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2019/05/03

セックスレスの話(6)

昨日の 「セックスレスの話(5)」 の続きです。

 

前回は、「もっとセックスしたい男と、セックスしたくない女の話」 をしました。

男性がもっと女性に寄り添い、二人で一緒に 「ハレの日」 を楽しむという雰囲気を醸成出来ない限り、こういった夫婦の 「セックス」 の回数は徐々に減り、いずれは完全な 「セックスレス」 に落ち着くことでしょう。

毎回のセックスが、苦痛になれば、もうそこには喜びはありません。

 

「ニッポンのセックス 2018年版」 を見ても、「ご自身のセックスの頻度が少ない」 と回答した男女に、「もっとセックスをしたいと思いますか?」 という問いに対して、7~8割の男性は 「セックスしたいと思う 」 と回答しているのに対して、女性は20代では6割の女性が 「セックスしたいと思う」 と回答しているものの、年齢があがるに連れて、60代の14.6%に至るまで、ほぼ10%ずつコンスタントに減少しているのには驚きです。

ちなみに、「セックスの頻度」 については、男女ともその分布に大差は見られません。

そして、「セックスをしたくない」 と回答した女性が、その理由としてあげたものうち、年齢に関係なく、コンスタントに見られる回答は、「面倒くさい」 と 「性欲がない」 というもの。

そして、年齢層によっておおきく変化するものが、「年齢的にもう良い」 と 「仕事や家事で疲れている」 というものです。

 

「性欲がない」 と 「面倒くさい」 と言うのは、もう 「エロティシズム」 を感じていない証左。

「年齢的にもう良い」 というのも 「仕事や家事で疲れている」 というのも、本人にしてみれば、それは確かな理由なのでしょうが、それに勝る 「エロティシズム」 を感じていないと言っているようにしか思えません。

 

***

 

日本の場合は、家屋が手狭ということもあるのかも知れませんが、多くの家庭では、年が進むに連れ、夫は妻に勃たなくなり、妻は夫に 「トキメキ」 を感じなくなった結果が 「セックスレス」。そして全てが 「日常生活」 に飲み込まれていく道をたどるといったところなのでしょうか。

 

「ニッポンのセックス2018年版」 によると、既婚者もしくは交際相手のいる人のうち、約6割の人が、セックスの頻度が 「少ない」 あるいは 「非常に少ない」 と回答していますが、これらの男性のうちの7~8割が 「セックスしたい」 と答える一方、40代女性の60%、50代女性の75%、60代女性の85%は、「したいとは思わない」 と答えています。

 

女性が 「したいとは思わない」 相手が、「夫」 を示すのか、他のいずれの男も含まれるのかは分かりません。

しかし言えることは、「セックス」 が好きな女性も、「セックス」 をしたいとは思わない女性も、どちらも女性は、「トキメキ」 を求めるということです。

 

***
 

多くの女性が、同じことを言います。

 

「旦那のことは、家族としては愛しているし、

家族のために、一生懸命働いてくれて、感謝している

けれども、自分は旦那にはもう、ときめかない」

 

女性にとって、「トキメキ」 のなくなった日常は、休みも喜びも何もない生活と同じ。ただ毎日を踏ん張って、時が過ぎるのを待つだけの、苦くて苦しい日々なのです。

こうなると、女性は胸に 「ぽっかり」 と穴が開いたような虚しさを覚えます。

そして、女性は寂しさを覚え、「トキメキ」 を求めるようになります。

 

「女の華」 を迎え、今まで性欲を感じたことがない人でさえも、性欲を覚えたりします。

求める道は、人それぞれ。女性も自分なりに 「自分の花」 を咲かせます。(笑)

 

芸能人の追っかけになって、「ときめく」 女性もいれば、チャットなどでの恋人ゴッコを通して、女性を口説こうとする男を繋ぎ留め、「ときめこう」 とする女性もいますし、覚悟を決めて、出会う女性も居れば、決断出来ず、ずっと時間ばかりが過ぎて行くばかりの人もいます。

 

女性は自分の家庭を大事にしつつも、自分が女であり、今生きているということを、「トキメキ」 を通して確認しようとします。

彼女達にとっては、ある意味真面目な 「恋愛」 であり、「ハレの日」 なのです。

 

