2ntブログ
2018/05/23

【緊縛小説】 縄絡み (17-1)

§17の1 男を縛る

 

自分が原因で、

場の雰囲気が壊れたことに

耐えられなかった。

 

自分の席には戻ったものの、奥さんが、

 

   「気にしなくていいのよ・・・」

 

と言う度に、逆に気になってしまう。

 

その 「緊張する」 雰囲気に、

ガールフレンドさんも、気が着いたのか

 

急に、上久保ちゃんの首根っこを

掴んだかと思うと

 

   「コイツを吊って!」

 

と言って、上久保ちゃんを

差し出してきた。

 

いきなり男を縛れと言われて・・・

 

しかも、自分の雇用主。

 

しかし、状況的に

「ノー!」 と言える雰囲気ではない。

 

ガールフレンドさんは

上久保ちゃんのお尻を思いっきり叩くと

ズボンを脱がし

上久保ちゃんは

グンゼの白いパンツ一丁になる。


どういう風に吊ればいいかを聞くと

普通の 「平吊り」 でいい、と言う。

 

モッコリさせた男性の下半身に

縄を這わせるのには

かなり違和感があったが

自分には、仕事だと言い聞かせる。

 

ガッツリと上半身を

後ろ手に固め、吊り縄に掛け、腰縄を結び

太腿の部分に吊り縄を巻き、片足を吊り

それを腰縄に通し、腰を支えるように吊りあげる

もう片方の太腿に、吊り縄を巻く。

 

準備が整い、縄をカラビナに通して

思いっきり体重を乗せて、引き上げると

 

上久保ちゃんの身体が宙に浮き、

縄が 「ギシッギシッ、ギシッギシッ」

と鳴く音をたてながら

上久保ちゃんの身体が、前後に揺れる。

 

縄を、カラビナのところで留め

足を折り曲げて、絡め取ると

ちょっと、逆海老風の 「平吊り」 に仕上がった。

 

―――――――――――――――――

 

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