が 「セ☆クス」 でイクためには、乗り越えるべき 「関門」 が幾つかあるということ。そして、一つ目の関門である 「意識の集中」 について説明しました。

 

 

女性の 「集中」 は、「セ☆クス」 でイケるようになるための第一歩。

集中できないと、女性はあれこれと、いろいろなことを考えたりしますし、気力も続きません。

途中で堪(こら)えきれなくなってしまうのです。

 

気持ち良くなり、その快感が次第に波打ってきたら、只々(ただただ)その快感に身を委(ゆだ)ねる。しかし、「集中」 していますので、このときの女性は、心も身体も緊張していきます。

「オーガズム」 は、医学的に見ると、極度な緊張から解放され、弛緩(しかん)する現象だと言われています。

集中して、気を抜かない。そして、力も抜かない。何も考えず、只、快感に身を委ねて、「イク」 ことに集中しているうちに、その波は次第に 「うねり」 に変化してきます。

 

しかし、この状態は、まだ山登りで言う八合目に過ぎません。自身で 「オーガズム」 を感じるのは、まだもう少し先です。

実はそこからの斜面が急で、そこにもうひとつの難関が待ち受けているのです。

 

 

恐怖との 「対峙」 と 「克服」

 

二つ目の関門は 「恐怖」 との戦いです。

 

女性は、そのまま続けていると、今度は、身体の中に打ち寄せてくる波が大波になってくるので、これ以上になると、自分がどうなってしまうのか怖くなる、と言います。


このときの女性は、意識も朦朧(もうろう)としていますので、そのときのことはあまり本人の記憶には残っていませんが、女性は、首を横に振って 「いやいや」 をしたり、「もうイヤ!」 とか、「もうダメ!」 あるいは 「もう無理!」 みたいに言ったりします。

 

男性を信用していなかったり、男性に委ねきれていない女性。あるいは、男の言うことを聞かない女性は、ここで勝手にやめてしまったりします。

 

また、女性に従順な優しい系の男性は、女性のギブアップだと勘違いして、動きを止めてしまったり、あるいは、この状態が女性の 「オーガズム」 であると勘違いして、一緒にイこうとする男性がいますが、これはどちらも間違い。

 

実は、その先にこそ、女性の 「オーガズム」 が待ち構えているのです。

 

 

嫌よ嫌よも好きのうち

 

「嫌よ嫌よも好きのうち」 という女心を詠(うた)った言葉がありますが、信じてはいけない 「女性のイヤイヤ!」 の 「ラスボス」 が、コレです。

今まで味わったことがない感覚なので、女性は怖いのですが、しかし、男性は、このときの女性の 「イヤイヤ」 ばかりは、すんなり受け入れてはいけません。

何故なら、その先にこそ、男性のソレよりは10倍も100倍も大きいと言われる、女性の 「オーガズム」 が待っているのです。

 

このとき、男性は冷静でなければなりません。女性が急な身体の変調を訴えているのか、それとも、迫(せま)り来る 「大波」 が怖くて 「イヤイヤ!」 なのかをきちんと見極められなければいけません。

この時点では、もう何を言っても、まず相手にはほとんど聞こえていません。しかし、記憶に残らない状態にあるとは言え、ここで、女性を頑張らせ、奮(ふる)い立たせないといけないのです。
 

女性の 「集中」 と 「緊張」 を維持するように、身体を補助したり、愛撫を加えてあげて下さい。そして、恐怖から逃げないように、むしろ煽(あお)り、追い込んであげて下さい。

もう、このときの女性は、フェロモンのシャワーを浴びて、出口の見えな甘く切ない本能の中で、悶(もだ)え苦しんでいる 「オンナ」 に過ぎません。残っているのは、ぼんやりとした、かすかな意識と恐怖心のみです。

女性は必死に逃げ場を探しますが、自身を波に委ねて、波に呑まれるか、波に身を投じるかするまで続きます。

 

