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2016/01/07

【縄02】 蟹縛り

緊縛の代表と言えば、普通の方であれば 「亀甲(きっこう)縛り」 と答えそうなところですが、実際に緊縛を愛好してる人達の間で最もポピュラーなのは、何と言っても 「後ろ手縛り(高手小手縛り)」。
出来れば解説も、そういう順番でしたかったのですが、最初に 「海老縛り」 を紹介してしまったので、今回は 「蟹(かに)縛り」 を紹介します(笑)

蟹縛りも、海老縛りと同様、古くからある縛り方のひとつ。
手を股の下から通して、足の外側のほうから手で踵(かかと)を抱(かか)えるように持たせ、腕と脛(すね)を、それぞれ左右別々に縛っていく縛り方です。

蟹は、お湯の中で暴れたりして、足がバラバラになってしまうため、茹でる際に前以(も)って結んでおきますが、左右別々に手足を縛るところが似てることから、このような名前が付いたのかも知れません。

この縛りも、海老縛りと同様、陰部が露(あらわ)になるのが特徴ですが、海老縛りのように、背骨や腰に掛かる負担は強くありません。

この縛り方は、股を閉じようとしても、肘(ひじ)の関節が極(き)まっているために、腕が閊(つか)えて閉じることが出来ません。また、手を引っ張ったり、腕に力を入れると逆に、股が開いてしまうので、羞恥心の強い女性には、大変いたたまれない縛り方と言えます。

ただし、この縛り方も、強く股を閉じようとした場合は、肘に強い負荷が掛かりますので、そういう責めをする場合には、別途、足を閉じられないように固定する必要があります。

最近は、開脚の度合いも大きいためか、M字開脚での縛りの方が主流のようです。しかし、海老縛りもそうですが、スイングチェアとか、開脚で縛るのに便利な椅子がなくても出来るのが、蟹縛りの便利なところでもあります。

言葉責めで、じっくりと羞恥心を弄(いじ)るのには、適した縛りと言えますし、場所を選ばないので、覚えておいて損のない縛りと言えます。

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