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2016/10/23

踊るセックス - キゾンバ(2) : 盆踊り風キゾンバ?

ひとつ前の 「踊るセックス - キゾンバ(Kizomba)」 の記事を読んだ某女性読者の方が、早速(さっそく) 「『盆踊りキゾンバ』 映像見つけた!」 と言って、見せてくれました。

 

そのペアの方達は、踊りをお仕事とされているようなので、生憎(あいにく)ちょっとここではご紹介できませんが、踊り自体は、「社交ダンス」 的な、「社交ダンス風キゾンバ」。(^^;)

しかし、よくよく見てみると、4~5組の男女ペアが同じ振り付けで、社交ダンス風のキゾンバを踊っている様子は、何となく 「盆踊り」 を彷彿(ほうふつ)とさせます。(苦笑)

 

何故か?

 

こんなことを書くと、現在キゾンバのレッスンを受けている方々から 「総スカン」 を喰ってしまいそうですが、自分は ドS ですので、踊りは ド素人ですが、思いっきりディスらせていただくと

 

オリジナルを尊重すべし

キゾンバの発祥は90年前後。それこそ米国ではボビー・ブラウンやホイットニーを始め R&B 全盛の時代です。一方のタンゴは19世紀、ラテンは20世紀前半です。

いくら発祥が、ポルトガル語圏だからと言って、タンゴやラテンと一緒の括(くく)りにされたら、いくらなんでも、あかんやろと。

まずは、形からでもいいですし、格好を真似るところから入ってもいいように思います。

崩(くず)すのは、その後でも十分間に合います。

 

本当に恐縮ではあるのですが、正直に感想を述べさせて戴くと、その格好もですが、アレンジ全て、キゾンバの良さを全部ぶち壊しているんです!

 

( 嗚呼(ああ)ついに言ってしまった ((((;゚Д゚))))))) )

 

アピールするのは、女性の尻

キゾンバの発祥地は、アフリカのアンゴラ。旧ポルトガル領です。同じく旧ポルトガル領であるブラジルの男性も、何故か 「お尻」 好きです。(笑)

ブラジル美人の第一条件は、キュッとしまった 「お尻」 です。しかし、大きければ良いわけではありません。ウエストが締まっていて、ヒップの大きい女性です。

 

その映像に映っていた女性パートが着ていた衣装は、背中が大きく開いていて、横にスリットが入って、ひらひらとしたフリルがお尻の部分に入っているミニのワンピースでした。

そのペアの別の動画を見てみると、その動画も女性がお尻の先に何かを付けています。

同じようなものは見つからないのですが、雰囲気的にはこんな感じ。

 

 

お尻にヒラヒラするものなんか付けてしまっては、ギャラリーは、そのチョロチョロと動く方が気になってしまい、キゾンバの、あのたまらない絶妙な腰フリが全然見えません。それに背中が開いているので、お尻よりも背中に目が行ってしまいます。

最悪なのは、お尻の動きをリードする際に触れる腰の部分です。ここが開いてない。背中はどうでもいいんです。重要なのは、腰上の部分から腰そしてお尻に掛けてのラインです。ここのシルエットが強調されないと、キゾンバの良さが何も感じられません。

 

衣装には、それぞれ意味がある

ダンスの衣装は、その踊りの時代考証や、踊りの特性を意識して作られています。

アルゼンチンタンゴのように大きく脚を動かす踊りでは、スリットの入っている衣装の方が踊り易いでしょうし、脚が強調されます。また、ラテンのようにテンポの早く延び延びとしたステップを強調する場合は、短めで太腿の露出する衣装が合います。

また、フリルのあるミニは、ラテンのようにスピンを多様する踊りで見映えがします。

ルンバなどは、腰の動きが特徴的ですが、しかし、それはどちらかというと男性パートの方。

 

 

キゾンバの場合、腰や尻にピッタリとフィットしているジーンズだからこそ、背中から腰そしてお尻にかけてのラインが強調され、腰の体重移動による左右微妙な動きから、お尻をグラインドするような動き、そして、波打つような前後の動きがはっきり見えるんです。

そして、タンクトップのように腰の部分が露出する服を多様するのは、まずは、露出した部分から下の部分を強くアピールしたいとビジュアル的な効果を狙っているということ。あともうひとつは、直接、腰の肌に触れることで、男性のリードをしっかりとキャッチするためです。

 

キゾンバで見せるのは、脚でもなければ背中でもない。ましてや、不自然ににこやかな踊り手の表情でもありません。見せつけるメインは、あくまでも 「エロ尻」 です。

 

ですので、海外のキゾンバのビデオを見てみると、まずスカートは登場しません。

一番多いのは、「デニム」。続いて 「ショートパンツ」 系です。もし、どうしてもスカートというのであれば、それこそ90年代くらいに流行ったボデコンシャスで、ピッタリとヒップや腰のラインが見えるものが良いかも知れません。

 

  

 

探してみると、サラちゃんがそれに近い格好をして踊っているではありませんか。(^^)