女性は、この恐怖と対峙して、それを乗り越えて始めて 「セ☆クス」 でイクことが出来るのです。

 

 

男性の対応
 

女性から、「もうダメ!」 とか 「いやいや」 のサインが出たら、小刻みに早く動かすのではなく、同じリズムで大きく動くように心掛けます。

 

ピストン運動による抜き差しは、女性にとってはさほど重要ではありません。

むしろ身体全体の揺(ゆ)れであったり、押し付ける圧迫の強さみたいな刺激の方が大切であるように感じます。

 

男性が気を付けることは、ここで気を抜かないことです。

一度ガッツリとイカせて、女性に 「中イキ」 を経験させてしまえば、あとは、女性は何時でもイケるようになるのです。

折角(せっかく)ここまで持って来たのに、「女性と一緒にイキたい!」 などという 「欲」 を出しては、全ての努力が無駄になり兼ねません。

 

「イヤイヤ」 をしなくなり、放心状態であろうとも、そのまま動きを止めないで下さい。

 

そして、その動作を続けていると、女性が急に、まるで雷に撃たれたり、あるいは、電気が走ったかのように、瞬間的に急にピンと背筋を伸ばし、顎(あご)をあげるように、頭を後ろに反(そ)らしたりします。

 

「頭が白くなった!・・・」 とか、「スパーク」 と表現する人もいます。

これが初めての 「中イキ」 現象。

今までの経験上、これが女性が初めて 「イク」 ときに見られるサインです。


女性から極めて聞き取りのしづらいのが、この現象です。

このときの状況を、本人に確認しても、その感覚は薄っすらとは覚えているようなのですが、しかし、女性は 「中イキ」 の最中は全く自身の記憶が飛んでしまうらしいのです。


そして、緊張のピークで 「オーガズム」 を経て、女性は、急速に弛緩します。

 

「イケた」 後は、タコのように身体が弛緩し、しなだれかかって来ますので、しっかりと受け止めてあげて下さい。

 

 

「セ☆クス」 でイケるようになった後は?

 

初回は、不意を突かれるためか、いきなり雷に打たれた・・・みたいなリアクションを見せますが、二度目以降は、一度経験しているためか、自分で 「イク」 タイミングを自分で表現出来るようになり、身体を震わせて痙攣(けいれん)したりするようになります。

 

女性の 「中イキ」 を 「補助輪なしの自転車」 に例える人がいますが、これは正しい表現です。一度イケるようになった女性は、それ以降はすいすいとイケるようになります。(笑)

自転車ほど簡単ではないのが難点ですが、しかし、コツさえ掴(つか)めば、誰でも乗れるようになるのです。


そして、一度 「セ☆クス」 でイケるようになれば、その人とばかりではなく、他の人であってもイケるようになります。

余談ですが、昔、SM では、慣れた調教師の方に、自分の女房の調教を依頼する人なども居たりしました。今となっては確認のしようもありませんが、もしかしたら 「当て馬」 ではありませんが、女性の開発を依頼する・・・的な意味合いがあったのかも知れません。

 

 

 

編集後記

 

なかなか難しいことに、男性は女性の 「オーガズム」 を自分の身体で感じることは出来ませんし、女性は女性で 「イク」 最中は全く自身の記憶が飛んでしまうのです。

この現象は、以前の記事にも書いていますが、既に医学的には立証されていて、女性がオーガズムを迎えるときは、理性を司(つかさ)どる前頭前野と、恐怖を司る扁桃体が機能を停止するためです。

 

なので、医師であろうが、女性であろうが、自分がイクところをビデオ撮影でもしていない限りは、なかなか客観的に把握できません。

女性は、自分の様子を男性からの伝聞と自分の微(かす)かな記憶に頼るしかなく、男性は男性で、女性の脳の中で、まさに今起こっている現象は、女性の口から発せられる言葉と女性の振る舞いから察するしかないのです。

