2ntブログ
2017/03/19

女性がイクということ(2)

○ックスとホルモン

 

最近の脳科学の進歩で解ってきたことは、エクスタシーは脳で感じているということ。

特に女性の場合は、理性(社会性)をつかさどる前頭前野と、不安をつかさどる扁桃核が機能停止を起こします。

イクときの情景を 「頭の中が真っ白になる」 と表現する女性もいますが、脳の機能停止によって脳がホワイトアウトを起こしてる状態なわけです。

このとき、女性の脳内ではさまざまなホルモンが分泌されます。

そもそも、女性の性は、ホルモンと密接な関わり合いがあります。第二次性徴以降、月経を支配しているのも、これらのホルモンなら、更年期障害や閉経も、これらのホルモン。

30代半ばを過ぎて、40~50代に性欲が強くなってくるのも、これらのホルモンによる影響です。

 

ドキドキしたり、愛情を感じるのは、オキシトシン。

オキシトシンは、オーガズムで分泌が最高に達しますが、それ以降は急激に濃度が下がります。

オーガズムを迎えるからホルモンが分泌されるのか、あるいは、ホルモンの分泌によってオーガズムがもたされるのか。実はこの辺の細かいメカニズムは、まだ良く解っていません。

オキシトシンには、不安中枢である扁桃体の活動を弱める作用があります。オキシトシンの分泌によって、不安が抑制され、相手との信頼感が強くなる。

オキシトシンと同じく、オーガズムで分泌が最大になるホルモンに、プロラクチンというホルモンがありますが、こちらは、性欲を一時的に減退させる作用があります。

プロラクチンは、安らぎや安心。オーガズムのあと、1時間以上分泌され、ドーパミンの分泌を抑制します。

ドーパミンは、ムラムラしたり、性欲の根源みたいなもの。

プロラクチンは、男性の脳内でも分泌されてます。プロラクチンは男性では、性的な積極性や攻撃性を抑える効果があるので、自分などは、このプロラクチンの分泌が少ないのかも知れません。

 

ちなみに、女性は好きな男性とデートしていたり、イチャイチャしてる段階で、既にこのオキシトシンを分泌し始めています。

女性から良く聞くセリフの中に、「好きではない男性と○ックスなんか出来ない!」 というのがありますが、正確に言うと、「オキシトシンが分泌しない男とは出来ない」 と言っているだけで、それは、男性の言う 「そそらないヤツには、勃たない!」 と言っているのとあまり変わりない訳です。(苦笑)

 

では、女性をイかせるには、どうしたら良いのか?

 

世の中の男性は、特に若い男性は、物理的刺激に固執しがちですが、まず重要なことは、その認識をあらためることです。

多くの AV はフィクションです。また、多くの AV の顧客対象は 「男性」 ですので、男性の性的興奮を高めるように仕上がってます。なので、あの通りにしたからと言って、女性が喜ぶわけではないということ。

確かに、物理的にも優れているに越したことはありませんが、オーガズムは脳で感じているわけですから、要は、相手のホルモンを如何に分泌させるかが重要なわけです。

2017/03/18

女性がイクということ

自分で気持ちよくはなれるけど、実際の○ックスでは、イけたことがない。

 

最近は、そういう相談を受けることが多くなっています。

そういう女性は自分の経験に照らしあわせても、決して少なくないように思いますが、齢(よわい)を重ねているうちに、諦(あきら)めてしまうようです。


女性のアソコは、人によってさまざまです。女性に言わせれば、男性もさまざまと言うかも知れませんが、感度も感じ方もさまざま。角度も人によって大きく異なります。
既に原稿もろとも運営に削除されてしまいましたが、以前に、江戸時代の文献に基づいて 「女性の名器」 という記事を書いた際には、多くの女性から、「人によってそんなに違うんだ」 という声や、「勉強になる」 というコメントを戴きました。

