2ntブログ
2018/02/19

M 女の装い(3) - 違う自分を開発する

前記事 「M 女の装い(2) - ハイヒールの件」 の続き。

 

 

ちなみに、前々回の記事 「M 女の装い(1) - 装いの基本」 では、ガーターベルトの上からパンティを履くことをお薦めしましたが、福岡の 「ランジェリーブティック シンシア」 さんの ブログ記事 でも、「おトイレで不便・・・」 という理由で、パンティの上履きを薦められておりましたので、ご紹介しておきます。(笑)

 

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SM は 「お祭り」

 

常に 「変態的」 なことばかりしていると、「変態的」 なことも 「日常的」 なものになってしまいますが、やはり、「変態的」 なことは、「日常」 に相対する 「非日常」 でなければなりません。

 

それは、ある意味、夫婦の 「セ☆クス」 でも同じです。最初は、「特別」 であったはずの時間、「特別」 であったはずの行為が、日常的な 「当たり前」 になった途端、色もエロも移(うつ)ろい始めます。

 

「SM の世界」 というものも、「ハレとケ」 のどちらかと問われれば、当然 「ハレ」。日常生活の中で鬱積(うっせき)した 「ストレス」 やら、抑圧されてきたり、あるいは、我慢させられていた 「本能」 を 「解放」 する、言わば 「お祭り」 のようなもの。

 

「SM マニア」 は 「ジキルとハイド」

 

とある元女王様のブログ記事に付いた読者からのコメントに、「ジキルとハイド」 について言及していたコメントがありましたが、まさしく SM というのは、「ジキルとハイド」 みたいなもの。

「ジキル博士」 が、社会生活、日常生活における自分自身であるのなら、「ハイド氏」 は、日常的な社会生活で抑圧されてきた自分自身。


「ジキル博士とハイド氏」 の話は 「多重人格」。今で言う 「解離性同一性障害」 です。
これは、自己の 「同一性」 が失われた形で、切り離された感情や記憶が、ひとつの人格として成長してしまう重度の精神疾患ですが、「ジキル博士とハイド氏」 の場合は、社会的に良いとされる 「自分」 と、そうでない 「残りの自分」 に解離してしまったケース。

しかし、かろうじて 「同一性」 は失われていないまでも、強すぎる 「建前の自分」 が、「本音の自分」 を抑圧していて、病気の一歩手前のような人は、山のようにいるはずですし、もしかしたら、「常に良くあろう」 と努力している真面目な人ほど、そのような傾向があるのかも知れません。

 

「SM」 とは、自分で 「ガス抜き」 が出来ない、生き方が下手な人達の集まりのようなもの。そして、「SM 行為」 とは、自分の中の 「ジキル博士」 が溜めた 「ストレス」 を、「違う自分」 すなわち 「ハイド氏」 を通して発散しているのかも知れません。

 

S と M の共生関係

「SM」 における 「S」 と 「M」 も、突き詰めてしまえば、自分では、「ゲップ」 を出せない人が 「M」 であり、その 「M」 の背中をさすったり、トントン叩いて、「ゲップ」 を出すのを手伝う人が 「S」 なわけです。そして、「S」 は、その見返りとして、蟻(あり)がアリマキの 「甘い汁」 を啜(すす)るように、「M」 の 「甘い汁」 を啜るわけです。

「S」 と 「M」 は、お互いに 「共生関係」 にあり、「M」 は 「被虐」 で、「S」 は 「加虐」 なだけで、どちらも、自分の中に溜まった 「やり場」 のない 「ストレス」 を 「性欲」 の形で発散していることには、代わりありません。

「M」 は支配され、あるいは、被虐によって、強い性的な快感を感じ、「S」 は支配し、あるいは、加虐行為による相手の反応に強く性的な快感を感じるわけです。

「ジキル博士」 が、社会生活、日常生活における自分自身であるのなら、「違う自分」 とは、”隠された自分” すなわち 「ハイド氏」 のことなのです。そして 「SM」 を通じて、自分の中の 「ジキル博士」 が溜めた 「ストレス」 を、「新しい自分」 すなわち 「ハイド氏」 が発散するわけです。

「蟻」 と 「アリマキ」 の 「共生関係」 ではありませんが、「S」 と 「M」 の関係もそれに極めて近いと言えます。

 

M 女の装い

 

そして、「M 女の装い」 とは、自分の中の 「ハイド氏」 が、「非日常」 的な時間を楽しむための 「制服」 であり、「お祭り衣装」 なわけです。

 

どんな仕事でも、仕事に出掛けるときは、その仕事にあった服を着て、「仕事モード」 の顔になるように、「M 女の装い」 に着替えたら、その装いにあった自分にならなければなりません。

 

特に女性の場合は、「勝負下着」 ではありませんが、自分の好みの下着を着けてるだけで、気持ちが引き締まったり、あるいは、高ぶったりするものです。
ちょっとしたことですが、「M 女の装い(1) - 装いの基本」 の記事のところで紹介したような、ノーパンやノーブラもそうですし、ガーターベルトを付けてみたり、濃い目にお化粧してみたりといった、ちょっとした変化を加えるだけでも、大きく内面に影響し得るのです。

背中を丸めて歩いている子は、背筋を伸ばして。
お化粧が控えめな子は、派手なお化粧をして。
引っ込み思案(じあん)で、声が小さい子は、大きな声を出して。
服が地味な子は派手に、服が派手な子は地味に、そして、ブランド服で身を固めている子は、鎧(よろい)を全部脱ぎ去ってナチュラルに。

 

露出の少ない子は、露出多目に(笑)

ブタは、煽(おだ)てて木に登らせて、猿は、木から引き摺(づ)り下ろします。

姫の場合は、マジックで 「肉☆便☆器」 とか、「性☆処☆理専用」 とか、「1回100円」 と書いて汚すのが定番のようですが。(笑)

 

最近は、こんなお洒落な 「タイツ」 もあるようです♪




これなどは、是非、姫に、仕事に行くときに履いていってもらって、瀧澤さんか、夏川さんあたりに見て貰いたいもんです。w


(つづく)

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