セックスの楽しみ方を広げる
「セックスレスの対処法(3)」 の続きです。
前回の記事では、「セックスレス」 の解消には、「セックス」 や 「セックスレス」 などのほか、性や男女の恋愛についていろいろと話あるいは相談できるプライベートな相手、出来ればカップルの相談相手がいると良いことを説明しました。
要は、シモネタ話の出来る友人もしくはカップルです。
何でも話せる親しい友人でなくても構いません。親しい友人であっても、性に閉鎖的であったり、お互いに見栄を張ったり、虚栄心の強い人では意味がないためです。
あまりにクソ真面目過ぎても意味ありません。
「うちの家庭はもっと酷いわよ?」 的に共感しあったところで解決の糸口にはなりませんし、「趣味とかで発散したら?」 などと社交辞令を返されて終わりになってしまいます。
どのような人に相談したら良いのか?
昔であれば、行き付けのスナックなどには、一人や二人、男女の色事は任せて!みたいな人がいたものですが、とは言え、近隣で下手に噂話のネタになってしまうのも困り者。やはり、きちんと秘密を守れる人ではないと・・・という警戒感が働きますが、あまり、大上段に構えなくても良いと思います。あまり堅苦しく考えなくても良いのでは・・・という意味です。(笑)
人と人とは、打ち解けあえない同士であれば、話せなくて当たり前。
要は、シモネタトークをタブーだと思わずに、「オトナのY談」 を楽める友人を作れば良いのです。
そして、大事なことは、夫婦もしくはカップルで、一緒の時間を楽しむということ。
そういう会話をしているうちに、相手側の男性の視線が、自分の妻を舐めるように見ていたり、相手側の女性がそれとなく自分の旦那に好意を示していたりする。そういう相手の何気ない仕草に嫉妬を感じる人もいるかも知れませんし、あるいは、相手側からの質問に対して、自分のパートナーが返す、自分が予想だにしなかった突拍子もない返事に、自分のパートナーに対して新鮮さを感じたり、あるいは、自分が今まで認識していなかったパートナーの別の側面に関心が湧(わ)くかも知れません。
マンネリ化した夫婦にカップルは、常にお互いを見ているから疲れてくるのです。
そして、当初は、お互いが好きあってお互いを見つめていたはずなのに、気が付くとお互いが相手の欠点を探していたり、喧嘩するために見つめていたりします。
そして、当初は二人仲良く同じ方向に歩いていたはずなのに、いつの間にか、仲の良さをアピールするための社交的なポーズになってしまっていたりします。
大事なのは、二人が同じ方向を向いて楽しむことであり、また、ときには反抗して、ときには一歩離れてみて、自分のパートナーの 「有り難味(ありがたみ)」 を再認識することなのです。
そのために、夫婦もカップルも、二人で基本に立ち戻ってみて、集団の中で男性は男になり、女性は女に戻ってみる。
ちょうど若い頃に 「グループ交際」 をする感覚です。
但し、ここで気を付けなければいけないのは、流石に本気になられてはいけませんし、本気になられた末に、噂を立てられたり、話が拗(こじ)れたり、泥沼化するようでは身も蓋もないので、出来れば、距離感を確保できる社交性のある相手が望ましいということです。
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夫婦もしくはカップル同士で、趣味を共有するのも良いかも知れません。
一緒に、ゴルフやテニスを楽しむのも良いですし、ペアダンスを楽しむのも良いでしょう。
ゴルフもテニスも、そしてペアダンスも、穿(うが)った見方をすれば、自分の女性を飾り立て、皆の目に晒しているようなものです。
そして当然ではありますが、女性も 「見られること」 を意識しています。(笑)
そんな意識がない人であっても、ティーグラウンドで、お尻を向けてスタンスを決める女性ゴルファーのお尻や脚には自然と目が行ってしまいますし、グリーンでボールを置いたり、取ったりする女性のスカートや股間には、あからさまに見ないまでも、どうしても目が行ってしまいます。テニスもしかり。(苦笑)
ペアダンスに至っては、ダンスの内容にもよりますが、女性の胸は当たりますし、脚も触れあいます。
但し、いずれにおいても、実際に勤(いそ)しんでいる人達はプレイに一生懸命・・・と言うか、集中していますし、誰しも、そのような不純な理由で始めているわけではありませんので、露骨な表現は当然ながら嫌われますので、注意が必要です。(苦笑)
