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2019/02/05

出会いにおいて、気を付けるべきこと

茨城女子大生殺人事件。

 

昨年から音信普通になっていた女子大生菊池捺未さん。無事であることを祈っておりましたが、残念なことに遺体で発見されました。

容疑者が逮捕され、現在捜査中ですが、容疑者とは海外の通信アプリを介して知り合ったようです。

 

  「茨城女子大生殺人事件 新聞テレビが報じない廣瀬容疑者と被害者の間の“30万円トラブル”」

 

具体的なことはこの記事を読んでも分かりませんが、簡単に言えば、ネットで出会い、実際に会ってトラブルに巻き込まれたということ。

マスコミの報道は、基本は警察の発表やリークなので、真相はわかりませんが、30万円という額にまず驚愕します。

 

出会い系にしても、真面目に交際相手を探している人もいれば、それが縁で結婚する人もおります。

多くは、電話を介してアプローチして来る 「オレオレ詐欺」 にしても、オレオレ詐欺の犯人が悪いのであって、電話が悪いわけではありません。

 

要は、使い方次第。

 

知らない人だからと言って、身構える必要はありません。

 

大事なことは、まず、その人は、誠意はあるか?嘘はないか?等、その人の 「為人(ひととなり)」 をきちんと把握すること。

 

そして、自分の周囲の人と比べてみて、あまりにも優しすぎるなど不自然なところがないか。あまりにも上手すぎる話の場合は、注意が必要です。

 

また、会うときは、出来るだけ多くの人が居るところで会うようにすること。

はじめて会う場合は、例えば駅前の喫茶店とか、人通りが多い駅前などで会い、すぐに車に乗ったりしないようにするのは基本です。

もちろん、自分の家などは、教えるべきではありませんし、逆に、相手の家に伺う場合も注意が必要です。


***

 

今回の事件。容疑者は軽く口約束してしまったのでしょうか?

それとも、始めから、払わずにバックレるつもりだったのでしょうか?

真相は、公判にでもならないと分かりませんが、しかし、そのような卑劣な男に対して、単身乗り込むことは、あまりにも無謀でしたし、ましてや、写メを撮ってばら撒くという脅しは、最悪でした。

 

もちろん、手に掛けた容疑者が悪いことには違いません。

 

しかし被害者に、もう少し用心深さがあったらと、悔やまれてなりません。

 

そもそも、この容疑者は自分の家を知られたくないのか、待ち合わせ場所から目隠しをして、被害者を自分の家に連れ込んでいます。

にもかかわらず、追い出すときは、目隠しもせず、被害者を下ろしたという畑まで、連れて行っています。

 

何で畑なのか?

 

あまりにも、行き当たりばったり。稚拙で、自己中心的で、杜撰です。

 

片道分のお金しかないのに、足立区の綾瀬から、茨城の神栖まで行くというのも凄いですが、抗議のために戻ったというのも、まさしくそれで墓穴を掘ってしまったわけで、残念としか言いようがありません。

 

***

 

昔、不倫している彼と別れようと思っているが揉めている、という女性の相談に乗ったことがありますが、別れ話など、揉めそうな場合は、大勢の人が居るところで会うのが、基本です。

 

自分は深追いは致しませんし、ましてや、脅すなんて卑劣なこともしませんが、世の中、聞き分けの良い男ばかりではありません。

 

感情的になる男も困りものですが、小心者で器の小さな男の場合、パニックなのか分かりませんが、頭が真っ白になって、このような強行に出る場合があります。

阿呆としか言いようがありませんが、追い詰められて、正常な判断がもう、出来なかったのでしょう。

 

***

 

自分は、「パ/パ活」 であろうが、「援/助交際」 であろうが、推奨もしませんが、否定もしません。

 

世の中に、完璧なんて人はいませんし、トイレットペーパーの芯でさえ、売れる時代です。

 

売る人あれば、買う人あり。

 

但し、アンダーグラウンドで 「グレー」 な世界は、気を付けないと返り討ちにあいます。


容疑者には、同情する余地も全くありませんが、この女子大生とこの女子大生のおとうさんを始めご家族が、実に哀れでなりません。

 

***

 

そういえば、勝手知ったる鶯谷で、昨年、事件がありました。

 

容疑者は、20歳の学生で、被害者は19歳のタイの風俗嬢。

 

悲鳴のような声が聞こえるということで通報されたところ、男性は部屋から飛び降り、部屋に残された全裸の風俗嬢は、意識不明の重体。翌日、死亡されたとのこと。

 

