2ntブログ
2019/02/06

妄想くんの果てしなき NTR 願望

今までにも、何回か 「NTR」 について、書いてきました。

 

「NTR」 は、比較的新しいジャンルではありますが、「寝取り・寝取られ」 の略号です。また、自分自らが主導する 「寝取らせ」 も、この 「NTR」 に含まれるようです。 

 

そして、この 「NTR」 のいうジャンルが、ここのところ、同人誌配信プラットフォーム 「FANZA」 において一位になっているようなのです。

 

   「急増する「美少女になりたいおじさん」たち……受肉の背景にある男の娘や女体化エロの存在意義」

 

ちなみに、1位が 「寝取り・寝取られ」 で、2位が 「人妻」、3位が 「催眠」。

4位は、「女装・男の娘」 で、5位が、「熟女」 とのこと。

 

 

***

 

では、この 「NTR」 の醍醐味とはいったい何なのか?

 

まあ、相手は誰でも良くて、女性とやれればいいと思っている人を別にすれば、自分は、ひとつの 「ロールプレイ」 なのではないかと思っています。

 

寝取られる男あるいは寝取らせる男と寝取る男に、寝取られる女。

 

主従における複数プレイなんかもありますが、しかし、主従は基本、主と奴隷の2者の関係が基本ですが、「NTR」 の場合は、三角関係が基本にあるわけです。

 

そして、役は、それぞれですが、一番の核心は、この 「寝取られる男」 あるいは 「寝取らせる男」 の存在が重要になります。

この寝取られ役もしくは寝取らせ役がいないと 「NTR」 は成立しないのです。

 

単なる 「寝取り」 であれば、自分のように既婚の主婦を愛奴にしているような 「ゲス男」 の場合は、常に寝取っている立場にありますし、愛奴の旦那は、「寝取られ」 ている状況にあるわけですが、しかし、これは 「NTR」 とは言いません。

 

「NTR」 の場合、この 「寝取られた男」 が、寝取られた状況に対して、苦しみや嫉妬と共に、得たいの知れぬ何らかの快楽を感じてくれないと成立しないのです。

 

自分の友人の 「NTR」 実践者は、「寝取らせ」 の方ですが、彼は、「寝取られ」 は 「M性」 で、「寝取らせ」 は 「S性」 であると言っていました。

 

なるほど。

 

「S性」 が高じてくると、他人/棒も、バ/イブや電/マあるいはロ/ーターと言ったおとなのお/もちゃのように、女性を気持ち良くさせるための単なる道具、に過ぎなくなってくるというわけです。

 

逆に、「寝取られ」 は、自分に見せる顔とは明らかに違う顔をみせる女性に、そしてその痴態に興奮を覚えるのでしょう。嫉妬や怒りといった強い感情やもどかしさが、逆に複雑にその 「寝取られ男」 の性欲を刺激するのかも知れません。

 

ある意味、これは 「愛」 の裏返しとも言えることでしょう。

何故なら、愛がなければ、このような激情は生まれません。

 

***

 

「NTR」 には、その場に立ち会いたい人と、こっそり隠れて覗きたい人がいます。あとから、報告やビデオなどを通して、自分でする人も、後者に分類されます。

 

その場に立ち会いたい人の多くは、自分が緊縛された状態で、無理やり見せつけられることに興奮を覚えるようですが、現実にそのような状況を作り上げるのは、容易ではありません。

何故なら、「寝取られ男」 にとっては、寝取られる女性は誰でも良いわけではなく、自分の愛する女性でなければならないのです。

 

そして当然ながら、「寝取られる男」 にとっては、「寝取る男」 は信頼できる人でなければいけませんし、「寝取られる女性」 は、ある程度本気で 「寝取る男」 に好意を寄せていなければなりません。

 

もちろん、このような状況は、そう簡単に成立しないからこそ、外形的には、

 

   「他/人棒」 ≒ 「NTR」

 

と考える風潮が出てくることは致し方ありません。 

 

***

 

そういう意味においては、トランプのポーカーではありませんが、設定する難易度によって役を作るなんてことも出来るかも知れません。(苦笑)

 

では、どんな 「NTR」 が 「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」 たり得るのか?

 

ちなみに、「ロイヤル・ストレート・フラッシュ」 とは、ポーカーで一番難しくて、役が高いとされる組み合わせです。

 

やはり美味しいのは、奥さんだけは知らされていないものの、ご主人が全て知っているパターンでしょうか?(笑)

 

この場合、現場の状況を報告や映像や音声で届けられるのも楽しいでしょうし、現場を押し入れやクロークの隙間から覗くのでも構いません。最近は、リモートで操作できるカメラなども売っています。

 

本人たちしか知り得ないことを、自分が知り得る喜びみたいなものもあるのでしょうか?(苦笑)

何処か、江戸川乱歩の 「屋根裏の散歩者」 的なエロチシズムを感じますが、それはやはり覗き的要素があるからでしょう。

自分が恋焦がれる女性の痴態を見聞きして嫉妬しそして悶える様は、何処か淡くて切ない 「片思い」 的な要素も感じます。

 

直接的な 「性/交」 で得る肉体的快感ではなく、心理的精神的な刺激によって、脳内物質がダダ漏れ状態にでもなるのでしょうか?