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「セックスレス」 は、夫婦のセックスが、ある意味、性が二人に閉じてしまって閉塞(へいそく)している、あるいは、マンネリに陥(おちい)っている状況です。
そして、「セックスレス」 を打開する鍵は、お互いがパートナーを性的側面から刺激しあう機会を持つことにありそうです。
セックスは、「秘め事」 とも言います。ですので確かに、大っぴらに語るものではありません。
しかし、「秘め事」 であるゆえに他の人の 「秘め事」 に対する関心は、尽きません。
本来は、その関心を夫婦もしくはカップルで共有することが大事だと思っています。
そして、セックスで大事なこととは、最終的には、自分よりも相手を気持ち良くしてあげたいという気持ちです。大切なのは、相手に対する 「思い遣り」 の気持ちと 「心遣い」 なのです。
夫婦あるいはカップルにおける閉塞感を如何にして解消するか。あるいは、「マンネリ」 を如何にして防ぐか。それを、まだお互いが好き合っているうちに、話し合うことも重要なのかもしれません。
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夫婦やカップルの閉塞感の解消には、経験則的には、如何に外からの性的な風を取り入れるかにありそうです。そしてお互いがパートナーの性向に関心を持つということ。
二人で、AVなんかを鑑賞するのも最初は良いかも知れません。
若い時分に、既に結婚している先輩の家に遊びに行ったときに、何故か奥さんがいるところで一度、先輩が所有するエロビデオを見せられたことがありました。
当時は 「裏ビデオ」 と呼ばれていたもので、無修正のノーカットものでしたが、そのときにその奥さんが思わず漏らした 「なんか自分のものが見られているようで、恥ずかしい~」 というセリフに、思わず萌えてしまった経験があります。(^^;)
どういう状況で、このような展開になったのかは、もう既に忘れてしまいましたが、これなどは、夫婦の AV 鑑賞に、他の人が参加したようなケースです。(苦笑)
また、以前お話をした 「スワッピング」 では、初心者の場合は通常、「相互鑑賞」 からスタートするのが一般的ですが、これは、AV ではなく、生のプレイが見えるという意味では、映画と舞台ほどの違いがあります。
夫と妻が、相対している状態は、わたしとあなたの関係です。
これに対して、他の人がそこに加わると、夫婦はお互いに同じ方向を見ることになります。言わば、私たちの状態。そして、以前お話をした 「スワッピング」 の場合は、夫婦がパートナーを交換することで、自分の配偶者を第三者の視点から見ることになります。
性という同じ趣味を他の人達と一緒に夫婦二人で楽しんでいるのが、「スウィンガー」 と呼ばれる 「スワッピング」 好きの人達です。
「スウィンガー」 や、「SM マニア」 を単に 「変態!」 と一言で片付けるのは、とても簡単なことです。
しかし、「スウィンガー」 の人達も、単にそれぞれが他の異性と交わりたいだけなら、何も夫婦あるいはカップルで一緒に会わなくても良いわけです。
実際に経験してみると、大勢で集まるのは、現実問題として、それなりに手間が掛かります。日程ひとつ調整するのも手間ですし、二組で利用可能な宿泊施設というのも限られています。
彼等にとっては、セックスという行為が第一義ではなく、夫婦揃ってすることに意義があるわけです。
もちろん、こういう選択をするカップルであっても、誰しも最初はあります。
どちらからともなく始まるなんてことはなくて、夫婦もしくはカップルのどちらかが興味を持っていて、二人で話し合うところから始まります。
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セックスは、こうあらねばならない・・・というものは存在しません。
あるとすれば、夫婦あるいはカップルであれ、強制はいけませんと言うぐらいです。
もっと理想を言えば、セックスを取引材料にする夫婦やカップルはいずれ破綻しますよ・・・とか、自分本位で、自分だけが気持ち良くなるセックスなんて、セックスではなくて、単なる交尾ですよ・・・とか、いろいろありますが、大事なことは、どうせなら義務としてではなく、二人の 「秘め事」 として、二人でセックスを楽しみ、お互いが相手を気持ち良くしてあげて、そして、二人でセックスの楽しみを広げていって下さい、ということです。
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