「スワッピング」 の遊び方
「セックスレスの対処法」 のつづきです。
前回の記事の続きとして、今回は、「スワッピング」 について書く予定ですが、「スワッピング」 と言うと、かなりマニアックで 「変態チック」 な印象をお持ちの方も多いと思いますので、もし、拒絶感を感じる方は、 コチラ か コチラ もしくは コチラ に飛んで下さい。
スワッピングとは?
「スワッピング」 は、日本語で 「夫婦交換」 とも言いますが、英語では、「スインギング(Swinging)」。スワッピング愛好者のことは、「スウィンガー(Swinger)」 と言います。
広い意味では、夫婦に限定されず、カップルなども含まれます。
遊び方は、さまざまです。初心者の場合は、実際にパートナーを交換するまでには至らない範囲で、同じひとつの部屋でお互いのプレイを見たり、見せ合ったりする 「相互鑑賞」 からスタートする場合もありますし、パートナーを交換し、性愛を楽しむものの、自分がパートナーには見られたくないと、頑(かたく)なに同室でのプレイを拒否する人も、当然ではありますが、おります。
同室の場合は、「相互鑑賞」 で、お互いに見ているだけでは飽き足らず、手を出して触りだしたりして、乱交状態になってしまったりする場合も、もちろんありますが、基本は、「パートナーの交換」 です。
用語
経験者など、知ってる者同士の場合は、「同室/別室」 や、「ノーチェンジ(チェンジなし)/チェンジあり」 あるいは 「ノータッチ(タッチなし)/タッチあり」 といった条件で、希望するプレイやプレイの条件などを調整します。
この条件は、ある意味、最低条件のようなものです。条件を満たせなかったからと言って相手に 「強要」 するということは、良識ある人であれば、まずないとは思います。しかし、当然ではありますが、参加者は白けます。
逆に、その場において、カップル両方の同意が取り付けられるのであれば、変更も可能ではありますが、但し、別室における個別の交渉は、後々カップル同士の想定が異なってしまうことで、後々、揉(も)め事の種になり兼ねませんので、注意が必要です。
心得
「スワッピング」 は、その行為自体は、一般の感覚から言ったら 「破廉恥(はれんち)度」 も高いかも知れませんが、それゆえに、参加する夫婦(カップル)間の信頼はもちろんですが、夫婦(カップル)同士の相互の信頼もとても大切になってきます。
ですので、スワップ相手となる夫婦やカップルを選ぶ場合も、女性が選択し、男性同士が交渉するというのが一般的です。ですので、女性の選択から洩(も)れてしまえば 「交渉」 もなにもないわけですが、しかし、交渉において、男性同士できちんとした信頼関係が築けない場合も、実際のプレイには至りません。
まあ、「セックスの態様」 としては、「スワッピング」 は、二組の夫婦もしくはカップルが、同室もしくは別室で、単純にいやらしいことをしているだけなのですが、夫婦にもカップルにも、いろいろな人がいますので、「どこまで素直に相手を受け入れられるか」 という視点に立つと、そのバリエーションは、かなり多様を極めます。
と言うのも、当たり前と言っては当たり前なのですが、夫婦あるいはカップル同士の価値観がある程度は合わないと、セックスどころか、その場に一緒に居ること自体も苦痛になり兼ねないためです。
なので、大切なのは、その辺のバーやスナックでも同じですが、やはり、性能(性的能力の意)がよほど優れていない限りは 「社交性」 です。
女性は女性で、容姿ばかりを重視し、男性は男性で、自分の自慢話ばかりをするカップルと波長が合う人は、(相手に受け入れられるかは別として(苦笑))それはそれで構いませんし、碌(ろく)にマナーも何もなっちゃいないけど、なんでもアリアリの 「憎めない夫婦」 も居たりするわけです。(笑)
自分は若い時分、そういう場に 「アルバイト料」 を貰って 「単独さん」 として、縛りに行ったりしていただけなので、自分自身は、「スウィンガー」 ではありません。
しかし、そういう 「場」 を改めて振り返ってみると、自分を可愛がってくれた先輩(注:性的にではない)もそうでしたが、皆さんどの 「ご夫婦」 も仲が良かったな~と、つくづく感じ入るわけです。(苦笑)
「スウィンガー」 のカップルは、SM などの愛好者などと同じく、同じ趣味を楽しむパートナー同士と言った感じで、寄り添っているように感じます。しかし、その趣向は、いろいろと多岐(たき)に渡っているように思います。
いろいろな人達
趣味趣向に個人の嗜好は人それぞれ。
ある人は、美人あるいはスタイルの良い奥さんを、わざわざ人に見せびらかして楽しんでるようです。
しかしその頃は、ただ見せびらかせて 「自慢したい」 のだろうと思っていたけど、今あらためて考えてみると、それは、自分が実感するだけでは 「不足」 を覚えているのか、自分の感覚に 「不安」 を感じてるのか。そんな風にもとれますし、飲み屋で、気の置ける友と、美味しい酒や肴(さかな)を共に楽しみたい感覚に近い感覚。あるいは、自分が直接感じるだけではもの足らず、人と同じ感覚をシェアして、自分の喜びを倍増させようとでもしているような気もしてきます。
