2ntブログ
2018/04/29

【緊縛小説】 縄絡み (7-1)

§7の1 再会

 

あまりにも異常で、

自分の予想を、遥かに超えた展開に、

自分でも怖くなり、

 

それから、しばらくは、自重して、

真面目な学生生活を、送っていた。

 

若手とも、あれ以来、声を聞いていない。

 

あのときから、一二箇月が、過ぎたある日。

学校からの帰り道、電車の中で、

偶然、あのときの女の子と、目を合わせた。

 

どうやら、先に、女の子の方が、

自分に、気が付いていたらしい。

 

特に、避けられている、素振りもないので、

混んでる電車の中で、徐々に距離を詰めていく。

 

お互いに、気まずさは、あるものの、

久し振りなので、少し話をしよう、ということになり、
自分が下車する駅で、二人降りると、
駅舎から、ちょっと離れた路地裏にある、

喫茶店に入った。

 

***

 

女の子は、もう、就職先も決まっており、

短大を卒業したら、田舎に帰るのだと言う。

 

若手とは、どうするの?と聞くと、

まだ結婚するつもりはないし、

若手には、自分以外にも、いろいろと女がいるので、

今も、特別、付き合っているという、関係にはなく、

あの後も、1回か2回会っただけ、だと言う。

 

喫茶店の、一番奥の、隅っこの席を選び、

周りには、自分達以外、誰一人お客は、いないのに、

どちらからも、当日の話を、切り出すことが出来ず、

時間だけが、いたずらに過ぎ、

2人の間に、気まずい緊張感が、漂ってくる。

 

   「帰りましょうか?」

 

結局、「あの日」 のことは、何も話すことなく、

お店の会計を済ませて、駅舎の方まで、

2人肩を並べて、無言で歩く。

 

路地の小さな十字路に差し掛かる。

十字路を抜けると、その先は、

表通りに抜けてしまう。

 

このまま帰るのは、余りにも忍びなく、

一足手前で、思わず、

彼女の手を取り、路地裏に引き込んで、

「このまま、帰りたくない」 と、

精一杯の自分の思いを、伝えると、

 

彼女も、自分にしがみ付いて来て、

暗闇の中で、彼女を抱きしめた。

 

もう、居ても立っても、いられず、

彼女の手を引いて、近くに一軒だけある、

ビジネスホテルに、チェックインをすると、

部屋に入るなり、

 

荷物を放り投げて、抱き締め合い、

服を脱ぎ捨てて、唇を貪り合った。

 

あのときの、乳房。

 

あのときの、首筋。

あのときの、太腿。

そして、あのときに、絡め合った脚。

 

彼女は、自分の股間に、手を伸ばして、

強く握ってくる。

彼女の全身を、舐めた。

彼女が、大きな声を出して、喘ぐ。

 

   「会いたかったの~~」

 

彼女のパンティを、脱がして、

脚を開くように、大きく足を持ち上げると、

あのときは、見ても、触ってもいない、

あの女の子の、イヤらしい 「おまんこ」 が、

丸見えになる。

 

もう、愛撫なんか、している余裕はなかったし、
彼女も、欲しがっていた。

そのまま、弾けんばかりになっている、自身を、
突き立て、ゆっくり腰を落としていくと、
彼女は、自分の首に、強く抱きつき、
脚を、自分の腰に巻きつけると、

   「ああああああぁぁぁぁ・・・・・」

と、深い声を出しながら、

彼女が今まで、ずっと手にしていたものを、
自分の中に、受け容れていった。

 

―――――――――――――――――

 

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