記憶にあるうちは、「今にもイキそう・・・」 なところまでは、来ているのかも知れませんが、しかし、しっかりと記憶にある以上は、「まだ、イケてない」 証拠。(苦笑)

 

イケるようになった女性は、それこそ、20回も30回も、こちらが数えるのを放棄したくなるほどイケるようになりますし、女性はやはり貪欲な生き物です。(笑)

黙って勝手にイッたりもしますので、正確な数は数えようがありません。

 

そして、皆が口を揃えて言うのは、

 

「クリでイク 『外イキ』 と比べると、比べ物にならないほど、何10倍も気持ちイイ!」

 

ということです。

 

「中イキ」 を知らないのは、それこそ羽田沖で獲(と)れた、梅雨(つゆ)時の穴子の 「煮穴子」 の味、あるいは、ふぐの白子の味を知らないようなものです。

そんな味、知らなくても、世の中には、他にもいっぱい美味しいものはありますんで、それはそれで構わないのですが、ここで素直に 「食べてみたい・・・」 と思う女性は、まだ 「中イキ」 出来る可能性がありますし、「そんなのいらねー」 という人は、当然可能性は低くなります。

 

折角、女性に生まれたからには、一度はガッツリとイキたいものです。(笑)

皆さんのナイトライフの参考にでもなれば、光栄です。

2017/10/04

いつかはセ☆クスでイケるようになる?(5)

前記事 「いつかはセ☆クスでイケるようになる?(4)」 の続きです。

 

前記事では、強い刺激でもたらされる 「快感」 は、セ☆クスで得られる 「オーガズム」 とは、似てはいますが、性質が異なることを説明しました。

人の身体は、自分が望んでスルのと、そうでなくてスルのとでは、こうも大きく異なるもんなんでしょうか?

 

今回は、女性の身体の神秘。

「セ☆クス」 でイケるようになるために、女性が乗り越えなければならない、心の中の葛藤(かっとう)について、説明します。

 

***

 

身体はイケてるのに、快感を感じないのは何故か?

 

「中イキ」 は難しいと言われていますが、実際に自分で経験してみて、”肉体的には十分にイケてる” 女性は、少なくありません。

アソコも痙攣(けいれん)しており、普段は女性に 「動かせ!」 と言ったところで自分では動かせない部分の筋肉が、グッと締め付けてきますし、子宮も降りてきます。

人によっては、そのタイミングに併せて、どっと発汗したり、呼吸や心拍数が上昇したり、いろいろです。

 

肉体的には、少なくとも、女性自身は 「オーガズム」 でイケているのです。

しかし、その実感がないようなのです。

 

イク実感とは、とある人は 「頭の中が真っ白になる」 という人もいますし、「スパーク」 と表現する人もいます。

「オーガズム」 を 「ふわふわ感」 と表現する人がいますが、これは、まだ前段の状態です。気持ち良い 「エクスタシー」 状態ではありますが、「オーガズム」 には至っていません。

 

では、何故、女性は イク実感が湧かないのか?

それはまるで、自分を守るかのように、脳が快感をブロックしている・・・としか、表現できないのですが、身体はイケていても、脳が報酬を与えてくれないのです。

女性が 「セ☆クス」 でイケるようになることを、前回の記事では 「自転車の練習」 に例えましたが、実際は、「頭の中のスイッチ」 の切り替えるような感覚です。
一度きちんとイケると、何も怖れることなく自信を持って、スイッチを切り替えることが出来るのですが、「オーガズム」 を経験していないので、まだ怖いのです。

補助輪なし自転車に乗れていない状態では、どうしても、自転車ごと転ぶのが怖い・・・。だから、補助輪なしで、自転車に乗れない・・・、みたいな感覚です。

自分でイクのと、「セ☆クス」 でイクのは、同じ行為ではなく、「補助輪つき自転車」 と 「補助輪なし自転車」 くらい違いがあるものであることを、まずきちんと認識して下さい。
そして、女性が、「イク!」 という快感を味わうために必要なのは、「心の壁」 という幾つかの 「関門」 を乗り越える必要があるということ。

そして、そのためには、「集中」 と 「リラックス」 が求められます。

補助輪なし自転車を運転するためには、それなりに集中すべきことがあります。しかし、運転するに際しては、ガチガチになっていてはダメで、身体はリラックスしていなければなりません。それと同じです。

 

関門はいくつあるのか?

