2ntブログ
2016/01/13

「割り切り」 の大切さ

会話の中では、こと恋愛話になると、日常的に使っている 「割り切り」 という言葉。自分も今まで至極平然と使っていましたが、では 「”割り切り” って何?」 と考え出すと、なかなか適当な言葉が見つかりません。

自分なりに考えてみると、「心が暴走するのを抑(おさ)える何か」 であるような気がします。
心のスイッチをきちんと切り替えられる状態。
スイッチが、「カチッ!カチッ!」 ときちんと切り替わって、接触不良なんかを起こしていない状態です。

「一度心が入ってしまうと止まらなくなってしまう・・・。」
「寝ても冷めても、そのひとのことが思い浮かんでしまって、頭から離れない・・・。」
「心の持って行き場が分からず、心がどうしようもなく苦しい・・・。」

まあ、それは女性の 「恋心」 です。
相手に恋人が居ようと居まいと、結婚して居ようと居まいと、あるいは、相手は自分のことを全く知らない人であっても、はたまた芸能人であっても、そんなことは関係ありません。
自分の思いが 「片思い」 であろうと 「両思い」 であろうと、そんなことはお構いなし。火がついたら終わりです(笑)

心は、現状よりも高い位置を目指そうと思いあぐね、葛藤(かっとう)します。
ある意味、辛(つら)い時間ではありますが、燃え盛っている恋心の火は、女性の象徴のようなもの。多くの女性はこの 「トキメキ」 を求めます。
この 「トキメキ」 という言葉も、日常的に何気なく使ってるせいか、解かった気になっていますが、自分の言葉で説明しようとすると、なかなか難しい(笑)
「好き!」 というハートのスイッチが既に入ってしまっていて、心に燈(とも)る火がチリチリと燃えあがる状態・・・と言ったら良いのでしょうか?

この 「トキメキ」 という名の 「火」 も、「ロウソクの火」 のように制御できているうちは、安定しているので、切なくも美しく甘美なのですが、カーテンなどに引火してしまうと、もう、そんなに悠長(ゆうちょう)な思いに浸っているわけにもいきません。火事です(苦笑)


「割り切り」 とは、ある意味 「諦(あきら)め」 に近い感覚です。
感情や欲望をそのまま解き放てば、止め処もなく、相手を欲したくなります。
現実問題として、その関係を出来るだけ維持しようと、心を整理すること。そしてその葛藤が 「割り切り」 です。

「大人の恋愛」 であっても、「トキメキ」 を求める女性は少なくありません。
しかし、一途な恋愛しか経験したことのない多くの人達、特に女性は、ここで苦悩します。
心の暴走は、家庭の生活に影響を及ぼします。家事や仕事も手につかなくなりますので、最悪露見します。これは肉体関係のある・なしは、関係ありません。
既に旦那に 「トキメキ」 を感じなくなった家庭の主婦などは、「プラトニックなら、浮気じゃないよね!」 みたいな軽いノリで、手を出したりしますが、そういう場合も含めて、最初に現れる難関であり、ボスキャラが、この 「割り切り」 の壁です。


ここで多くのひとに認識して貰いたいこと。大事なのは、「大人の恋愛」 に対する ”恋愛感” です。

自分を含めて、家庭がある人との場合、やはり重要なのは、「家庭が一番、恋愛は二番」 であり、「大人の恋愛」 は、家庭に不足している分を補うものであるということ。
当然、その事実は、家族には秘密にし、絶対にばれないようにする必要があります。昔から言われていますが、「自分の墓場まで持って行く・・・」 くらいの覚悟が前提。
何回も言いますが、
「ばれるくらいなら、はじめからするな。」
「ばれるようなドジや無神経なやつとか、問い詰められると、簡単に非を認めてしまうようなヘタレとは、付き合うな!」
ということです。

そして、もうひとつ大切なのが 「割り切り」 です。

不倫などの 「大人の恋愛」 は、そもそもが、大人の理由・大人の諸事情による恋愛。堂々と大勢の前で威張れる恋愛ではないのです。人目を気にして隠れてする恋であり、忍びあう恋。
「トキメキ」 に火を付けて、大爆発を起こして終わるような 「太く短い」 若者的な恋は、20代ならまだしも、「大人」 を自称するなら、ちょっと幼稚ですし、そもそも、粋(いき)じゃありません(笑)

お互いに時間を割(さ)いて、限られた時間の中で、愛し合うわけですから、忍び逢い偲(しの)びあう気持ちが大切です。
お互いを大切に思いあうからこそ、長く付き添いたい。
自分も、長寿記録達成が人生の目標ではありませんので、人生は 「太く短く派」 です。しかし、こと 「大人の恋愛」 にかけては、「細く長く派」 です。

「割り切り」 とは、相手のことを思い、そして、二人の関係を大切に思い、相手に感謝し、自分の心を制すること。「腹八分目」 であり、「足(た)るを知る」 ということです。

「割り切り」 という調整弁が付けば、もう、「トキメキ」 に引火して大爆発を起こすようなことはありません。あとは 「弁」 を調整して、普段は弱火でトロトロ煮込むもよし。お互いが出会えるときは、強火にすればいいだけです。
「割り切り」 の如何(いかん)によって、「大人の恋愛」 は、家庭に惨事(さんじ)を招く原因にもなれば、家庭を明るくする 「灯火(ともしび)」 にもなるのです。


家族には、明かせない関係ではあるものの、自分の人生においては、長い期間一緒に寄り添い、支えあい、家族同様、欠かすことのできない 「掛け替え」 のない存在となること。

それが 「大人の恋愛」 の理想です。


「割り切り」 は、物事にそれほど執着しないさまのことを言います。
本来は、「仕事上の関係だと割り切りが肝心」 のように使いますが、「割り切ったお付き合い」 という場合は、特に出会い系などで使われる場合は、”(お金で)割り切ったお付き合い(=援助交際・売春)” という意味で使われていますので、間違って、誤解されるようなことのないように。。。

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