 

 「東京・鶯谷のホテルで何が… タイ人女性が死亡」

 

この事件は、国際的なニュースであるのもかかわらず、それ以降、全く続報がありません。

 

多分、ニュース記事にある 「警視庁は、2人の間で何らかのトラブルがあったとみて・・・」 という部分がヒントなのでしょう。

 

要は、一般の客と風俗嬢の関係ではないということです。

 

自分は、この大学生も、もしかしたら 「タイ人」 なのではないかと踏んでいましたが、実は日本人大学生とのこと。ニュースソースが明らかになっていないため、正しい情報なのか否かは、不明ですが。

 

 「タイ人女性死亡、鶯谷のホテルで日本人大学生とトラブルか?傷害致死事件として捜査」

 

ちなみに、鶯谷の何処のホテルなのか、気になるところですが、「S〇V〇Y」 の裏手にある 「〇〇Y」 という噂が。(^^;

 

ダイアリーを検索して確認したところ、自分は、まさかの事件当日の18日に、鶯谷のあの界隈に居りまスタww

事件のあった午後8時半には、既に帰っていましたが (苦笑)

 

***

 

金の縺(もつ)れなのか、痴情のもつれなのかは不明ですが。

 

どちらのケースも、人の命を奪い、或いは、自分の人生を掛けそして自身の人生を棒に振るに値することだったのでしょうか?

 

激情を抑える訓練も、人間、大事なように思います。

2019/02/05

携帯チェックと実は似たような話

それは何でしょう?

 

「浦島太郎」 です。

 

「麻生太郎」 でも、「山本太郎」 でもありません。(苦笑)

 

 

(あっ! これはまだ俳優してたときのやつか・・・) 出典: 「ミナミの帝王」

 

***

 

自分は良く言うのですが、果たしてどれだけのひとが、その行為の結果を意識しながら、しているのでしょう?

 

具体的な行為の意味は、もちろん、「携帯電話のチェック」 です。

 

   「あのひとに限ってそんな筈はない・・・」

 

しかし、携帯電話を覗くということは、何かそこに引っ掛かるもの、疑念があったからな筈です。

 

そして、虫の騒ぎが現実になります。

 

***

 

自分は思うのです。自分が幸せでありたいのであれば、覗いてもプラスにならないのものは、覗かなければいいものを・・・

 

引いて、損するか、あるいは、トントンのくじを、有料で引いているようなもの。

 

宝くじにしても、ロトにしても、まあ、良くてトントン。

ですが、一等の夢があるから、買うのです。

 

引いても、全く得しないくじは、まず、売れません。(苦笑)

 

それが経済原則。

 

でも、幸せに関して、特に異性に関しては、人は、全く不可思議な行動を示すのです。

 

「パンドラの箱」 もそう。

 

   「開けてはいけない!」

 

と言われると、人はその中に好奇心を覚えるのです。

 

そして、好奇心に負けて、「開けても何も良いことはないよ」 と言われているものを、開けてしまうのです。

 

***

 

自己弁護はいくらしても構いません。

 

しかし、その誘惑に負けた結果、アナタが自ら 「不幸」 を手にしたのですから。

 

誰が悪いと言ったところで、幸せを手放したことに対して、アナタは共犯です。

それが法廷であれ、対面であれ、です。

 

アナタの期待に添えなかった相手も悪いけど、それを見たアナタも、「トリガー」 を引いたのです。

 

壊した原因は、相手にあっても、壊すキッカケを作ったのは、アナタ。

 

自分だって弱いのですから、人間とは、「弱い存在」 であることを認識すべきだと思います。


***

 

所詮、人の 「悪事」 は、神さまにはすべてお見通しです。

しかし、そんなことは分かった上で、

 

自分は 「ゲス」 であることを十分認識して、やっていることなわけですから、自分は、それが露見しようと、致し方ありません。

 

これこそが、本当の 「自己責任」 というやつです。(苦笑)

 

しかし、世の中で、苦しんでいるひとが、全て自己責任か?