公衆浴場などで、同性のアソコを見る機会があるとは言っても、男性のブツは萎(しな)びてますし、女性のブツは見えません。
学校の授業で取り上げられているのは、単なる生殖行為。巷(ちまた)に溢(あふ)れているには、主に男性の性欲をそそる AV産業の産物ばかり。
教科書に書いてないと、何も出来ない子供が増えている中で、教科書どころかマトモな指南書すらないのが、男女の○ックスです。
ある意味、日本の少子化は、起こるべくして起こった現象としか、言いようがありません。
社会全体で、妊娠・出産・育児を支援するのはとても大切なことです。しかし、条件が整わなければ産まないみたいなのは、所詮(しょせん)は単なるエゴに過ぎません。
他人の視線を気にする 「日本の文化」 に、性は忌(い)み嫌うものという概念が刷(す)り込まれてしまったからでしょう。

「女性の人権」 を守ることは大事です。

しかし、男と女は、遺伝子的にも構造的にも、そして精神的にも異なる存在です。選挙権や参政権あるいは社会保障など、社会における男女同権は当然のこと。だけども、生物学的な役割は異なるということ。
経済成長が鈍化した途端(とたん)、女性も社会を担う一員として労働力に数えられ、産めよ増やせよ(苦笑)
日本人に限った話ではありませんが、世間とは勝手なものです(苦笑)

昭和の高度成長期のように右肩上がりの経済であれば、家計は苦しくとも、自転車操業よろしく貧乏家族も頑張れましたが、未来の夢を見れない現代はというと、自分の感性を大切にする時代。
そういう意味で、世間の価値観に縛られず、個人が個を取り戻そうとしているのが、これからの現代なのかなあと。
トランプの保護政策を含め、新たなムーブメントは、ある意味、切羽詰(せっぱつ)まってる人達から、始まってると感じてる次第です。

そんな中で、女性も声を挙げ始めています。

「一度で良いから、○ックスでイってみたい!」

相談に乗れば、当たり前ではありますが、皆さん真面目で切実です。
自分を含めて、結婚相手との性生活に満足出来ていない家庭は多いと思います。
そもそも、政府を含めたセックスレスの統計自体が、したか・しないかです。
その質は、全く関係ありません。
質を考慮したら、統計以上に悲惨な値になる。それが今の日本の現状です。

でも、考えたら、教科書すらないのですから、当たり前。
教科書がなくても、学べる人は、ほんの一握り。多くの優等生は、教科書がないと駄目なんです。

しかし、その教科書で、そのメカニズムを科学的に明らかにしたところで、全く意味ありません(苦笑)

と言うことで、新たなアプローチをしてみることに。

この問題に真剣に悩んでいる夫婦やカップルさんのご相談に乗ります。
当然、男性や女性からの相談は、今まで通り受け付けています。

○ックスが人生の全てでは決してありません。それは真です。
しかし、食欲と並ぶ2大欲求であることも確かです。人間は生物である以上、本能に縛られて当たり前。
生存本能をストイックに否定したいひとは、手っ取り早く、さっさと水と食事を断ってください(苦笑)
人間は不完全な存在であるからこそ、完全を自分に求めれば「自己否定」を起こし、他人に求めれば、自分が傷付けられるのです。
自分の不完全も認め、相手の不完全も受け入れる。そしてその中で愛を育むこと。

平成の駆け込み寺、ただ今、開校いたします(笑)

2016/11/30

もし「中田氏」されたら?

ここのところ、仕事でドタバタしてて、ピグには、なかなかイン出来ていません。

 

そんな中、スカイプでも繋がっている北関東の女性から、スカイプが。最近は全くと言っても良いほど 「絡み」 のない女性。

 

女性:  「ちょびちゃ、覚えてる???