 

最近の医学会では、fMRI (磁気共鳴機能画像法)を用いた脳の研究が、大流行ですが、性科学の分野では、女性が 「オーガズム」 を迎える際には、前頭前野と扁桃体の双方が機能停止することが解っています。

前頭前野は、主に善悪やモラルなど、社会性志向を司(つかさど)るところ。扁桃体は、恐怖などの感情を司る器官です。

 

これは、女性が原始時代から生き延びるのに、一番重要だったパーツかも知れません。

 

女性の社会性は、群れの中で、いち早く危険を察知し、身を守ったり、あるいは、食物を採集する上でも大事であったはずです。子供を常に抱える女性は、人一倍 「安全」 に気を配る必要があったのです。

「危険には近付かない」 - 人の頭の中で、恐怖や不安を統制しているのが、この 「扁桃体」 です。

 

では、女性が 「オーガズム」 に至る 「関門」 は、幾つあるのか?

 

もったいぶっても仕方ありませんので、最初に答えを言ってしまいます。関門は、2つあります。一つ目は、前頭前野の切り替え。そして、二つ目は、扁桃体の切り替えです。

 

「理屈っぽくて、分かるようで、分からない・・・」 と、女性から、お叱(しか)りを受けてしまいそうですが、「オーガズム」 を迎え易くするために、自分でも、この二つを意識して準備しなさい、ということ。

要は、初めて見る食べ物だから、あるいは、見た目がグロテスクだからといって、嫌々あるいは恐る恐る食べようとするのではなく、「美味しいんだ!」 と思って食べなさいということです。(笑)

「オーガズム(絶頂)」 とは、食事で言えば、「美味しい!」 と感じることです。しかし、嫌々あるいは恐る恐る食べていては、美味しいものであっても、美味しく感じるわけがありません。

 

(1) 第一関門は、「打ち寄せる波」 に対する 「集中」

 

意識を集中して、「お買い物」 や 「お弁当」 あるいは 「お家の戸締り」 などの、日常生活における 「雑念」 を取っ払うだけではダメなようで、「欲」 や 「好奇心」 も出してはいけないようなのです。

 

多分、女性の 「欲張り思考」 は、前頭前野によるもの。
 

そして、第一関門で求められる 「集中」 とは、まさしく 「前頭前野」 を止めるための心の準備に他なりません。

 

(2) 第二関門は、恐怖との 「対峙」 と 「克服」

 

そしてもうひとつが、恐怖の克服です。

 

女性はオーガズムのピークに近くなると、日本人の場合であれば、「いやいや」 をして首を振ったり、「もういい!」 とか 「もうイヤ!」 とか、「もう無理!」 とか言いますが、男性諸君は、ここで止(や)めてしまっては、いけません。

 

これは、初回だけではなく、毎度のことですので、多分、感覚的には怖いのでしょう。(^^;)

貧しい 「オーガズム」 しか感じない男性としては、何とも言えません。

しかし、女性もこのときのことは、記憶にありませんし、会話もまず成り立たないので、女性の心の中のことは、誰も主観的には確認のしようがありません。

 

まあ、酒好きのオヤジが想像するには、このときの女性の脳内には、「恋愛ホルモン」 とか 「快楽ホルモン」 と呼ばれる 「性ホルモン」 がダダ漏れなわけですから、ウイスキーと焼酎と日本酒を、たくさん飲んだ翌日の感覚でしょうか?(笑)

お酒の場合は、先にハイになって、その後に 「二日酔い」 などの 「悪寒(おかん)」 が来ますが、女性の 「オーガズム」 の場合は、先に悪寒が来て、その後に 「オーガズム」 が来るようです。(笑)

 

それでは、そのふたつの 「関門」 について、女性の心の中の 「葛藤」 について、見ていきましょう。

 

***

 

女性はむら気(き)?

