続・NTR(寝取られ/寝取らせ)の話(2)
昨日の記事 「続・NTR(寝取られ/寝取らせ)の話(1)」 の続きです。
NTR の心理
「NTR」 の大きな特徴のひとつに、常に 「妻」 あるいは 「パートナー」 が 「寝取り寝取られ」 もしくは 「寝取り寝取らせ」 の 「対象」 となることがあげられます。
男性であれば、他の女性にも興味が湧きそうなものですが、「NTR」 に嵌まる 「寝取らせ系男子」 や 「寝取られ系男子」 の場合、「性の対象」 としての女性は、常に自分の 「妻」 あるいは 「パートナー」 と一貫しているのです。
他の女性に対しては欲情せず、常に性の対象が自分の 「妻」 あるいは 「パートナー」 という点においては、ある意味女性に近い性指向にあるのかも知れません。
このようなことを書くと、女性は 「浮気しない男性なら良いじゃない」 と思う方が大半だと思われます。確かにその通りなのですが、男性は自分の好みの女性を見掛けると、その時点でスイッチが入る動物なのです。
人間は理性を持っていますから、スイッチが入った途端、何をしでかすわけでもありませんが、しかし、そのスイッチが入ったとき、男性は自分が動物であること、生きているということを確認するわけです。
社会的には、大変優れた特性なのかも知れませんが、しかし本能のレベルでは、其処に何かしらの 「違和感」 のようなものを感じているのではないでしょうか。
心理的には、「寝取り寝取らせ」 の場合は一般に 「S性」 が、「寝取り寝取られ」 の場合は 「M性」 が出ており、寝取らせ側の男性は 「支配欲求」 が満たされるのに対し、寝取られ側の男性は、性的な 「被虐欲求」 や 「承認欲求」 が満たされると考えられます。
しかし、「寝取らせ」 にしても 「寝取られ」 にしても、これらの欲求を満たすための本質的な行動ではありません。その根本にあるもの。自分が愛する女性にしか 「性欲」 を感じないというところに 「違和感」 を感じてならないのです。
そして、「性欲」 を強く感じるための手段が、「寝取らせ」 行為であり、「寝取られ」 行為ではないかということです。
自分が愛する女性を他の男に供するわけですから、やはり何等かの 「嫉妬」 的な感情は生まれるでしょう。
本来、「嫉妬」 という感情は、「敵対」、「威嚇」、「防御」 といった闘争本能に結び付く感情であり、「アドレナリン」 の放出を促します。
男性に性欲を促す 「テストステロン」 だけでは十分でなく、そこに嫉妬からくる 「アドレナリン」 を追加することで自らの性欲を高め、強い性の衝動を感じているのではないでしょうか。
「寝取り寝取らせ」 の場合、「首謀者」 である 「寝取らせ側」 の男性に 「主導権」 があり、女性だけでなく 「寝取り側」 の男性を含む全てを取り仕切る形になりますが、「寝取り寝取られ」 の場合は、「首謀者」 は 「寝取られ側」 の男性であるものの、「主導権」 は 「寝取り側」 の男性に委譲されます。
もちろん、「寝取り寝取らせ」 の場合であっても、主導権を 「寝取り側」 の男性に委譲することは可能ですが、いずれの場合も、首謀者はプレイ自体には参加せず傍観者の立場を取ります。
そして、前者の場合は、「寝取らせ側」 の男性の意思が 「主体」 でありプレイに能動的であるのに対し、後者の場合は 「寝取り側」 の意思が 「主体」 となり、実際のプレイにおいては、「寝取られ側」 の男性は完全な 「受け身」 となります。
「アドレナリン」 の分泌を促す部分はどちらも同じなのですが、加虐性向と被虐性向のどちらが強く出るかによって、プレイとの関わり方が 「寝取らせ」 あるいは 「寝取られ」 のどちらかに偏りを見せるように思います。
(つづく)
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