ライスチョコがお店から消えた理由
GODIVA が 「義理チョコやめよう」 と広告を出せば、
ビッグサンダーが義理チョコを応援する姿勢を取った、今年のバレンタイン商戦ですが、
最近は、どうもお菓子屋に行っても、駄菓子屋に行っても、ライスチョコを見かけません。
自分が、初めて女子に 「バレンタインチョコ」 を貰ったのは、小学校6年のとき。
それまでは、まだ 「バレンタインデー」 というものを知りませんでした。(苦笑)
学校も終わって、本屋で漫画を立ち読みしていると、知った顔の女子が 「だだだだだー」 と本屋に雪崩れ込んできて、1個の 「ライスチョコ」 を手渡されました。
何で、自分がチョコを貰うのか、その理由がわからない自分は、
「これ、落ちてたの?」
と、思わず聞いてしまいました。(苦笑)
そして、「食べても大丈夫だよ」 と言うと、その大勢の女子は、また、「だだだだだー」 と消えていきました。
その本屋は自宅から離れた4丁目の本屋でしたから、多分、自宅に行き、「どうせ本屋で立ち読みでもしてるんでしょ・・・」 ということで、多分、いろいろと本屋を探し回ったのでしょう。
今思い返してみると、チョコそのものよりも、大勢の女子が 「ドタバタ」 と走って、自分を探してくれたこと、そして、本屋で女子に囲まれたことむしろ、にインパクトを覚えました。
そんな 「ライスチョコ」 ですが、最近はとんと見当たりません。
ネットで調べてみると、東チョコという会社が作っていたようですが、現在は、米菓やアラレの大手大黒屋と合併し、「東チョコ、大黒屋」 という社名になっているようです。
現在の、ライスチョコのライバルは、何と言っても、ココアを混ぜ込んだ発泡クッキーにチョコがコーティングされているブラックサンダー。
かたや、ライスチョコの要の具は、ライスパフです。
ライスパフは、火に掛けて高圧になっている窯の蓋を勢い良く開け、内圧を急に下げることによよって、膨らませます。
「ポン菓子」 とか 「爆弾アラレ」 とか、言いましたが、昔は、窯を持ってるおっちゃんが、近所を回り、お米をもっていくと、ポン菓子を作ってくれるサービスなんかがあったりしましたが、音は 「ポン菓子」 みたいな生易しいものではなく、もう、「ドッカン!」 みたいに、大砲を打つような炸裂音が鳴り響きます。
ちょっとのお米が、これだけのカサになりますが、しかし、ライスパフを作るということは、これだけの人の手間が掛かるということ。
しかし、ライバルのブラックサンダーの方はと言えば、やろうと思えば、製造ラインで作ることも可能。
人手に依存していた昭和の時代ならともかく、原価低減が必達目標の現在は、やはり、生産ラインの機械化は、重要なのでしょう。
時代の流れもありますが、合併していることもあり、利益率が悪ければ、「他のものを作れ・・・」 ということにも、なりまねません。
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そんなわけで、「チョコに飢えている・・・」 というよりは、あの懐かしい 「ライスチョコ」 に飢えている中高年でありますが、
そんなところに現れたのが、「おじさまキラー女子♪」
なんと、ライスチョコを手作りしてしまったそうです。
チョコの具の大半は、ライスパフで、大量のライスパフを、溶かしたチョコに絡めただけですので、原価も極めて安上がり。
ハート型のシリコンモールドに流し込んだり、こてこてとした飾りも不要。
しかし、そんなチョコで、「おじさま」 の覚えに適うのですから、「恐るべき」 選択眼です。
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そんな 「おじさまキラー女子」 からいただいた 「手作りライスチョコ」 がコレ!(笑)
どうもご馳走さまでした♪
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