2ntブログ
2017/11/19

「食」 と 「セ☆クス」 の話

「食欲」 と 「性欲」 は、人の基本的な生理欲求の中でも、相互に大変関わりが深いものです。「食欲」 も 「性欲」 も、どちらも 「飢え」 を感じさせます。

実際に、脳の視床下部の中で、別名満腹中枢とも呼ばれる食欲中枢(腹内側核)と性欲中枢は隣り合っています。特に女性の場合は、その傾向が強く出ます。

 

何故、今回、「食と性」 を取り上げたかと言えば、以下のような記事を見かけたためです。

 

「食欲を我慢できない人は、性欲もがまんできない?食とセ☆クスのエロい関係」

 

買ってはいけない 「素人料理本」

 

きちんと議論しているのかと、記事に目を通してみたら、何と 「ごはんとセ☆クスのおいしい関係」 という市販本のディスり記事。まあ、エロネタのキュレーターが 「世間で手垢が付くほど語られてきた性愛論の範疇から1ミリもはみ出さない内容・・・」 と言うくらいなので、内容は、かなりと言っていいほど、期待はずれだったのでしょうか?

 

ちなみに、(料理の)プロは、参考するにしても、「柴田書店」 が出版する本くらいです。

主婦の方が、ちょっと参考にする程度なら、NHK の 「きょうの料理」 くらいで十分です。

 

性欲と食欲

 

「食欲を我慢できない人は、性欲も我慢できないか?」

 

食欲を満たすことで、性欲を極小化している可能性もありますので、食べている限りにおいては、性欲は我慢できるでしょう。

 

30代の頃、既に結婚はしていましたが、摂食障害(拒食症)の子とお付き合いしたことがあります。

彼女の症状は、普段は拒食症を示しますが、発作的に過食に走るというものです。そして過食の結果、自分で吐くことを繰り返すようです。

当時 CM に良く出ていた 「加○あい」 似を自称していましたが、自称でこれだけ似てる子は今まで見たことない、と思わせたカワイイ子でした。

普段は、拒食でストイックなのでしょう。しかし、極度の空腹感を覚えると過食してしまう。過食すると吐くの繰り返しです。そのストレスに耐え切れなくなってくると、性欲で食欲を埋めようとするのしょう。自分が呼ばれるのは、かなり精神的にもきつくなってきたときです。

彼女は本当に、まるで過食する勢いで、大胆かつストレートにセ☆クスを求めてきました。

 

しかし、同じ摂食障害でも過食傾向が強い人の場合はどうでしょう?

拒食の子の場合は、食で満たされない欲求を、性で満たそうとしましたが、過食傾向が強い子の場合は、ストレスもそうですが、過食で性欲を満たそうとしている可能性があります。

 

そもそも、性欲が強いからと言って、その性欲をどう発散させるか、どう満たすかは、経験にもよりますし、人によって異なります。

 

ですので、ナンパ厨の男性の目の色が変わるような、面白い答えにはなっておりませんが、「食欲を我慢できないからと言って、必ずしも、その人が性欲も我慢できないわけではない」 というのが、自分の回答です。

体調が悪いときは、食欲もなければ、性欲もなくなりますし、鬱(うつ)などの状態でも、性欲はなくなります。

 

男性の場合は、瀕死(ひんし)の状態であっても、最後に ”子孫を残す” という手段を取れなくはありませんが、女性の場合は、子孫を残すということは即(すなわ)ち、自分も生き延びることが前提となるわけです。そこには、やはり男女の性差みたいなものがあるのでしょうか?

 

若い女性は満腹でより性欲を感じる

 

ちょっと古い記事ですが、こんな記事があります。

 

「セ☆クスよりチョコレート? 女性の食欲は性欲に勝るのか」

 

これは、2015年に米ドレクセル大学の研究チームが 「Appetite」 誌に発表した報告に基づいた記事ですが、「女性は食欲が満たされているときの方が、性欲を感じやすい」 とのことです。

また、ダイエット経験のある女性の場合は、満腹時に(セ☆クスやドラ☆グといった)報酬系に対する脳の反応がより強くなるそうです。

 

この実験は、「男女が抱き合った写真」 を見せることで、性欲を出現させているようですので、あくまでも一般的な性欲であり、既に性的な関係にある異性の場合に、どちらが優先されるかまでは、分かりません。

しかし、女性の場合、性欲の発現においては、食欲を満たされている方が、より強く出るとのことです。

 

セ☆クスが先か?食事が先か?

