2ntブログ
2017/09/11

効果的な 「縄」 の使い方(3)

前回の 「効果的な 『縄』 の使い方(2)」 では、「セ☆クス」 における 「縄」 の使い方と、その意味について説明してきました。

 

そもそも、この記事を書くに至った理由。何で、こんな記事を書いたのかと言うと、それは SM の 「緊縛マニア」 の人でさえ、知らなかったりする…というのがあります。

 

たかが縄されど縄

 

「緊縛」 には、いろいろと 「縛り方」 もありますし、きちんと注意して学ばないと危険であることは確かです。しかし、縛り方さえマスターすれば終わり、というものでもありません。

自分も迷った経験がありますが、「緊縛」 するのであれば、縛れて当たり前なのです。


SM では、独特の 「世界観」 や 「心理」 が働きますし、それと背反することもあって、大っぴらに語られる機会は少ないかも知れませんが、SM の基本は 「愛」 です。そこを忘れては、全く意味がありません。

 

SM は使えるものがあれば、なんでも使用します。緊縛の場合、それが 「縄」 というだけです。しかし、そもそもの目的を履(は)き違えてしまっては、元も子もありません。

 

SM を愛好してたり、SM に携(たずさ)わっている人であっても、理解出来ていない人がいたりするのですが、「受け手」 となる相方に、その人にあった方法で、「喜び」 を与えるためであって、「虐待」 したり、一方的な自己の性的欲求を達成することが目的ではありません。

 

道具のススメ

 

そして、記事を書いたもうひとつの理由は、使えるものがあれば何でも使う SM に対し、一般の人は、「セ☆クス」 に道具を持ち込むこと自体を 「タブー」 と考えている人が多いためです。

汚(きたな)いものは、炎症を起こす可能性があるので、入れてはいけません。しかし、それは道具に限らず、「指」 を含めての話です。

 

理性を忘れて 「セ☆クス」 に没頭し、道具が使えなくなってしまうのであれば、少なくともその間は、「猿」 みたいなもんですし、女性をイかせるためなら、どんな手段を使っても…くらいの意気込みが欲しいところです。(苦笑)

 

人は、道具を駆使して、ここまで生き延びてきた動物です。

 

まあ、それでも、きちんと相方を十分に楽しませることの出来る、ワイルドな 「猿さん」 であれば、他人にとやかく言われる筋合いなんてないのですが、世の中結構、自分だけ気持ち良くなれば、それで良い 「自己中」 な人や、自分はイケてると勘違いしてる 「自称」 の方も多かったりします。

 

そういう方には、「縄」 を使え…とは言いませんので、せめて 「おもちゃ」 を使うことをお薦めいたします。

 

男も女も、余計なプライドは不要

 

「俺は、おもちゃなんか使わなくても、満足させられるから大丈夫!」

 

そんな男性の言葉を良く耳にします。だけどそれは本当にそうでしょうか?(苦笑)

夫婦の 「夜の営み」 は、指でちょこちょこ触る程度で、ほとんどマトモな前戯もなく、男が上になって、「入れて」・「腰振って」・「出して」 おわりという人は、考え直してみた方が良いと思います。

そんな奥さんが、喘(あえ)いだり、「イク!」 と言っているならば、それは 「演技100%」 です。そういうときの女性は、旦那を喜ばせたいのではなく、「早く終わって欲しい」 それだけです。

では何故、早く終わって欲しいのか?

それは、本人が全然気持ち良くないからに他なりません。イケないまでも、「気持ち良くしてあげたい」 という気持ちが男性にあれば、女性はその気持ちを絶妙に察知するものです。

 

女性は、イかせてナンボ

 

今は、昔のように、怪(あや)しげなアダルトショップに行く必要もありません。ネットによる通販もいろいろと利用できる時代です。

 

SM を興じるツワモノも、決して自身が勃たないから、あるいは、自分の男性自身の性能が劣るから、「おもちゃ」 を使っているわけではありません。
人に寄るかも知れませんが、自分の場合は、「おもちゃ」 は、「おあずけ」 ではありませんが 「罰」 として使用しています。

「おもちゃ」 は、所詮(しょせん)は 「おもちゃ」 なんです。女性は出来れば、「おもちゃ」 なんかよりも 「肉」 の方が好きなんです。

「肉」 の質がいまいちだったりして、「肉」 に飢えているから、「おもちゃ」 で誤魔化しているに過ぎないのです。

 

毎回いつも、無言で電気を消して、「はぁはぁ」 してるだけの 「夜の営み」 は、誰でも飽きてしまいます。「夜の営み」 は、二人でイチャイチャ、楽しんでナンボです。

「セ☆クス」 は、心と身体の双方による、究極のコミュニケーションです。どちらも、自分よりも相手を優先することが大事です。

より良い時間を過ごすためには、女性は横柄にならず、男性は女性を大事にしてあげることが大切です。

そして男性は、特に 「セ☆クス」 においては、自分が気持ち良くなることよりも、相方が気持ち良くなることを優先して下さい。これこそが 「レディーファースト」 の真骨頂なのです。

 

 

 

 

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