2ntブログ
2018/04/12

【緊縛小説】 縄始め 6-1

§6の1 彼女と会えない


 


前回の生理日のセックス以来、郵便受けに、


バツ印のシールが張られ、彼女と会えない日が続いた。


不思議なもんで、会えなくなると、


その理由が分からず、気になって仕方がない。


 


生理のときに、あれだけ出血したから、調子を崩して、


しまったのではないか、とか。


生理のときに、押し掛けたので、機嫌が悪そうだったし、


嫌われてしまったのではないか、とか。


 


悪い発想しか、出てこない。


 


バツ印のシールを張られて、一週間が過ぎた頃、


とうとう、自分を抑えきれず、彼女の家のベルを鳴らすと、


 


インターフォンから、太い男の人の声が返ってきた。


 


   「はい、どちらさまでしょうか?」


 


驚いて、身体中から、汗が湧き出て来るのを感じ、


思わず走った・・・・。


 


意図せぬ、ピンポンダッシュである。


 



 


―――――――――――――――――


 次を読む  前に戻る  始めから読む


 


にほんブログ村 大人の生活ブログ 恋愛小説(愛欲)へ

にほんブログ村

コメント

非公開コメント