2ntブログ
2018/01/08

「脳イキ」 の話

 

髪の毛を引っ張っても、首の後ろを摘んでもイク

 

過去の記事では、女性のオーガズムに関連して、「中イキ」 以外にも、「縄イキ」 や 「脳イキ」 について説明しましたが、しかし、それらを読んだとしても実際のところ、大半の方は 「半信半疑」 なのではないでしょうか。

 

そういう自分も、実際にそのような現象を、自分の目で確認するまでは、信じていませんでしたし、何てセンスの悪いネーミングなんだと思っていました。

しかし、「縄酔い」 から 「縄イキ」 を経験した愛奴が、「指の股」 や乳首を弄(いじ)る程度でイクようになってしまい、ふと本人が呟(つぶ)いた 「まるで脳がイッているみたい・・・」 という言葉に、ある意味、目から鱗が落ちるような衝撃を受けたことは、以前の記事にも書いた通りです。

 

「縄酔いと縄イキ(4)」

 

最近は、その愛奴も、髪の毛を引っ張っても、首の後ろを摘んでもイクようになってしまいました。(笑)

 

        「そんなはず、あるかっ!」

 

と罵声を浴びてしまいそうですが、しかし、嘘でも演技でもなくて、本当なんです。

そんな事実説明を補強するために、どう裏付けしたら良いのか悩んでいたところ、TED でこんな動画を見つけました。

 

歯磨きでイク

 

「TED日本語 - メアリー・ローチ: あなたの知らないオーガズムに関する 10 の真実」

 

 

「メアリー・ローチ(Mary Roach)」 は、「セックスと科学のイケない関係」 などの著書で知られてい

る、米国の科学ジャーナリストです。

 

 

そして、このプレゼンの第2章 「2. You don't need genitals.(性☆器はいらない)」 [1:15/16:37] のところで、他人に眉毛を撫でられてイッてしまう人の話 [1:25/16:37] や、「ひざオーガズム」 の話 [1:43/16:37]、そして、歯を磨く度にイッてしまう女性の話 [1:51/16:37] など、性☆器以外のいろいろな部分でイッてしまう 「脳イキ」 する人のことを紹介しています。

 

下半身麻痺でもイク

 

これらは、「幻のオルガスム」 と呼ばれているそうですが、脊髄損傷などで下半身が不随になっても、生殖器への刺激が脊髄を回避して、直接、脳に届いていることは科学的にも証明されているらしいのです。

 

「性科学研究者 『身体への接触なしでもオーガズムは可能』 (1)」

「性科学研究者 『身体への接触なしでもオーガズムは可能』 (2)」

「Exploring the Mind-Body Orgasm」


この記事に登場する 「ビバリー・ウィップル(Beverly Whipple)」 氏、および、「バリー・コムサリュック(Barry Komisaruk)」 氏はいずれも、米国ニュージャージー州の 「ラトガーズ大学」 の教授で、「オルガスムの科学(Science of Orgasm)」 の著者です。

 

 

 

 

オーガズムを司る神経は、この場合、「迷走神経」 を経由しているそうです。

従来は、迷走神経は骨盤領域にまでは達していないと考えられていたそうですが、実際は、子宮や子宮頸部(しきゅうけいぶ)、そして、不確定なのかも分かりませんが、膣辺りまで達しており、これらの領域の刺激が迷走神経によって運ばれ、腹部を通り横隔膜を経由して、胸腔(きょうくう)を通り、脊髄の外側を伝って首を通り、脳に伝わっているそうです。

 

そして、あと、この記事から分かる事実は、子宮・子宮頸部・膣・ク☆リが、それぞれ異なる神経経路を介して脊髄に繋がっているということ。そして、オーガズムは、口・手・乳首・肛門などあらゆる部分からも導けることが科学的に検証できているということです。

 

このニュースは、不幸にして障害を抱えてしまった方々にとっては、朗報と言えます。

 

但し、これらの研究では、具体的にどのようにすれば、脳でイケるようになるかまでは、解明出来ているわけではありません。

あくまでも、「脳イキ」 と呼ばれている現象が、科学的にも、生理学的に立証されているということだけです。

 

イケるようになる

 

ちなみに、うちの愛奴は、主に指の股を触られると、感じてしまうそうなのですが、自分で触っても何ともないようなのです。

自分が恋する、好きな男性であれば、痴漢されてみたい女性も、全く知らない男性に触られると 「イラッ」 としてムカつくのと同じ感覚なのでしょうか?

 

ちなみに、「中イキ」 出来るようになった別の愛奴は、カレシとのときも 「中イキ」 出来るようになったそうです。

 

「中イキ」 も 「脳イキ」 も、一度イケるようにさえなれば、二度目は簡単ですが、それまでが結構大変です。

やはり大事なのは、自分で本当に 「イキたい!」 と強く望み、求めること。そして、物怖(ものお)じしない 「勇気」 と、最後は 「集中力」 です。

 

誰でも開発できるものではありません。

ゴルフでも、下手に素人に教わったり、我流(がりゅう)で変な癖を付けるよりは、最初から 「レッスンプロ」 に教わりなさいと言われたりしますが、それと同じです。

 

そして教わるからには、自分を相手に委(ゆだ)ね、教わったことをひとつひとつ素直に受け止めることです。

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