 

それは、そんなこと言えません。

 

自分の意志とは全く関係なく、現状の制約において、そのような選択肢しかなかった人も、いるわけです。

 

あっ! また、話が脱線し始めました・・・苦笑 (^^;

 

***

 

言いたいことは、自分の欲求を抑えなさいということ。

 

自分の行動を制する。

 

わざわざ、見る必要のないものは、見なくても良いのです。

 

ましてや、見ることで、ゼロ未満のものしかないのであれば、見る必要はありません。

 

***

 

完璧なひとは、この世に一人として居りません。

 

クリスチャンの世界では唯一、「イエス・キリスト」 ということになっていますが、偏見を込めて言えば、神の言いつけを破った 「アダムとイブ」 の子孫のひとりに過ぎません。 

 

女房が他人棒してるところを見たいと思っている、寝取られ指向の男性以外は、奥さんの携帯をチェックすべきではありません。(笑)

 

何故なら、寝取られ指向の男性にとっては、女房の秘密は、自分にとってのプラスなわけですからw

 

***

 

法律を盾にとっても、裁判で単に白黒つくだけの話です。

 

要は、立会人のいる、江戸時代の果し合い。

 

勝っても負けても、儲けるのは弁護士のみ。どちらも、疲弊するだけの話です。

 

勿論、そういう状況になったら、おもいっきり、心の中に溜め込んだものを吐き出した方が良いと思います。

 

どちらにしても、お金払うわけですから。(苦笑)

 

***

 

これから、新しい生活が始まる夫婦やカップルさんに、一言。

 

一度信じたのであれば、自分を騙してでも、相手を信じなさい。

 

そのためには、自分の疑う心を制すること。

 

まあ、しかし若いと、男の場合はすぐにボロは出るし、なかなか難しいか?苦笑 (^^;

 

しかし、そこに 「愛」 があるから、「嫉妬」 が芽生えるのであって、

 

「愛」 がなければ、「願ったり適ったり」。(苦笑)

 

***

 

しかし、大事なことは、法律を盾に取ることではなく、そのときは、

 

好かれたい人には、好かれる行動をとることです。

 

好かれたい人に、嫌われる行動ばかりとるのは、本末転倒

 

アクションを取れば取るほど、相手の心は、遠ざかっていきます。

 

そして、そのあとで、どちらが悪いと 「ジャッジ」 したところで、例えアナタに軍配があがったにせよ、其処はもう焼け野原。

 

もう、其処に 「愛」 はないのです。

 

結婚しても、其処は 「ゴール」 ではなく、新たな 「始まり」 なのです。

 

最初のボスキャラを倒せば、次のフェーズの最後のシーンで、またボスキャラが現れる。

 

恋愛を維持するのは、丁寧にゲームをするのと同じです。

 

やけくそになったら負け。

 

***

 

どれだけ、

 

「玉手箱」 や 「パンドラの箱」 を開けずに堪えるか。

 

「ずるい」 と思うかも知れませんが、自分の場合は、「多頭飼い」 を謳っておりますし、自分で 「ゲス」 であることを公表し、しかも、薄汚れたオヤジであることを公言しております。

 

「恋愛」 とは痛いものですし、

「セックス」 の快楽も、実は、痛覚を経由しているようです。

SM の魅力も、どんどん、科学的に証明され始めています。

 

もし、自分を独占したいのであれば、「すきやばし次郎」 か 「二郎ラーメン」 の、どちらかを独占してから、お越しください。

 

   「背脂マシマシで~!」

 

個人的には、「志那そば」 系が大好きですが・・・(^^;

 

***

 

ちなみに、昔、某クリスチャン系だった女性は、

 

自分が死に直面したときには、最期の力を振り絞って 「携帯を叩き壊す」 と言っていました。w

 

指紋認証の脆弱性は、昔の映画では、指を切り取られて使われる、みたいのがありましたが、現実の世界になって実に怖いのは、寝てる自分の指紋は、簡単に押せるということ。(苦笑)

 

疑い深い女房なら見ないフリをしながら、実は手の動きで、おおまかな携帯のパスワードを読んでますし、下手をすると顔色とか行動も読まれています。

 

しかし、自分の現在別居中の女房は、自分の携帯の盗み見はしませんでした。

 

当たり前です。

 

見たら余計にムカつくだけですし、そうしたら、破綻するのは見え見えですからーーー。(苦笑)

 

ガハハハハー (笑)

2019/02/04

家庭料理の話

前回の 「執着を捨てる」 の記事で、美味しいご馳走に例えて、話をしましたが、

とある読者さんから、

 

  「どんなに美味しくても、どんなに大好きな食べ物でも、

   こころがこもってないと染みない」

 

というご意見をいただきました。その方いわく

 

  「家庭料理が美味しくて飽きないのは、其処なんだね」

 

とのことでしたが。

 

