2ntブログ
2018/05/23

【緊縛小説】 縄絡み (17-2)

§17の2 鞭打ち

 

ガールフレンドさんは、何処からか

和手拭いとバラ鞭をもって来ると

和手拭いで、上久保ちゃんの口に猿轡をし

上久保ちゃんの足に向かって

何度もバラ鞭を、打ち下ろした。

 

   「いつまでたっても、

    要領の悪いヤツだねぇ」

 

パシン!

 

   「だから、未だに

    平なんだよ!」

 

パシン!

 

   「きちんと最初に

    説明しなきゃいけないに」

 

パシン!

 

   「決まってるだろ!」

 

パシン!

 

ガールフレンドさんは

怒り心頭なのか

結構、辛辣である。

それとも、女王様のスイッチが

入ってしまったのか

責めが止まらない。

 

   「いつも、おでこばかり叩いて

    そんなにおでこを叩くのが

    気持ちいいなら

    わたしが、叩いてやるよ!ホラホラホラ!」

 

と言うと、興奮気味に、今度は、パシパシと

頭に鞭を当て始めた。

 

猿轡とか、ギャグボールは

鼻が詰まっていたり

涎や唾が絡んだりすると

呼吸出来なくなって

パニックを起こす可能性があると

 

以前に、若手が言っていたのを思い出して

上久保ちゃんを確認しに行くと

 

呼吸は問題なかったが

和手拭いは、かなり涎を吸っており

また、上久保ちゃんも、かなり

ボーッとしているようなので

猿轡を解いて

吊り縄を解き、下に降ろすことにした。

 

下に降ろして、後ろ手を解き、閂を抜くと

縄を解くのは

ガールフレンドさんにお願いする。

 

自分の席に戻ろうと思って

テーブル席の方を見てみると

もう、何組かのカップルが抱き合って

キスをしたり、愛撫をしあっているようだった。

 

車屋さんの奥さんは

こちらを見ていたので、目が合ったが

その途端

何処か申し訳のなさそうな顔をする。

 

席に戻ると

 

   「わたし、余計なこと、しちゃったかしら?」

 

と言うので

 

そんなことはありません。

ガールフレンドさんの言われていることは

真っ当ですと言うと

奥さんは、堰が切れたかのように

ワーッと自分に抱きついて来た。

 

―――――――――――――――――

 

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