当然、「恋愛」 ですから、女性にとっては 「冒険」 です。

そして、「婚外恋愛」 や 「不倫」 といったものも、多くの場合は、その 「冒険」 もしくは 「恋愛」 の結果なのです。

 

***

 

しかし、それは必ずしも、「ハッピーエンド」 ばかりではありませんし、若い頃と同じように 「痛い思い」 をしたり、「苦い思い」 をする場合も多々あります。

「失恋」 や 「片思い」 も 「恋愛」 ですし、自分の気持ちが 「いっぱいいっぱい」 になってしまうのも 「恋愛」、「トキメキ」 がポジティブな 「愛」 なら、「メラメラ」 と燃え上がる 「嫉妬の炎」 は、ネガティブな 「愛」。それでも、どちらも 「恋愛」 に変わりないのです。

 

自分の思い通りにならないから 「恋愛」。

 

見てくれは良くても、中身のない男もいれば、お金や地位はあっても 「徳」 のない男もいますし、デリカシーのない男もいれば、口だけで、まともに 「セックス」 出来ない男もいます。

逆に、自分の話をしっかり聞いてくれる男もいれば、良識と良心を兼ね備えたひともいますし、真面目な人なので、大丈夫かと思って勇気を出して会ってみたところ、イメージ通りなので安心して、カラオケボックスに入った途端、いきなり抱き着かれてきて、驚いて逃げ帰ってきたみたいな、いい年をして、女性の口説き方も、女心もわからない残念な男も居たりします。

 

ようやく、自分が安心できる 「パートナー」 に出会えるまでが、一苦労。

しかし、心が繋がっていれば、女性の心は 「トキメキ」 そして 「安心」 出来るのです。

 

***

 

結婚生活で、夫が妻に勃たなくなり、妻が夫にときめかなくなった時点で、家庭は、完全な 「日常生活」 の場と化すわけです。これはすなわち、「二人の恋愛の終わり」 を意味します。

結婚生活は、破綻していなくても、既に二人の 「恋愛」 は破綻しており、二人は単に 「家族」 の一員として、一つの家に同居しているわけです。

 

そして、女性が新たに 「トキメキ」 を求めるのは、ある意味、「第二の恋愛期間」 だと思っています。

子供を産み育て、生計を共にする 「結婚」 ではなく、自分の心と身体を満たしてくれるパートナーを求める 「恋愛期間」 なのです。

 

女性は、愛する 「子供」 が生まれて、一時的に 「母性本能」 は発動しますが、しかし、やはり女性の核心は 「オンナ」 にあるのです。

女性は、「オンナ」 であり続け、「トキメキ」 を感じることこそが、生きている証であり、「ハレの日」 なのです。

 

***

 

もちろん世の中には、「お金」 にときめく女性もいますし、社会的ポジションにときめく女性もいますが、何はともあれ、「男性は、女性に 『トキメキ』 を感じさせることなしに、『セックス』 することは出来ない」 ということです。

そして大事なこと。それは、女性は単にやりたいだけの男には、ときめかないということです。

女性が 「性欲」 を発動するためには、「トキメキ」 が必要なのです。

 

(つづく)

 

―――

 

ご夫婦やカップルでのセ/ックスの向上、セ/ックスレス対策、性教育等の参考として、ご利用ください。

但し、個人的な利用に限定されます。

一緒でも別々でも構いませんが、お二人が同じ記事を読まれることをお薦めします。それにより、お二人が 「性について」 話す時間も生まれますし、お互いの 「性」 に対する考え方や理解、性癖や価値観を話すキッカケにもなります。多くの方が、幸せで気持ちの良いセ/ックスを経験し、有意義な時間をおくれるようになると良いなと思っています。老若男女を問わず、質問や相談も受け付けています。アメーバーのメッセージもしくは コチラ からお問い合わせ下さい。イイね や コメント は大変励みになりますので、どうぞお気軽に。

 

過去の記事

 

体位の話(1)

オーガズムとは(1)

自分のカラダは、自分でケアする(1)

女性が中でイクために(1)

「都市伝説」という言葉で片づけない(1)

