【緊縛小説】 縄絡み (7-1)
§7の1 再会
あまりにも異常で、
自分の予想を、遥かに超えた展開に、
自分でも怖くなり、
それから、しばらくは、自重して、
真面目な学生生活を、送っていた。
若手とも、あれ以来、声を聞いていない。
あのときから、一二箇月が、過ぎたある日。
学校からの帰り道、電車の中で、
偶然、あのときの女の子と、目を合わせた。
どうやら、先に、女の子の方が、
自分に、気が付いていたらしい。
特に、避けられている、素振りもないので、
混んでる電車の中で、徐々に距離を詰めていく。
お互いに、気まずさは、あるものの、
久し振りなので、少し話をしよう、ということになり、
自分が下車する駅で、二人降りると、
駅舎から、ちょっと離れた路地裏にある、
喫茶店に入った。
***
女の子は、もう、就職先も決まっており、
短大を卒業したら、田舎に帰るのだと言う。
若手とは、どうするの?と聞くと、
まだ結婚するつもりはないし、
若手には、自分以外にも、いろいろと女がいるので、
今も、特別、付き合っているという、関係にはなく、
あの後も、1回か2回会っただけ、だと言う。
喫茶店の、一番奥の、隅っこの席を選び、
周りには、自分達以外、誰一人お客は、いないのに、
どちらからも、当日の話を、切り出すことが出来ず、
時間だけが、いたずらに過ぎ、
2人の間に、気まずい緊張感が、漂ってくる。
「帰りましょうか?」
結局、「あの日」 のことは、何も話すことなく、
お店の会計を済ませて、駅舎の方まで、
2人肩を並べて、無言で歩く。
路地の小さな十字路に差し掛かる。
十字路を抜けると、その先は、
表通りに抜けてしまう。
このまま帰るのは、余りにも忍びなく、
一足手前で、思わず、
彼女の手を取り、路地裏に引き込んで、
「このまま、帰りたくない」 と、
精一杯の自分の思いを、伝えると、
彼女も、自分にしがみ付いて来て、
暗闇の中で、彼女を抱きしめた。
もう、居ても立っても、いられず、
彼女の手を引いて、近くに一軒だけある、
ビジネスホテルに、チェックインをすると、
部屋に入るなり、
荷物を放り投げて、抱き締め合い、
服を脱ぎ捨てて、唇を貪り合った。
あのときの、乳房。
あのときの、首筋。
あのときの、太腿。
そして、あのときに、絡め合った脚。
彼女は、自分の股間に、手を伸ばして、
強く握ってくる。
彼女の全身を、舐めた。
彼女が、大きな声を出して、喘ぐ。
「会いたかったの~~」
彼女のパンティを、脱がして、
脚を開くように、大きく足を持ち上げると、
あのときは、見ても、触ってもいない、
あの女の子の、イヤらしい 「おまんこ」 が、
丸見えになる。
もう、愛撫なんか、している余裕はなかったし、
彼女も、欲しがっていた。
そのまま、弾けんばかりになっている、自身を、
突き立て、ゆっくり腰を落としていくと、
彼女は、自分の首に、強く抱きつき、
脚を、自分の腰に巻きつけると、
「ああああああぁぁぁぁ・・・・・」
と、深い声を出しながら、
彼女が今まで、ずっと手にしていたものを、
自分の中に、受け容れていった。
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