 

自分の場合は、あまり満腹状態にあると、性欲も落ち着いてしまい、眠くなってしまったりします。逆に、性欲が高まっているときには、空腹感はあまり感じません。

もしかしたら、このパターンは、男性脳的な反応で、女性の場合は異なるのかな?とも思いましたが、一番最初にご紹介した桃子さんの記事によりますと、冒頭にこんな記述があります:

 

私はかねてから、食事→ホテルという流れに疑問をもっております。デートでは鉄板のパターンですよね。お腹いっぱい&ほろ酔いになれば、今度はもうひとつの欲である睡眠への誘惑に抗うことができなくなるのです。だったら腹8分目を心がければいいのですが、そこはホラ、目の前にあるものを我慢できなくて。だから、ホテルでがっつり満たされた後にご飯……というのが私にとってはベストです。まあ、かなり慣れ親しんでからでないと提案しにくいですけどね。

 

セ☆クスも好きですが、食べるのも好きなら、飲むのも好き。

この感覚は、自分も全く同感です。

自分も、食べて飲みだすと、「野獣モード」 から 「おっさんモード」 に変わり、「おいっ、次行くぞっ!」 とばかりに、二軒目三軒目と梯子(はしご)してしまいそうです。(苦笑)

 

米ドレクセル大の研究により実証もしくは立証された結論に基づけば、女性は、満腹である方が性欲を感じる・・・とのことですが、しかし、そこで目もぱっちり冴(さ)えていないと、満足なセ☆クスには至りません。


しかし、「初めて会った異性と恋に落ちる」 とか、「男女のカップルがデートする」 ような場合は、女性の気持ちを高揚させるためにも、ウキウキと浮かれるような甘い 「デート」 と並んで 「(女性の好きな)食事」 が ”欠かすことの出来ないイベント” であることが、科学的にも立証されたと言えそうです。

 

セ☆クスが先か?食事が先か?

 

では、既に肉体的な関係にある場合はどうか?

 

常に不安が頭を過(よ)ぎる若い女性の場合は、やはり、「いつもラブホばかりではなくて、デートを楽しみたい・・・」 とか、そういう思いが強いと思います。

 

しかし、ある程度、女性も熟してくると、食い気よりも色気になってくるのでしょうか?笑

そもそも、好きな人とのデートともなれば、会う前から、恋愛ホルモンが出まくっているでしょうし、この実験は、「若い女性」 を被験者としたものですし、実験とは自ずと条件が異なってきますので、「ホテルでがっつり満たされた後に食事」 というのが正解でしょう。

 

自分はガッツリと、肉系が食べたくなります。(笑)

 

昭和の時代には、「焼肉屋で突付きあってるカップルは、既に出来てる(=エ☆チしてる)」 みたいなトリビアがありました。昔は、遅くまで開いていて、がっつり食べれる繁華街の 「ごはん処」 と言えば、「焼肉屋」 でしたから、このトリビアは、ホテルでがっつり満たされた後のカップルを焼肉屋で良く見かけたことから出た話かも知れません。(笑)

まとめ

 

1. 既に出来てるカップル(但し、若者は除く)の場合

    経験則的には、「ホテル→食事」 がベター。
(1) 前日には、きちんと睡眠を取っておく。
(2) 会う前に、きちんと前以(まえも)ってご飯を食べ、空腹状態にしない。

(3) 会っている間の空腹を避けるために、軽い食べ物を持ち込む。

(4) 女性をがっつりイカせる。

(5) 時間がある場合は、お食事に行く。(主婦の場合は早く帰す)

 

2. 若いカップルの場合

    (デート→)お食事→ホテル

(1) (楽しく怒らず)デートして、いっぱい話を聞いてあげる。

(2) 女性が好きな食事をする。

(3) ホテルで(きちんと前☆戯をサボらず、女性が気持ち良くなるように)頑張る。

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