SM と乱暴は違う(2)
前記事 「SM と乱暴は違う」 からの続きです。
俳優の新井浩文の続報記事が止まりません。
「夏帆も気絶した!? 新井浩文容疑者の「緊縛&首絞め」性癖に戦慄走る!」
こういう輩がいるから、SM というものが世間に間違って理解され、そして、SM を間違って認識する、パートナーの出来ない飢えた狼たちを冗長させるのです。
2月8日発売の 「フライデー」 の記事によると、
知人女性によれば、新井容疑者は酔っぱらうと、自分の性癖をペラペラとしゃべり出すそうで、『付き合うオンナの条件は、性格じゃなくてまず見た目がタイプかどうか。そこから、どこまでウチのセックスについて来られるかがキモになってくる』と語っていたそうです。さらに、お気に入りのプレイについても『とりあえずオンナを縛る。縛って動けなくしたり、首を絞めて気絶させるのもイイ』と告白。最初は性癖を明かさないでおいて、徐々に出して、そのプレイについて来られるかが交際継続の分かれ道になると、得意げに明かしていたとか」(週刊誌記者)
とのこと。
まあ、ナルシストで自己中心的で。役者としては才能があったのでしょう。
しかし、相手の気持ちというものが全く見えていません。
女性をモノとして扱うことに快感を感じていたのか。
彼の行動は 「サディスティック」 であると言えるかも知れませんが、社会性逸脱している段階で、「性的サディズム障害」 と言われる、言わば病気。
もしかしたら、反社会性パーソナリティ障害だとか、自己愛性パーソナリティ障害といったものも、併せ持っているかも知れません。
何回も言いますが、SM において大切なことは信用と信頼です。
ゲスはゲスで構いませんが、ゲスなりに、信用をきちんと確立することの出来るコミュニケーションが求められますし、信頼されるだけの技術をきちんと習得していることも、どちらも大事なのです。
心だけでもなければ、技術だけでもない。
「心技一体」 です。
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自分は、彼とは 「付き合うオンナの条件」 も正反対なら、「アプローチ」 も正反対。
そして、彼の場合、女性のは多分 「恐怖」 とか 「命の危険」 を感じて去っていくのでしょう。
それで正解だと思います。
心の繋がりもないようであれば、「飴と鞭」 ではなく、「鞭に鞭」 なわけですから、ワンコの調教ですら、成り立ちません。(苦笑)
典型的な一方的 「自己満足型 SM」。
極端な例ではありますが、まだ 「愛」 があれば、「安倍定(あべさだ)」 ではありませんが、そこには相互に、快楽が生まれるのです。
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まあ、「飴に飴」 ばかりをねだる 「欲しがり」 も困りものなら、「鞭に鞭」 ばかりも困りものです。(苦笑)
SM の世界も、ピンからキリまで。
「多頭飼い」 ではなく 「一頭飼い」 だからと安心される方も、少なくないと思われますが、「一頭だけ」 と言って何股も掛ける、事実上需要のある 「自称一頭飼い」 も居れば、事実上需要がない故に、「一頭飼い」 になりたい輩もたくさん居ます。(笑)
可もなく不可もなくなら、まだ良いのですが。
この俳優のようなタイプには、くれぐれも気をつけて下さい。
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