M 女の装い(2) - ハイヒールの件
前記事 「M 女の装い(1) - 装いの基本」 の続きです。
ハイヒールの件
前回の記事の冒頭で、赤いヒールを買わされたという 「某主婦」 の愚痴の話を紹介しましたが、そう言えば、自分も過去に一度、愛奴にヒールを買うように指示したことがありました。
但し、その際もブランドやヒールの高さ、色などは指定しません。
自分でいろいろと見てみて、気に入ったものを、買うように言いました。
その子が選んだヒールは、黒の地味なヒールでした。
その子は背も高いのですが、足のサイズも大きいのか、なかなか自分の履ける靴が見つからないことに悩んでいました。
背丈は、170cm 以上はあったでしょうか?
彼女の旦那も背が高いようですが、さすがにヒールを履かれると、女房の方が高くなってしまうためか、彼女の旦那は彼女がヒールを履くのを好まなかったので、彼女はそれまで、ひとつもヒールを持っていなかったようです。
今となっては、「赤いヒール」 を買わされた主婦と同じように、自分のことを愚痴っいるかも知れませんが(苦笑)、それまで底の低い靴しか履いたことがなかったことも手伝ってか、自分の履ける 「ヒール」 を見つけられたことに大層喜んでいました。
では、何故、彼女にヒールを履くことを薦めたのか?
それは、前回の記事の冒頭に紹介したような、自分のフェチを満足させるためではありません。
何故かと言えば、彼女が猫背気味であったこと。
主婦ともなれば、子育てや家事など、「前屈(まえかが)み」 の姿勢が多いのは分かります。しかし、彼女の場合は、内気なためか、あるいは、自分に自信がないためか、常に背中を丸める癖が付いていました。
ヒールを履かせることで、背筋をピンと伸ばして歩くことをまず、確認して貰いたかったし、他人の目さえ、気にしなくなれば、背丈の違いですら、意味がないことを理解して貰いたかったのです。
しかし、それは、自分が 「彼女を矯正してやろう!」 とか、そういった 「驕(おご)り」 のような意識から来ているものではありません。
彼女に対する 「責め」 のひとつではありましたし、「非日常」 を演出するための小道具のひとつではありましたが、ただただ純粋に、彼女には似合うと思ったし、背筋をピシッと伸ばして歩いている方が、美しいと思ったからに他なりません。
(つづく)
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