 

 

いずれにしても、お尻にボンボリとか、ヒラヒラしたフリルとか、そういった盛りや飾りは不要です。

お尻の先にボンボリを着けてキゾンバを踊ったとします。そうすると、ギャラリーはお尻を見ているようで、実はその先に付いているボンボリを見てしまうのです。

踊りが上手ければ上手いほど、期待していればいるほど、残念感が強くなってしまうのです。

ギャラリーは純粋に、女性のボディラインを眺めたいし、キゾンバの腰の動きを楽しみたいのです。

 

人形は人形に、黒子は黒子に徹しよ

あと気になったのは、社交ダンスの 「ラテン」 のような 「手の振り」 を入れてみたり、女性が顔をチラチラと見せたり、仕舞いには、男女が顔を並べてこちらを見てみたり。

露骨というほどではないものの、まるで 「カメラ目線」 的なアピールは、競技ダンスでは知りませんが、キゾンバにおいては、とても違和感を感じるというか、はっきり言って、気に触(さわ)ります。

 

キゾンバは、競技ダンスではありません。ですので、審査員に媚(こび)を売る必要はありません。そもそも、誰かに評価されるために、二人が存在するわけではありません。

キゾンバの基本は、男性が女性をリードし、女性は恍惚(こうこつ)とした解放に浸る、二人だけの世界。そして、それをギャラリーに見せて楽しむ踊りです。

 

女性パートの主(ぬし)は、男性パートだけです。男性パートのリードに応えることだけが、女性パートの役割。男性パートは男性パートで、女性をどれだけエロく優雅に舞(ま)わせてナンボの踊りです。

ギャラリーを意識するのは、男性パートの役割です。しかし、ギャラリーの視点を集める先は自分ではなく、「女性の尻」 なのです。

ギャラリーに対するサービスの類(たぐい)は一切要(い)りません。「女性の尻」 に皆の視点が喰い付いて離れないことが、キゾンバダンサーのギャラリーに対する 「最大のもてなし」 であり、評価なわけです。

女性は、実際にギャラリーの人達がそこに大勢居たとしても、まるで居ることに気がつかなかったくらいに、他人の視線も、我をも忘れて、男性パートに全てを委ねることが出来てナンボの踊りです。

 

日本のキゾンバのパフォーマンスビデオなどを見ると、女性が自分で踊(おど)っちゃっているものなども、見かけます。

 

「どう?わたしキレイでしょ?イケテル?」

 

とばかりに、髪をかき上げ、スピンをし、「ドヤ顔」 の表情を見せられる度(たび)に、違和感を感じてしまいます。

ましてや衣装は、ビキニに腰巻をつけたような格好。しかも、お尻の先にはヒラヒラしたものがついてたりする。(><)

「それじゃ、音楽はキゾンバだけど、尻振りバージョンのラテンやん。」 と言いたくなります。

尻振りがイケてただけに 「本当に残念」 というのが、正直な感想です。

 

***

 

キゾンバは、踊り手の二人の世界が基本にあるからこそ、これだけ、女性が虜(とりこ)になるんです。

権威のある人達に評価されたくて、踊っているわけでもありません。

リードする男性は、ギャラリーに女性を 「見せつける」 ことで楽しんで、女性は自分が 「見られて」 楽しんで、最後に、ギャラリーは 「見て」 楽しんでいるのです。

SM と、かなり世界観が近いわけです。(笑)

 

キゾンバは、どちらかと言うと、ヒップホップに近い、クラブやストリート的なダンスです。

ビジネス的に 「社交ダンス業界」 が取り込みたい気持ちは解ります。しかし、それならば、キゾンバの本質を掴(つか)んで、きちんと取り入れて下さい。

キゾンバは、スタイルやテイストをいじりやすい、フレキシブルな踊りです。

であるからこそ、しっかりと決めるところは決めないと、単にキゾンバ音楽にあわせて踊っている訳の分からないダンスになってしまうように思います。

 

そういう意味で、自分は、失礼であることを半ば承知で、「盆踊り風キゾンバ」 とか 「社交ダンス風キゾンバ」 という表現を使わせてもらいました。

キゾンバ音楽で踊り、あとはちょこっと腰を振って、あとは、定式化したステップを踏んでだけでは、ちょっと寂しすぎます。

 

日本の寿司が、その国の食文化や好みに応じて、海外でいろいろとアレンジされるのは致し方ないことです。それと同じように、キゾンバもその国々によって独特の歩みがあること自体は否定しません。

しかし、まるっきり TPO をわきまえもせず、寿司には全く見えないものを 「寿司」 と言い張られると、「コレジャナイ!」 と言いたくもなるのと同じことです。

 

今後の日本のキゾンバの発展を切に願っています。

 

***

 

では最後に、

 

① ブルマーパフォーマンス

まるで、昔の小中学校のブルマみたいなので踊るサラちゃんが、堪(たま)りませぬ (^^)