かと思えば、明らかに嫉妬心のような感覚を出してくる人もいます。「自分から誘っておきながら…」 と最初はそういう人に戸惑いましたが、まるで嫉妬心を性的なエネルギーに転化でもしようとしているような感じもするのですが、そういう人は、自分のパートナーの痴態にすごく興味を持っていたりします。
多分、家に帰ってから、スワッピングをネタに、ネチネチとお二人でするのが、きっと楽しいのかも知れません。(笑)
「羞恥プレイ」 ではありませんが、みんなの前で、奥さんの痴態を晒(さら)すことで、羞恥責めを楽しむ人もいますし、奥さんは奥さんで、露出して楽しんでるような人もいます。
たいしたことない体験談
ホスト役の先輩とは、SM 絡みで面識はあったものの、相手のカップルさんとは、毎回初対面。(汗)
先輩夫婦と相手のカップルさんとは、いずれの場合も、何回か会っているような感じでしたので、自分を除くご夫婦連中は、和気藹々(わきあいあい)。
エロネタトークで盛り上がっていたりする場合もありましたし、普通の家庭話ばかりをしていた場合もあったような気がしますが、いずれも雰囲気は 「ホームパーティ」 感覚だったように記憶しています。
まあ当時、自分はまだ学生でしたし、参加される方は当たり前ですが自分よりは皆年上でしたし、縛るのがメインと言うことで 「アルバイト料」 なんかも貰ってましたので、美味しいおつまみやお酒なんかもご馳走にはなったものの、それ以外は、食べたあとのお皿を流し台に運んだり、そこでアソコを先輩の奥さんに弄(いじ)られたり、お手伝いさん兼余興(よきょう)みたいな立場でした。
ある意味、自分にとって 「黒歴史」 ではありましたが、しかし、今思えば 「普通の夫婦」 ですし、むしろ、仲が良いという意味においては、「普通でない夫婦」 だったように記憶しています。
感覚的には、二人でゴルフを楽しんでるご夫婦にも近いところがあるかも知れません。
二人で共通の趣味を持ち、それについて話をするコミュニティがある。その中で、女性はティーグラウンドで短いスカートから脚を露出し、お尻を突き出している様子を廻りの人は、黙って息をこらえて見守っていたりするわけです。クラブハウスに戻ってビールやお酒でも入れば、えげつなくない程度に 「オトナの話」 も混じったりするわけです。(笑)
「スウィンガー」 の場合は、ちょうど、この趣味が 「エロ」 であり、「夫婦交換」 になるわけです。
スワッピングの核心部分
最近思うのは、「夫婦の視線」 です。
いつも、夫婦が二人でいると、自分(第一人称)と相手(第二人称)になって、常にお互いが見つめ合っている状態にあるわけです。お互いが相手のことを 「好き」 なときはそれで構わないのですが、ある程度慣(な)れてくると、相手の粗(あら)も目に付くようになるわけです。
しかし共通の趣味があったり、二人で一緒に楽しんでいるときは、夫婦はお互いに寄り添い、そして結果的に、二人で同じ方向を向いているわけです。
そこに夫婦以外の人達がいて、夫婦以外の人がそこに参加することで、夫婦の視線が変わるわけです。
「夫婦交換」 の場合、いつも自分の相手と認識している第二人称である 「パートナー」 の行為を、第三者の視点から見るわけです。
そこにいるのは、パートナーを 「見る自分」 とパートナーから 「見られる自分」 です。そして同じように、パートナーも自分から見られ、そして自分を見ているのです。
そして、「夫婦交換」 に、ひとつの不文律(ふぶんりつ)があるとすれば、「夫婦交換」 でチェンジの対象になるのは、夫と妻ではなくて、相手になるカップルであると言うことです。
スワッピング再考。最高?
「スワッピング」 と言うと、「変態同士の異常(アブノーマル)な世界」 という印象があるかも知れませんし、そんな話は、AV(アダルトビデオ)か、エロ小説だけの 「フィクション」 だと思ってる人も少なくないと思います。
しかし、内情を知っている自分からすると、夫婦同士は仲が良いですし、セックスレスになることもなく、あるいは、レスを乗り越えてもなお、夫婦で楽しんでいる大変羨(うらや)ましい関係に思えるのです。
SM もそうですが、リアルな世界では 「社会的規範」 がありますので、「私は SM に興味がありま~す!」 とか、「私はスウィンガーで~す!」 などとは言えません。(苦笑)
しかし、これらはあくまでも 「社会的規範」 に縛られているのではなく、セックスあるいは 「性」 というものが、「秘(ひ)め事(ごと)」 であり、「恥ずかしい」 という気持ちがあるからに過ぎないのです。
宗教によっては、戒律(かいりつ)によって禁じられていたりしますが、少なくとも日本においては、法律でも禁止はされていないのです。
日本のように無宗教者あるいは無信仰者が多いのであれば、本来は禁止されることのない行為であるにもかかわらず、周囲の目を気にするあまり、自分で自分を縛ってしまっているのが 「現代の日本」 なのです。
終わりに
セックスレスで悩まれていて、夫婦でも興味があるかもだけど、どうしたらいいかわからない。そういう 「迷えるご夫婦・カップル」 がいらっしゃるようであれば、”エロ真面目”に 「アドバイス」 致します。
その場合は、まず、アメーバのアカウントを取得されて、メッセージなり、トークなりでご相談をお寄せ下さい。
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