ニッポンのセ/ックスを読み解く(1)

オ/ナニーは悪いことか?(1)

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2019/05/02

セックスレスの話(5)

昨日の 「セックスレスの話(4)」 の続きです。

 

「セックスレス」 で難しい点のひとつに、夫婦の 「性の相性」 があげられます。

と言うのも、「セックス」 の回数が次第に減少するということは、どちらか一方が、現在の 「セックス」 に対して否定的に捉えているということです。

 

一方は、もっと回数を増やしたいと積極的に考えていたとしても、もう一方が何かの理由により、消極的もしくは否定的である場合があり得るということです。

 

ここでの問題は、何故、一方が消極的もしくは否定的なのかということです。

本来であれば、その理由を明らかにする必要があります。

 

***

 

例えば、夫婦で良くありそうな 「セックス」 の例としては、前戯はほとんどなく、男性が挿入して腰を振って射/精したら終わりという、「男性の性/欲処理的なセックス」 があります。

これなどは、時間が短くて済みそうですので、むしろ好む女性もいるかも知れません。(苦笑)

こちらの相談例は、キスから始まって1時間の行為が長く感じ、面倒に感じているようです。

 

 

「『旦那の要求がめんどい』セックス大好きな男とそうでもない女…お互いが納得できる地点は?」

 

いずれもケースも、女性が十分気持ち良くなっておらず、「男善がりなセックス」 に終始してしまっている可能性があるということ。

女性は、肉体的にも精神的にも、喜びを感じていないからこそ、女性は常なる 「受け手」 になってしまい、面倒に感じているわけです。

「旦那のことは好きなので」 とは言っていますが、「セックス」 が愛の交歓の場になっていないことは、火を見るよりも明らかです。

 

***

 

セックスで女性が気持ち良くなれない場合は、もはや相手ばかりが楽しんでいるわけですので、「セックスは面倒」 と感じて当たり前ですし、このような 「セックス」 に対して消極的あるいは否定的になるのも、ある意味当たり前。

まだ、始めのうちは、旦那に付き合う形で、応じているかも知れませんが、次第に面倒になってくるでしょうし、終いには、付き合うのが苦痛になってくるはずです。

 

このような 「セックス」 は、自分に言わせれば、女性を見つめながら、女性を気持ち良くしてあげようと、男性が女性に寄り添うタイプの 「セックス」 ではなく、あくまでも、男がイクためだけのセックスです。

この相談者の情報のみでは判断がつきませんが、この1時間というのも、前戯などの愛撫をしっかりと施す1時間ではなく、もしかしたら遅漏男性による1時間なのかも知れません。

女性が気持ち良ければ遅漏も好まれますが、女性が気持ち良くない遅漏の独り善がりは一番嫌われるパターンです。

 

どちらも、「セックス」 に積極的な男性と、「セックス」 に消極的な女性という構図で、「セックスレス」 は女性側からの意向という形になりますが、しかし、これらのケースでは、そもそも嫌われる原因を男側が作っている典型的な例と言えそうです。

 

***

 

以前より、性欲はなく、セックスも好きと感じたことは1回もなく、むしろ嫌いという女性でしたが、三十路半ばにして性欲が芽生え、1回目にして中イキのコツを掴み、2回目で完全に中イキが出来るようになり、何回も何回もマルチプルオーガズム出来るようになった女性が過去におりました。

その女性も、旦那とのセックスは未だに好きではないようでしたが、

 

「三十させ頃 四十はし頃 五十でゴザ掻き 六十碌に濡れずとも」

 

という歌ではありませんが、女性の性は、四季のように移ろうものです。

 

この相談例でも、旦那は正常もしくは性欲が有り余る方で、この相談者はセックスを楽しめていないセックスに消極的な女性と写ってしまっていますし、本人もそう思っているようですが、自分的には、二人の間でセックスに関して話をする機会はあまりなく、男性のセックスは、自分がイクためだけのセックスに成りきってしまっているように思います。

 

こういったセックス一辺倒では、女性が面白くなくなっても当たり前です。

もし工夫をするとしたら、こういったセックスの何回かに1回は、女性を丹念に愛撫してあげることです。オイルを使って丁寧にマッサージをしてあげて、「性/感マッサージ」 ではありませんが、少しでも性感を呼び起こすことが重要です。