しかし、しっかりと 「お尻」 がアピールされています♪

このビデオを見てもお分かりになるように、髪の毛は、ウエストには掛からないようにするのが基本です。また、タンクトップとブルマーのラインで、背中と腰そしてお尻がはっきりと目視できるので、安心して見れます。

 

 

② 目隠しキゾンバ

キゾンバ版目隠しプレイ(笑)

目が見えなくなる分、触覚などのそれ以外の感覚は高まります。しかし、この状態で踊るのは、女性の恐怖感を払拭するだけの、男性への信頼が求められます。

 

 

③ 緊縛キゾンバ

江戸時代にも、縄や帯などを使ったセックスの体位がありますが、踊りでスカーフ?をこのように使ったりするのは、なかなか斬新です。(笑)

スカーフを使うことで、よりシャープで密着感のある呼び込みをしています。

男物のシャツを着込んだ女性は物語り性があります。そして、そのシャツの裾(すそ)がヒップを際立たせていて粋です。

恋人同士という設定ですから、二人が見つめ合うことこそが重要。見てる方の気持ちも、自然にそこに入り込めます。

 

2016/10/22

踊るセックス - キゾンバ(Kizomba)

知り合いの女性達が、「キゾンバ(Kizomba)」 に熱をあげ始めています。

「SM は、社交ダンス?」 の記事で、某女性読者の方から教えていただいた 「キゾンバ」 のプロモーション動画を紹介したところ、それを見て 「キゾンバ」 にはまる女性が増えてきています。

踊り好きのジュネちゃんは、もう、さっそく六本木のスタジオまで習いに行ってきちゃったようですし、名古屋のゆかちゃんは、教えてくれるところを現在調査中とのこと。

 

***

 

キゾンバは、1990年前後にアンゴラで生まれたダンス。また、ダンスで用いられるポルトガル語の歌曲など、音楽ジャンルとしてもキゾンバと呼ばれているそうです。

音楽的には、ズークという音楽の影響を強く受けているらしい。

まあ、音楽やダンスの細かいことは、専門外なので、このくらいにしておきます。(苦笑)

 

基本となるステップは、ごく単純なもの。きちんと体重移動をして、腰を動かす程度。バリエーションが増えるにつれて、複雑にはなってくるものの、それは踊りとしてのバリエーションをパターン化したようなもの。テクニック的なものと言えます。

 

でも外形ばかりを真似て、本質を見落としてしまっていては、踊りも単なる猿真似に過ぎません。

 

「多くの女性が何故キゾンバに陶酔するのだろう?」

 

素朴な疑問です。そのような女性達は決まって、「男性のリード」 を強調します。「見せる踊り」 の場合には 「振り付け」 のようにステップの進行を決める場合もあるでしょう。

しかしそれでも基本は 「男性のリード」。男性は指揮者なわけです。

 

基本では、腕は、社交ダンスのようなホールドをしています。しかし、「MUST」 ではなさそう。

キゾンバにも、「見せる踊り」 はありますが、しかし基本は、「楽しむ踊り」 です。

社交ダンスも本来は、「楽しむ踊り」 でした。ただ大勢の中で多くのカップルが踊っていれば、当然のことながら、「あの人達上手いね」 という話になります。

昔の DISCO の踊りもそうなら、現在のクラブでの踊りもそうでしょう。踊りは、まず自分が踊って楽しむのが基本です。

 

キゾンバも、いろいろなバリエーションや、趣向があるのかも知れません。

そこに載せていくものは、カップルの好みでいいわけです。極論してしまえば、「二人が気持ちいいなら、それでいいじゃん」 的な感覚です。

 

***

 

自分は、キゾンバの踊りの師匠でもなければ、ダンスに精通する輩でもない 「ド素人」 です。が、しかしそんな 「一介の素人」 が彦摩呂風にキゾンバを例えるならば、

 

「キゾンバは、女性の尻おどりや~」

 

みたいな感じです。(笑)

ギャラリーの目が釘付けになるのは、女性の 「シルエット」 と女性の 「お尻」。特に背中から腰そしてヒップに掛けてのラインは重要です。

 

そして男性は・・・と言うと、男性はまるで目立ってはいけない黒子のような存在。まさしく、日本の人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)の 「黒子」 そのものです。

 

キゾンバの女性パートは、しなやかな動きをする 「人形」 もっと言えば 「お尻人形」 であり、男性パートはと言えば、振付師(ふりつけし)兼人形遣い(にんぎょうづかい)です。

 

キゾンバで男性が目立つことは、セックスで男性がイクようなもの。しかし、男がイってしまえば、セックスはゲームオーバーです。

男性は、どんなに気持ち良くなっても、イきそうになるのをじっと堪(こら)えて、女性を操(あやつ)る。女性はと言うと、頭の中を真っ白にして、我をも忘れて、腰を振る。

男性は、女性を何回でもいかせ続けてナンボです。

男は、キゾンバで腰は振っても、イっちゃいけないわけです。(苦笑)