確かに自分も昔ついた親方から、「日本料理も全ては家庭料理が基本にある」 と教わりました。

 

技術のことを言っているのではなく、心のことであり、そして、各地方に根付いている味や風味。

それが、京料理という狭い器に収めるのではなく、日本料理の根源として意識するという教えです。

 

日本人に限らず、各人の味覚や味付けは、それぞれの家庭の家庭料理から出発します。

 

京料理の場合は、出汁の香りと具の味。そしてこの二つを壊さないように仕上げる 「三位一体」 の感覚であり、最大限に引き出す味付け。

なので、減塩とかそういう頭で考える代物ではなく、あくまでも 「舌」 で感じる世界なのです。

 

お店では、一応 「割り」 や 「レシピ」 は決まっていますが、最後に判断するのは 「舌」。

 

なので、自分は読者の意見は、ごもっともと思います。

 

皆さんが家庭を大事にすれば良いのです。

 

お店(飲食店)は、皆さんの家庭で補えないところを補う存在。

 

家庭という 「ケ」 から離れて、そして、「ハレの日」 を演出するためのものです。

 

「ハレ」 だからこそ、職人は其処に神経を集中させる。

 

忙しいお店では、常に厨房の中は戦争です。

 

みんな苛立っている。

 

何故かと言えば、美味しいものを一番美味しい状態で、お客さまに召し上がって貰いたいと思っているから。

 

厨房の人間は、少なくとも、心あるお店の場合は、そうだと思います。

 

***

 

外食はね、「ハレ」 なのです。(笑)

 

そして、人情を楽しみたければ、そういうお店に行けばいいわけですし、たまには、至極のものを食べるのも良いこと。

 

コストパフォーマンスも重要ですが、美味しい食事は、単に食べ物の美味しさだけではなく、その店の雰囲気や、その店の大将や常連客の醸し出す雰囲気も重要です。

 

でも、そんなお店でも、生活があるのです。

 

全てを頼られて、「ハレ」 も 「ケ」 もサポート出来るお店なんか、ありゃしませんし、当然ですが、毎日 「ハレの日」 を過ごせるお客もいません。(苦笑)

 

そもそも、毎日が其処であったなら、其処は 「ハレ」 ではなく 「ケ」。(苦笑)

 

 ***

 

なので、自分も40代の頃、親方に言われました。

 

   「そのくらいの年齢になったら、寿司屋とか、割烹とか、そういうところで飲まないとな!」

 

いつまでも、吉野家とか、チェーン居酒屋では、人間としての厚みに影響を及ぼすということ。

コストパフォーマンスだけで、自分の生き方を制約するなということです。

 

「ハレ」 と 「ケ」 のケジメであり、ケケケケケケー (笑)

 

たまには、「武士は食わねど高楊枝」 も必要であるということ。

 

要は、ケチらずに、「ハレ」 では発散し、「ケ」 では真面目に。

 

***

 

そう言えば、昔は、自分の先輩に 「銀座のクラブ」 に連れていって貰いました。

 

会社の経費ですがwww

 

クラブに行ったところで、何が美味しいわけでもありませんし、常連でなければ、何も粋なことがあるわけではないので、連れていかれた方としては、特段メリットがあるわけではないのですが。(^^;

 

***

 

「ハレ」 と 「ケ」 の、区別すら出来ない奴隷なんか、いりません。(苦笑)

 

自分ばかりが、欲しがるだけ。

 

やりたいだけの 「やらせろ男」 と差ほど変わりません。(苦笑)

 

でも、区別したくても、出来ない子。

 

それでも自分に着いて来て、頑張る子には、自分は 「手」 を差し伸べます。(笑)

 

***

 

自分の言いつけを守り、思いっきり我慢してる子には、自分の胸の中で大泣きさせてあげます。w

 

「主(Lord)」 とは、「飼い主」 のことではなく、絶対的な存在を意味します。

 

「ハレ」 と 「ケ」 の区別を如何につけるかが、「粋」 と 「無粋」 の境目。。

 

どんなに見た目は 「美人」 でも、「無粋」 は 「ブス」 です。(笑)

 

見た目なんて、どんどん歳取れば、劣化するのが定め。

 

甘やかされて育ったひとは、苦労するかも知れませんが、それは致し方ありません。

 

表面的な 「美」 なんか、時間と共に劣化する虚像です。

 

自分が見ているものは、その相手の心。

 

***

 

