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2019/05/20

「食」 と 「セックス」 の話 (6)

過去記事 「『食』 と 『セックス』 の話 (5)」 の続きになります。

 

「『食』 と 『セックス』 の話」 シリーズの 「過去記事」 はコチラ。

 

「『食』 と 『セックス』 の話(1)」

「『食』 と 『セックス』 の話(2)」

「『食』 と 『セックス』 の話(3)」

「『食』 と 『セックス』 の話(4)」

「『食』 と 『セックス』 の話(5)」

 

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今日は、こんな記事を発見しました。

 

「たんぱく質と鉄をいっぱい摂れば

心と体はみるみる軽くなる!」


 

ホントか!  (((((( ;゚Д゚)))))

 

この藤川先生、かなり精力的に、活動されているようです。

「ふじかわ心療内科クリニック 院長の研究業績」

 

「抗うつ剤」 である 「SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害)」 は、旧来の 「抗うつ剤」 の副作用に悩む人にとっては、有難い薬かも知れませんが、「セ/ックスでイケなくなる」 といった副作用があります。

自分は、「鬱」 の症状がないので、試したことはありませんが、どうしても、「抗うつ剤」 が必要な人は、致し方ないとしても、必ずしも、継続的な使用が求められない人の場合は、こういった 「療法」 を試してみるのも、悪くないかも知れません。

 

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鉄分補給

 

昔は、南部鉄で鋳造した鍋とか、鉄製のフライパンとか多かったけど、最近は、ステンレスやアルミにマーブルコーティングしたようなものばかり。

タンパク質の摂取量は、昔に比べると今の方が増えているように思いますが、相対的に鉄分の接種量が少ないのでしょうか。

 

以前、おせちを作ろうと 「黒豆」 を煮ようと、色出しのために 「鉄クギ」 を探したのですが、最近の釘はステンレス製だったり、ニッケルでメッキされているので、そのまま入れても何も効果が期待出来ないものばかり。

結局そのとき使用したものは、台所で使用する、洗浄用の 「スティールウール」

 

 

 

これは、純鉄なので、水に浸かったまま放置しておくと、赤錆(さび)が浮いてきます。

この 「鉄」 は燃えますので、火の近くには置いておかないようにして下さい

 

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やはり、黒豆の色をしっかり発色させるだけの効果があるわけですから、鉄分補給にも、これを使わない手はありません。

黒豆の場合は、煮汁に出るアントシアニンが鉄と化合することで、きれいに黒色に発色するそうですが、確かに 「食材」 の成分と化合してくれた方が、単なる鉄材よりも、消化吸収は良さそうです。

 

「食材」 として、鉄を多く含むのは、「海藻」 や 「魚介類」 に、嫌いな人が多い 「レバー」

 

どうしても、こういった 「食材」 をコンスタントに摂るのが困難なのであれば、お味噌汁やスープを作る際に、この 「スチールウール」 をお水の状態から入れて、作るようにするだけでも、違うかも知れません。

 

「吸い物」 への利用は 「微妙」 かも知れませんが、「鍋物」 や 「硬水」 の方が適している 「洋食系スープ」 の場合は特にお薦めです。

 

 

減塩について

 

簡単な、インスタント食材が氾濫する今日ですが、お味噌汁には、実に 「煮干し」 の出汁があいますし、何よりも風味が実に 「自然(ナチュラル)」 です。

お味噌は、味噌の風味が出る程度に。味噌をあまり多く入れ過ぎると、今度は 「出汁」 の味が隠れてしまいます。味噌の風味が出る程度に味噌を入れ、塩味が不足していたら、その分は 「塩」 で補います。

減塩しなければならない病気の方を除けば、何から何まで 「減塩」 すれば良い、というものではありません。「塩」 は旨味成分の感じるためには、必須の成分です。

塩分の調節には、塩味を確認しつつ、旨味が最大に感じられるように入れていきます。

但し、「汁物」 の場合は、その少し手前で止めるのがコツ。

 

逆に、「塩分」 を気にし過ぎる人は、「旨味調味料」 の方にこそ、神経質になるべきです。

別に 「旨味調味料」 が悪いわけではありません。

悪いのは、それを安易に多用する人達です。

外で食事をして、そんなに濃い 「味付け」 だとは感じなかったのに、食後に 「異様に喉が渇く」 としたら、その食事には、多量の 「旨味調味料」 が使われています。

 

味の 「調整」 程度に使うのであれば、まだ悪くはないのです。悪いのは、まともに、「出汁」 を取ることもせず、安易に 「旨味調味料」 を加えることで味を補い、利益を捻出しようとする人達。

「旨味調味料」 というのは、「グルタミン酸ナトリウム」 など、しょっぱく感じない 「塩」 なのです。

 

過剰な塩分を取る要因のひとつに、この 「旨味調味料」 の多用があげられます。

何しろ、入っているのか、入っていないのか。

人の味覚では検知出来ないことが 「問題」 なのです。

 