キゾンバで、女性にタッチしてヨダレタラタラ状態のヘタレ男がいるとしたら、素人が言うのもなんですが、もう、黒子失格です。(苦笑)

 

それだけに、男性パートのセックス感が踊りに出て来そうです。

勃ったら、すぐに入れて、腰を振ってフィニッシュみたいなセックスをしている人は、そういう踊りをするでしょうし、早漏は早漏なりの踊りをしそうです。

また、人形化した女性を操(あやつ)りながら、じっくりと女性を焦(じ)らしまくる。そして、その後は即ラブホに直行みたいなひとは、絶妙にエロい踊りをするに相違ありません。(笑)

 

キゾンバは、特にステップに特徴があるわけではないだけに、かたちだけの踊りでは、「盆踊り風キゾンバ」 や、ひと昔前の小学校の運動会にあったような 「フォークダンス風キゾンバ」、あるいは、「チークダンス風キゾンバ」 や 「社交ダンス風キゾンバ」、「フラダンス風キゾンバ」 になってしまいそうです。

その自由さゆえに、踊りに、その踊り手の素養や個性が出て来そうです。それもまた面白さなのかも知れませんが、逆に何がキゾンバなのか解らなくなってしまいそうなところが、案外難しいところになのかも知れません。

 

そうやって考えてみると、やはり、キゾンバのエッセンスは、やはり 「エロ」 と 「尻」 です。

 

女性パートは、理性や感情を捨て去ったエロ人形。男性パートは、そのエロ人形を操る人形遣いであり、エロ振付師。

振り付け次第で、女性パートが男性パートを誘惑するが如(ごと)く迫(せま)っているように見せたりも出来るし、ポールダンサーのように女性に赤裸々な踊りをさせることも出来る。

これはもう、ギャラリー相手に露出プレイをしているようなもんです。

そして男性パートは、女性パートを気持ち良くはさせるけど、けっしてイかせない。このあたりはもう、「前戯」 そのものと言えそうです。

 

結構やばいオトナの踊りです。(^^;)

 

 

これなんかは、もうたまりません。

 

ホールドはもうチークダンスですが、男性の右手のリードがすごいです。終わりの方は、動きが複雑になってきてるためか、左手もアシストのために腰に移動して動きを伝えています。

すごいのは、頭を使って野球のサイン交換みたいなことをしているわけではないということ。

男性パートの右手の小指側側面全体が押されたら、それに併せるように腰を前に出したり、左右の手の揺れで腰の横振りを伝えたり、みたいに、まるでジョイスティックを扱っているような感じなのでしょうか。

 

男性は、振付師であり、人形遣いなので、あくまでも、視点の先は女性。女性の尻です。

女性はお人形です。自分の意思や感情はありませんので、自分から目立ったり、アピールしたり、そういう自己主張は一切ありません。媚(こび)ひとつ売っても踊りが台無しです。

踊っている間は、M のスイッチが入り人形化している感覚。男性パートの命令に忠実に従う言わば 「完全なる奴隷」 です。完全に 「尻人形」 に成り切っています。

 

観た後に、女性の尻以外の記憶が残りません。ある意味ギャラリーの視点をどれだけ女性のお尻に留めさせることが出来るかが、この踊りのポイントであるかのような、そんな気にさせる踊りです。

 

セックスや SM のエッセンスに近い要素が含まれている踊りです。

 

女性は女性で努力して、身体をしなやかに動かす鍛錬(たんれん)をし、男性は男性で、その女性の魅力を最大限活かす。

男性は、女性が出来ないことを諦(あきら)めるのではなく、かと言って、無理強(むりじ)いをするのでもなく、根気よく女性と向かい合い、寄り添ってあげる。

そして、踊っている最中は、セックスと同じで、女性は一切の理性を捨て去り、自分の身体を男性パートに委(ゆだ)ねる。男性は男性で、じっと堪(こら)え、女性が最大限感じるように自分を抑える。

二人の動きが、曲にあうように、そして曲にあわせてフィニッシュを迎えるように指揮するのは、男性リードの役目です。

 

SM にも、自分達が楽しむ SM と、見せる SM というのが、あります。

キゾンバも、基本として、ある程度定型化したステップはあるでしょうし、見せる場合には、やはり、流行のステップや最新のホットな動きといったトレンドを意識するのも重要かも知れません。

しかし、その二人がリアルのカップルであり、二人がノリに乗って楽しんでいるならば、傍目(はため)から見て、踊りの上手い下手はどうでもいいことです。

まず共通して言えそうなことは、男性パートは、女性の操縦感を楽しみ、女性パートは、自分を委ねることの悦びを感じるということでしょうか。

 

いろいろと踊り手を変えるよりも、一人の相手に対する理解を深めながら、より呼吸が合うようにしたいという思いもあれば、「もっと上手いひとを経験してみたい」 といった欲も沸きそうです。

ある意味、自分のセックスが踊りに出てきそうで怖くもある。(苦笑)

