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2018/04/28

【緊縛小説】 縄絡み (6-2)

§6の2 三人飲み会

 

女の子が、「飲み」 に復活してからは、

酔いも手伝ってか、「暴露合戦」 に突入した。

 

若手は、今の会社で、組んでいる職人の奥さんを、

自分が縛って、やってしまったことは、もちろん、

職人や職人の奥さんの性癖までも、

全て、女の子に、ばらしてしまう。

 

   「何それ~、もう、みんな変態じゃん~」

 

実在する人間の、暴かれた本性を、

赤裸々に物語る、若手の話に、

女の子は、少しばかり、自信を取り戻したようだったが、

 

しかし、若手は、そんな、一筋縄な男ではない。

 

   「お前だって、複数の男に、

    されてみたいって、この前、言ってたじゃん」

 

女の子の、新たなヒミツの暴露、という、

若手の突込みに、女の子は、

 

   「もうっ、そんなこと、恥ずかしいから、

    人前で言わないで~~~」

 

と、動揺し、顔を赤らめた。

 

   「大丈夫だよ、

    こいつは、信用出来ると思ったから、

    沙織を誘いに行ったんだから。」

 

若手は、笑いながら、

女の子を転がしては、楽しんでいた。

 

若手が、自分が緊縛をすることを、知ったのは、偶然に偶然が、重なった結果だった。

誰しも、予想だに、していなかったに違いない。自分にしても、職人に知られるとは、思ってもいなかったし、ましてや、職人が職場でペラペラ話すとは、夢にも思っていなかった。

しかし、今考えてみると、当時は、偶然に見えたものの、それは、必然であったのかも、知れない。

 

   「あっ、そう言えば、親方の奥さんが、

    こいつのアソコ、でかいって言ってたらしいぞ?」

 

   「もう、恥ずかしいから、やめて~~」

 

この出来事がキッカケとなって、自分の 「縄」 は、新たな展開を迎え、そして、自分の性の対象、興味や関心が、成熟した女性から、同年代や同世代の女性にも、向けられるようになった。そんなキッカケとなる、出来事だった。

 

   「あふっ」

 

気が付くと、若手が、女の子の Tシャツをたくし上げ、

胸に吸い付いている。

 

若手は、自分の視線に気付くと、

背中を仰け反らせている、女の子の胸を吸いながら、

こっちに来いと、目配せをした。

 

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