【緊縛小説】 縄絡み (11-4)
§11の4 縄を解く
若手は、お姉さんを降ろすと、
縄を解きだしたが、
解く縄が、
<シュルシュルシュル>
と、お姉さんの身体を走る度に
ぐったりとした、
お姉さんの身体が、
<びくんっ>
と反応する。
胸縄を解こうと、
お姉さんの上体を起こして、
ひとつひとつ順番に
留めを外して行くと、
本人はフラフラの状態なのに、
お姉さんの手が、
自分の股間をまさぐって、
硬くなったものを、
必死に手で探り、
握ろうとして来る。
身体を離して、
閂を抜き、胸縄を解き、
後ろ手を解くと、
彼女は、横になり、
暫くの間、ひくひくとしていた。
若手が呼ぶので、そちらへ行くと、
若手は、縄頭を持って、
再度、彼女の脚を結ぶと、
それを、カラビナに通して、
吊り縄の結び方について
教えてくれた。
吊り上げるときと、降ろすときで、
カラビナを通した縄が、
同じ方向に動くようにしないと
縄同士が擦れて、絡んだり、
捩(よじ)れたりするのだと言う。
カラビナを通して、
そこで、一旦留めて、
そのあと、何回か、
留めを入れながら、
吊り縄に絡めて行き、
最後に余った部分は、
巻きつけたり、
束ねたりして、最後に、
縄尻を、吊り縄の間に挟んで留める。
若手に、一通り、
見本を見せてもらうと、
交代して、
何度も何度も練習した。
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