2ntブログ
2018/04/26

【緊縛小説】 縄絡み (5-3)

§5の3 緊縛人形

 

柿の種をつまみに、

ビールを飲みながら、

話に花が咲く。

 

若手は、

人見知りをするタイプなのか、

気心も知れてくると、

次第に口数も多くなり、

笑いを見せるようになった。

 

若手の使っている縄を、

見せてもらう。

しっかりとした、

重みのある、黒光りした、

光沢のある麻縄で、

以前、見たものよりは、

少し太いような気がした。

 

これは、年に何回か、

仕事が休みの日に、

料亭の親方の所に、

出向いて行き、

皆で仕込むのだと言う。


特に意図もせず、

縄をしごいて、

縒りを戻していると、

 

若手が、

 

   「縛ってみるか?」

 

と聞いて来た。

 

久し振りに麻縄を、

 

使ってみたくなったので、

素直に頷くと、

 

若手は、女の子に声を掛けた。

 

女の子は、しばらく俯いていたが、

しばらくすると、自分の横に移り、

自分に、背中を向けるように、

正座をすると、

手を背後に廻して来た。

 

若手に、

 

   「いいんですか?」

 

と聞くと、

 

若手は無言で、

顔を縦に振るので、

酒の余興の意味も、あるのかと思い、

遠慮なく、縛らせてもらうことにした。

 

縄尻を揃え、

縄頭を後ろ手に通して、

まず、後ろ手に縛る。

 

身体は、福与かだけど、

張りと弾力がある。

女の子に、背後から

抱きつくように、胸縄を這わすと、

女の子が、ブラを付けていない

ことに気付く。

弾力のある胸の上に、

縄を通すと、うなじの周辺から、

石鹸の香りが漂ってくる。

 

武者振り付きたくなるのを、

堪えて、一旦、真ん中で

十字に留めて、

残りの長さを確認すると、

もう一周は、十分に取れそうなので、

 

前に手を伸ばし、

弾力のある乳☆房を持ち上げ、

胸の下にも、胸縄を通すと、

彼女の身体が、

ピクンと反応する。

 

閂(かんぬき)を掛けると、

もう1本、縄が必要になるので、

縄尻を挟み込んで、

終わりにすると、

 

若手は、

 

   「縄筋、なかなか、悪くないね・・・」

 

と言いながら、

 

縄を持って、立ち上がり、

こちらに来たので、

席を退いて、交代すると、

今度は、若手が、

女の子を縛り始めた。

 

閂を掛け、背後に廻し、

首縄を通した縄を、

胸縄に掛けて、持ち上げると、

 

Tシャツ越しに、勃☆起した乳首が、

くっきりと現れた。

 

   「テンションも、ちょうどいいな・・・」

 

若手は、女の子の上半身を、

ガッツリと、縄で固め終わると、

今度は、そこから、

脚を折り曲げた形で、

縛ろうとする。

 

すると、女の子は咄嗟に、

何か言いたげな仕草をしたが、

直ぐに、彼女の口を手で押さえると、

 

   「箱の中の、手拭いを取って・・・」

 

と言うので、急いで

先ほど見かけた、

手拭いを手渡すと、

 

若手は、手拭いを、

女の子の口に、挟み込み、

 

猿轡(さるぐつわ)をした。

 

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