責めネタ (2) - 続・時代劇篇
前記事 「責めネタ (1) - 時代劇篇」 の続きです。
いろいろと 「SM」 に応用の利くネタが満載の 「時代劇」 ですが、「S」 が参考になるのは、「悪役」 たちの、時としてオーバー過ぎる 「表情」 と、板についた 「アクション」、そして、言葉の 「キレ」 です。
中途半端に 「良い人」 ぶっても仕方ありませんし、「ワル」 ぶっても仕方ないのです。
悪代官には悪代官の、チンピラにはチンピラの、ゴロツキにはゴロツキの役柄があります。そして、自分に合った 「色合い」 や 「風格」 を出せばいいんです。
現実では
すぐに 「格好つける」 ヤツは、自分の格好に自信がないか、自分が自分に酔ってるだけの、単なるナルシスト。
すぐに 「偉そうにする」 ヤツは、実際には偉くなく、
博学ぶったり、利口ぶるヤツは、賢くなく、
強がるヤツは、実は弱いのです。
「悪役」 の人たちは、そういう 「自己顕示欲」 の強い人の心理を十分に理解した上で、それを表現しなくてはならないので、演技力のない役者には務(つと)まりません。
「S」 に求められるのは、「男気」 と 「胆力」 です。胆力とは、すなわち、肝が据(す)わっていること。「肝が小さい」 人のことを、「キン☆タマが小さい」 とも言ったりもしますが、実際のタマの大きさは兎も角、上っ面で生きてるひとは駄目です。
今、こうやって、今までテレビで見たことのある、個性ある 「悪役」 の人たちを見るにつけ、この人たちこそが、「主役」 の 「二枚目」 を浮き立たせていたんだなと、つくづく思います。
ちなみに、これ以外にも、まだまだ多くの、歴代の有名な 「悪役俳優」 さんがいらっしゃいますが、今回はこのへんで。
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