 

こういうご主人は、多分、ずっと奥さんのことを見ていると思いますし、きっと奥さんのことを愛し続けると思いますし、もし妄想が妄想でなくなったら、奥さんが気持ち良くなることに、もっともっと関心を寄せるに違いありません。(笑)

 

歳の差婚等で、もう勃たなくなったご主人の中には、まだ若くて 「したい盛り」 の奥さんに対して、外で男と遊ぶのを公認している、世の中には、そんな出来た御仁も居るようです。

相手を自分に縛りつけるのではなく、むしろ、相手の幸せを第一に考えることの大切さと難しさ。

簡単なことではありませんが、自分が相手を束縛することで自らの独占欲を満たし満足するよりも、自分の好きな相手が快楽に身を震わせるところを見たり聞いたりして満足する男の方が、ずっと貴重だし、愛が深いと思います。

 

では、究極の 「NTR」 とは何か?

 

ちなみに、タイトルにもありますが、現在相談を受けている 「寝取られ願望」 のある妄想くんの場合は、「その現場における立ち合い」 と言っていました。

 

***

 

ご主人の現場の立ち会いがなぜ究極なのか。

 

「寝取らせ」 の場合はまた異なりますが、男性も女性もどちらもが 「寝取られ」 であるためには、男女双方が受け身になり、「寝取り男」 主導でなければならないわけです。

そして、この場合、「寝取られ男」 がクライアントとなりますので、情報は全てご主人には筒抜けですが、一方の奥さんはそのことを知らされていません。

 

「寝取られる男」 と 「寝取られる女」 の間に合意が形成されていれば全く問題はないのですが、それでは、「NTR」 というよりは、「ス/ワッピング」 や 「乱/交」 あるいは 「輪/姦」 といった、複数プレイ的要素が強くなってしまうわけです。

もしかしたら、それで十分であるという人については、パートナーにカミングアウトでもして、合意のもと、一緒に遊べば良いだけの話です。

 

しかし、「寝取られる男」 と 「寝取られる女」 の間に合意が出来ていない場合、ずっと 「NTR」 の事実を自分のパートナーに対して秘密に出来るのであれば、まだ構わないのですが、このシチュエーションは、女性にとっては、旦那に現場を見られるという、心理的にも大変困難な場面にならざるを得ないわけです。

 

そんな状態において、旦那に見せつけることを喜ぶ女性なんて、現実の世界には、まず居りませんし、カミングアウトしたとしても、ドッキリカメラではありませんが、女性だけが知らされていなかったという現実は、それまで自分が信じていたはずの旦那や彼氏といった、自分が心を許した人達による騙し打ちとして映りますので、女性が大変な人間不信に陥りかねないということです。

 

なので、「寝取られ男」 は 「女性」 に対して、「NTR」 の真相は、決して明かしてはいけないことなのです。

究極の願望としてあったとしても、実現してしまったら、人としては終わり。

全てをきちんと説明して、何とか女性の理解を得たとしても、そこから先は、二人合意の上での単なる 「乱/交」 に過ぎません。

 

だから究極なのです。

 

では、全員がその状況を知っており、「寝取られ男」 もその場に立ち会いたい場合は、どうしたら良いのか?

 

そのためには、当たり前ですが、奥さんにでも彼女にでも、自分の性癖を打ち明けて、奥さんや彼女の同意を得なければいけません。

勿論、奥さんや彼女に断られる可能性はありますが、現実で立ち会うためには、其処は避けては通れない部分と言えます。

 

***

 

「NTR」 であろうが、「SM」 であろうが、常に相手のことを考えないといけません。

 

そして、相手が許容出来ないであろう、痛みや苦しみ。心が傷付くようなことは、当然避ける必要があるということです。

 

「寝取らせ」 の場合の 「NTR」 は、寝取らせる男性が、采配と責任の双方を負うので、特に問題はないのですが、「寝取られ」 の場合の 「NTR」 においては、「寝取る」 側の男には、其処までの配慮が求められると言うこと。

 

単発の場合は、そこまで大きな問題に発展することもないとは思いますが、単に奥さんを口説き落として、寝取ることが出来れば、それで十分というわけではないことを、知っておいたほうが良いでしょう。

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