 

女性は、好きな男に跨(またが)って、腰を振っている最中でも、集中が途切れると、

 

        「今晩のおかず、何にしよう?」

 

などと考えてしまう生き物です。

 

        「あれ?家のカギ、閉めて出てきたっけな?」

 

とか、常にアレやコレやを考えている生き物の意識を空っぽにさせて、気持ち良くなることに 「集中」 させるのは、並大抵のことでは出来ません。(^^;)

 

快感の波

 

実際に、気持ち良くなるところまでであれば、多くの女性が経験していると思います。

そして、女性はよく、「快感が波のように打ち寄せてくる・・・」 といった表現を使いますが、その感覚を経験している女性は、少なくないと思われます。しかし、ここで女性の意識が、

 

        「あっ、イケるかも!」

 

とか

 

        「イキたいっ、イキたいっ」

 

とか

 

        「あともう少しだっ!」

 

とか考え出した途端、そういった自分の 「意識」 というか、「我」 というか、そういった 「欲」 が出て来ると、その 「波」 というか 「うねり」 のようなものが跡形もなく、「さ~っ」 と引いてしまうというか、消え去ってしまうらしいのです。

 

無念無想

 

 

例えるなら、女性に快感の 「波」 が来るのは、座禅を組んでいて 「無念無想」 の境地に入っているときであり、「あっ、イケるかも?」 と思うのは、多分座禅で言うところの 「邪念」。

座禅では、あの 「パシン!」 と叩かれる木の棒を 「警策(きょうさく・けいさく)」 と言い、叩かれることを 「警策を戴く」 と言うらしいのですが、まさしく、女性が 「快感の波」 の襲来に対して、女性の 「無念無想」 が壊れた途端、「波」 が跡形もなく消えていく・・・というのは、まるでこの 「警策」 を受けたかのような衝撃を覚えます。

 

まあ、男には知る由(よし)もありませんが、女性は普段から、それだけ落ち着かないというか、アレやコレやを考えているということであり、また、一言で 「集中」 とは言っても、なかなか難易度の高い 「集中」 が求められている、ということです。

 

波が来ているのを感じつつ、波を見て見ぬフリをしなければならないのです。

欲張ってもいけないし、頭が冴えていてもいけない。

女性は、男性の前に全てを曝(さら)け出して、一切の思考を停止し、そして、男性に対して自分の全てを委ねられない限りは、イケないのです。

 

あまりにも、古典的な男女像に見えますが、しかし、この現代であっても、自分の目の前にいる男性に屈服し、男性の全てを受け入れて、それで、無心でいられない限りは、女性には、「女の幸せ」 あるいは 「女の至福」 と呼ばれる 「最高の快楽」 は手に入らないのです。

 

女性のオーガズムを妨げる最後のブロックは 「心の中」

 

女性のオーガズム。「中イキ」 に必要とされる、「リラックス」 と 「集中」。しかし、そこに求められているものは、「無我無想」 の境地なのです。

時代劇ではありませんが、「ジタバタしねえで、観念しやがれ!」 みたいな感覚です。

 

「無我無想」 を保つだけの 「集中力」 と併せて、観念して 「ガクッ」 と肩を落とすような 「脱力」 の両方が求められているのです。

 

英語の「オーガズム」 をフランス語では 「アクメ(Acme)」 と呼びますが、「小さな死 (La petit mort)」 といった表現もあるそうです。

 

女性が、「快感の波」 を感じるようになるためには、集中が求められますが、これは 「セ☆クス」 のお相手を受け入れて、何も考えず、全てを委ねる・・・ 「無」 の感覚です。

自分の好奇心や感情さえもが、「オーガズム」 の敵なのです。

 