 

キゾンバは、そんな印象を受ける踊りです。

2016/09/05

レディーファースト・女性優先の考え方(3)

 

いよいよ、レディーファーストの記事も大詰めです。

 

レディーファーストとは、一見女性を持ち上げているかのようにも見て取れますし、表面上は 「マナーの一種」 というのが建前になっていますが、その実は、男女のセックスに至るまでの前戯の基本であることを、前回の記事で説明しました。

今回は、いよいよ、レディーファーストの応用編 「ベッドにおけるレディーファースト」 についてです。

 

レディーファーストとセックス

 

レディーファーストとは、ある意味、女心をなかなか理解出来ない男性に宛(あ)てた、男女間の関係を巧(うま)く取り持つための指南(しなん)あるいは TPO のようなものであり、また、女性にとっては、男性を評価する標準的な物差し(ものさし)になっているのです。

 

ですので、そのような女性は、その男性のレディーファーストの熟練度を、その男性とのセックスに結びつけて考えています。

 

しっかりと女性を尊重してくれない男性は、女性の気分や気持ちを無視して、セックスしようとしてくるかも知れませんし、自分が気持ち良くなれば、さっさと女性のことを放っておいて、自分で勝手にイってしまうかも知れません。

女性を守ろうとか、大事にしようという意識が弱いひとは、セックスは粗雑(そざつ)で乱暴かも知れませんし、妊娠させても平気でいるかも知れません。

習慣としてのレディーファーストが出来ているからと言って、これらのことが保証されるわけではありません。しかし、女性からすると期待はできるわけです。

 

女性の隠された期待

 

では、レディーファーストがきちんと身に付いている男性に対して、女性は何を連想するでしょうか?

 

  • 「身なりや服装には気を使ってるだろうから、清潔だろう。」
  • 「女性の意思を尊重してくれるだろうから、自分の調子が悪いときや、気分が優れないときに、無理強い(むりじい)したりはしないだろう。」
  • 「女性の身体に気遣(きづ)ってくれるだろうから、粗雑(そざつ)な扱いはせずに、優しくしてくれるだろう。妊娠しないようにも、気遣ってくれるだろう。」
  • 「女性に対して気配りができるから、自分が傷付くようなことを言ったり、自分が寂しく感じるようなことはしないだろう。」
  • 「女性を楽しませてくれるから、良い雰囲気を作ってくれるだろう。」

 

そして、何よりも、

 

  • 「女性を大事にしてくれるから、自分のことをいっぱい気持ち良くしてくれるだろう。」

 

と期待を寄せるかも知れません。

 

女性にも、テンネンな女性も居れば、妄想好きな女性も居ますので、さまざまです。しかし、これらは、「理屈」 ではなく 「肌合い」 のような 「お肌の感覚」 です。

ある人は、ただ漠然(ばくぜん)と、「清潔」 「大切」 「丁寧(ていねい)」 「優しい」 「楽しい」 といったキーワードやイメージが頭に浮かぶかも知れませんし、また、ある人は、ほんわかとしたイメージに包まれたり、ウキウキした気分になるかも知れません。

 

少なくとも、いきなり二人っきりになったからといって、いきなり盛(さかり)の付いた犬みたいに、豹変(ひょうへん)して襲ったり、ガツガツがっついたり、碌(ろく)に前戯もなく、入れてきてみたり。あるいは、乱暴に触ったり、冷めちゃうようなことを言ったり、自分だけ、さっさとイって終わりみたいな 「ハズレくじ」 ではないだろうと期待している筈(はず)です。

また終わった後も、急に態度を変えて、そそくさとせず、髪を撫(な)でてくれたり、キスをしたり、甘い言葉を囁(ささや)いてくれたりするだけのデリカシーはあるだろうと期待するでしょう。

 

当然、それはあくまでも女性の側の勝手な期待であって、レディーファーストが出来ているからといって、必ずしも、その男性とのセックスが良いとは限りません。

その男性の肉体的な特性もありますし、テクニックにも上手い下手があります。

若い男性であれば、どうしても、余裕がないので、自分中心のセックスになりがちです。

 

女性は感情の生き物

 

女性は、ホルモンに支配された 「感性」 と 「感情」 の動物です。ゆえに、常に 「不安」 を抱えています。

女性が、レディーファーストに期待するのは、自分が心の底で感じる 「一抹(いちまつ)の不安」 を払拭(ふっしょく)したいのかも知れません。

 

先に例として、あげたような、「がさつ」 で、自分のことを 「大事」 に扱ってくれない男性はイヤなのです。

自分のことを済ましたら、女性に一切の関心を寄せず、女性を 「ほったらかし」 にして、さっさと何処(どこ)かへ行ってしまうような男性もイヤなのです。

 

女性は、「悲しい思い」 や 「寂しい思い」 はしたくないのです。

なので、男性にずっと見守られていたいし、男性に構(かま)って欲しかったり、イチャイチャしたいのです。普通に抱きしめられてるだけでも、安心するのです。

 