 

「セックス」 とは、男女の心と身体の双方を用いたコミュニケーションです。

奥さんとゆったりとした会話を楽しみながら、ゆっくりと優しく奥さんの身体をもみほぐすことによって、女性は、自分が丁寧に優しく扱われているように感じます。

自分的には、この相談者の方は、まだ 「セックス」 の気持ち良さに目覚めていないだけで、ポテンシャルはまだまだあると見ています。

 

むしろ、この状況下で、もし旦那が奥さんを 「セックス嫌い」 にしてしまったとしたら、意識してやっているわけではないものの、旦那は大変罪深いように思います。

 

そして、「セックス」 は回数が重要なのではなく、「質」 が求められるものであるということです。

 

(つづく)

 

―――

 

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2019/05/01

セックスレスの話(4)

昨日の 「セックスレスの話(3)」 の続きです。

 

前回は、「セックスレス」 になる可能性のある幾つかの要因について、自分の考えを整理してみました。勿論、相手を人格を否定したり、あるいは、相手の信頼を損ねるような行為によって、相手の感情を害したことに伴う 「セックスレス」 については、ある意味当たり前ですので、敢えて言及しませんでした。

 

夫婦の場合通常は、少なくとも、「結婚」 に至るほどの関係にあるわけですから、急に相手のことを嫌いになったりするはずは、ありません。

例え、自分のパートナーの 「浮気」 が発覚したとしても、裏切られたという 「悲しさ」 や 「怒り」 もあるでしょうが、それは 「愛」 があるからこそ、感じるものであり、そこに既に 「愛」 がなくなっていたとしたら、例え相手が 「浮気」 をしたとしても、悲しいとも思わなければ、怒りも感じないことでしょう。

 

中には、旦那の 「浮気」 が発覚して、即 「離婚」 を突き付ける 「気丈な女性」 もいるようですが、ある意味、簡単に別れたりしたら、相手の 「思う壺」 というもの。

「嫌がらせ」 を勧めているわけではありませんが、多くの場合、旦那の浮気が露見して、何とか平常心を取り戻し、最終的に奥さんが旦那を許したとき、どうしても 「腹の虫が治まらない」 女性が最後に取る手段は、「仕返しの浮気」 だったりします。

 

気丈な女性や論理的で冷静な女性の場合は、相手の女性を、とことん追い詰め、痛めつけようとするかも知れませんが、そうでない女性の場合は、自分が旦那と同じレベルに堕ちることで、心の中のモヤモヤを処理しようとする人が結構います。しかし、女性にしてみれば、そんな 「仕返しの浮気」 をしたところで、相手に男性に対して気持ちも入っていませんので、そんな 「セックス」 が気持ち良いわけありませんし、後味の悪さだけしか残らないはずです。

当初は、「結婚生活」 を続ける上で、どうしても、自分の気持ちの中のモヤモヤを解消したかったがための 「浮気」 なわけですが、、浮気がバレた旦那は、少なくともそういう、いじらしい 「女心」 は汲み取ってあげて欲しいと思います。

 

「セックスレス」 というものは、少なくとも、ある日突然訪れるものではなく、日々の生活の中で、少しずつ進行していくものだと思っています。

 

では、「セックスレス」 になりつつあると思ったとき、どのように対応したら良いのでしょうか。

 

 

「セックスレス」 かと思ったら

 

これは、病気のときも同じですが、早期に発見にし、早期に対処することです。

「セックスレス」 の原因にもよりますが、対処が遅れれば遅れるほど、問題は拗(こじ)れます。

 

物理的あるいは肉体的な理由による場合。例えば、男性の ED や 「中折れ」 が原因の場合は、それが心理的な要因であれ何であれ、医師への相談が基本です。

また、女性の場合の 「性交痛」 も同じです。何か身体的な理由があるのか、それとも単に相方のセックスが乱暴なだけなのか。婦人科で診て貰えば、その辺りは相談に乗ってくれるでしょうし、潤滑ゼリーの使用を勧められたり、きちんと一緒に問題点を探してくれると思いますし、そのことを、自分の相方と話し合うのも、悪くないと思います。

