既婚男性の74%は不倫経験者?
宝島社から出版されている 「大人の『不倫学』」 という書籍が話題になっているようです。
早稲田大学の国際教養学部で 「恋愛学」 を教える森川友義教授が、不倫を社会学で捉えて、数字やデータをもとに分析し、不倫の実態とメカニズムを科学的に解明したものだとのこと。
ふうん。
この本によると、なんと、「既婚男性の74.0%、既婚女性の29.6%」 が不倫経験者なのだそうです。(笑)
幾らなんでも多過ぎだろう?と思って、いろいろと情報を集めて眺めてみたところ、「風俗も不倫」 のような記述を見つけました。また、「1回の過ち」 であっても含まれるほか、既婚男性・既婚女性と記載されていますが、結婚前の 「不倫」 も含まれるとのことです。
あくまでも、これは調査結果ではなく、「分析結果」 ですので、どれだけ検証されているのかは、良く解りません。
そもそも、現代社会は、急速に一生結婚しない 「生涯未婚率」 も上昇してきていますし、離婚率も増えていますし、結婚するからといって初婚とは限らず、する人は、懲りずに2回も3回もする時代です。
2013年前後で、50歳の時点で一度も結婚歴のない男女の割合は、男性で 23.4%、女性で 14.1%。
LGBT の比率は、7.6%と言われていますが、この中には、バイのひとも含まれます。
「日本の LGBT は7.6%もいるのか?と思って世界の割合と比較してみた。」
しかし、結婚していないからと言って、セックスしていないわけではありませんし、不倫していないと言いきることも、出来ません。また、LGBT だから結婚しないとも言い切れません。
また、「不倫」 に、「風俗」 も含まれてしまったら、風俗に入り浸りで身を崩してしまった人のみならず、仕事の付き合いや接待などで、否応なしに連れて行かれた人も含まれてしまいます。1回で懲りて二度と行っていない人も含めて、同じ扱いになってしまうわけですから、なんとなく釈然としませんが、そういう設定になっているようです。(笑)
***
何故、風俗についてガタガタ言っているかと言うと、今でこそ 「女性用風俗」 も出現してきてはいますが、やはり、風俗と言えばやはり 「男性」 が主体です。
自分のパートナーが風俗に行ってきたとき、ヤキモキするのは、女性の独占欲からなのでしょうか?
女性が身に覚えるモヤモヤの中には、「男ばかりズルい」 というニュアンスも、含まれているように思えてなりません。(苦笑)
自分のお昼ご飯は、いつも朝、女房から手渡されるワンコイン(500円)なのに、女房はと言えば、女子会と言っては、いつも何千円もする豪華なランチを食べていることを知ったら、「俺はいったい何なんだよ~」 と、旦那さんが感じる 「モヤモヤ感」 に近いような気がします。(笑)
なので、出来れば、「風俗なし」 で調査して貰いたかった(風俗なしの比率を見たかった)というのが、本音なのですが。w
***
ちなみに、何回も引用していますが、相模ゴム工業が全国14,100名を対象に実施した調査 「ニッポンのセックス」 によると、結婚相手・交際相手がいる人に対して、「その相手以外にセックスをする方はいますか?」 との問いに対して、「いる」 と答えた人は、平均して21.3%。
男女別にみると、男性平均は、26.9% に対して、女性平均は、16.3% となっています。
「大人の不倫学」 における数値よりは、かなり小さくなりましたが、しかし、それでも、男性の方が女性よりも、「不倫率」 が高いようです。
疑問に感じるのは、不倫とは、LGBT や3Pといった複数プレイを除けば、基本的には、男女1対1でするものです。
ということは、「大人の不倫学」 的に言えば、既婚女性29.6%の女性が、既婚男性の74%の男性を相手にしているということであり、「ニッポンのセックス」 的に言えば、既婚女性もしくは交際相手のいる女性の16.3%が、既婚男性もしくは交際相手のいる男性の 26.9%のお相手をしているということになります。
しかし、「日本のセックス」 の個別の回答を見る限り、男女共に、「特定の相手が1名いる」 という回答では、男性が 16.8% であるのに対して、女性は 14.8%。「特定ではないが、その相手以外ともセックスをしている」 という回答では、男性は 6.2% で、女性は 0.9%。「複数の相手がいる」 という回答でも、男性が 3.9% であるのに対して、女性が 0.7%と、どれも女性よりも男性の方が比率が高くなっているのです。
ううう・・・・っ
「電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、
みんなおとこが悪いのさ」
とでも言いたくなってしまいます・・・(ToT)
ちなみに、この言葉。正しくは、「空があんなに青いのも、電信柱が高いのも、郵便ポストが赤いのも、みんなわたしが悪いのさ」 と続きます。昭和30~40年代。柳亭痴楽さんの一節だとか。
***
やっぱり、いくら考えても、数があいません。(^^;)
ちなみに、「ニッポンのセックス」 の調査は、”今現在” であり、生涯の累計ではありません。
考えるに、どうしたも、男女のカップルと言うと、これは、「大人の不倫学」 の推計値にも表れていますが、男性が年上で女性が年下の割合が多くなります。
自分的には、「不倫」 と言うからには、継続性がないと・・・と、つい思ってしまいますが、男女の関係では、1回限りみたいな関係も、少なくはありません。
男性からしてみれば、1回で玉砕してしまったわけですが、自分が既婚者であれば、それは1回であっても 「不倫」 と認識するわけです。
しかし、既婚者であっても、独身のフリをして女性に近づくひともいますので、相手の女性がそのときに、その男性を 「既婚者」 であると認識していたかどうかまでは分かりません。
その結果、男性側の自己申告は、1回であっても、”した” ことには変わりないので、戦果あるいは成功事例(性☆交事例?笑)として記憶しているのに対し、女性の方はと言えば、早く自分の記憶から消したい、事故のようなものであり、また、相手が既婚者かどうかまでは、記憶に残っていなかったりするため、無意識のうちにカウントから除外されてしまっている・・・、みたいな感じなのでしょうか?(苦笑)
コメント