濃過ぎる味も、あまりにも神経質過ぎる 「減塩」 も、どちらも 「旨味成分不感症」 を招きます。

 

 

食のオーガズム

 

食で感じる 「エクスタシー」 は、いろいろあります。背脂をちゃっちゃっとする 「こってり系」 ラーメンで多用される 「脂」 もそうですし、「コク」 を感じるものもそうです。 

 

「コク」 というものも、まだはっきりとしない部分が多いのですが、味や旨味に厚みを与えるもの。漢字では、「濃く」 と書きます。

料理人は、「コク」 が足りず、味に厚みを持たせたい場合は、甘味を感じない程度に少量の 「砂糖」 を加えたりします。

「油分」 は、油膜で食材を覆うため、塩味や甘味といったものをぼやかしますが、スパイスの辛味成分や香り成分といったものは、油に溶け出しやすいので、油と一緒に炒めることで抽出したりします。

「食べ物の『こく』を科学するその現状と展望」

 

「コク」 が、食の 「エクスタシー」 だとしたら、食の 「オーガズム」 とは、「旨味」 や 「コク」 が奏(かな)でる 「ハーモニー」 と言えるでしょう。

 

そして、その 「オーガズム」 を感じるためには、一口一口ゆっくりと噛みしめながら、舌だけでなく、鼻に抜ける香りや、歯や舌に当たる感覚、噛むときの音など、口の中に神経を集中することです。

 

しっかりと 「煮干し」 で取った出汁に、味噌を解いただけの 「味噌汁」 も、重要なのは、「出汁の風味」 と 「味噌の風味」 のバランス、しっかりと 「旨味」 を引き出すための 「塩分量」。

そして、そこに 「具材」 の 「味」 や 「食感」 あるいは 「香り」 といったものが、重層的に加えられていくのです。

 

逆に 「塩分」 の不足や、物足りなさは、食べる人を不愉快にします。

このため 「京料理」 では、刻んだ食材を薄い塩水に浸したりして、微妙に塩味を加えたりしますが、これは、調味料で 「具材」 の味や風味を壊したりしないための、職人の手間。

 

いただく前に、「目」 で楽しみ、

一口、口に含んで、耳に響く、快(こころよ)い 「歯応え」 や、鼻をくすぐる、仄(ほの)かな 「香り」 を楽しみ、

そして、素材の 「味」 と出汁の 「風味」 を楽しみ、最後に、喉を通過するときに粘膜を刺激する 「喉越し」 を楽しむ。

 

何気ないひとつの 「皿」 も、それは、味の 「オーケストラ」 が奏でる ひとつの 「曲」 のようなもの。

そこに絶妙な 「ハーモニー」 を感じられたとき、人の脳は痺れ、鳥肌が立つような 「オーガズム」 を感じるのです。

 

「塩味」 が出過ぎてもいけませんが、「塩味」 が聞こえないようでは、「オーケストラ」 を構成していないも同然なのです。

 

旬の美味しい 「食材」 には当然、それはそれなりの 「美味しさ」 があります。

しかし、何も 「高い食材」 を使わなくても、美味しい 「料理」 は作れます。 

 

「糖質」 や 「脂質」 は、身体が喜ぶそうですが、

美味しい料理は、心が喜び、心が満たされます。

 

心が満たされない 「セ/ックス」 があるように、世の中には、心が満たされない 「食事」 もたくさんあります。

 

***

 

過剰な 「糖質」 摂取は肥満の原因になるでしょうが、「糖質制限」 するのであれば、いっぱいのジュースやデザートにも、気を配るべきでしょう。

少なくとも、缶コーヒー1本、ヨーグルト1つには、ティースプーンにして、「すり切り1杯」 から 「山盛り1杯」 分の 「砂糖」 が使われています。

 

たまには、「性欲」 を発散させ、身体を満足させてあげることも大事なように、「糖質」 や 「脂質」 も必要でしょうが、「タンパク質」 や 「ビタミン・ミネラル」 の類も、重要であると言うこと。

特に、男の場合は 「亜鉛」、女性は 「鉄分」 といったところでしょうか。

「鬱(うつ)」 の気がある人は、「タンパク質」 と 「鉄分」 の摂取に気を付けてみるのも、良いかも知れません。

 

 

そして、「タンパク質」 も 「鉄分」 も、これらは、「サプリ」 でも補えるかも知れません。

不足分を補うためには、「サプリ」 の使用も、選択肢のひとつではありますが、しかし、それでは、「オーガズム」 のない 「セ/ックス」 のようなもの。

 

今の世の中、「チェーン系」 の外食でも、普通に美味しいものは食べれるかも知れませんが、大量に 「旨味調味料」 を使用した食事なんていうものは、「おもちゃ」 で無理矢理気持ち良くなっている 「セ/ックス」 あるいは 「オ/ナ」 のようなもの。

 

たまには、心を満たすために、「味覚」 を含め、自分の 「感覚器官」 を満たしてあげることも、重要だと思います。

 

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