もし、女性が感じている 「快感の波」 を、「ドラゴンボール」 の 「かめはめ波」 に例(たと)えるとしたら、あの悟空の踏ん張りこそが、女性の集中に該当するわけです。

しかし、そのときには、「ベジータ」 がどうのこうのとか、「しゃらくせー」 みたいな、そういうことを一切、頭で考えてはいけないのです。

そうすると、だんだん 「かめはめ波」 のように、女性が感じる 「快感の波」 が大きくなってくる。(笑)

 

ただ何も考えずに、「きもちいい~♪」 という状態に身を委ねればいいのです。

 

男女同権だとか、男女雇用機会均等法とか、旦那がぜんぜん家事をしないとか、そういうものは 「セ☆クス」 には馴染まないのです。「セ☆クス」 における男女関係は、旧態依然の 「男と女」 の姿なのです。

なので、当然ではありますが、社会で舐められないように身に付けた、女性の 「プライド」 という名の 「鎧(よろい)」 もまた、無用の長物。そういった諸々のモノを脱ぎ捨てて、ただ単に 「男と女」 になることこそが重要なのです。

 

***

 

随分と長文になってしまったので、第二の関門については、次回に説明することにします。

2017/10/03

いつかはセ☆クスでイケるようになる?(4)

前記事 「いつかはセ☆クスでイケるようになる(3)」 からの続き


前回の記事では、「セ☆クス」 でイケるようになることの難しさと、その理由について説明しました。

「クリ」 を自分で刺激することで 「外イキ」 出来たとしても、「セ☆クス」 でイケるとは限らないということ。

「セ☆クス」 でイクためには、自分がイキたいと積極的に思う必要があり、そして、刺激も重要ではあるけど、それ以上に 「心理的な壁」 を乗り越える必要がある、ことについて説明しました。

また、「セ☆クス」 でイケるようになった、すなわち、「中イキ」 でイケるようになった女性に見られる 「変化」 も紹介しました。

 

彼女たちは、一度イケた後は、それまでに掛かった時間よりも断然 ”早く”、そして、”何度も” イクようになりますが、それは彼女たちが、「オーガズム」 を妨げる 「心理的な壁」 を乗り越えたからこそ、到達できる 「境地」 だと言うことです。

 

何故そのように断定し得るのか?

 

「おもちゃ」 によるオーガズムと違う理由

 

それは簡単です。

 

読者の中にも今までに、「セ☆クス」 しながら、「おもちゃ」 の力を借りたり、あるいは、指などで刺激されて、「オーガズム」 に至った経験のある女性は、少なからずいると思います。

 

指や口による 「愛撫」 の場合もそうですが、「おもちゃ」 などの物理的な刺激で誘導された 「オーガズム」 の場合には、このような特徴は見られません。

 

物理的な刺激主導で導かれた 「オーガズム」 は、その刺激の強さ故に、瞬間的に 「イク」 ことは可能だったのかも知れません。しかし、「心理的な壁」 を乗り越えられていない状態なので、「オーガズム」 に 「再現性」 がないのです。

 

これは、「オーガズム」 の際に、脳に伝達される刺激がそのまま 「快感」 として、伝わるのではなく、「心」 の受動を伴う現象であるということ。

「学習」 によって、脳内の神経のシナプスの接続が変わってはじめて、克服できるものであることを示唆しています。

 

もしかしたら 「おもちゃ」 でも、多少は、「練習」 に費やす時間が短く済むのかも知れません。

しかし、本質的には、補助輪付きの自転車に乗れるからと言って、補助輪なしの自転車に乗れるわけではないということ。二つは 「別物」 なのです。

 

刺激主導は、いろんな意味で、お薦めしない

 

