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2018/03/18

エ☆ロ小説(官能小説)の話

ブロ友さん?の記事から。


 

        うのさん。・・・・ って、「神田うの」 ぢゃなくて、「宇能鴻一郎」 かいっ!

        小癪(こしゃく) なっ。

 

ってことで、「官能小説」 の 「薀蓄(うんちく)」 を。

 

***

 

 

宇能鴻一郎 (1934-)

 

「宇能鴻一郎(うの こういちろう)」 は、「官能小説」 の大家としても有名だけど、一応 「芥川賞作家」 です。

受賞作品は、1961年の 「鯨神(くじらがみ)」。

 

 

しかし、「宇能鴻一郎」 と言えば、やはり、官能小説。 「わたし、~なんです。」 的な、女性の一人語りの告白調が何とも言えませんでした。
 

手の甲にキスなんかされたの、生まれてはじめてなんです。

映画では、良く、見るけれども。

ゾクッ、としちゃった。しびれが、手の甲から、お乳の先に、走るみたいな気持。

それも、唇をくっつけられるときより、離されたあとの方が、感じたんです。

 

(むちむちぷりん)

 

 

子供だと、かなり、読みやすいのです。(笑)

当時読んだのは、「夕刊フジ」 とか 「小説宝石」 とかにあった連載だったように思います。

 

今、思えば、こんな本の内容にも、影響を受けているのかも知れません。(^^;)

 

 

 

 

しかし、当時は、「宇能鴻一郎」 は、文体の影響もあるかも知れませんが、まだ若手のイメージがあって、「官能小説」 と言えば、代表格はこのひと。

 

 

川上宗薫 (1924-1985)

 

「川上宗薫(かわかみ そうくん)」 や、

 

 

 

あとは、「SM」 小説の大家と言えば、この人。

 

 

団鬼六 (1931-2011)

 

「団鬼六(だん おにろく)」 なんかの方が、「ハード」 で 「ガチ」 だったような印象があります。

 

 

 

 

 

 

しかし、今思えば、「宇能鴻一郎」 独特の、女性による語り口調は、オトナの本をこっそりと盗み読む 「子供」 だけではなく、多くの 「女性読者」 を惹き付けたかも知れません。(笑)

 

***

 

ちなみに、自分の好きな 「官能小説」 作家は、この人。

 

 

 

舘淳一 (1943-)

 

「舘淳一(たて じゅんいち)」 の作風は、団鬼六を、もっとソフトにしたような 「SM」 や、「タブー」 や 「変態的」 な要素を取り入れた 「恥辱・陵辱」 モノが秀逸だったように記憶しています。

 

1980 年前後の、「ハーレクイーンロマンス」 の大ヒットもあったのでしょうか?

その後、「サラ・ブックス」 とか 「フランス書院文庫」 などに名前を変える、文庫版や新書版の 「官能小説」 が世に出てきますが、そんな、玉石混交の中で、独特の世界観と安定した文調で地歩を築いたのが、「舘淳一」 です。

 

 

 

 

 

この頃、まだ 「小学校低学年」 だった、「某 SNS」 でのお友達の女性は、当時、隠し持っていた 「エロ本」 を親に見つかって、取り上げられてしまいますが、「フランス書院文庫」 だけは、親が気が付かなかったのか、難を逃れたそうで、以降、読めない漢字がたくさんあるにも拘わらず、読んでいたそうです。(^^)/

 

しかし、この 「舘淳一」 の対談記事を見つけたので、読んでみると。ゴツイw

 

 

デビューは、「別冊SMファン」 だとは知りませんでした。

 

館淳一 第1回 「『週刊プレイボーイ』が100万部雑誌になった原動力は館淳一の文章に負うところが大だった」

館淳一 第2回 「微分積分の壁を乗り越えられていたら、シマジとは出会わずに真っ当な人生を歩んでいたかもしれない」

館淳一 第3回 「変態ということにかけてはわたしよりシマジのほうがはるかに上なんですよ」

館淳一 第4回 「実はオンナと同棲しています」と土下座して始まったシマジの集英社生活

 

***

 

「夜のお供」 に、AV などの動画モノも悪くはありませんが ・・・

「エ☆ロ」 は、「目」 でなく、「脳」 で感じるものなのです。

たまには、自分の 「妄想力」 を高めるためにも、「官能小説」 なんか如何ですか?w

お子さんのいるご家庭では、お子さんの 「性教育」 になる可能性もあります。(笑)

 

皆さんも、お好みの 「官能小説」 作家を探してみて下さい。(笑)

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