2ntブログ
2019/02/09

弱き者よ、汝の名は「人」なり

日本の性は元来、夜這いに始まり、実に 「大らか」 であったと言われています。

昭和の時代も、子供に母乳を与えるために、赤子を抱える女性などは、平気で乳房を露出していたものです。昭和でさえ、そんな感じですから、ましてやそれ以前はもっと寛容。そのためか、江戸時代などでは、女性の乳房は、男性の性欲の対象ではなかったと言われています。

また、江戸時代までは、男同士が交わる 「男色」 も、当時は男同士の絆を深めるために重要であったと言われ、僧侶や武士貴族などの 「男色」 行為は、「衆道」 と言われています。

 

そんな 「性」 に寛容な 「日本文化」 に触れ、幕府や政府に文句を言ったのが、海外からキリスト教を普及するために日本に来ていたバテレンと呼ばれた宣教師などです。

しかし、幕府が浮世絵などを取り締まったりしたのは、単純に風紀の乱れを抑制する必要があったからです。

 

一夫一婦制も、制度化されたのは明治になってから。「キリスト教」 に端を発していますが、これは、「持つ者」 と 「持たざる者」 の差を出来るだけなくし社会を安定化しようとする、為政者の単なる施策に過ぎません。

要は、外圧を理由に、為政者がキリスト教を利用しただけなのです。

 

為政者にしてみれば、女性のことで揉めて、喧嘩になったり、事件になったり、裁判になったり。こういうゴシップは、今の時代の週刊誌やワイドショーも同じですが、多くの人が関心を寄せるので、瓦版などにより多くの人に知れ渡りますし、歌舞伎の演目になったりと、とにかく目障りだったに違いありません。

 

しかし現実は、明治になっても、妾(めかけ)を作って事実上の一夫多妻制を続ける人も居ましたが、それは、早くに旦那をなくした後家(今で言う寡婦)など、残された家族の生活の面倒を見るという一面もあったりしましたし、昭和になっても、夜這いであったり、盆踊りなどにおける乱/交など、古くから伝わる風習が残っている地方もあったそうです。

そもそも、日本における 「キリスト教」 の比率は、1%ちょっとですから、そんな政治力はありません。

 

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そんな 「セ/ックス」 に非寛容な 「キリスト教」 ですが、旧約聖書などを読むと、祖先の代表とされる 「アダムとイブ」 は、神との約束を破り、エデンの園を追われ、その子供である 「カインとアベル」 では、兄が弟を嫉妬で殺してしまいます。 

性が乱れていることにより、神に滅ぼされたとされる 「ソドム」 や 「ゴモラ」 といった街から逃げることが許されたロトの家族も、妻は神の言いつけを破ったので塩の像になってしまい、娘は子供を産むためにロトを酒で眠らせて、アソコにまたがるなど、まあ、やりたい放題。(苦笑)

 

イエス・キリストも、「聖書の記述は全て正しい」 とは言っていますが、彼自身は、浮気がバレて石打ちの刑にあう女性を助けていますし、マグダラのマリアも、元は 「売春婦」 であったと言われています。

むしろ、イエスの死後、「セ/ックス・カルト」 的な集団生活をしていた教会が追い落とされたり、そういった流れで、旧約聖書的な考え方が強くなってきたような印象を受けています。

イエス・キリスト自体は、皆でお酒(ワイン)を飲んでワイワイが好きだったひとです。

 

多くの 「クリスチャン」 が賛同するかどうかは別ですが、自分の認識としては、イエスは、人は弱い者として認識しており、罪の意識を持つ人に対しては寛容である反面、昨今のセクハラやパワハラではありませんが、権力を持つ人による、持たない人に対するイジメや職権乱用には厳しかったと認識しています。

 

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そんな 「キリスト教」 の中でも、ローマ時代から続くのが 「カトリック」 ですが、こんなニュースが。

 

   「枢機卿の『告白』と元修道女の『証言』」

   「カトリック教会は「性犯罪組織」か」

 

これは、海外の話ですが、日本でも同じような話が、出ています。

 

   「日本でも起きていたカトリック神父の性虐待 実名告発の衝撃」

 

「マジか?」 と思いたくなるような、ショッキングな話ではあります。

 

「性は悪いこと」 とまでは言わなくても、「罪深い」 みたいなことを説教しておきながら、自分は悪くない!崇高だ!みたいな顔をしつつ、裏では悪事に浸ってた聖職者(生殖者?)が山のように居るわけですから。(苦笑)

 

だからと言って、自分は 「カトリック」 を叩くつもりもありません。

それは、「カトリック」 の人が考えれば良いこと。

 

自分の言いたいことは、坊主であれ、神父とか牧師であれ、政治家であれ、そもそも人は皆、不完全で弱い存在であり、完璧な人はいないということ。

 

しかし、男色はあるわ、修道女を性的奴隷のように扱ったりとか、修道女を斡旋するとか、やりたい放題の江戸時代とさほど変わりありません。(^^;)

 

***

 

自分も、性的行為的には、こういったゲスと、さほど変わりません。しかし、自分と大きく異なる点もあります。それは、自分は教会という場であったり、権威を笠に着たり、あるいは、職権を乱用して、こういうことをしたことは一度もないということ。

 

しかし・・・

 

「してはいけない・・・」 と言われると、逆にしたくなるのが、人間なのでしょうか?(苦笑)

 

みなさん、不倫なんか、してはいけません・・・よっ (笑)

ガハハハハー (笑)

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