レディーファーストは必要条件

 

女性は、その男性の容姿は勿論、その人の背格好や身嗜(みだしな)み、それに加えて、その人との会話や、その人の表情あるいは立ち居振る舞い(たちいふるまい)を通しても、その人の人柄(ひとがら)をチェックしてます。

 

あくまでも、レディーファーストは、女性が楽しい気分になるための、そして、女性が 「ハズレくじ」 の男性を掴(つか)まないための 「必要条件」。

しかし、男性がレディーファーストを身に付けることで、女性の方は、「楽しさ」 も 「安心」 も倍増するのです。当然、男性の方も、その分、垢抜け(あかぬけ)しますので、対戦成績があがることは請け合い(うけあい)です。

 

レディーファーストに求められている核心。それは、日本風に言えば、女性を守ろうとする 「男気(おとこぎ)」 であり、「男伊達(おとこだて)」、そして、粋(すい)に他なりません。

しかし、「野暮(やぼ)も揉(も)まれて粋(いき)になる」 ではありませんが、始めっから、粋な人なんて居やしません。

 

レディーファーストには、オンナ心を理解するためのヒントが隠されています。

まずは、「野暮ったい男」 から脱却する意味でも、レディーファーストを実践してみて下さい。最初のうちは、形だけでも構いません。そのようにして、レディーファーストを自分の身にしていくうちに、きっと、オンナ心を扱うヒントみたいなものに気が付くでしょう。

 

レディーファーストの行き着くところ

 

そして、最終的に行き着くところ。それは当然ではありますが、その女性の 「密(ひそ)かな期待」 に応(こた)えてあげることに他なりません。

レディーファーストで二人の雰囲気を高め、そして、女性最優先で、その女性をたくさん気持ち良くしてあげること。

オンナ心を理解し、精神的にも肉体的にも、女性を満足させてあげること。「ベッドにおけるレディーファースト」 こそ、「レディーファースト」 に隠された真髄(しんずい)であり確信部分と言っても過言ではありません。

それは、男性の、排出ベースで独(ひと)りよがりな 「男性的なセックス」 からの脱却を意味します。

 

お互いの心がしっかりと繋がり合って、お互いが向き合い、見つめあい、相手を尊重しあう。

男性は、女性の気持ちをどんどん高ぶらせ、女性がイクことに集中させてあげる。

イクのは、女性が最初です。男性は自(おの)ずと女性をいかせるまでは、辛抱(しんぼう)しなければなりません。しかし、辛抱してひたすら耐えるようでは、まだまだ初心者です。

辛抱しつつも、時には優しく、時には大胆に、しかしあくまでも自然体で、男性が女性をリードし、導いてあげれるようになって一人前です。

 

勘違いしてはいけないのは、これらの一連の行為は、女性に対して男性が奉仕しているわけではありません。エスコートしているのです。

エスコートとは、本来は 「護衛」 の意味です。女性を大切に扱いながら、女性をリードするのがエスコート。男性のエスコートによって女性は安心できる。ゆえに、自身の身をエスコートする男性に委(ゆだ)ねるわけです。

 

レディーファーストとは、男性が女性をエスコートする際のテクニックなのです。

2016/09/03

レディーファースト・女性優先の考え方(2)

 

レディーファーストの意義

 

前回の記事では、レディーファーストのポイントを整理してみました。

 

これを読んで、もしかしたら、「そこまでして、女性に媚(こび)は売りたくないっ」 と思う男性もいるかも知れません。「男女平等じゃね?」 とのたまう輩(やから)も居るでしょう。

男女平等なのは、あくまでも、選挙権とか雇用上の扱いであるとか、そういった社会上の話。

ここで説明している内容は、社交上の話であり、男女の性差に関わる話。男心と女心に関わる部分です。

 

そもそも、なんでレディーファーストみたいな 「まどろっこしいこと」 をしてまで、女性を楽しませないといけないのか?

 

それは簡単に言ってしまうと、男女の性差にあります。

 

男女が意識するセックスの違い

 

極論を言えば、男性のセックスは、ベッドの中だけですが、女性のセックスは、デートのときから始まっているのです。

女性にとって 「デート」 とは、男性の愛情を確認し、萌え上がろうとする、心の 「前戯(ぜんぎ)」 のようなものなのです。ベッドの上での行為が、肉体的な性欲を満たす行為だとしたら、女性にとって 「デート」 とは、心を満たし、自分の性欲に火を付ける行為なのです。

 

男性のセックスは、興奮して勃(た)ちさえすれば、後は、入れて腰を振り、我慢が出来なくなったら出して終わりです。言わば、溜(た)めておいたガスに火をつけるようなもの。最後はポンッと爆発して終わりです。

これに対して、女性のセックスは、木炭や石炭のようなもの。女性の場合、なかなか火が付きませんが、一度火が付くと、その火は種火(たねび)のように残り続けます。

 