 

また明らかに、疲労や睡眠不足の状態にあり、そこに原因があると思われる場合は、やはり、そのことを自分の相方と話し合い、その原因と対策について、話をするべきでしょう。

奥さんが、育児と家事に追われているのであれば、如何にして、それを軽減するかを話し合うべきですし、旦那を含めて、奥さんの育児や家事の負荷を経験すべく、どのように支援するかが大事になってきます。

また、旦那の仕事があまりにも忙しい場合は、やはり、如何にして睡眠時間を確保するか、如何にして疲労を和らげられるかを一緒になって考えてあげる必要がありますし、あまりにも理不尽な労働条件の場合は、そちらからのアプローチというものも考えられます。

 

中には、子供に気付かれたくないと、子供を意識するあまり、「セックス」 を躊躇する人もいるかも知れません。これは考え方にもよりますが、ドイツなどでは、子供に自立を促す意味で、子供は小さい頃から一人で寝かせる習慣を身に着けさせるそうですし、「体位の話(番外)- 江戸の性事情1」 にも書きましたが、子供に見られることを気にしていたら、長屋住まいなど出来ないのが 「江戸時代」 です。考え方にもよりますが、二人がセックスをしたから、子供が生まれてきたわけですので、それをあえて隠し立てする必要はないという考え方のひともいるでしょう。

 

しかし、それでも無理なら、やはり、二人でもって、セックスできる 「環境」 を一緒に考えていくしかありません。「ハレの日」 を装うのであれば、ラブホに行くのも手だと思います。

「ラブホ代を勿体ない」 と感じる男性も少なくないようですが、女性にとっては、掃除や洗濯も、子供のことも心配せずに、セックスに集中出来る環境が 「ラブホ」 です。

1回の外食に掛かるくらいの 「お金」 をケチって、「セックスレス」 に陥(おちい)るよりは、一回外食したと思って、弁当を持って 「ピクニック」 気分で 「ラブホ」 に行くのも悪くないと思います。

また若い時分に立ち戻れば、草むらであろうと、自動車の中であろうと、しようと思えば、何処でも出来たりするものです。(苦笑)

 

やはり、お互いに膝を交えて話すことが基本にあると思います。

しかし、それでも埒が明かないときは、男女で意思の疎通が出来ていない場合もありますので、やはり、第三者に相談することだと思います。

そのときに考慮すべきことは、お二人が信頼を置けるひとに相談するということ。

友達とか仲が良いという理由だけでは、あくまでも、「一般論」 の話になってしまいます。

また、最近では、おかしな 「スピリチュアル」 系なのか、「不倫カウンセラー」 を謳う 「不思議な人達」 を見かけますが、「資格」 を謳っているのであれば、意味の分からない 「民間資格」 ではなく、きちんとした 「国家資格」 を持つ人に相談すること。

「オレオレ詐欺」 ではありませんが、相談者を惑わすような 「甘言」 に惑わされず、真摯に対応してくれる人を探すことが肝要です。

 

しかし、それでも駄目なら。

いくつか相談して、「セカンド・オピニオン」 を貰うことも大切ですし、

それでも駄目なら、「死ぬ」 わけではありませんので、自分の意思、自分の覚悟を決めることも重要です。

 

「セックスレス」 になったら、「セックス」 を諦めるのもひとつの選択ですし、諦めないのもひとつの選択です。

そして、どう足掻いても、自身が納得のいく解決策が見つからなかった場合は、「自分の道を行く」 というのも選択肢のひとつなのです。

 

人生は1度きり。自分の人生は、誰のものでもなく、自分のものなのです。

 

揚げ物嫌いの奥さんに、いくら 「トンカツを食べたい」 と頼んだところで、揚げてはくれないでしょう。自分で揚げれば揚げたで、「キッチンが油っぽくなった」 と文句言われるのがオチですし、しつこく言えば、奥さんの気分を害して、家庭の雰囲気を悪くするだけです。

そういう場合は、外に出て、美味しいトンカツを揚げてくれる 「とんかつ屋」 にでも行って、美味しいトンカツを食べてくれば良いのです。

 

(つづく)

 

―――

 

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