泣いて地団駄を踏んでる子の場合、それが子供ならば、星飛雄馬の明子姉ちゃんとか、はじめてのお買い物並みに、陰で見守りますが (苦笑)

 

オトナの場合は放置して、先に行きます。(苦笑)

 

「粋」 も 「無粋」 も一色淡で、全部が 「アンニュイ」 なんて無理。

 

主の言葉さえも響かないのは、主ではないということ。

 

自分は、「来る者は拒まず、去るものは追わず」 ではありますが・・・・

 

駄々を捏ねる場合は、自分のポジションをどんどん下げるというリスクを、忘れないように。

 

***

 

嫌なお店なら、二度と行かなければいいだけの話。

 

100人中100人に好かれる店なんて、無理ですし、

お店の方も、お店のポリシーを理解できないお客に対しては、陰で 「塩」 を撒きます。


何回も言うように、

 

外食は、家庭における 「ハレ」 の演出には使えますが、「ケ」 を含めて全てにおいて利用する場合は、お店の格にも寄りますが、それなりの出費は必要であるということ。

 

基本的には、外食は、家庭に不足する 「一部分」 しか補充できないということ。

 

しかし、昔は 「店屋物」 みたいに偏見で見られたりもしましたが、本当の蕎麦屋もラーメン屋は、きちんと出汁をとっています。

 

最近は、出汁の香りのする 「きちんとした仕事」 をする店も少なくなってきましたが・・・・

 

だからこそ、生きるのは、ホンモノの味。

 

うちの店が高いなら、どうぞ他のお店に行かれてください。

2019/02/02

執着を捨てる

執着を捨てるのは、なかなか難しいことですが。

結局、行きつくところは、其処であります。

 

どんなに年老いて、自分の命に執着しても、時期が来れば逝く。

 

世の中が平等か公平かは別として、こればかりは、全ての人に全ての生物に公平です。

 

お金に対する執着も同じ。幾ら貯めても貯まっても、使わなければ、硬貨は鉱物資源に過ぎず、紙幣は紙切れ。銀行の預金口座のゼロは、ピグのポイントと大して変わりません。

 

人の心も移ろいやすいもの。

 

しかし、そもそも肉体にすら永遠はないわけですから、心が移ろいやすいのは致し方ないこと。

 

***

 

自分は、既に半世紀を生きて参りましたが、肉体的には熟していても、精神的にはまだまだ未熟者。

 

未熟者なりに自分の言葉で表現してみると、例のユダヤの格言にもあるように、お金が悪いのではなくて、お金の使い方が悪い・・・みたいなのと同じように、多分、「執着」 自体は悪くないのですが、如何に執着するかが大事なんだろうと。

 

要は、人生限りあるものならば、思いっきり執着してもええやろ?と思うわけです。(笑)

 

ただし、執着があると、あるときはまだ良いのですが、不足したときに自分が苦しいのです。

 

此処に、とても美味しいご馳走があるとします。

一度その味を味わうと、もう忘れられなくなります。しかし、次にいつ食べれるかも分かりません。

アナタは、そのとき、そのご馳走を食べますか?

 

自分にとって、そのご馳走のひとつは、やはり、東京湾羽田沖の煮穴子。

梅雨どきのが、一番美味しいという話ですが、その穴子にきちんと江戸前の仕事をして、煮上げた穴子を炙ったやつ。

もう身はホロホロで、皿に盛るにも崩れる一歩手前だったりしますが、そんな炙りたてにツメを塗ったやつを口の中に入れると、身は一瞬にして口の中で解けてなくなります。

 

儚いからこその、至極の逸品。

 

勿論、お味の方は、仕入れと仕事によって全然変わります。

 

今は出来合いを仕入れて手を抜く店も少なくありませんが、煮穴子も田麩(でんぶ)も元は全て江戸前の仕事です。

 

そんな美味しい穴子を味わってしまうと、いわゆる普通のところで食べる穴子は、偽物の穴子。

新しい店に期待して入ってはガッカリの繰り返し。残念さばかりが募ります。

 

***

 

美味しいご馳走を食べて、その味が忘れられない。

 

それは、幸か不幸か?