女性がオーガズムを感じ、満足のいくセックスにするためには、肉体的には、十分な愛撫(あいぶ)が前戯(ぜんぎ)として必要不可欠ですが、それだけではなく、心のときめきを感じたり、イチャイチャして、次第にドキドキするといったような 「心の前戯」 も大切なのです。

女性の場合、男性的な交尾行動はそれからなわけです。

 

レディーファーストは、心の前戯

 

ここまで説明すれば、勘(かん)の良いひとには説明不要だと思います。要は、レディーファーストとは、心の前戯を施(ほどこ)す上での基本的な心得(こころえ)なわけです。

女性は、潜在的(せんざいてき)に臆病(おくびょう)なのです。

大事にしてもらいたい。そして守ってもらいたいのです。大事にされ、守られてることで、不安を払拭(ふっしょく)し、安心し、そして、楽しくしてくれることで、ようやく、快楽の方向に足が向くのです。

 

前回の記事で、レディーファーストのポイントは、① 男性が女性を守る、② 女性を楽しませる、③ 女性に恥ずかしさを感じさせないことだと説明しましたが、① と ③ で既に女性は、安心感を感じており、② で楽しさを感じているのです。

レディーファーストを心がけていれば、それだけで女性は、自分が 「特別」 に扱われていると感じるはずです。

そして、きちんとレディーファーストに則(のっと)ったデートが出来ていれば、その気のある女性は口説けるということです。

 

例え、デートで立ち寄った先が、自分ひとりでは立ち寄らないような薄汚い居酒屋であったとしても、そこで店のひとや常連の人情に触れ、美味しい肴(さかな)を味わい、女性に新たな発見があったのだとしたら、それは、それで楽しい時間です。

女性にとっては、高級レストランであろうと、薄汚い居酒屋であろうと、二人で楽しい時間を過ごせる場所なら、何処でも良かったりします。

その女性が嫌いなところや、受け付けないところに連れて行くのは勿論(もちろん)、綺麗に着飾っているのに、洋服を汚してしまうような場所に連れて行ったり、その後の予定があるのに時間待ちしたりするのもナンセンス。

女性の気持ちが冷(さ)めるだけです。

 

場所も重要でないとは言いません。しかし、女性が一番に求めていることは第一に、① 二人の楽しい時間。そして第二に、② そこでの男性の 「男らしさ」 であり、③ 男性の女性に対する 「心配(こころくば)り」 や 「心遣(こころづか)い」、そして、「思い遣(おもいや)り」 なのです。

 

これが、レディーファーストのエッセンスです。

それを理解せずに、ただ、レディーファーストとして定番となっている代表的な行動様式を真似(まね)ても意味ありませんが、しかし、それでも、レディーファーストさえ出来ないよりは、出来た方が全然良いです。(笑)

あとは、男性の中身です。

 

良かったら参考にしてみて下さい。

2016/09/02

レディーファースト・女性優先の考え方(1)

 

レディーファーストは社交マナーの基本

 

レディーファーストは、欧米社会における社交マナーのひとつ。

 

女性をまともにエスコートすら出来ないのに、女性を口説くなんざ野暮と言うものです。

デートなどで、女性に楽しく心地よい時間を楽しんでもらうためにも、レディーファーストなど、「マナーの基本」 くらいは身に付けておきたいものです。

当然ではありますが、社会人としては、しっかりとしたテーブルマナーも、身に付けるに越したことはありません。

 

しかし、マナーだとか、レディーファーストと言われて、そんなに畏(かしこ)まる必要もありません。

むしろ、ただ形式的に出来ることよりも、自然とそのような行動が出てくることの方が大事。

 

このシリーズでは、テーブルマナーに始まりベッドマナーに至るまでに潜(ひそ)むレディーファーストの真理。その意味や考え方について、掘り下げてみたいと思います。

 

レディーファーストの具体例

 

現実で求められているレディーファーストは、そんなに高尚なレベルのものではありません。求められているのは、女性に対する何気ない気遣いであり配慮。

 

当たり前の人に取っては、ごく当たり前のこと。例えば、道を歩くときに、女性に車道側を歩かせたり、ドアを開けさせたりするようでは失格です。ましてや、女性にドアを開けさせて、男がズカズカと先に入っていくようでは、もう落第です。(笑)

レディーファーストとは、女性を尊重し、女性に対する、ちょっとした心配りであり、配慮に過ぎません。しかし、女性にとっては、そのちょっとした心遣い(こころづかい)が嬉しいのです。

 

ちょっと小洒落(こじゃれ)たレストランやバーのような、女性の気分が高揚しそうな場所では、女性を優先して、女性を大切に扱ってあげる。

お店に入るのは男性からですが、フレンチやイタリアンなどの高級店では、かならず案内がいますので、お店に入ってから、席に付くまでは、女性優先です。

寿司や割烹などの和食店や旅館などでは、女性に気遣いをしつつ、男性がリードしてあげると良いでしょう。

しかし、薄汚いオヤジがたむろしているような居酒屋な大衆酒場など、女性がちょっと引いてしまいそうなところでは、男性がリーダーシップをとって、男気(おとこぎ)を見せてあげる。