話が若干横道に逸れますが、自分は、刺激ありき、刺激主導の 「オーガズム」 は推奨しません。

まあ、ローターくらいであれば、それでも最近はかなり強力なものもありますが、まだ実害ありません。

しかし、そのような道具に頼れば頼るほど、刺激の質がリアルとは異なりますので、「生の肉」 ではイキづらくなります。特に強力な 「電マ」 は、注意が必要です。

医学的な見地からそれが立証されているかどうかは、現時点では議論の分かれるところではありますが、しかし、その使用によって、急性的なので短期間ではありますが、クリ表面の接触感を一時的に喪失したり、あるいは、イクまでの時間がどんどん遅くなるといった現象は、自分も実際に遭遇したことがあります。シャワーをクリに当てたり、管楽器の振動も同様で、多様すると、それでしかイケなくなるという話を、耳にしたことがあります。

 

ですので、自分の場合は、SM プレイにおいても 「罰を与える」 場合を除いては、極力使わないようにしていますし、使ったとしても、出来るだけ短時間の使用に限定して、使っています。

自分と会っているときに、自らの愛奴が、自分の目の前で ”壊れる” のは、それはお互いの信頼関係の証しですから構いませんし、微笑ましいことです。

しかし自分は、自分が愛する愛奴を一時的に、心理的そして肉体的に壊すことはしても、機能的に壊したいとは思いません。

自分にとっては、「縄」 も 「おもちゃ」 もあくまでも SM に興じるひとつの 「道具」 に過ぎません。愛奴を自分の 「道具」 とする場合はありますし、傍目から見れば、主に隷属する 「対象」 に過ぎませんが、しかし、自分にとっては愛する 「客体」 なのです。

 

おもちゃの利用

 

しかし、だからと言って、「おもちゃ」 の利用を、否定しているわけではありません。

快感を得がたい女性にとっては、とても便利なグッズであることに、変わりありません。

持っていること自体は、自ら積極的に 「性」 を楽しんでいる証拠です。見つかると恥ずかしいものではありますが、しかし、悪いことではありません。(笑)

大切なことは、このような副作用をきちんと認識して使用すること。

疲れていて手っ取り早く気持ち良くなりたいときや、強めの刺激が欲しいときは欲しいときは、良いでしょう。

そもそも、自分で使う場合は、自分が心地良いレベルの刺激で使用しているはずです。(笑)

しかし、時間に余裕があるときなどは、少し多目に時間を使ってでも、出来るだけ自然な快感。「電マ」 よりは 「バイブ」 か 「ローター」、「バイブ」 や 「ローター」 よりは 「ディルド」。

そして、「ディルド」 よりかは、「自身の指」 に、身を委ねることをお薦め致します。

 

男性も、ご自身で使われる分には、何も言いません。「ご自由にお楽しみ下さい」 としか、言いようがないのですが、しかし、お相手の女性に使われるのであれば、自分のイメージ先行で使うのだけは、やめましょう。大切なことは、出来るだけ正確に、相手の 「感覚」 をイメージ出来るようになることです。

 

常に、自分が気持ち良いからと言って、他人も気持ち良いとは限らないのです。同じように、自分の思い描いた 「イメージ」 が、相手にとって最高のものでもありません。多くの場合は、単なる自身の 「思い込み」 に過ぎません。

大事なのは、常に相手を観察し、その辺の微妙な加減を掴むことです。

 

これは、「おもちゃ」 の使用においても同じです。

自分であれば、「電マ」 を使用する場合であっても常に 「指」 がメインです。電マの振動を指に伝えて間接的に接触させたり、あるいは、恥骨部分とかの刺激に使用したりします。

何故かと言えば、「強力な刺激」 を与え過ぎて、自分の 「愚息(ぐそく)」 の ”存在感” がなくなってしまっては、「本末転倒」 だからです。(苦笑)

 

一部の男性の間では、「電マ最高伝説」 みたいなことを本気で信じている人達がいるので、ちょっと触れてみました。

見た目は 「オーガズム」 に酷似しているかも知れませんが、「過剰な刺激」 に対する反射ののようなもので、似て非なるものです。SM では 「責め苦」 のひとつとして、好む人も一部にはいるようですが、槍杉は禁物です。