 

しかし、それはその人次第。その人の考え方次第ということです。

 

普段食べれないことばかりを気にして、残念がっている自分は、不幸な自分だったわけであり、

いつ同じような逸品に出会えるかは分かりませんが、その機会を楽しみにしている自分は、幸せな自分だったりするわけです。

 

味の記憶も、食への執着も、それは、人に対する執着も、何処か似たところがあります。

 

煮穴子が悪いわけでも、執着が悪いわけでもない。

美味しいものは、美味しいんです。(笑)

 

悪いのは、自分の考え方。

 

***

 

時は流れ、全ては移ろい、儚いからこそ、その全ての瞬間が貴重で美しい。

 

だからこそ、今を一生懸命に生きるわけですし、今を一生懸命楽しむわけです。

 

そして、掴もうとすると弾け、掴みたいけど掴めないものと戯れる。

その移ろいやすく、儚いものをどれだけ長く楽しむか。

 

昔、子供の頃にやったシャボン玉遊びではありませんが、しかし、今やっていることは、シャボン玉が女性に置き換わっただけで、実は、同じようなことなのかも知れません。(笑)

 

***

 

常に 「自分!自分!」 と、自分を守って着こんでばかりいると、

 

さわやかな春風に触れることは出来ません。

 

少しばかり薄着になると、寒いときは寒いですが、しかし、本当に心地の良い日には、さわやかな風を自分の肌で感じることが出来ます。(笑)

 

もう、梅の花が咲き始めたところもあるようですし、

 

春ももう其処まで来ています。

 

【追伸】

 

読者の方より、こんな歌を紹介されました。(笑)

 

モロやん・・・(^^;)

 

 

赤道小町しか知らなかった・・・汗;

 

2019/02/01

オーガズムとは(1)

オーガズムに関する記事は、今までにも数多く書いてきましたが、しかし、不思議な現象です。

 

男性の場合は、イキそうな兆候が出ると、もう留まることは出来ません。

どんなに堪えようとも、もう抑えられなくなって、ドピュッ となるまで、不可逆に興奮が高まるのですが、

もう一方の女性の場合は、全くその逆。

 

   「あっ、イキそう・・・」

 

となってからが、長いのです。

 

当然、人によって差はあります。

 

女性のオーガズムは、求めると逃げてしまい、イカないように堪えようとするとどんどん増幅していく不思議な魔物。

 

女性は、それを求めているはずなのに、直前になると何故か 「イヤイヤ・・・」 とか 「無理無理・・・」 あるいは 「もう駄目・・・」  といった弱音を吐きだしますが、ここでセ/ックスを止めてしまっては意味ありません。

 

   「嫌よ嫌よも好きのうち」

 

と言いますが、男性は、何処かが痛いとか、女性が本当に 「嫌」 と思うことと、実態はその正反対である嫌ではない記憶に残らない 「嫌」 をきちんと区別できないといけません。

 

しかし、何人にも聞いていますが、自分が 「イヤイヤ」 していたことを記憶している女性は皆無ですし、ましてや、何で 「イヤイヤ」 していたのか、何が嫌なのか、説明できる女性にはまだ出会えていません。

 

感覚的には、波と表現する人もいれば、マグマと表現する人もいます。

人によって差異はありますが、大なり小なり、身体が痙攣を起こしますし、人によっては大汗をかいたり、動悸や呼吸の乱れが激しかったりするので、イっていることは男性も確認できます。

 

しかし、そのイク感覚を本人が受信出来ているかは、また別の問題のようです。

 

一部の女性は、「頭の中が真っ白になる・・・」 と言う人もいます。

 

オーガズムのときは、女性の思考を司る前頭葉が機能停止し、そして最後に恐怖を司る扁桃体が機能停止するようなのですが、「イヤイヤ」 しているときは、既に前頭葉は機能停止していますので、記憶に残っていないのでしょうし、「恐怖」 を克服するオーガズムに至る最後の段階であるのでしょう。

 

機能停止といっても特に、健康上もしくは脳の機能上問題が起こるわけではなく、あくまでも一時的に血流の流れが緩やかになるだけ。

「fMRI」 と言いますが、脳の神経細胞の動きが活発になると酸素が消費され、脳内の血液の流量や血液量といった血流動態が活発になるそうで、逆に、脳内の血流動態の変化を計測することで、活動状態にある脳内の部位を調べる分析手法によると、そのように観察されるそうです。

 

そして、この分析手法を利用して、女性のオーガズムを分析した結果、そのような現象が確認されています。

 

ちなみに、男性のオーガズムは、女性のオーガズムに比べると、あまりに持続時間が短いため、fMRI では計測対象にならないとのこと。(ToT)

 

身体が痙攣を示すようになっても、本人にオーガズムを迎えたという実感が感じられない女性も少なくありません。

 

(つづく)