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2018/02/17

M 女の装い(2) - ハイヒールの件

前記事 「M 女の装い(1) - 装いの基本」 の続きです。

 

ハイヒールの件

 

 

前回の記事の冒頭で、赤いヒールを買わされたという 「某主婦」 の愚痴の話を紹介しましたが、そう言えば、自分も過去に一度、愛奴にヒールを買うように指示したことがありました。

但し、その際もブランドやヒールの高さ、色などは指定しません。

自分でいろいろと見てみて、気に入ったものを、買うように言いました。

 

その子が選んだヒールは、黒の地味なヒールでした。

 

その子は背も高いのですが、足のサイズも大きいのか、なかなか自分の履ける靴が見つからないことに悩んでいました。

背丈は、170cm 以上はあったでしょうか?

 

彼女の旦那も背が高いようですが、さすがにヒールを履かれると、女房の方が高くなってしまうためか、彼女の旦那は彼女がヒールを履くのを好まなかったので、彼女はそれまで、ひとつもヒールを持っていなかったようです。

 

今となっては、「赤いヒール」 を買わされた主婦と同じように、自分のことを愚痴っいるかも知れませんが(苦笑)、それまで底の低い靴しか履いたことがなかったことも手伝ってか、自分の履ける 「ヒール」 を見つけられたことに大層喜んでいました。

 

では、何故、彼女にヒールを履くことを薦めたのか?

 

それは、前回の記事の冒頭に紹介したような、自分のフェチを満足させるためではありません。

 

何故かと言えば、彼女が猫背気味であったこと。

 

主婦ともなれば、子育てや家事など、「前屈(まえかが)み」 の姿勢が多いのは分かります。しかし、彼女の場合は、内気なためか、あるいは、自分に自信がないためか、常に背中を丸める癖が付いていました。

 

ヒールを履かせることで、背筋をピンと伸ばして歩くことをまず、確認して貰いたかったし、他人の目さえ、気にしなくなれば、背丈の違いですら、意味がないことを理解して貰いたかったのです。

 

しかし、それは、自分が 「彼女を矯正してやろう!」 とか、そういった 「驕(おご)り」 のような意識から来ているものではありません。

彼女に対する 「責め」 のひとつではありましたし、「非日常」 を演出するための小道具のひとつではありましたが、ただただ純粋に、彼女には似合うと思ったし、背筋をピシッと伸ばして歩いている方が、美しいと思ったからに他なりません。

 

(つづく)

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