とある女性と久し振りにお会いしました。

久し振りに抱いてみて 「反応」 は以前よりも強く出ているように感じました。

特に身体の痙攣は、とても顕著でした。

しかし、本人いわく、「中イキ」 狙いの騎乗位では、感じなかったとのこと。

最後の 「イヤイヤ」 までは来ていましたし、その後、結構激しく身体をガクガク痙攣させていましたが、しかし、本人の感覚としては、イク快感はなかったようなのです。

以前も同じように、身体は痙攣させていますが・・・、イケてない女の子がいました。

身体は明らかに感じていて痙攣を起こしているのですが、脳が受信状態にない・・・ような状態です。

まず、女性はイクと、無意識にではありますが、膣を締め付けてきます。

膣壁が締め付けられるのと同時に、子宮口が下りてくる感覚です。

下手をすると男性自身が押し出されてしまう感覚。

これも、女性のオーガズムのひとつの兆候です。

何故なら、意識的にこの動きが出来る女性を見たことがありません。

いやひとり居たかな？

現役のバレリーナの女性は、普段から、骨格筋などを意識してトレーニングしているためか、動かすことが出来るひとがいましたが、しかし、これも全ての動きが再現できるわけではなく、意識して動かすことができる・・・というものです。

しかし、膣が収縮しているから、全ての女性がオーガズムを感じているわけではありません。

膣の収縮以外の兆候としては、発汗もそうですし、動悸や息の乱れなどいくつかありますが、一番顕著なのは、骨盤底筋など下腹部の筋肉の痙攣です。

明らかに身体は反応している・・・。肉体的にはイケているのですが、本人はオーガズムを感じていない。

＊＊＊

いくつか考えられる理由としては、まだ、その新しい感覚を脳が認識出来ていない可能性です。

最近の研究によりますと、女性のオーガズムは、「迷走神経」 を経由し、膣から子宮そして腹膜を通り、胸部を経由して頸部を上っているそうです。

これらのポイントは不思議なことに、タントラヨガのクンダリーニの位置と一致します。

ひとつは、子宮などの性器で反射的に起こった信号が、十分に脳に伝わっていない可能性。

脊椎を伝わる刺激でないがゆえに、脳がその信号をキャッチ出来ていない可能性がひとつ。

もうひとつの理由としては、理屈で言うと、完全な 「トランス状態」 に入れていないということ。

「催眠術師には絶対に 『催眠術』 に掛けられてなるものか！」 と、隙を見せない人に何処か似ています。

目をつむっていたとしても、頭の中でいろんなことを考えていたり、いつ叩かれるかとオドオドしていては、いくら座禅をしても、瞑想には入れないのと一緒です。

＊＊＊

女性は 「イヤイヤ」 を始めた時点で、オーガズムの最終局面を迎えています。

水面が波打ち始め、その波が次第に大きくなり、身体の中で波打ち始めます。

男がけっして経験することのない、大きなうねりです。

ここで徹底的に対抗してはダメ。

一緒にいるひとを信じて、もがくことを諦めて、力を抜くのです。（多分ｗ）

ここで、東日本大震災の津波を言及するのは、不適切かも知れませんが、押し寄せる津波に対抗するのではなく、余計な力を抜いて委ねる。

そして、流される中で、何かを掴むのです。

心が緊張していて、お酒を飲んでも酔えない人にも、何処か似てます。

こういう状態を自ら 「ポンコツ」 と呼んでいる人もいましたが、そのひとは、現在ではガンガン 「イケる」 ようになっています。

多分女性は、男に支配され、結果に関係なく、男に身も心も委ねられるような気持ちが必要なのだと思います。

女性の場合は、自分の 「欲」 や 「エゴ」。

それを捨てることが出来たときに、中でもイケるようになるのだと思います。

　　　「騙されてはいけない・・・」

と警戒している間は、身体はイケていても、脳はそれを受信できる状態になかったりしますし、きっと別の意味で緊張しているのでしょう。

ジョルジュ・バタイユの 「セックスとは、小さな死である」 という意味は、そういう意味なのだと思っています。

ちなみに女性の 「クリイキ」 は、男性の 「オーガズム」 にかなり近いような気がしています。

まあ、彼女の場合は、「クリ」 でイケるんだから、そもそも、中イキを求める必要もないのかも知れません。

＊＊＊

竿の大きさは、イク・イカないに関係があるか？

子宮口に届かない 「租チン」 の場合は、普通に出し入れしているだけなら、不十分でしょう。

しかし、女性をイカせようとおもったら 「指一本」 でもイカせられますので、そういう意味で言えば、技術と経験と努力が必要であるとだけ言っておきます。

自分は、指を入れて、女性の感じるところを探り当たることが出来ますが、その経験から言わせてもらうと、腰をあげた正常位が気持ち良いひとは Gスポットが発達しており、バックが好きと言う人は、Gスポットとは逆の下側（アナル側）に気持ちの良いポイントがあったりします。

勿論、女性の身体も男性と同じで、興奮の度合いによって、状態が変わってきます。

Gスポットも最初は、平たかったりしますが、興奮してくると、中央が盛り上がってきて、入口の方に移動してきたりします。