2ntブログ
2018/05/25

【緊縛小説】 縄絡み (17-6)

§17の6 乱取り


しばらく、車屋さんの奥さんを
もてあそんでいると

また、下半身に、今度は

脚に纏わりついて来るような

違和感を感じ

躓(つまづ)きそうになる。

 

ヒヤッとして、足元を見ると

姉妹の姉の方が

全裸で纏わりついており、

パンツを摺り下げ

今にも、自分の猛り立った愚息を

口に咥えようとしている。

 

   <仕事中なんですけど・・・>

 

まだ学生で

そこまで仕事に執着もないはずの自分が

そんな精神状態になっていることが

とても、不思議だった。

 

これは単に

 

自分がやりたいことを

邪魔されている苛立ち

だったのかも知れないし、

 

大勢の前で縛るのは

初めてだったので

緊張していたのかも知れない。


しかし、さすがに
これには、かなりムカついて

彼女の手と頭を、足で挟んで押さえ込む。

 

奥さんの吊り縄を緩め

一旦、腰を降ろし、

次に胸縄に繋いだ吊り縄を緩め

縄を二本、手に入れると

 

前手だし、菱縄なので、そこまで身体に

負荷は掛かってないと思い

そのまま、奥さんを床の上に放置し、

 

解いた吊り縄で

今度は、姉妹の姉の方を

一気に縛った。

 

 

ちょうど昔

高校時代にやっていた空手などで

昇級試験のときに課せられる

何人抜きみたいな

乱取り組み手に近い感覚だった。

 

自分が女性を縛るときには

蜘蛛の巣に掛かった蝶に

蜘蛛が近寄るように

じっくりと、その蝶が震える振動を身体で感じたい

 

そんなタイプだと、思っていた。

 

緊縛のルーツは

捕縛だと言う人も居るが

自分は、武道の延長で

女性を縄で

縛っているわけではなかった。

 

しかし、このときばかりは

女性の動きを封じるために

縛り篭めた。

 

そこには、女性に対する愛も

女性に対する思い遣りの欠片も

何もなかった。

 

―――――――――――――――――

 

次を読む  前に戻る  始めから読む

 

    ↓ ポチッ とお願いします♪

にほんブログ村 大人の生活ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
にほんブログ村
    にほんブログ村テーマ 不倫のカタチへ
不倫のカタチ
    にほんブログ村テーマ いつでも・・・初舞台へ
いつでも・・・初舞台

コメント

非公開コメント