エスカレータや階段も男性が先です。

 

女性は、普段よりちょっと 「特別」 に、「大切」 に扱ってもらえることで、ドキドキ感も変わってくるのです。

普段よりも、ちょっとお洒落をしてきているのなら、それを誉(ほ)めて欲しいのです。

また、荷物も女性に持たせるのも、落第です。

 

二人の時間を楽しもうとしているときに、お金の話をしたり、ケチったりするのも野暮。

デートは、女性にとっては 「特別な日」 なのです。というよりは、「特別な日」 になることを願っているのです。なので、贅沢とは言わなくても、普段よりはちょっと 「特別」 に扱ってほしい。

貧乏臭い呟(つぶや)きひとつで、せっかくの 「ときめき」 も、一瞬で冷めてしまいます。

それなら、デートしないほうが、まだマシというもの。

高級店の敷居が高いようなら、はじめっから行くべきではありません。

 

レディーファーストは古今東西普遍

 

とまあ、ここまでは一般論ですが、これらを意識することなく自然に出来るようになって、女性と楽しい時間を過ごせるようになって、まずは一人前。

しかし、このような話をすると、未(いま)だに、「俺は日本男児だ!女性は3歩下がって付いてくればいい!」 みたいに片意地を張る古いタイプの男性も一人や二人居たりするもの。

 

でも、それは間違いです。

 

男尊女卑の色濃い江戸時代であっても、男性は女性の気を引くためにいろいろとプレゼントしたりとか、誉めたりとかは日常的にしています。当時、女性を口説くのに最も効果があったとされるのが、「鰹(かつお)喰わねぇか」 というお誘い。

ちなみにプレゼントで、簪(かんざし)は、今で言うと結婚指輪に相当するそうで、「この簪(かんざし)はおめぇのもんだ」 というのは即(すなわ)ち、求婚の意味だったらしいです。

 

女性が男性より3歩下がるの意味は、何時(いつ)なんどき、自分の命が狙われるかも知れない、修羅場(しゅらば)を潜(くぐ)っている傾奇者(かぶきもの)が、同伴(どうはん)する女性に対し、トラブルに巻き込まれないよう配慮して言う台詞(せりふ)。

女性を大事にする男性の男気と、慎(つつ)ましやかな女性を愛(め)でている表現なので、女性に配慮も出来ず男気(おとこぎ)もない輩(やから)が言う台詞ではありません。

 

要は、洋の東西や時代を問わず、男性は女性を大切に扱い、女性を楽しませ、女性を乗り気にさせることで、女性を口説いてきたということです。

そもそも、男心や女心は、時代や人種を超えた男女の本質ですから、当たり前と言えば当たり前なわけです。

 

まずはマナーを身に付ける

 

そもそも、レディーファーストの基本となるポイントは、① 男性が女性を守る、② 女性を楽しませる、③ 女性に恥ずかしさを感じさせないの3点です。

そもそも、女性を守る気概(きがい)もなく、女性に楽しんでもらいたいと思う余裕すらない男性が、女性のことを口説こうと思っていること自体、おこがましいというもの。

 

どんなに高級な衣服を纏(まと)ったところで、マナーすら、なっていないようでは野暮と言うもの。マトモな躾(しつ)けも出来ていない、そういう家庭に育ったと思われてしまいます。

まあ家柄は替えれるものでもないので、どうでもいいにしろ、分不相応(ぶんふそうおう)と思われては、身(み)も蓋(ふた)もありません。

 

ではどうするか?

 

レディーファーストやマナーに自信がない男性は、ますは形式的でも構いませんので、まずは、テーブルマナーとレディーファーストのふたつは最低限身に付けること。

和食における箸(はし)の上げ下ろしと、洋食のテーブルマナーぐらい覚えておいて損はありません。下手な婚活や、訳の分からないセミナーに行くぐらいなら、まずは基礎から自分を磨くこと。

 

デートなどでは、女性は、男性のスマートで軽(かろ)やかなリードを待っています。

女性が期待しているのは、綿密にたてられた計画でもなければ、高価なご馳走でも、高価なプレゼントでもありません。女性がときめきを感じるような振る舞いを期待しているのです。

気持ちがこもっていれば、女性は花だけでも大層喜びますが、気持ちがこもってなければ、どんなに高価なプレゼントでも喜びません。

 

恋愛に関して言えば、それが彼氏彼女の関係であれ、夫婦であれ、不倫であれ、男性はきちんと、女性をエスコートして女性を楽しませることが出来なければいけません。

そして、男性に求められるのは、女性が楽しんでるか、楽しめていないか。その違いを観察するだけの冷静さと余裕。男性が、いっぱいいっぱいになってしまって、女性との時間を楽しめないようでは、全く意味がありません。

 

良かったら参考にしてみて下さい。