美人とは?美貌とは?
顔の作りは人それぞれ。
目鼻立ちが整っている人もいれば、そうでない人も。
態度に現れる人もいますが、顔は、表情で、その人の感情が一番現れる場所であるだけに、人は、人の顔を気にし、自分の顔を気にするのです。
そして、赤ちゃんから子供になり、自我も芽生え、大きくなるに連れて、自我も個性も次第に確立されてくるに連れて、当然顔付きも、子供の顔からオトナの顔に変わってきます。
喜びや哀しみ怒りなどの感情は、表情に現れ、そして次第に、その人の皺として刻まれていきます。
常に不安を抱えている人は、不安な顔になり、常に人を疑っている人は、人を疑う顔になり、嘆いているばかりの人は、嘆きの顔になるのです。
人も、肉体的な成長は、せいぜい18歳くらいまで。
それからは、成熟の期間であり、そしてそれが過ぎる老化となって表れます。
女性が気にする 「お肌」 もそうかも知れませんが、皮下脂肪や姿勢などは、その人のそれまでの、生活を表しますし、表情の皺は、それまでのその人の心や健康状態を表します。
お肌の張りも大事かもだけど、一番大事なのは、心です。(笑)
まだ若いうちは、お化粧とか整形とか。整形も、自分のコンプレックスがなくなって、明るい表情になれるのであれば、悪いとは思いませんが、しかし、作っていけないのは、お肌のシミよりも、心のシミなのです。
(30代40代も含めて)若いときは、まだ、肉体に隠れていて分かりませんが、年をとるにつれて、表に出てくるのが、今までの生活の不摂生と、心です。
特に、顔には心が表れます。
本当の美貌を追求するのであれば、心そして表情が大事なのです。
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自分が昔、中学生のときに、気になっていた子のひとりは、写真とかで見ると、全然美人でもないし、可愛くもないのですが、本人を目の前にすると、イキイキとしていて、とても笑顔のきれいな、魅力的な子でした。
モデルと呼ばれる職業の女性が、 美人かどうかは別にして、「凄い!」 と思ったことは、冬の寒い日に街頭で、半袖の春の装(いでたち)で撮影をしていたこと。
撮影の準備を待っている間も、「寒い」 という小言もなければ、眉間にひとつの皺も寄せないのです。
カメラを意識すると、自分で表情をコントロールして、被写体としてあるべき姿に集中出来るんだなっ・・・と、そのとき思いました。
ただ、美人だから、モデルになれるわけではなくて、美しい装いを見せる歩き方やポーズを学ぶのも勿論でしょうが、鳥肌も立てずに、あの寒空の中、待てる精神力は中々大したもんだと、そのとき思いました。
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何を以って 「美貌」 と定義するか、「美人」 と呼ばれるかは、それぞれですが、自分は 「心の持ちよう」 とか、「心の美」 はとても大事だと思っています。
人の悪口ばかりを言っている人は、猜疑心と不安と不満が溢れる、顔になります。
逆に、常に優しくて柔軟な心を持っている人は、顔もニコヤカになってきます。
どちらの表情も、意図的に作れますし、お化粧でも表現できると思いますが、しかし、その人の顔に深く刻まれた皺ばかりは、どうにもなりません。
ヒアルロン酸を注射して、皺を目立たなくさせたって、所詮は、学校の成績表を書き換えるようなものです。(苦笑)
多くの女性は、10代や20代のときの自分と、今の自分を比べるのか、分かりませんが、10代には10代の良さ、20代には20代の、30代には30代の、40代には40代の、そして、50代には50代の良さがあります。
過去の自分ばかりに光を当てて嘆くのではなく、今の自分が光り輝く方が大事です。♪
「美人」 も、二通りあって、単に目鼻立ちが通っている人も含まれるでしょうが、ガッキーがデビューしたグリコポッキーのCM や、ももいろクローバーZ ではありませんが、イキイキとした表情や躍動感溢れる人もまた、美人だと思っています。(笑)
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