性欲のスイッチ
ここのところは、「性の多様性の話」 や 「『くすぐり』 とSM」 で取り上げた 「くすぐりフェチ」 の話など、個人の 「性癖」 や 「性向」 あるいは 「フェチシズム」 に絡んだ話をしてきました。
隠されてきた 「性癖」
「性癖」 や 「性向」、「フェチ」 といったものは、結局はその個人の属性に過ぎません。
「サディズム」 や 「マゾヒズム」 もそうですが、「フェチシズム」 も、かなり昔は 「性的倒錯」 という 「精神疾患」 として扱われていたことから、「”ビョウキ”のひと」 として扱われることを怖れ、「他人の目からは覆い隠されなければならないもの」 として扱われてきた時代もありますが、今日は、”ビョウキ” とそうでないものが、明確に区別されるようになってきています。
とは言え、「セ/ックス」 もそうですし、こういった 「性癖」 といった話も、かなり 「プライベート」 な話題であり、親密とは言えない間柄の人と話す話題でもありません。
しかし、だからこそ、「性的」 なことに全く偏見がないような人であっても、逆に自分にはあまり関係のないこととして、あまり深く認識していないのではないでしょうか。
多くの人は、そういったプライベートな 「癖」 を他人に見せるのは良くないし、外見的にも 「普通に見られたい」 という思いがあります。
特に 「性的な癖」 は、他人の誤解を招くこともありますし、それに尾ひれをつけて 「吹聴」 する連中もいるので尚更です。
女性が下手に 「私は性欲が強いほうかも・・・」 なんて言ったら、まず勘違い男は、自分のことを誘ってるとか、誰とでも寝る女と勘違いします。(苦笑)
そして、そういう勘違い男に限って、本人としては 「誰とでも寝たい」 のですが寝れないので経験値は一向に上がらず、下手に振ると 「アイツから誘ってきたけど、〇〇は悪いし、〇〇は〇〇で、〇〇だから振ってやった・・・」 みたいに面倒臭いのです。
しかし、このように 「自分の癖」 を他人から 「隠す癖」 が付いてしまった結果、自分の伴侶に対しても、「これを言ってしまったら、嫌われてしまうのではないか・・・」 と隠してしまい、告白する機会を逃してしまう人も実は少なくありません。
そして、その結果が、男が勃ったら、唾を 「ぺぺぺっ」 と付けて、無理矢理押し込んだら腰を 「ヘコヘコ」 振って、堪えきれなくて出したら終わりの、「単なる排泄行為」 に近い ”普通” と呼ばれる 「セ/ックス」。
こんなのだったら、「セ/ックスレス」 になって当たり前です。
「性欲」 とはなにか
「セ/ックスレス」 の段階で重要なことは、如何に相手の 「性欲」 をそそるかということです。
個人の 「性癖」 や 「性向」、「フェチ」 も、その人の 「セ/ックス」 における 「個性」 なのです。
誰しも、肉体特徴もあれば、性的な特徴もあります。
巨乳の女性もいれば、貧乳の女性もいますし、巨根の男もいれば、貧根?の男もいます。
早漏の男もいれば、遅漏の男もいるように、イキやすい女性もいれば、イキづらい女性もいます。これらの特徴と同じく、性癖その他も、その人の個性なのです。
「ヒトは脳でセックスする」
という名言があります。
人は、脳で興奮し、発情するのです。
「脚フェチ」 の男なら、女性は 「脚」 を強調することで、相手をその気に出来るわけですし、ロ/リコン趣味の男なら、セーラー服でコスプレするなり、ルーズソックスでも履けば十分ツボに入るわけですが、相手の 「性癖」 を知らないがために、レースの刺繍が入った結構ケバイ下着を着ては、派手目にお化粧し香水をプンプンさせ、逆に男を萎えさせてたりするわけです。
どんな 「性癖」 でも、自分のパートナーであれば、「相手にも気持ち良くなって貰いたい」 という思いがあるはずです。
何処まで自分が出来るかは別として、出来るだけ応えてあげたいと思うのが、人情でしょう。
そして、今迄お付き合いしている人には言えなかったことも、自分のパートナーは理解してくれていて、自分に応えてくれるというのが、本当は 「理想」 なのですが、どうも実際は、昔や今の彼氏彼女は知ってても、パートナーだけが知らない。あるいは、昔の彼氏彼女や今のパートナーは知らないが、今の彼氏や彼女しか知らない、というのが現実のようです。
自分の 「性的嗜好」 を知る
最近の記事にこんなのがありました。
「『セックスって、何がいいんですか?』と言う女性たちへ――ヒトは何歳までセックスできるのか?」
普段は自分もこの女医をディスってばかりですが、今回この女医が書いている、「セックスって、何がいいんですか?」 という性的意欲障害の女性に対する診察例は、なかなか好感が持ててます。(笑)
「どんなジャンルに興奮します?」 という女医の問い掛けに、その 「ジャンル」 の意味が理解出来ない女性。それに対して、その女医は 「処方」 ではありませんが、その女性に次のような課題を課したそうです。
「今日、コンビニでレディスコミックを買って、次回までに全部読んで、どのシチュエーションで興奮したかを教えて下さい」
どういった条件が揃うと、「性欲」 のスイッチが入り、興奮する(しやすい)のか。
この女医曰く、「セックスに興味を持てない女性は、自分の性的嗜好がわかっていない人が多い」 そうです。
自分が過去に経験した、被虐を好む 「ニオイフェチ」 の主婦さんも、1回目に縄で縛られ、それだけで 「中イキ」 の兆候を見せ、2回目の逢瀬で 「中イキ」 するようになりましたが、彼女も、昔から 「セ/ックス」 には興味がなく、旦那との 「セ/ックス」 も好きではないというよりも、「セ/ックス」 自体が好きではなかったと言っていました。
そんな清楚で地味目な女性が、三十路も半ばで性欲に目覚め、「中イキ」 も連続でイケるようになり、自ら自分の上にまたがり、腰を振るようになるわけですから、女性というのは、常に何かが変化し続けている、本当に不思議な生き物だと思います。
(つづく)
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