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2017/10/07

連れない女と吊れない宿-東京編 ②

万上旅館 @鶯谷

 

ここも、ずっと梁(はり)が気になっていた和風旅館。

「鶯谷(うぐいすだに)」 は、駅前に 「ラブホ」 が連なる珍しい駅。

時間帯によっては、京浜東北線にも通過され、唯一停車する山手線でも、あまり乗り降りする客が少ない・・・という、慣れないとちょっと、小恥ずかしい駅ですが、そんなホテル街の中に、一軒佇(ただず)む一見怪しい ”和風旅館” がココ、「万上旅館(まんじょうりょかん)」 です。

 



 

鶯谷北口を出て、駅から通りに出る道の、交番よりも手前を、ちょっと左に入った路地沿い。
駅から、普通に1分で来れてしまう距離です。
そのためか、意外と人通りは多く、表に面した部屋だと、結構、外の道の喧騒(けんそう)が聞こえたりします。
最新(2017年10月現在)の料金表の看板がコチラ!


 

入り口は二ヶ所。こちらは、通路から建物に向かって右側にある、駅側の入り口。
フロントは、こちら側にありますが、もう一方の入り口は、玄関から、そのまま土足で廊下に上がる必要があるので、なんとなく違和感を覚えます。(TT)

 

駅側の入り口から入るとすぐ、廊下の先右手に見えるのが、受付カウンターです。こちらの入り口手前右には、待合場所があります。

 



今回は、梁のある 「藤の間」 が狙い。
インしたときは、まだ 「清掃待ち」 状態だったため、清掃を待ってインすることに。

 

「藤の間」 の外観(万上旅館提供)は、こんな感じ・・・。

 

 

これはこれは、立派な梁♪笑

しかも縦の幅もあるので、強度は十分ありそう♪

 

夜ならば、薄暗くて急と不評な階段も、真昼間だと、こんな感じ。(笑)

 



「藤の間」 は、受付脇にある階段をのぼって、突き当たり正面。

 


部屋も、外から見る分には、1952年(昭和27年)開業という古さを感じさせません。

中に入ると、左手には、洗面所兼用のトイレと、正面にはお風呂が。

トイレは、元は、和式の便器のようですが、便器に洋式のウォシュレットカバーを被せた形でリニューアルされています。

お風呂場は、タイル張りで、当時に作られたであろう、職人自家製の深くて狭いタイプの湯船です。

湯量の勢いが、凄いのにはびっくり(笑)

 

 

部屋のドアを開けて、右手が居間。

畳は日に焼けてしまっていますが、部屋が明るめであるので、致し方ないところ。

空気清浄機なんかは、アンティークと化した置き台には、ちょっとアンマッチではありますが、まあ、宿の心配りといったところでしょうか。

 

 

 

居間に入って手前奥が、寝室になっています。

どうしても普段から、ラブホは上ばかりを眺(なが)める癖がついてしまっています。(苦笑)

これが待望の梁。

 

 

なんか、梁の上部に修復テープのような修繕跡が見えます。誰かが吊ろうとして、壊したのでしょうか?ちょっと不安が・・・

 

 

良く見てみると、実際には、木の引き戸の鴨居の上に、板が垂直に取り付けられている様子。

板を叩いてみると、中空の実に軽い音がします。(--;)

 

   

  
大分不安になって、上から、覗いてみると、二枚の板を張り合わせてあるだけ。
 

 

「ガーーン!」 ((((;゚Д゚)))))))

 

***

 

万上旅館を利用したのは、確か前回は、去年の11月頃。

そのとき使った部屋は、梁はなかったのですが、そのときに、この 「藤の間」 を見つけて、以来、楽しみにしていたのですが、そんな希望は、無残(むざん)にも、物の見事に、打ち砕かれたのでした・・・。

 

ちなみに、この万上旅館。

 

建て付けが悪いというよりか、そもそも壁が薄いのか、「あえぎ声」 が他の部屋にも漏れ聞こえるというので、他人の 「睦言(むつごと)」 を聞いて楽しむ連中が好む 「ギシアン」 として知られている旅館。

 

他の部屋の声が筒抜けになるためか、部屋が古めかしいためか、それとも、無駄に広いためか、「デリヘル」 等の風俗嬢には好まれない、評判の悪いラブホだったように記憶しています。(笑)

とは言え、こういうタイル張りの湯船とか、古い造りのラブホに旅館は現在、どんどん駆逐されていますので、都内でレトロな感覚を味わうには、数少ない穴場のひとつと言えるでしょう。

***
 

【料金】

休憩 5時~17時     90分       2,980円(税込)

    10時~14時     3時間      3,800円(税別) 12時~24時

サービスタイム        5時~15時   3,800円(税別)

                 5時~正午   土日祝   4,100円

宿泊 22時~正午     月~木      5,300円(税別)

    21時~正午     日・祝日     5,300円(税別)

    22時~正午     金・土・祝前日  6,600円(税別)

延長 30分700円(税込)

 

名称 万上旅館(まんじょうりょかん)

 

住所 〒110-0003 東京都台東区根岸 1-9-2

連絡先 03-3872-7411

アクセス  JR 山手線・京浜東北線鶯谷駅北口徒歩1分

H/P http://manjo-ryokan.com/index.html

 

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