      ○○ダヨ。 今日さ…避妊失敗してしまった。

      思い切り 中出された。゚(゚´Д`゚)゚。」

 

まれに女性の意思に反して 「中田氏」 することを楽しむゲス野郎もいたりするので、そういう輩(やから)かと思いきや、どうやら 「中田氏」 する意図はなく、知らないうちにゴムが取れてて、出したあとに、そのことに気がついたらしい。

 

装着時に空気をきちんと抜かないと、風船が破裂するように破ける場合はある。しかし、外れるか?自分は、ラブホにおいてあるゴムは、サイズが合わないのか、締め付けがきつく、痛くなるので、使わないけど、あれが抜けちゃうという状況が良くわからない。

 

女性:  「生理最終日で妊娠確率は低い日だけど、めちゃくちゃ心配」

 

彼女は、まだ子供が小学生低学年?の主婦さん。まあ、常識的には当たり前だけど、妊娠するわけにはいかない。確かに確率は低い。しかしリスクはゼロではない…というのが定説。

本人が心配しており、そこにリスクがある以上、「平気平気、きっと大丈夫だよ…」 なんて無責任なことは言えない。

単に話を聞いて貰いたくて、コンタクトを取ってきたわけではない。むしろ、何とかしたいから 「海千山千オヤジ」 にコンタクトしてきたわけである。

男としては、「抱いてほしくてコンタクトしてきて貰いたい」 わけだが、もう、現実に 「出しちゃってる」 ので、そっちのほうが先決。 ここでエロい駄洒落を言ったところで、本人はそれどころではない。とりあえず、その男との仲を聞く。

 

ちょび: 「はじめての男?」

女性:  「イヤイヤ、既婚さん。経験人数 6人くらい」

ちょび: 「いあいあ、○〇ちゃんと会うのがだよ。」

 

しかも、それまで何回かは会ったりしていたらしいけど、そいつとの 「え○ち」 は始めて。今回も行く気はなかったけど、どうやら車で連れ込まれたらしい。

 

女性:  「次の生理来たら、もう連絡しないかもー
      エ○チが下手だったよ」

 

その男性がきちんとこの女性に 「寄り添ってる感」 は感じられない。こうなると、妊娠の確率は低くても、妊娠したときのリスクは、通常以上に大きい。

次の生理まで精神的にも不安を抱え込み、しかも最悪 「堕胎のリスク」 を負うよりは、「保険」 のつもりで 「薬」 を飲んでしまったほうがいい。

 

ちょび: 「まあ、どうしても心配なら、明日アフターピルだな。
      自費でも、心配し続けるよりはいいべ。」

 

女性:  「婦人科?明日、インフルエンザ予防接種子どもの、行かなきゃだから、

      行ってられない(`;ω;´)

      インフルエンザ予防接種 延期してるから、ちゃんといかなきゃだし」

 

子供の面倒以外にも、お仕事をしていることもあって、結構時間に余裕がない生活を送ってるよう。だけど、もし堕胎となったら、それこそ、生活に対する影響は大きい。

仕方なく、それ以上は詳しくなかったので 「アフターピル」 について調べる。

 

「アイピル」 という 「ノルレボ」 のジェネリックはあるが、1日で95%、2日で85%の成功率。しかもこれらは海外並行輸入品である。こういうのは偽薬とまではいかなくても粗悪品も多いし、そもそも、ココで金をケチって、避妊失敗…では洒落にならない。自費診療になるが、「婦人科」 に行くしかない。「堕胎」 よりはマシ。

 

国内では、この 「ノルレボ」 か 「プラノバール」。 プラノバールが、72時間以内に2錠飲んで、そのあと12時間後に2錠。ノルレボは、72時間以内に2錠だけ。すぐに婦人科に行けないなら尚更、これ以外に選択肢はない。

彼女の住んでる場所を聞いて、取り扱いのある婦人科を調べる。都心には取り扱ってるクリニックも多いけど、彼女の住んでる町にはない。とりあえず、そこに行くように勧める。

 

少し 「解決の方向」 が見えてきたからか、話が弛(ゆる)む。

 

ちょび: 「そんな下手なやつとやらんで、今度はちょびとしようなっ(笑)」

女性:  「いや、ほんとそう思った(笑) 下手な人とは、もうしない(笑)」

ちょび: 「うんうん、しかも中田氏だなんて、笑えない。」

女性:  「ほんと シャレにならない。バックでしてって言ったのに、

      それじゃイケないとか言われたし。」

 

((((;゚Д゚)))))))
 

その後、すでに掛かったことのあるクリニックだから…と心配してもいたが、とりあえず、旦那との 「夜の営み」 で避妊失敗した…とか言って、行ってきなさいと念押しをする。

 

***

 

そして次の日。

まあ、きちんと行けてれば、もう連絡はないだろう…と高をくくっていると、

 

女性:  「ちょびちゃ、小児科激混みで、婦人科行けなかった(´Д⊂グスン」 18:08

ちょび: 「そしたら明日の朝か?」

女性:  「仕事ー(´;ω;`)ウッ…」

ちょび: 「半休とか貰えないのか?病院寄ってからいくとか。
      それか仕事が終わってからか。」

女性:  「めっちゃ迷惑かかる。午後、長男のようある」

 

だらだらと話していると、突然…

 

女性:  「6時半までだった。いってみる」 18:15

ちょび: 「うんうん、いそげ。先に電話していけ」

 

女性:  「着いた。ギリギリセーフ…(>_<)」 18:23

ちょび: 「だっしゅ」

 

女性:  「受け付けした(´`:) こんでた。

      予約なしは18時前までって言われたけど1回目だから大丈夫そう」 18:24

 

それから、婦人科の診療を受けて、アフターピルの処方を受けたことを、その男性に話すべきかどうかについて、しばらく話をする。

 

女性:  「ありがとう、もらってきた。

      また連絡するね。」 18:43

 

女性:  「飲んだぁ(´Д⊂グスン」 20:00

 

      

 

***

 

とりあえず、偶然の助けもあって、なんとかなにごともなく済んだが…

 

まず男性は、女性にとって 「妊娠」 は一大事であるということを、きちんと認識すべきであるし、女性は、今はこういう「 薬」 があるということを知っておいてもらいたい。

特に、「愛」 のない 「男女関係」 においては、それは相手に対するマナーと言うもの。

(自分のことは棚にあげて)ゲスな男女は、「アフターピル」 の予備知識くらいはもっていて欲しい…と言いたいところですが、せめて 「その存在」 ぐらいは認識しておいて貰いたいもの。(苦笑)

今回のような 「事故」 であったとしても、男たるもの、「ごめん…」 と謝ってそこで 「思考停止」 では、いけません。そもそも、こういうときに、「ああっ、何かそういう薬あったな…」 みたいに、ひらめかなければ、何のための 「脳みそ」 なんだか。

 

ということで、最後に、経口避妊薬(緊急避妊薬)の基礎知識。

 

ノルレボの基礎知識

 

① 健康保険は使えない(自費診療)。

② 1回1万円から2万円。クリニックによる。相場は15,000~16,000円

③ 避妊確率は、100%ではない。

④ 薬を早く摂取すれば、早く摂取するほど、避妊率は高まる。

12時間以内          妊娠率 0.5%

13~24時間(1日)以内   妊娠率 1.5%

25~36時間(2日)以内   妊娠率 1.8%

36~48時間(3日)以内   妊娠率 2.6%

49~60時間(4日)以内   妊娠率 3.1%

61~72時間(5日)以内   妊娠率 4.1%

⑤ 肝障害・心疾患・腎疾患のある場合は、慎重な投与が必要となります。

   また、併用すると薬の効果が薄れる薬があります。

   また、妊娠・授乳中の場合は、注意事項がありますので、注意が必要です。

   【参考】 【アフターピル】 ノルレボ錠の効果や副作用は?正しい飲み方を解説

 

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